1973年設立の台湾のコンテンポラリーダンス・カンパニー雲門舞集 [Cloud Gate Dance Theatre of Taiwan] ですが、 海外公演も多く、欧州での公演のレビューやトレイラーなどを目にする機会も多かったのですが、今まで生で観る機会がありませでした。 今回、横浜国際舞台芸術ミーティング2025 (YPAM2025) のYPAMショーケース かつ ヨコハマダンスコレクション 2025の公演で初めて生で観ました。 観たのは、2020年就任の二代目芸術監督、鄭 宗龍 と、Rhizomatiks での活動で知られる 真鍋 大度 [関連する鑑賞メモ] のコラボレーションによる、2023年作です。
後方の数枚に別れたパネルを使う程度でほぼブラックボックスで、映像を駆使した演出です。 リアルタイムでの撮影、処理と投影による映像とのインタラクティヴなダンスで、 Adrien M & Claire B [鑑賞メモ] や 梅田 宏明 [鑑賞メモ] などの、 粒子状というかテクスチャのような映像使いが多く観られましたが、抽象的なものだけでなく、むしろ人物像などの実写映像の加工と組み合わせが特徴的で、飛び散る光の粒は波飛沫のよう。 ダンサーは13名で、長袖のレオタードというかコンプレッションウェアのようなトップスに袴のようなワイドなボトムという、テクスチャはあるもののほぼ黒の衣裳。 一列に並んで波のような動きを作ることもありましたが、むしろ、広めに開いた脚を踏ん張った状態で腰や肩を回すような動きの多用に、波を感じました。 そんな、多くのダンサーとインタラクティヴな映像によるスタイリッシュな舞台を楽しみましたが、Rhizomatiks だけでなくテクノロジーを駆使した展覧会でもあることなのですが、それ以上のものがあまり感じられないという空虚さもありました。