このページは、アフガン人難民申請者をはじめとする在日アフガン人たちの、日本のアフガニスタン難民問題やアフガニスタン情勢に関するメッセージを集めたものです。ぜひお読み下さい。
2002年6月9日
自殺した青年についての調査書
これは、2002年5月16日に愛知県で自殺したアフガン人の青年のことに関して、東京アフガニスタン弁護団の大貫憲介弁護士が友人から聞き取った調査書です。過酷な運命の中で助け合うアフガン人たち、しかし、その彼らの輪においてすら、青年の自殺を防ぐことができなかった……痛みが証言全体からにじみでています。
2002年4月16日
裁判長への意見書
これは、2002年4月11日に開かれたアフガン人たちの収容・退去強制等の処分の取消を求める裁判で、アフガン人たち3名が陳述した内容の記録です。
アフガンでの体験、収容の苦しみ、そしてこれからの生活への希望……彼らの、裁判にかける思いを読みとってください。
アフガニスタン暫定政権に関する在日ハザラ人による声明
これは、西日本在住の在日ハザラ人難民により2001年12月に執筆された、アフガニスタン暫定政権の現状についての声明である。
ターリバーン政権が崩壊し、平和と復興が演出されている一方、真の民族和解は先送りされ、内戦期やターリバーン政権期における非人道的行為の責任追及のめども立っていない現状が厳しく指摘されている。
アフガン人たちの「帰国」の「障害」(国際イラン人難民連合ディレクター マリアム・ナマジー氏筆)
「国際イラン人難民連合」(IFIR、本部ロンドン)は、欧米に亡命したイラン人でつくる国際組織で、イラン・イスラーム共和国の政治的イスラーム体制
political Islam に反対し、世俗主義に基づく国家を作ることを目指している。一方で、世界各国におけるイランやアフガニスタンの難民のおかれている処遇を改善するためのアドボカシー活動も行っている。
2002年1月3日
ここにいることは、アフガニスタン人にとって屈辱だ 〜収容されたアフガン難民申請者の陳述書〜
2001年12月21日、森山真弓法務大臣(77)は、東京地方裁判所民事第三部の決定によって身柄を解放されていた5名のアフガン人難民申請者を再収容。27日には、退去強制令書を発付して牛久強制収容所に移送しました。
以下は、アフガニスタン難民弁護団が、収容されたアフガン難民申請者のうちの1人から、アフガンでの迫害の状況や、日本でも迫害され、収容された現在の心境などを聞き取った報告書です。
ターリバーン政権や、それ以前にアフガンに割拠していたムジャヒディン勢力や軍閥による厳しい迫害のようすなどが、迫真をもって迫ってきます。ぜひともご一読下さい。