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2005.09.01.Thu. 10 : 05 a.m. BGM : Nebbiu (Sacred Songs) / Tempus Fugit
しかし、2曲目も美しいアカペラの男声コーラスから始まった。いつまでたっても楽器の音が鳴らない。「おかしい」と思い始めた。そういえばAmazonにはレビューも何も載っていなかったし、これは何か違うものではないのか。ぐぐってみた。フランスに「テンプス・フーギット男声アンサンブル」というグループが存在することがわかった。私が買ったのは、「 “来たれ聖なる精霊よ”“スターバト・マーテル”“ミサ「ウルトゥム・トゥウム」”“ハレルヤ”“ミゼレーレ”他全12曲、クラシックの世界でも良く知られたミサ曲をテンプス・フーギット男声アンサンブルが絶唱」したものだった。要するに、最初から最後まで美しいアカペラの男声コーラスしか入っていないのである。うー。しくじった。2560円もしたのに。2000円以上のCDなんてめったに買わないのに。ラーメンズの「ネイノーさん」(そういうコントがあるんです)なら、「あ、おまえナニ買ってんの〜、バカじゃネイノ〜」と言うだろう。べつにネイノーさんじゃなくても言いますね。しかし、まあ、これはこれで悪くない。運命的な出会いだと思って、大事に聴くことにしよう。でも、正直、ちょっと眠たくなる。
![]() もっとも、眠たいのはテンプス・フーギット男声アンサンブルだけのせいではない。2学期がスタートしたことで、今日からまた7時半に起床する生活だから眠いのである。だが「早起きは三文の得」とはよく言ったもので、なんとなく儲けた気分がしなくもない。朝の徒歩通勤は気持ちが良い。その三文で2560円の損失が埋められたとは思えないが。
![]() しかしその一方で、2年半ほど前にゴーストした本の重版がきのう決定。とっくに終わった本だと思っていたが、まだ動いているようで大変ありがたい。ここ数ヶ月、それまでに比べると重版のお知らせが増えているような印象。少しは景気が良くなっているのかもしれない。がんばれ景気。頼むぞ景気。
![]() ゆうべは、インテル×トレビーゾ(セリエ第1節)をビデオ観戦。始まりやがったなぁセリエ。どうしてセリエだけは、始まった途端に「やれやれ」という気分になるんだろう。例年ほど移籍情報を熱心に追っていなかったし、選手名鑑もまだ買っていないので知らなかったのだが、フィリッピーニ兄弟がトレビーゾでプレイしていて驚いた。一体いつの間にそんなことになっていたのか。ようやくラツィオの選手として愛着が持てるようになっていただけに残念だ。どっちか一人ぐらい残してくれたっていいじゃないか。なんでいちいち一緒に移籍すんだ? ともあれ、二人とも効果的なクロスを入れるなどがんばっていたが、試合はアドリアーノのトリプレッタで3-0。アドリアーノって、すごいフットボーラーなのに、なぜかフットボールをやっているように見えない感じ。じゃあ何をやってるように見えるのかと訊かれても困るのだが、アドリアーノがボールを持ったときだけ別の競技になっているように感じるのだった。前提条件がみんなと違うっていうか。なんというか。あと、インテルのユニフォームを着たフィーゴはドリブルする後ろ姿がとても面倒臭そうに見えるのだが、それはきっとこちらの先入観によるもの。
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ところで肝心のラツィオは中継なし。相手はセリエ唯一の日本人所属クラブなのになぁ。セリエの放映権がどうなっているのかがよくわからない。ラツィオの陣容がどうなっているのかもよくわからない。どうやら、もうフェルナンド・コウトもネグロもいなくなったようで、私がラツィオを見始めた98年当時のメンバーは全員消えたみたいですね。さびしいのう。開幕のメッシーナ戦には1-0で勝ったようなのでめでたいが、コウトはどこで何をやっているのだろうか。というか、どこで無駄なファウルを犯しているのだろうか。いや、ファウルを犯せる立場にいるのだろうか。どうなんだろうか。
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2005.08.31.Wed. 14 : 45 p.m. BGM : It's Only A Movie / Family
●ルーは濃いチョコレート色になるまで炒める。ただしこれは焦げ付く直前の状態なので難しい。最後は火を止めてから余熱で仕上げる感じだそうだ。ほかにもあったような気がするが、まあ、そんな感じ。私のガンボも、食ったことがないものをヤマカンで作ったわりには意外にガンボっぽかったのだとわかって安心したが、やはりスパイス(と料理人の腕)が違うと味の奥行きや幅がまるで違う。すんげえ旨かった。米国の食文化は、世間で思われているほど浅いものではない。ぱくぱくガンボを食いながら、アコーディオンやフィドルの入ったケイジャン・ミュージックを聴き、ケイジャン文化に関するレクチャーを受ける。ルイジアナ、すごく面白そう。いつか行ってみたい。行って、ザリガニ食いてえよ。すごく旨いらしいんだよ。……などと思っていたら、ルイジアナを含めた米国南部はカトリーナの襲撃で大変なことになっている模様。行ったこともないのに妙に情が移っているので、心配だ。いや、そうじゃなくても心配はしなくちゃいけませんが。 師匠のガンボを少し分けてもらって持ち帰ったところ、翌朝、妻子も「おいしい、おいしい」と喜んで食っていた。いつも私だけうまい手料理をご馳走になっているので家族に羨ましがられていたのだが、しかしギターを教わった上に家族の食事まで面倒みてもらっちゃいけませんね。
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きのうの火曜日は、夏休み最後のレジャーとして東京サマーランドへ。月曜に「水曜の朝まで」という仕事を『わしズム』編集部から突発的に発注されたのだが、家族との約束は守らないといけない。とはいえ断ったわけではなく、「帰ってから家でやればいいや」ということである。午前中指定の宅配便で資料が届くのを待ってから出発、到着後ただちにプールサイドで目を通して編集部に電話し、書き方を確認。水着姿で仕事の打ち合わせをしたのは初めてだ。相手には見えないとはいえ、恥ずかしくて意味もなくコソコソしてしまった。さんざん遊んで帰宅し、夜10時すぎから2ページ分のリライト作業。水遊び&車の運転&晩飯の後なので頭がボーっとしてしまい、いささか手間取ったものの、1時にフィニッシュ。長い一日だった。ともあれ、今日で夏休みもおしまいである。例年になく、セガレと多くの時間を共有できた夏だった。
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2005.08.29.Mon. 13 : 15 p.m. BGM : A Natural Woman (The Ode Collection 1968-1976) / Carole King
![]() 金曜日は、ひたすら仕事。
![]() 土曜日は、亀戸カメリアホールで「森圭一郎ワンマンライブ(レインボータウンFM開局2周年記念ライブイベント)」を鑑賞。レインボータウンFMというのは江東区のローカル局であるらしい。その開局2周年記念ということで、ライブの前にごちゃごちゃとセレモニーがあって、かったるかった。ローカル局にはローカル局の事情ってもんがあるんだろうけどさ。それにしたって、番組のパーソナリティが次々と出てきて挨拶するのはまあご愛敬だとしても、いちおう金を取って客を入れる音楽イベントで、地元選出の前衆議院議員が挨拶するのってどうかと思う。時期が時期だけにしょうがないが、「郵政民営化の実現に向けて頑張ります」って、うるさいよ。こっちは音楽を聴きに来てんだよ。はやく森君に歌わせろよ。そして、挨拶を済ませたとたんにさっさと帰るなよ。 森君は去年よりもプロとして一回りも二回りも大きくなったような印象で、1時間半におよぶ堂々たるステージは実にすばらしいものだった。客席を包み込むオーラのようなものを身につけている。『16歳』『夕食』『引っ越し』といった短いタイトルの歌はいずれも映像喚起力が強く、ささやかな絵画の個展を眺めているような気分。驚いたのは、アンコールでピアノの弾き語りを聴かせてくれたことだ。終わってから楽屋で聞いたところ、1年ぐらい前から独学で練習していたという。器用な人だ。なかなかギターが上達せず、自分の不器用さにウンザリしていた今日この頃だが、負けないように頑張ろう。 終演後、あれはどこのイベントだったのか、JR亀戸駅のプラットホームから大輪の花火を鑑賞することができた。知られざる特等席。電車を一本見送って、しばし見とれる。そろそろ、夏も終わりである。 ![]() 土曜の晩は、トッテナム×チェルシー(プレミア第3週)をライブ観戦。ウェストブロム戦の快勝でスッキリしたかと思いきや、また曖昧模糊とした戦いぶり。トッテナムの圧力はすばらしく、エシアンもダビッツとの相撲(投げの打ち合い)にことごとく負けており、やられてもおかしくないムードだったものの、ミドがバカげた一発レッドを食らってくれたおかげで、終わってみれば0-2の勝利である。この内容で開幕4連勝って、ちょっとあり得ない。やけにツイていて気分がいいぞ。リーグ戦でこれだけツキに恵まれていれば、本来は出場資格がないのに無理やり割り込んできやがって予備予選から勝ち上がってきた5位チームとCLで同組になっても、まあ文句は言えない。これが悪しき前例とならないよう、グループリーグで蹴落とすのみ。がんばれベティス。
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日曜の晩は、アラベス×バルセロナ(リーガ第1節)をビデオ観戦。ユニフォームの胸に北京五輪か何かのロゴが入ると噂されていたバルサだが、従来どおりノー・スポンサーだったことは慶賀の至りである。バルセロナのような名門クラブが(いやどんな弱小クラブだろうとサッカーをやっているかぎり)、あんな「サッカーの敵」でしかない国から金を受け取っていいはずがない。でも赤いパンツはちょっとカッコ悪い。試合はスコアレスドロー。チェルシーのツキを少し分けてあげたかった。少し分けてあげるだけで0-2ぐらいにはなったはずなのだが。
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2005.08.25.Thu. 13 : 15 p.m. BGM : December's Children / The Rolling Stones
![]() きのうは終日、『わしズム』のコラムにかかりきりだった。もうシギーのダメ出しを受けられないかと思うと寂しいし、なんとなく心細いような気もするが、版元がかわっても連載を続行させてもらえるのは、とてもありがたいこと。さんざん鍛えてくれた前任者の顔に泥を塗らないよう、頑張らなければいけません。新しい担当者Sさんがどんな刺激を与えてくれるかが、楽しみでもある。
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一昨日、デンハーグ×ヘラクレス(エールディビジ第2節)を後半30分ぐらいから観た。要するに平山のゴールシーンだけ観たということ。以前から平山って何かに似てるよなぁと思っていたのだが、それは「でっかいリス」だということがわかった。巨大な小動物。小さな巨人と巨大な小動物は、どちらのほうが大きいだろうか。ともあれ、いずれもセットプレイからヘッドで2発。チームの逆転勝利に大貢献。2点目は、ゴールの外に掻き出されたが得点が認められたものだった。近頃、あの手のゴールをよく目にするような気がする。「ディフェンダーが外に出したつもりだったが入ってたゴール」を端的に言い表す比喩表現を思いついたのだが、あまりに下品すぎて人格を疑われかねないので、公開の場では書けない。でも、書きたい。強い衝動。そのうち誰かへの私信に書いてしまうかもしれないが、そのときはどうか人格を疑わないでほしい。
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2005.08.23.Tue. 16 : 45 p.m. BGM : Airplay / Airplay
![]() 巻末キーワード解説の仕事は、執筆そのものよりも調べ物に時間を使う。たった200字とはいえ、最新の数字などを書き込もうと思うと、なかなか厄介だ。たいがいのことはネットで済むが、データが古いことも少なくない。誰もが私みたいに頻繁にサイトを更新しているわけではないのである。とくに役所のサイトはモタモタしやがっていることが多い。先日も、自衛官の定員数を知りたくて防衛庁のサイトを見たら、「平成16年3月31日現在」の数字しか載っていなかった。そのあとに新防衛大綱で兵力削減が決まっているので、定員も減っているはず。しょうがないので、電話で訊いてみることにした。「電話すればいい」と気づくまでかなり時間がかかったあたりが、ジャーナリストとは違うところだ。ゴーストライターに、「電話取材」という習慣はないのである。というか、電話取材ってとても苦手。 広報課に電話をして、「自衛官の定員を知りたいのですが、サイトに掲載されている平成16年3月31日現在の定員数には、同年12月に閣議決定された防衛大綱の削減案が反映されていないんですよね?」と質問した。何度か言葉をやりとりした(面倒なのでいちいち書かない)のち、広報課員は「いまサイトが開けないので、調べてから現在の数字に書き換えるよう指示しておきます」と答えた。いやいや、それはそうしたほうがいいけど、私は今すぐに現在の定員を知りたくて電話をしているのです。べつに、サイトの数字が古いことを指摘したいだけの親切な人ではないのです。たばこの注意文言の件で財務省にメールしたときもそうだったが、どうも役所というのは論点を勝手にずらしやがる傾向があるようで困る。 何度か言葉をやりとりした(面倒なのでいちいち書かない)のち、調べて折り返し電話をもらうことにした。10分後に電話。わりと迅速である。日本たばこや厚生労働省や財務省よりも格段に速い。防衛庁のレスポンスが良いのは、国民としてわりと安心だ。最初の電話ではモゴモゴと面倒臭そうに喋っていた広報課員が、今回はやけにハキハキとした口調で、平成17年度版の防衛白書に載っている自衛官の定員および現員数ならびに充足率を読み上げてくれた。「正解」を手にした役人というのは、いつだって元気だ。それにしても、防衛庁の広報課員の手元には、ふだん、パソコンも防衛白書も置かれていないのだろうか。デスクの上には電話しかないのかもしれない。それとも、玄関の下駄箱とかの上に電話が置いてあるのかな。昔のご家庭かよ。
ともあれ必要な情報は手に入ったのだが、さらにサイトをよく調べてみたら、平成17年度版の防衛白書の数字は、ほかのページにちゃんと載っていた。役所への電話は、やはり時間の無駄になるようだ。ちなみに、このページの「防衛庁・自衛隊の人員構成」は、それからおよそ1時間後に、平成17年3月31日現在の数字に更新されていた。やはり、迅速。決してヒマなわけではないと思いたい。いずれにしろ、数字が正されたのは私のおかげだ。生まれて初めて、わが国の防衛に貢献したような気がする。
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2005.08.22.Mon. 15 : 55 p.m. BGM : Better By Far / Caravan
![]() 土曜日は、駒大苫小牧×京都外大西(全国高等学校野球選手権決勝)を観戦。去年、旅行中だったために決勝戦を見逃したときは、「嗚呼こんなこと一生に一度しかないだろうに」と、道産子として痛恨の極みだったのだが、そんなふうに思ったことを苫小牧ナインに詫びなければならない。わずか1年後に、その喜びを味わわせてもらえるとは思わなかった。3-3に追いつかれても慌てることなく、「これでもかこれでもか」と言わんばかりの凄まじい内野ゴロ攻撃でなし崩し的に2点をむしり取り、5-3の勝利。両軍ともミスがらみの失点の多い試合ではあったが、なんにせよ、57年ぶりの連覇という快挙はあっぱれというほかない。高校野球には「あっぱれ」という言葉がよく似合う。図に乗って、駒大苫小牧中野八王子とかそういう系列校を作ったりしないことを祈るばかりである。ともあれ、おめでとう北海道。体調のあまり良くない北海道在住のおじやおばたちが、これで少し元気になってくれるといいのだが。
![]() きのうの日曜日は、ガンボ作りにトライ。ネットで調べた複数のレシピはそれぞれ段取りが違い、どれも全面的には信用できなかったので、さまざまな情報を総合した上で、最終的にはヤマカンで自分の信じるやり方をしてみた。 そんなわけで、やや塩気がきつく(塩味はカニ缶投入後に調整すべきだった)、全体的にくどい感じはしたが、かなり旨かった。なにしろ食ったことがないので、これが正しいガンボだったのかどうか定かではない(本当はもっといろんな種類のハーブを使うようだ)が、オクラのトロ味は十分に効いていたので、ガンボの最低条件は満たしていたのではないかと思う。かつて経験したことのない、めずらしい食感。生まれて初めて、オクラを旨いと思った。次はチキンでやってみよう。 |
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2005.08.19.Fri. 13 : 10 p.m. BGM : In The Right Place / Dr. John
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2005.08.18.Thu. 15 : 50 p.m. BGM : No Comment / Tania Maria
などと思いながらも、呑気に朝から散髪しに吉祥寺へ。三発しに行ったわけではないので、音読するときはイントネーションに気をつけるように。9時過ぎに行きつけの理髪店に行ったら、開店は10時だった。油断しているときというのは、えてしてこういうものである。しょうがないので、パルコの裏手にあるイタリア風を気取ったろくでもないカフェで時間を潰す。何がろくでもないかというと、やたら寒いのである。20分ほど座っていたら、くしゃみが立て続けに10発ほど出た。だから10発じゃなくて散髪しに来たんだってばよ。ほかの客はおろか店員すらいない二階のがらんとした空間で、一人くしゃみを連発するのはかなり切ない。くしゃみをした後、人は必ず「あー」とか「うー」とか「ちくしょう」とか言うからである。平日の朝に一人で無駄に時間を潰しながら「あー」とか「うー」とか「ちくしょう」とか言っているのは、とてもバカみたいな感じ。 散髪を済ませたのち、いつもの中古レコード店に立ち寄る。スタンプカードが一杯になっていたので、それだけで1500円分もの買い物ができた。スタンプカードってすばらしい。たいがいのスタンプカードは紛失する私だが、この店のカードだけはなくすことがなく、もう3回ほど一杯にしている。きっと、相性がいいのだろう。じっさい、この店は棚も私と相性がいいようだ。中古店というのは、とりあえず入ってはみたもののなんだか棚を物色するのが面倒臭くなってすぐに出てしまうことが多いものだが、この店の場合、とくにアテもなくブラブラと店内を歩いていると、必ず視線を吸い寄せられる品物がある。小さな店なので品揃えは少ないのだが、ジャンルに偏りがなく、メジャーなものからマニアックなものまでコンパクトに並んでいるのがいいのかもしれない。いま聴いているタニア・マリアも、今日そこで手に入れた一枚。タニア・マリアがピアノとユニゾンで口ずさむスキャットは、いつだって気持ちがいい。ぶらりと立ち寄ったカフェで、ほどよく冷えたフルーツを思いがけずサービスされた時のような幸福感。油断は大敵だが、ときどき素敵だ。ちなみに、ぶらりと立ち寄ったカフェでほどよく冷えたフルーツを思いがけずサービスされた経験はない。
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日本×イラン(W杯アジア最終予選ただし消化試合)は、加地のごっつぁんゴール、大黒のかどうかよくわからないなし崩しゴール、ちょっと見ないあいだに少し太ったような気がするアリ・ダエイのPKで2-1。べつに、ごっつぁんゴールという言葉で加地の得点を貶めているわけではない。むしろ逆である。ああやって、どフリーの人間が無人のゴールにシュートを流し込むというのは、ある意味、サッカーにおける得点の理想型であろう。たぶん、ああいう守備側のエアポケットはファーサイドにしか出現しない(クロスの出所を見ている守備者にとってはファーサイドが死角になりやすい)から、ニアポストで勝負するストライカーがいないと、この理想型は成立しないのではあるまいか。ニアに飛び込む根性を持っている大黒はえらいと思いました。まるで関係ないが、不機嫌な小笠原は不機嫌な貴乃花に似ているというのが愚妻の意見。私はむしろ福西が巨人の二岡にとてもよく似ていると思うけれど、べつにそれとこれとは矛盾しない。
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2005.08.17.Wed. 17 : 05 p.m. BGM : GP & Grievous Angel (2 in 1) / Gram Parsons
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……といったようなクダラナイ文章は、手書きだったらバカバカしくて絶対に書かないはずである。手書きだったら絶対に書かれないはずの文章が書かれて世に出るというのは、良いことなのだろうか、それとも悪いことなのだろうか。たぶん、良いことと悪いことが半分ずつあるに違いない。良いことが増えれば、悪いことも同じくらい増える。それが、こうして日々ウェブ上に物を書いている者の実感である。良いことを増やすのが良いことなのか、悪いことを減らすのが良いことなのか、それがモンダイだ。
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