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1970年前後のUKの "underground" レーベルについて & ReR Megacorp レーベルの box set について

2006年1月頃の1970年前後のUKの "underground" レーベルに関する一連の発言、 及び、2006年の ReR Megacorp がリリースした box set に関する発言の抜粋です。 古い発言ほど上になっています。 リンク先のURLの維持更新は行っていませんので、 リンク先が失われている場合もありますが、ご了承ください。 コメントは談話室へお願いします。

[1499] 嶋田 丈裕 <tfj(at)kt.rim.or.jp>
- 若林, 東京, Mon Jan 2 2:00:40 2006

Universal からリリースされている 1967年から1970年代前半にかけてのイギリス (UK) の "underground" な rock のアンソロジー3タイトル Various Artists, Legend Of A Mind: The Underground Anthology 1967-1975 (Decca / Universal (UK), 5857832, 2002, 3CD box set)、 Various Artists, Time Machine: A Vertigo Retrospective 1969-1973 (Vertigo / Mercury / Universal (UK), 9827982, 2005, 3CD box set)、 Various Artists, Strangely Strange But Oddly Normal: An Island Anthology 1967-1972 (Island / Universal (UK), 9822952, 2005, 3CD box set) を入手。

The Beatles の Revolver (1996) や Sergeant Pepper's Lonely Hearts Club Band (1967) の影響を受けて、 1967年以降のイギリスで "underground" もしくは "progressive" と呼ばれるようになった rock が興隆します。 そのシーンの核になったのは International TimesOzZig Zag といったアンダーグラウンドな雑誌と、 当時はまだ独立系レーベルだった Island でした (レーベル色がピンクの時代なので、"Pink Island" とも呼ばれます)。 そして、Island の "underground" なレーベルとしての成功を受けて、 Decca、Philips、EMI、RCA といったメジャーが、 それぞれ Deram (Deram Nova)、Vertigo、Harvest、Neon という "underground" のサブレーベルを設立。 そのシーンには、後に "prog(ressive) rock" としてイメージされるものと若干異なり、 blues rock、hard rock や jazz rock、folk rock といったものも含まれていました。

そんなレーベルのうち現在 Universal 傘下になっている Decca (Deram, Deram Nova)、Vertigo、Island の3つのレーベルの音源を使って、 "underground" rock の興隆をレーベル毎に3枚のCDにまとめたものが、 これらのアンソロジーです。 Trojan の box set と同じスタイルの 廉価の紙箱入3枚組ですが、48ページ・カラーのブックレット付きです。 スタイル別分類のようなことはせず、収録曲は3枚を通して年代順に並べられています。 (収録曲については、上の amazon.co.jp へのリンクを参照してください。) テキストはレーベルと "underground" シーンの歴史と収録バンドの紹介からなり、 レコードジャケットや当時のポスターなどの図版も充実しています。 3タイトルとも、選曲とテキストはイギリスの "prog rock expert" Mark Powell。 これで、1セットあたり GBP11.06 (excl. VAT、amazon.co.uk で)、 送料込みでも約2,500円という廉価です。 Universal 傘下のレーベルのみいう限界はありますが、 Sgt. Peppers 以降 punk 以前のイギリスの "underground" な rock への入門にうってつけの好アンソロジーだと思います。 The Yardbirds「三大ギタリスト」中心史観とも prog rock や hard rock、heavy metal へと細分化されたものとも異なる歴史というか。

まだ、ざっと一通り聴いただけですが、 疎いジャンルだということもあると思いますが、とても興味深く聴かれました。 ジャンルが細分化されそれぞれに様式化される以前、というか、 "underground" で rock の表現が発展的に多様化していく様子を追体験するようです。 特に、Strangely Strange But Oddly Normal を聴きながら、 当時の Island は rock のレーベルとしてとても面白かったのだなぁ、と、 つくづく思ってしまいました。 後に Hannibal レーベルを設立する Joe Boyd の Witchseason production の音源 (Fairport Convention, Nick Drake, The Incredible String Band, ...) が1/3近く占めているので、他に比べ folk rock 色濃く聴こえます。 というか、Fairport Convention はそれなりに好きとはいえ、 それだけ聴いていて Sandy Denny の歌声がそんなにいいと思ったことは 無かったんですが (暴言)、こうして当時の音源といろいろ交えて聴いていると Denny の歌声ってぐっと耳を捉えますね (萌)。 あと、Vertigo って jazz rock に強いレーベルだったのかしらん、とか。

[1511] 嶋田 丈裕 <tfj(at)kt.rim.or.jp>
- 若林, 東京, Sun Jan 15 21:57:04 2006

1970年前後のイギリス (UK) の "underground" シーン を捉えた3つのアンソロジー Various Artists, Legend Of A Mind: The Underground Anthology 1967-1975 (Decca / Universal (UK), 5857832, 2002, 3CD box set)、 Various Artists, Time Machine: A Vertigo Retrospective 1969-1973 (Vertigo / Mercury / Universal (UK), 9827982, 2005, 3CD box set)、 Various Artists, Strangely Strange But Oddly Normal: An Island Anthology 1967-1972 (Island / Universal (UK), 9822952, 2005, 3CD box set) ののフォローアップ。 ライナーノーツを読みながら聴き返すうちに、気付いたこともあるので。

まず、訂正。 「収録曲は3枚を通して年代順に並べられています」と書きましたが、 大筋で年代順ですが、前後しているものもそれなりにあります。 あと、Decca のアンソロジー Legend Of A Mind の対象期間は、 ケースに貼られたシールでは 1967-1975 としているのですが、 実際の収録曲とブックレットのテキストでの記述は 1967-1976 となっています。

「Vertigo って jazz rock に強いレーベルだったのかしらん」と書いたわけですが、 これは、収録されていた Ian Carr の Nucleus の印象が強かったからのようです。 しかし、よくよく見れば、Vertigo のに Assagai が入ってないし、 Decca (Deram) のに John Surman や Mike Westbrook が入ってないし、 なんだかんだ言って rock なアンソロジーなのだなぁ、と思いました。 最近も Universal (UK) の "impressed re-pressed" シリーズ内で Deram や ("underground" のレーベルではないですが) Argo から 1970年前後にリリースされていた jazz の音源がCD再発されています。 しかし、Deram、Argo、Vertigo あたりの現在 Universal 傘下となったレーベルから リリースされていた "underground" と同時代の jazz rock 〜 free jazz のアンソロジーを、 これら3つのアンソロジーと同じような形で編纂してくれないかしらん。 とても面白いと思うのですが> Universal (UK) (jazz 部門は別なので難しそうではありますが)。

ところで、このようなアンソロジーの場合、 アンソロジーの対象としている期間の根拠が気になります。 そんなわけで、Mark Powell のライナーノーツに基き、自分なりにまとめてみました。 prog rock ファンや 1960-70s British rock ファンには常識のように思いますし、 その一方であまりこのサイトの読者向けの話題ではないような気がしますが、 自分のためのまとめとして。 自分は同時代で体験していないこともあり、いまいち歴史感覚が無いので。 誤りの指摘や補足を歓迎します。

Decca のアンソロジーでは 1967-1976 という期間が Decca 傘下の Deram, Nova, Threshold といったレーベルが "underground" だった期間として採用されています。 Deram が "hip label for groovy people" として設立されたのは1966年9月ですが、 アルバム第一弾 Johnny Howard, The Velvet Touch of Johnny Howard (Deram, 1967) のリリースは翌1967年1月。 本格的にリリースを始めたのが1967年であり、 The Beatles, Sergeant Pepper's Lonely Hearts Club Band (1967) 以降 ということも含め、1967年が期間の始まりとしたようです。 一方、ライナーノーツでは、1976年に punk が登場し Decca のレーベルが 古い prog の陣営と見なされるようになった時を、 "underground" なステイタスの終焉としています。 しかし、1973年以降の4年間の音源は収録全40曲中6曲しか無く、 実質的に1972年までの音源に焦点を当てているように思います。

Vertigo のアンソロジーの対象期間 1969-1973 の場合は、 始まりの1969年は設立年となります。 終りの1973年については、レーベルのロゴが "swirl" (渦巻) から "spaceship" (宇宙船) に変った時を区切りとしています。 ただし、1970年に初代 A&R ヘッドの Olav Wyper が Vertigo を去った後、 Vertigo は次第に "established" なレーベルになったとも言っています。 ちなみに、Wyper は RCA に招かれ "undergound" なレーベル Neon を設立。 しかし、Neon は長続きすることなくリリースも多くありませんでした。

Island のアンソロジー の対象期間 1967-1972 の場合、 もちろん、始まりの1967年は設立年ではありません (設立は1959年)。 Pye の配給を使うようになり Guy Stevens を A&R スタッフに迎えた 1967年を節目と見ているようです。 この年、Steve Winwood の Traffic のシングル "Paper Sun" (1967) と デビューアルバム Mr. Fantasy (Island, 1967) をリリースし、 Island が "underground" のレーベルとして本格的に活動し出します (ちなみに Traffic との契約と録音は1964年から)。 いわゆる "red eye" ロゴの "pink label" を使い始めるのも1967年からです。 翌1968年には Chris Wright & Terry Ellis の Chrysalis prod. (Jethro Tull, etc) と Joe Boyd の Witchseason prod. (Fairport Convention, etc) と制作について契約し、 "underground" な rock / folk のラインナップを充実させます。 その後、1971年に Wright & Ellis が独立して Chrysalis レーベルを設立、 Island が "palm tree" ロゴを使い始めるのも1971年です。 (ライナーノーツでは触れられていませんが、1971年には Witchseason prod. の Boyd も一時音楽業界を離れアメリカ (US) に戻ります。 その後、1980年に音楽業界に復帰し Hannibal レーベルを設立します。) そして、翌1972年には Island は Bob Marley と契約。 この時を "underground" の時代の終りとしています。 このアンソロジーは "pink Island" の時代では無い1972年の音源を含んでいますが、 収録している1972年の音源は2曲のみ。1971年までに焦点を当てたものになっています。

3つのアンソロジーから外れる話ですが、それ以降の動きについても、 自分の知る範囲でフォローしてみます。

Deram、Vertigo や Island の "underground" レーベルとしての最盛期とちょうど入れ換わるように、 1973年に Richard Branson のレーベル Virgin の第一弾 Mike Oldfield, Tubular Bells (Virgin, 1973) をリリースします。 Universal 傘下ではないレーベルを見ても、Charisma レーベル (Genesis, etc) や EMI の Harvest レーベル (Pink Floyd, etd) の設立が1969年、 Pye の Dawn レーベルが1970年です。 それらに比べても、Virgin は "underground" なレーベルにしては 遅れてやって来たレーベルです。 Robert Wyatt、Henry Cow、Slapp Happy 等のリリースを併せ考えると、 Virgin には1960年代末に登場し1970年代初頭には最盛期を過ぎた "undergound" レーベルに対するオルタナティヴという意味合いも あったのかもしれません。

また、Virgin に1年遅れますが、1974年に 南アフリカ (South Africa) 出身の bass 奏者 Harry Miller によって レーベル Ogun が設立されます。 Chris McGregor's Brotherhood Of Breath など南ア出身の jazz ミュージシャンの 拠点という印象も強いレーベルですが、Keith Tippett などのリリースもあります。 そして、Ogun 設立以前にこれらのミュージシャンの音源をリリースしていたのは、 Deram や Vertigo、Dawn、Neon などの "underground" なレーベルでした。 1974年頃にはそれら "underground" のレーベルが jazz の受け皿とならなくなった、 ということを Ogun の設立は意味しているようにも思います。

ところで Virgin のその後ですが、Virgin が reggae の第一弾 U-Roy, Dread In A Babylon (Virgin, 1975) をリリースしたのは、設立から2年後です。設立4年目にして punk の The Sex Pistles, Never Mind The Bollocks (Virgin, 1977) をリリース。翌1978年 (設立5年目) には Public Image Limited、Magazine、XTC、The Flying Lizards など post punk / new wave を多くリリースし始め、 また、reggae のシリーズ Front Line を始めます。 その一方で、Henry Cow や Slapp Happy は Virgin を離れ 1978年に Recommended を設立。 Virgin が現在も使われている文字ロゴを使い始めたのも1978年です。

1977年から1978年にかけて Virgin が大きく変化しはじめた頃、 Buzzcocks, Spiral Scratch (New Hormones, 1977) をきっかけに post-punk な "indies" レーベルが興隆しはじめ、翌1978年には Rough Trade、Mute、Cherry Red、Factory といった後の主要な独立系レーベルがリリースを始めます。 Virgin は1967年以降の "underground" なレーベルと 1978年以降の post-punk な独立系レーベルの間を繋ぐような形で登場した 独立系レーベルと位置付けられるように思います。

1978年に興隆した post-punk な独立系レーベルのその後については、 Various Artists, Rough Trade Shops Box Set (Mute, RTBOX1, 2004, 10CD) のへと続く、と。

と、書き出したら止まらず、つい長文になってしまいました……。うーむ。

[1670] 嶋田 丈裕 <tfj(at)kt.rim.or.jp>
- 若林, 東京, Fri Jun 16 0:27:08 2006

1976-1983に prog rock と post-punk を繋ぐような立ち位置で活動した イギリス (UK) のトリオ This Heat のアンソロジー Out Of Cold Storage (ReR Megacorp / This Is, THIS HEAT BOX, 2006, 6CD box set) がリリースされましたね。早速……という程でもないですが、入手しました。 まだ、ほとんど聴けていませんが……。 1曲ずつネタにしての Charles Heyward と Charles Bullen の対話 (聞き手 Chris Cutler) をブックレットに収録しているのが面白いです。 This Heat については、ここで改めて紹介するまでもないと思いますが、 基本的な情報については、 エントリ @ Wikipedia をどうそ。あと、 "This Heat and The Camberwell Now: The Sound of Escaping Night Shifts", (Furious Sound Forever, 2002/6) がお薦め。

This Heat を初めて聴いたのは、 Various Artists, Clear Cut (Rough Trade / 徳間ジャパン, RTL-5, 1981, LP) に収録された "Health And Efficiency" で。 続いて図書館で借りて聴いた Deceit (Rough Trade, ROUGH26, 1981, LP) の日本盤もけっこう気に入ってましたが、 それから数年後に This Heat (aka The Blue And Yellow, Piano, THIS1, 1979, LP) の日本盤も出て聴いてみたら、歌物ではなく意外に思ったりもしたり。 というわけで、This Heat より Deceit、一番好きな曲は "Health And Efficiency"。 そんな感じで当時は post punk の文脈で聴いていましたし、 prog rock 文脈も意識するようになったのは The Wire 誌を読むようになってからでした。 さすがに中学生だった当時にレコードを買うほどではありませんでしたが、 1990年代の These レーベルからのCD再発の際に Health And Efficiency (These, THESE12, 1998, 8cm CD) とか買う程度は思入れはあったり。 といっても、1990年代に These からリリースされていた再発や未発表音源集を 買い揃えることもしていなかったので、 ちょっとダブってしまいますが、このアンソロジーは揃えるのに良い機会かな、と。

ReR Megacorp がリリースしたアンソロジーといえば、 Faust, The Wümme Years 1970-73 (ReR Megacorp, ReRFB1, 2000, 5CD box set) と Art Bears, The Art Box (ReR Megacorp, ReRABox, 2004, 6CD box set) もあります (当然どちらも持っています)。 そんな中、Recommended 直系のレーベル ReR Megacorp が真っ先にリリースしてもおかしくない Henry Cow のアンソロジーがリリースされていません。うーむ。 ところで、現在、ReR Megacorp の公式サイトで Henry Cow の写真を探していると呼びかけています ("Henry Cow Photo Appeal")。 これって、アンソロジー box set のブックレットに使う写真を 探しているのではないか、という気がするのですが、気のせいでしょーか。 この秋には、Concerts (1976 / ReR Megacorp, ReRHC5/6, 2006, CD) もリリース予定ですし。 って、この再発のためだけに写真を集めてるのかしらん……。うーむ。

ところで、Faust といえば、 リマスター & ボーナスCD付きで Faust IV (1973; Virgin, CDVR2004, 2006, 2CD) がリリースされています。こちらも勢いで入手してしまいました。 Various Artists, Strangely Strange But Oddly Normal: An Island Anthology 1967-1972 (Island / Universal (UK), 9822952, 2005, 3CD box set) 等の一連のアンソロジー (関連発言) を手掛けていた Mark Powell が再発コーディネーション、ライナーノーツを手掛けています。へ〜。

ところで、Mark Powell は、Canterbury の再発レーベル Eclectic Discs の監修を手掛けて Canterbury archivist として知られる人だったのですね。 Caravan のマネージャでもあるようです。なるほど。

[1800] 嶋田 丈裕 <tfj(at)kt.rim.or.jp>
- 若林, 東京, Thu Dec 14 0:05:56 2006

ReR Megacorp がついに Henry Cow (⇒Wikipedia; ⇒ Matthew Martens, "Henry Cow", Perfect Sound Forever, Oct. 1996) の box set Facsimilie Set In Box (ReR Megacorp, no cat.no., 2006, 8CD box set) をリリースしました。 Faust、Art Bears、This Heat と box set でリリースしてきているのに、 どうして Henry Cow はリリースしないのだろう、と、 今年の6月頃に言ったわけですが、遂に。 というわけで、さっそく、入手 (フォトログ)。 以下の7タイトルのCDが入っています。

Unreleased Orchestra Extract 以外の6タイトルは バラ売りもされていますが、バラ売りのプラケースではなく、 LP復刻ジャケット ("LP facsilime sleeve") です。 いわゆる「紙ジャケ」ですが、紙質は日本のものに比べてペラペラのような気がします (日本盤紙ジャケ再発CDは持っていないので、あくまで店頭で受ける印象のレベルの話ですが)。 Desperate Straights には、通常のCDブックレットの他に、 Henry Cow と Slapp Happy の chronology 等を記したブックレット (LPに付いていたものの縮小復刻) も付いています。

Unreleased Orchestra Extract はバラ売りされておらず (not for sale とジャケットに書かれている)、この box set 限定でしょうか。 このジャケットに、box set のシリアル番号と、 買った人の名前が書き込まれています。 そう、この box set は200組限定です。 200組という数の少さといい、名前入りといい、 この box set はもしかしたら ReR Megacorp online shop 限定かもしれません。

特に box set にブックレットは付いていませんが、 1991年に制作されたA2判 Henry Cow 人脈図 "COWorld Tree" が付いてました。

Henry Cow のアルバム6タイトルの ReR Megacorp からのCD再発が 完了したことを記念して企画した限定ノベルティ、という感じがする box set です。 アンソロジーとしてちゃんと企画制作されたという感じではないのは、残念でした。

box set が出るに違いないと予想して再発CDを買い控えていたこともあり、 待ちに待った box set でしたよ。 British jazz ファンでもある者としては、 Henry Cow と Mike Westbrook Brass Band の共演の未発表音源が オマケに付いていたのが、とても嬉しかったです。 ま、音質的な問題もあって、凄いというほどの内容ではなかったですが……。