Underground Residents
Characters Contents
Alice's Adventures in Wonderland 	 
 	Through the Looking-Glass The Hunting of the Snark Sylvie and Bruno
::: Through the Looking-Glass - Illustrations by John Tenniel :::
 『鏡の国のアリス』の登場人物をジョン・テニエルのイラストで紹介
CHAPTER 01 Looking-Glass House ::: 鏡の家
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Alice  アリス
鏡の国を冒険する主人公の女の子。
不思議の国に続き、今度は鏡の国を冒険する好奇心いっぱいの少女。歳はこのときキッカリ7歳と6ヶ月。
ごっこ遊びが大好きで、この日も仔猫のキティ相手に女王様ごっこを始めます。そして気がつけば暖炉の上の鏡の中を通り抜けて…
Kitty  キティ
アリスの飼っている黒の仔猫。
いたずらっ子で、毛糸の玉をすっかりほどいてしまいます。赤の女王はこの子?
Chessmen チェスの駒たち
 赤の王、女王、白の王、女王、白の騎士など。
 ※ここではまだ小さい3インチ程度の背丈なので大きくなって登場する章で紹介します。
Lily リリー
 白のお姫様(白の歩)
Snowdrop / Dinah  スノードロップ / ダイナ
白の仔猫スノードロップ。そしてこの子が白の女王?
キティとスノードロップの母猫ダイナ。『不思議の国 』にも登場しています。
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Jabberwock  ジャバーウォック
鏡の国でアリスが手にする本の中のノンセンス詩「ジャバーウォッキー」の中で登場します。強靱な顎と粉々に砕く爪を持つ怪獣。「ジャバーウォッキー」は鏡文字で書かれていて内容も難解ですが、第6章でハンプティ・ダンプティが解説してくれます。
この詩の最初の4行は、キャロルが23歳の頃弟妹のために作った家庭内回覧誌『ミッシュマッシュ』誌上に登場しています。
Jubjub ジャブジャブ
 「ジャバーウォッキー」に登場する猛鳥。
 『スナーク狩り』にも登場し、そこでの説明によると、あらっぽくて年中さかりがついていて、服装の
 趣味は流行を一世紀も先取り、賄賂は受け取らず募金はするけど寄付はしない。
 対照的な形態をくずさず料理をすれば味はなんともすばらしい、んだそうです(笑)。
Bandersnatch バンダースナッチ
 こちらも「ジャバーウォッキー」と『スナーク狩り』に登場する怪獣。
 おそろしい嘴、長い首、貪欲な歯を持つ。バンダースナッチを止めようとすることは時間の“一分”を
 止めることと同様に難しいらしい。
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CHAPTER 02 The Garden of Live Flowers ::: 生きている花たちの庭
image Tiger-lily/Rose/Violet etc...  オニユリ、バラ、すみれたち
おしゃべりできるお花さんたち。
何故なら、ここの地面はとっても固いから。たいていの庭では苗床をふわふわと柔らかくしすぎて、お花さんたちはいつも眠ってばかりなのでおしゃべりできないのです!
リデル家の三姉妹の他にふたりの娘がいて、ローダ(ローズ)、ヴァイオレット(すみれ)としてここに登場しています。
image Red Queen  赤の女王
アリスよりも頭半分ほど背が高くなって再登場。
チェス盤のように仕切られた土地で、アリスが女王になるための道筋を教えてくれます。そしてアリスを引きずって走り出すのですが、とにかく足が速い。
この国では、ひとつの場所にとどまろうとするにはあらん限りの早さで走らなければなりません。どこか別 のところへ行こうとするなら少なくともその二倍の早さで走らなければならないのです。
そして、のどの渇きを潤すにはカラカラに乾いたクッキーがイチバン!
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CHAPTER 03 Looking-Glass Insects ::: 鏡の国の昆虫たち
image Guard/Gentleman/Beetle etc...  車掌と乗客たち
切符を持っていないアリスを、望遠鏡、顕微鏡、オペラグラスで見る車掌さん。車掌さんの時間は一分千ポンドの値打ちがあります。ついでに土地は一インチ、煙一吹き、言葉は一語、それぞれに千ポンドの価値があります。(乗客のコーラスより)
白い紙で服を着た紳士やカブトムシ、駄洒落好きでため息ばかりつく蚊など、その他変わった乗客たちでてんこもりの汽車の中…。
Rocking-horse-fly ロッキング・ホース・フライ
 木でできていて、玩具の揺り馬みたいなカタチ。揺り子をゆすって枝から枝へ飛び移る。好物は樹液とおがくず。
Snap-dragon-fly スナップ・ドラゴン・フライ
 からだはすもものプディング、羽はヒイラギの葉、頭はブランデーの中で火がついた干しぶどう。小麦のプディングとミート・パイ
 を食べ、クリスマスの贈り物の中に巣がある。
Bread-and-butter-fly ブレッド・アンド・バター・フライ
 からだはパンの皮、羽はバターつきのうすくスライスしたパン、頭は角砂糖。クリームの入ったうすいお茶が好物。
image Fawn 仔鹿
名無しの森で出会った仔鹿ちゃん。
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名前を忘れてしまったアリスと、同じく名前を思い出せない仔鹿ちゃんが仲良く森の中を歩いていました。しかし森を抜けたとたんに自分を思い出した仔鹿ちゃんは、同時にアリスが人間の子供であることもわかり一目散に逃げ出してしまいます。急にお供がいなくなり寂しい気持ちだけれど、自分が「アリス」とわかって一安心するアリスなのでした。
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CHAPTER 04 Tweedledum and Tweedledee ::: トゥイードルダムとトゥイードルディ
image Tweedledum and Tweedledee  トゥイードルダムとトゥイードルディ
そっくりさんで太っちょさん。肩を組んでる腕が左の方がダムで、右がディー。
マザーグースの「トゥイードルダムとトゥイードルディ」どおり、ふたりは壊れたガラガラをめぐって闘い、大きなカラスがやってきてあっという間に逃げ出してケンカはお流れ。
擬音語で、トゥイードルダムは低音(ギーギー)でディーは高音(キーキー)を意味する。ヘンデルとボノンチーニのふたりの作曲家の争いを、ジョン・バイロムがふたりは似たり寄ったりと風刺詩を唄ったという説もある。
image Walrus and Carpenter  セイウチと大工
トゥイードルディが唄う長〜い詩「セイウチと大工」
セイウチと大工が若い牡蠣たちをうまい話で誘い出し、最後には全部食べてしまうという詩です。
image Red King  赤の王様
赤の王様、再び登場です。
まるで蒸気機関車が煙を吹くような、獣の鼻息にも似たすさまじいいびきをかきながら、赤いナイト・キャップをかぶって眠っています。
王様の見ている夢はアリスの夢で………
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CHAPTER 05 Wool and Water ::: 羊毛と水
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White Queen  白の女王
吹き飛ばされたショールを追いかけながら白の女王、再登場です。
すさまじくだらしない格好で、ブラシが髪の毛に絡まったまま! そんな間抜けな女王ですが、記憶が前と後ろの二方向に働きます。後ろ向きに生きるとそんな便利な技が使えるのです。おまけに、あり得ないことを信じる術も心得ています。
Sheep  羊
店番をしながら十四組みもの編み棒で編み物をしている羊さん。
羊さんのお店はとっても不思議。どの棚も商品でぎっしりなのに、見ようとした棚だけ空っぽになってしまい、おまけに知らないうちに川に浮かぶボートに乗ってたりまた店に戻ったり。
アリスはたまごを買いますが、なんとこのたまごは…
Old Sheep shop   オールド・シープ・ショップ
 この羊さんの店は17世紀に雑貨屋として実在し、現在は「Alice's Shop」としてアリス・グッズを扱って
 います。
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CHAPTER 06 Humpty Dumpty ::: ハンプティ・ダンプティ
image Humpty Dumpty  ハンプティ・ダンプティ
高くて薄い塀の上に座っているずんぐりむっくりのたまご男。
羊さんのお店で買ったたまごを手に取ろうと近づいていくアリスですが、そのたまごはどんどん大きくなり、近くで見ると目も鼻も口もついていました。そう、どこからどう見ても、それはハンプティ・ダンプティなのでした。
詩ならどんなものでも〜まだつくられてないものでも〜説明できる彼は、鏡の国の詩「ジャバーウォッキー」を解説してくれます。364日もらえるお誕生日じゃない日のプレゼントについても力説。
マザーグースの「ハンプティ・ダンプティ」では、塀の上から落ちて王様の家来や馬が来ても元には戻せない、ものはなーんだ?というなぞなぞ唄になっていて、答えはたまご。
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CHAPTER 07 The Lion and the Unicorn ::: ライオンとユニコーン
image White King  白の王様
地べたに座って覚え書きノートにせっせと記入している白の王、再発見。
6章の最後の大音響(マザーグース「ハンプティ・ダンプティ」の通り!)により、王様は兵達や馬を送ってよこしたのです。
王様には行く用と帰る用のふたりの使者“ヘイア”と“ハッタ”がいます。
image Haigha / Hatta  ヘイア / ハッタ
王様の使者でアングロサクソン人。
ヘイアはアングロサクソン風(両手を扇子みたいに広げ、上下にはねながら、ウナギみたいにくねくねしてる)でやって来ます。この人は『不思議の国のアリス』に登場していた三月うさぎさんです。
ハッタも『不思議の国のアリス』のきちがい帽子屋です。実はすでに第5章で、白の女王の口から名前が挙がっています。再来週に罪を犯すため、牢屋の中にいたという王の使者はこのハッタのこと。釈放されていまここにいるのですが、片手にティー・カップ、片手にバターつきのパンを持っているのは、『不思議の国のアリス』の裁判で刑を言い渡されたときにまだお茶の時間が終わっていなかったからなのです。
image Lion and Unicorn ライオンとユニコーン
白の王様の王冠をめぐって争っているライオンとユニコーン。この王冠争いはマザーグース「ライオンとユニコーン」で唄われています。
ライオンはイングランドの象徴、ユニコーンはスコットランドの象徴。17世紀に両国が統一され、以来王家の紋章はライオンとユニコーンが中央楯を支えている図柄となっています。
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CHAPTER 08 "It's My Own Invention" ::: それはわたし自身の発明です
image White Knight  白の騎士
赤の騎士との勝負で再登場、勝利します。
おだやかな青い瞳とやさしい微笑みを持った発明家。
アリスに詩を歌ってくれます。その詩を聴く人はみな目に涙を浮かべるか、さもなければ…涙なんか浮かべないか(!)
キャロル自身の投影といわれ、鏡の国の中でアリスに最も好意的で好印象なキャラです。
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CHAPTER 09 Queen Alice ::: 女王アリス
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Queen Alice  女王アリス
最後の小川を越えて、とうとう女王になったアリス。
このドア(イラスト左)の向こうで奇妙なアリスのディナー・パーティが繰り広げられています。
 
very old Frog  年寄りのカエル
派手な黄色の服を着て大きな長靴をはいている、ひどく年寄りのカエル。
「女王アリス」と書かれたアーチの前で、お客様用と召し使い用のどちらのベルを鳴らせばいいのか逡巡しているアリスの前にやってきます。
CHAPTER 10 Shaking ::: 揺すぶり
CHAPTER 11 Waking ::: めざめ
CHAPTER 12 Which Dreamed It? ::: 夢を見たのはどっち
キティを揺さぶりながら夢から醒めたアリス。
赤の王様の見た夢なのでしょうか? それともアリス?
 
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