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話題 219、「化粧品の価格と価値観」 (2010年 3月 9日) ( 解説 ) 『私はかつて高級化粧品メーカーに勤めていましたので、化粧品のリーズナブル価格については、 何時も考えていました。特に化粧品の全成分表示の義務づけがなされた時は、単純にこれこれの 成分が入っているからだとか、原料を厳選したからと言う説明では難しくなることが予測され、その 納得いく説明を考えていました。化粧品は日常品であるし、消耗品です。そして嗜好品でもあります。 この3つの要素をどのようにウエイトを置いて開発するかにより、お客様の(価値/価格)のバランスが 変わってきます。当然、価格を上回る価値を感じてもらった時には満足してもらえるのですが、その 価値観こそきちんと明示しなくてなりません。価値観を満たす使用感や効果実感、そしてその裏付け となる様々な説明。また容器やパッケージのデザインも大きい要素です。このように化粧品の開発を していたのですが、今から4年前に10万円を越える化粧品がちょっとしたブームになり、再び、 化粧品の価格と価値観という課題に直面しました。私にとっては、現在の化粧品開発の状況からは 10万円以上の価値観をつくりあげるには、困難さを強く感じていました。ということで、市場を静観 することにしたのです。』
話題 218、「化粧品のパワーアップ戦略について」 (2010年 2月 9日) ( 解説 ) 『かつて私が商品開発をしていた時、いつも気をつけていたことがあります。それは安直に 商品の効果をパワーアップする方法論で、その先は矛盾が生まれ、自らの首を絞める結果に なりかねない手段でした。その方法論の一つが、目玉となる配合成分を増量することだった のです。当時、最もそのことについて考えさせられた事例が美白美容液であったのですが、 それは1990年に発売された資生堂の薬用美白美容液ホワイテスエッセンスという商品でした。 ビタミンC誘導体が薬用美白化粧品の有効成分だったので、独自開発で独自配合という 市場訴求でインパクトのあった商品でした。ところが、1995年の2度目のパワーアップ改良 商品では、その有効成分を増量する方法をとったのです。しかも宣伝にはアルブチンを230% 増量したことを訴求していました。この方法論には驚きと同時に、この方法論が行き着く果てが どうなるのか、着目してみようと思いました。というのも、私の考え方としては、増量による パワーアップ改良は取るべきではなく、しかも増量の数値を打ち出すことも行うべきではないと 思っていたからです。もともと生物学の世界では、ある成分が働くには至適濃度があるという 事象が多くみられることから、単純に増量すれば効果も増えるという考え方が当てはまらない と注意していたからです。』
話題 217、「コンサルタントとしての立場」 (2010年 2月 2日) ( 解説 ) 『昨年の4月から美容を主体に企業コンサルタントを本格的に始めました。幸いなことに始めて 半年経った頃には数件の案件が決まり、着々と進めていました。企業から個人まで、私がこれぞと 思った案件に取り組みました。企業内資料や勉強会で私の登場する場面も増えたのですが、 今年の春には、手がけた商品も市場に登場し始めます。どの商品も、クライアントのつくりたい 想いをかなえる為に、大いに智恵を出し、手伝いました。そう、私のコンサルタントという立場は、 クライアントの望みを叶える為に、今まで得た技術や知識を活かしていくことに徹底しています。 だから、いわゆる私のカラーは出来る限り表に出さないように心がけています。基本は、クライアントの 望む商品やサービスと、その先にあるお客様です。お客様とクライアントの企画者と研究者が 商品とサービスを通じて強く連結していると、私もとっても幸せ気分になります。これまでの案件を 通じて、やはり嬉しいことは、私の智恵が活かされて、始めて気づくことや、新しい商品概念、商品 開発ストーリー、その他、様々なサービスがクライアントに喜んでもらえることです。私は、それが コンサルタントの立ち位置だと思っています。』
話題 216、「対談あれこれ」 (2010年 1月12日) ( 解説 ) 『私は対談がとっても好きです。特に予定調和のないハプニング性の大きな対談ほど 好きです。対談相手としては、テーマに関して同じ見解の人もよいし、逆に反対の見解の 人も大歓迎です。そういう意味では数年前から美容ジャーナリストの人に、佐伯チズさんと 対談したいと希望を言っているのですが、未だ実現しません。決して香山リカさんと勝間和代 さんのようにはならないと思いますので、誰か企画をしてくれないかなあと思っています。 見解が違う人との対談では、見解を正そうとか、どちらが正しいとか、そんな勝負をしようとは 思っていません。なぜ見解が違うのか、その源流をお互いに追求してみることが大事だと 思っています。今までも、化学物質が良くないので無添加化粧品だという主張の人々と ディスカッションをしたことがあったのですが、それもそいう観点で話し合いました。結局は 意見は分かれたままでしたが、それはそれで良かったと思っています。つまり、見解は違えど お互いに生活にプラスになっている訳ですから、大きな問題ではないということです。ただし、 見解の違いを、こちらが正義なのでと強引に押さえつけようとする人々には、私は闘うつもりです。』
話題 215、「2010年の抱負」 (2010年 1月 4日) ( 解説 ) 『2010年と言えば「2010年宇宙の旅」という映画があり、「2001年宇宙の旅」と共に私に とっては近未来の時代でした。まさかその2010年に生きてはいるとは何か変な気分です。 年賀状に書かれた同年代のメッセージにも、第2の人生を歩むことが書かれており、いよ いよ新しい時代に入ってきたと感じています。「ビューティサイエンスの庭」という事務所を 開いて本格的な美容コンサルタントもこの4月で丸1年となります。おそらく次の2年目は 私も経験したことのない領域に入ることも視野に入れています。ますますチャレンジ精神が 燃えてきていることを実感する新年です。』
話題 214、「ビューティサイエンスの庭の2009年」 (2009年 12月31日) ( 解説 ) 『2009年のビューティサイエンスの庭は美容コンサルタントとして確実な一歩を歩んだ年 でした。昨年4月に会社を卒業して1年間の勉強期間を経て、今年の4月21日から企業に 対してコンサルタントを始めました。この不況期にクライアントが来てくれたことに、心から ありがたく思いました。いずれのクライアントも満足行く結果を出せたと思います。市場へは 来年に出ますので、その時に明らかにしようと思っています。これらの縁は、すべて今までの 人間関係からつながったものでした。』
話題 213、「今年のベストコスメ」 (2009年 12月15日) ( 解説 ) 『この数ヶ月、今年の新製品を振り返ってみて、傾向や来年の予測に関する取材も多く ありました。私の新製品に関する情報源は業界誌、女性誌、新聞、そして新製品発表会 ですが、全て網羅をしている訳ではありません。その中で、意外と重視するのが美容仲間や 取材で来て頂いた美容ジャーナリストや編集者からのコメントです。取材されながら、 逆取材のような感じで話を聞きます。そうすることで、私のコメントが客観的な視野に 少しでも立てると思っていますので、あえてそうしています。そのような取材があるから こそ、業界の動向も見えている状況です。本来なら、もっと多くの新製品発表会に出かけて いくべきでしょうが、招待されることが増えたとは言え、やはりまだまだ全体を把握するには 少ない状況です。ただし、以前会社に勤めていた時よりは、遙かに新製品情報に触れることが 増えて、新たに気づくことは多くなりました。美容コンサルタントをする上で、この体験情報は 心強い限りです。』
話題 212、「美容に関わっている人の条件」 (2009年 11月17日) ( 解説 ) 『会社を卒業して以来、今までとは違う美容業界人と出会う機会が増えてきました。そして素敵な 生き方をされている多くの方々との意見交換は、今の私の元気の基であるし、楽しみになって います。そして、この業界で素敵な生き方をしている人の条件を、発見したというか、気づきました。 それは、ほとんどの方に、美学センスを感じることです。実際に趣味に何らかの芸術活動を されていたり、観賞したりして、それをさりげなく仕事に生かしている場面をみてきました。特に、 器用であるとか、不器用であるとか関係なく、とにかく好きでしていることが多いと感じました。 美学センスというと、合うとか合わないとかなりやすいのですが、そうではなく、そのようなセンスに 出会うと、私の方も「良いな」と気持ちが快適になるのです。そう感じた時、私はまた何らかの 美的なセンスを、少し分けてもらったような気持ちになるのです。ひょっとしたら美容とは、自分 自身だけの問題ではなく、人に何らかの良い影響を与えるものかも知れないと思うのです。 それ故に、美容は人間社会に於いて必要なもので、無人島に行って一人だけになったら不要の ものになるのではないでしょうか。』
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