今年で16年目となる 三茶 de 大道芸。 世田谷に住むようになった2000年以来、地元ということもあって、ほぼ毎年観ています。 一度は観たことがあるようなパフォーマーが多くなり、 最近は昼から夜まで一日かけて観る程ではなくなっていますが、 今年も日曜21日の夕方から晩にかけて観て回りました。
まずは、16:30からプラザでアメリカ・サンフランシスコから来た The Collector。 アメリカらしい身体を張ったコメディ芸といったところでしょうか。 水風船を使ったショーでは、水風船を観客の女の子に網でキャッチさせようとしたものの、 その女の子が何回もキャッチに失敗して。観客に水風船の被害続出。
フィナーレは、水を薄く張ったビニールシートをダイナミックにスライディングしての輪くぐり。
元 Blue Man Group というパンフレットのプロフィールから、 今年3月で終了した六本木の劇場に出演していたパフォーマーがそのまま残って大道芸をしているのかと想像したのですが、 六本木で出演してはおらず、今回の大道芸が初来日だったようでした。
その後は、太子堂小学校へ移動。小学校校庭で17:00から スペシャルコラボレーションの『男と女』。 GEN と チョコ のエアリアル・アクロバット男女2人組 GチョコMarble と パントマイムのちゅうサン、 マリンバ演奏の Natsu & Kayo による、 ミニサーカス・ショーを観ました。
このための新作という程ではなく、 GチョコMarble と持ちネタ (ハンド・トゥ・ハンドのアクロバット、GEN の風船人間、チョコのエアリアル) と ちゅうサンの持ちネタ (チャップリン風マイム、“O Sole Mio” の替え歌を歌いながらのロープマジック) を持ち寄り、 男2人女1人の三角関係のコミカルなマイム寸劇を繋ぎにして、 マリンバの軽快な生演奏を音楽に使い、小一時間のショー仕立てにしたというものでした。 組み合わによる相乗効果があったという程ではなかったですが、楽しめました。
高円寺びっくり大道芸 2012 での GチョコMarble のスペシャルステージの 写真入りレポートもあります。
太子堂小学校校庭で大道芸を観たのは初めて。 三軒茶屋の駅周辺の繁華街から外れていることもあり、集客に苦戦している感があったのが残念。
この後は、NTT広場まで移動して、18:00 から始まっていた 雪竹 太郎 『人間美術館』 を途中から。 相変わらずですが、観客弄りといい、安定した面白さがあります。 どこかで見覚えある人が「ゲルニカ」に参加させられているなあ、 と思えば (以下略)
雪竹 太郎 『人間美術館』については、2003年の野毛大道芸のときに、 詳しく写真入りレポートしています。
この後、Pigalle で一杯やってから、プラザへ。 19:00から 在日中国雑技芸術団 (徐領民雑技団 とも) のパフォーマンス。 皿回ししながらのアクロバット、壺回しに、椅子倒立。 椅子倒立は何度となく観ていますが (例えば、2009年の上野恩賜公園)、 いつ観てもあの高さは見応えあります。 しかし、皿回しの女性パフォーマーがいつのまにか見たことの無い顔ばかりになっていて、 世代交代が進んでいるのだなあ、と。
この後、出演パフォーマー総出演の「夜会」が予定されていましたが、それは観ずに会場を後にしました。