ブログとの違い

メーリングリストではリアルタイムでの情報交換が可能。
画像や音声を取り入れ、整理された情報を入手できるのはブログが優位。


 インターネットで個人レベルでのコミュニケーションを得る手段として流行となっているのがブログ(blog)と呼ばれる日記風サイトです。ブログは単なるホームページとは異なり、コメントをつけたり、リンクされればそのリンク元へも訪問することができるトラックバック機能があります。何よりもホームページを自作するよりも専門的な知識を必要とせず、題材があれば日記を書くような感覚で作成できるのが利点です。
 情報発信やネットでの交流を図るのならブログでも十分という人もいるかもしれません。そこで、メーリングリストによる情報発信とブログとの違いについて簡単にまとめてみました。

● メーリングリストでは文字のみの情報であるが、
  ブログは画像や音声を組み込んだ情報を発信できる。
 電子メールは基本的に文字による情報伝達です。画像を含んだメールのやり取りもできますが、メーリングリストでは全員がそれを利用できるとは限らないため一般的ではありません。文章による表現がメーリングリストは重要になってきます。一方、ビジュアルで訴えるのはやはりブログが抜きん出て優位です。しかも、ムービーなどの動画も盛り込めるので文章では表現困難な部分を補うこともできます。

● メーリングリストは時々刻々の最新情報を配信可能
  ブログでは整理された情報が入手可能。
 この点が両者のもっとも大きな違いです。メーリングリストではいつでもメールを出すことで情報を送信するので、何かが起きたときすかさずその出来事を発信でき相手の端末に送り届けられます。しかも、そのメールを読んだ人がより詳しい情報を発信できます。テーマを決めた情報交換であれば、運営者だけでなく参加者全体で情報共有ができるのが利点です。
 一方、ブログによる情報発信は日付やテーマごとに整理して掲載することができます。検索機能もあるので、キーワードで調べたり過去の内容を見つけるのにも便利です。しかし、情報の更新は発信人が随時行わなくてはならないため、流行を扱うものなどは更新しないままでいると古い情報となってしまいます。ブログを生かすも殺すもすべて作成者にかかっています。


● メーリングリストは双方向的な情報交換が容易。
 メーリングリストは電子メールの交換を基本としているため、送られてきたメールをじっくり読んでから返事を書くことができるので、しっかりした意見交換や議論をするのが容易です。しかも複数同士でそれが実現できるのが魅力です。その背景にはメールを読み込んできて一度電話回線を切ってからじっくり読み、時間をかけて返信を書けるところにもあります。
 ブログでもコメントをつけることで双方向的なやりとりが利用できます。しかし、常にそのブログを閲覧しなければならないため、習慣として定着させなければなりません。こうした手間がかかる点ではメーリングリストの方が手軽に双方向のコミュニケーションが可能です。

2005.9.7 更新 

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