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高円寺びっくり大道芸 2013

Text Last Update: 2013/05/05 | 撮影 on 2013/04/28 in 高円寺
高円寺界隈
2013/4/28

すっかり春恒例となった 『高円寺びっくり大道芸』。 一昨年 [写真集]、 去年 [写真集] に続いて、 今年も日曜に行ってきました。暖かく爽やかな天気で、大道芸日和でした。

昼過ぎに高円寺入りして、まずは ブラックエレファンツ の演奏が聴こえる高円寺北口駅前広場へ。 ひとしきり演奏を楽しんだ後、12:30から、カナダから来た Dan & Kim の男女二人組 The Street Circus。 ハンド・トゥ・ハンドのアクロバットを得意としているようですが、 Kim が左肩を痛めてしまい、左手を吊っている状態。 それでも、片手でも出来るバランスやフープを演技しました。 直接使わなくても力が入って痛みが出たりすることもあるだろうに、難なくこなすあたり、凄いなあと。 Dan もファイアトーチのジャグリングやホイールなど。 フィナーレにはジャグリングする Dan の上に Kim が乗ってのフープするという大技も。 怪我が無かったら、もっと難しい大技だったのでしょう。 ストーリー等による演出の妙よりも技を重視したデュオのようだっただけに、 良いコンディションで観られなかったのは残念。

そのまま北口駅前広場に残って、13:30からコミカルなエアリアル、アクロバットの男女2人組 GチョコMarble と、 マリンバ演奏 Natsu & Kayo のスペシャルステージ。この組合わせはよくやっているようで、去年の三茶でも見ています [写真集]。 初めて観た時から相変わらずの内容で、 構成もよく出来ていて技も演技も安定していて繰り返し見ていても楽しめますが、 そろそろヴァリエーションではない新作を観てみたいような気も。

その後、座・高円寺劇場前広場へ移動し、14:00からの 大駱駝艦 の大道芸ユニット ゴールデンズ による金粉舞踏を。 着いたときには既に始まっていて、人垣越しに遠巻きに観ることになってしまいました。 去年 [レビュー] に比べて舞台作品的に感じたのは、 座・高円寺という場のせいでしょうか、それとも、距離を置いて観ていたからでしょうか。 音楽もますます怪しげな電子音になっていて、かと思えば、突然、歌謡ショー風になったり。 火吹も含め炎も派手に使っていました。 シリアスな難解さを突き抜けたユーモラスなパフォーマンスが、楽しいです。

再び北口駅前広場へ戻って、14:30からの Rob Torres ニューヨークから来たクラウンというか、フィジカル・コメディの芸人です。 軽くジャグリング等の技を見せるときもありますが、むしろ、客弄りで笑いしつつ笑いを取るのがメイン。 あまりロマンチックなストーリー仕立てではなく、むしろ即物的に奇妙な行動で笑いを取る所が、アメリカ的なのかもしれません。

今度は南口側へ移動してエトワール会場へ。15:30から、青ジャージの女 こと 加納 真美 を。 会場に着くのが遅れたら、すでに人垣。人気があるのだなあ、と。 夕方から他に観たいものがあったので、 おなじみ『恋人よ』を楽しんだところで、少々後ろ髪を弾かれる思いをしつつ、 会場を離れて高円寺を後にしました。

しかし、去年もそうでしたが、半日程度では 面白そうなパフォーマーを新規開拓するところまで手が回りません。 一日予定を空けてゆっくり観るくらいの方が良いのだろうなあ、とは思うのですが……。