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『最近の日焼け止め化粧品は専用商品、下地、ファンデーション、或いは美白用美容液にいたるまで、高SPFや
高PAを持ちながら、使用感が良く、肌につけても透明で違和感のない付け心地の商品が増えています。そこで
よく聞かれるのは、つけたかどうか見た目ではわからない日焼け止め化粧品を、クレンジングや洗顔料で落とそうと
しても、完全に落ちたかどうかわからない、という質問や不安です。これらの背景には日焼け止め化粧品を肌に
つけっぱなしにしておくと肌に何らかの悪影響があるという印象です。その為に、完全に落とそうとしてクレンジングや
洗顔をやりすぎてしまい、健康な角質層まで剥がし落としてしまい、肌が乾燥しやすくなり肌トラブルをおこす場合も
みかけます。そして、これは強い日焼け止め化粧品のせいで、紫外線吸収剤が肌に良くなかったという勘違いを
されていることが多いのです。』
『そこで疑問に対する答えですが、、完全に落とさなくても問題はありません。通常のクレンジングや洗顔で、メイク
アップ料や汗や皮脂、或るは肌に付いた汚れを落とす行為で、いっしょに日焼け止め化粧品もある程度落ちます。
例え肌に残っていたとしても、肌表面の角質層の表面側に付着したもので、肌内部へ入っていって有害な作用を
する可能性はほとんど考えられません。そもそも化粧品は、洗い流したり拭き取ったりして使用する洗顔料などを
除き、肌につけっぱなしでも刺激性があってはならないものです。これはファンデーションなどのメイクアップ商品に
ついても同様です。化粧品メーカーも肌への安全性を充分に考慮して商品を開発してありますので、原理的には
つけたままで大丈夫なのです。しかし、ファンデーションなどのメイクアップ商品はそのままだと衣服や寝具を汚し
ますし、汗やホコリなどの汚れも一緒に肌上に付いていますので、一日の終わりには汚れと一緒に落として、肌を
清潔に保ちましょうというのがクレンジングの目的なのです。日焼け止め化粧品も同じように、一日の終わりに、
メイクアップ料や肌に付いた汚れと一緒に落とすことで良いのです。もし日焼け止め化粧品が肌上に残っていたと
しても、ほぼ均一に残っていると考えられますので、もし翌日紫外線を浴びたとしてもムラ焼けになる心配もない
でしょう。でも、翌日もまた紫外線を浴びるなら、新たに日焼け止め化粧品をつけますので問題はないでしょう。』
『現在開発されている日焼け止め化粧品は、出来る限り快適な使用感と、汗や皮脂で落ちにくいような仕上がり
特性を持つようにつくられています。日焼け止め効果を出す為に、紫外線を反射させたり、吸収して紫外線の
刺激を和らげるなどの成分を組み合わせ、肌表面で効率的にバリヤーがつくられるように研究開発されて出来て
いるのです。この点に関しても、現在の化粧品の機能と安全性が向上してきている恩恵をすなおに受け止めて
良いのです。しかし、もし使用していて肌に何らかのトラブルが発生したら、速やかに洗顔をして使用を止めて
ください。これは全ての化粧品と同じで、少なからず、化粧品が肌に合わないことがありえますから。』
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