2006年に行ったエスニック・フェスティバルに関する一連の発言の抜粋です。 古い発言ほど上になっています。 リンク先のURLの維持更新は行っていませんので、 リンク先が失われている場合もありますが、ご了承ください。 コメントは談話室へお願いします。
日曜は雨もあがってそれなりに暖かくなったので、 昼過ぎちょっと遅目に家を出て自転車散策気分で代々木公園まで。 タイフェスティバル へ行ってきました。 例年 のように、野外ステージ席後方に陣どって、15時頃から20時近くまで、 タイ人に囲まれて、ステージの音楽ライブやパフォーマンスを観ながら、 屋台のタイ料理を楽しみました。 一応、フォトログに写真を載せてあります。
出演アーティストの モス、パンチ、エム・ザ・スターの3人は、 タイでは有名なアイドルのようで、 ほとんどがタイ人で占められる客席の盛り上がりは、例年以上だったと思います。 3人の最初のパンチのライブが始まった時点で、 危険を感じて陣を撤収して立ち見した程です。 特に、エム・ザ・スターとモスの時は、タイ人の女性たちのすごい嬌声でした。 ジャニーズ系のコンサートってこんなものかもしれないなぁ、と思ったりしました。 というか、タイにもアイドル追っかけというか親衛隊というか ジャニヲタ相当と思われる人達がいるんだなぁ、と、観ていて感慨深かったです。 しかし、あれはタイから追っかけてきたのか、日本在住の人達なのか……。うーむ。 タイ語のMCで盛り上がることも多く、 何がどうウケているのかほとんど判りませんでしたが、 それでもそういう盛り上がりを観ているのはとても面白かったです。 というか、タイ人に囲まれて彼らの庶民的な娯楽を楽しむ様子を身近に見られる、 というのが、自分にとってのタイフェスティバルの一番の楽しみだったりします。
さて、来週末は、日比谷公園で アフリカンフェスタ です。こちらも行くつもりです。 今回は、マダガスカル (Madagascar) の guitar 奏者 D'Gary (バイオグラフィ @ RFI Musique) のライヴが楽しみです。 アフリカ人の客も多くはなくそれも大使館関係者とかセレブな人がほとんど、 タイフェスティバルとはノリはかなり違いいます。 それなりに盛り上がりはありますが、タイフェスティバルほどの人混みではなく、 ゆったりと楽しめるのがいいです。
あと、2004年から2年ぶりに第二回の ワンラブジャマイカフェスティバル が開催されるそうです。6月10、11日で、場所は代々木公園です。 これにも行きたいものです。
土曜は昼過ぎに家を出て日比谷公園まで。 アフリカンフェスタ 2006 へ行ってきました (フォトログ)。 去年までに比べ、エリアが広がり屋台の数も1.5倍くらいに増えてました。 昼は天気が良かったこともありとても賑わっていたのですが、 屋台の配置が改善されたか、 局所的な混雑が解消されて例年より歩き易くなったという印象も受けました。 こういう所にも、このフェスティバルも定着しはじめているのかもと感じたり。
去年はメインステージでの音楽ライブを観ていて終ってしまった感もあったので、 今回は屋台をひやかすことを中心に。 無難に美味しく食べられるのは北アフリカというか地中海文化圏の料理ですが、 今回のランチはジンバブエ (Zimbabwe) の屋台にしてみました。 サブサハラ・アフリカではポピュラーと言われる主食のトウモロコシ粉の練り物 (ジンバブエではザザと呼ぶ) を初めて食べた気がする……。 うむ。淡泊な味というか (多くは語らない)。 そういえば、いつもはクスクスのような……。
あと、エチオピア (Ethiopia) のコーヒー・セレモニーを見学しました (フォトログ)。 豆を煎るところから始めましたが、 煎った豆はその場で使わず既に挽いてあった粉を使ったのはちょっと残念。 しかし、コーヒーだけではなく、脇で焚いている乳香の香りも楽しめました。 ちなみに、エチオピアのコーヒー・セレモニーについては、 エチオピア流コーヒー @ エチオピアベット が詳しいです。
もちろん、音楽ライヴも楽しみました。 サブステージでやっていたコンゴ (Congo) ―日本混成のグループ Tabureka がちょっと気になりました。 昔、恵比寿にあったアフリカ料理店ピガピガでライヴ演奏をやっていた Tabu Ngongo が核となったグループなんですね。 というか、ぴがぴがナイトという イベントを定期的にやっているようです。へー。 最近の会場は六本木 Super Deluxe ですし、 一度覗いてみようかしらん。
D'Gary のライヴを良い席で観るべく Tabureka のライヴを中座して メインステージへ移動したのですが……。 一天にわかにかき曇り、ライヴ開始とほぼ同時に土砂降り。 それでもしばらく演奏をしていたのですが、さすがに中止になりました。残念。 明日、リベンジしたいものです。
日曜も昼過ぎに家を出て日比谷公園まで。 アフリカンフェスタ 2006 へ行ってきました (フォトログ)。 土曜に比べて人出がぐっと増えていて、花壇脇のテント前など身動きが取れないほど。 ひえ〜。昨日くらいかなと思っていたのですが、こんなに賑わっているとは。 去年の来場者数は6.3万人だったようですが (アフリカンフェスタ2005開催 @ 『ODA新聞』)、 今年は10万人に達したかしらん?
ちなみに、タイフェスティバル 2006 は30万人 (「広報ニュース 第7回タイ・フェスティバルの総合評価」 @ 在京タイ王国大使館)。 アフリカンフェスタの数倍の規模ですね。ふむ。
若干出遅れたこともあり、屋台は売り切れ気味。 去年食べたスーダン (Sudan) 料理のオクラのスープが美味しかったので、 無難に今回もそれにしてしまいました。 去年に比べて酸味が少かったような気がしたのですが、やはり美味しかったです。 そういえば、スーダンのスープにも、昨日のジンバブエ料理同様の トウモロコシ粉の練り物が入っていました。やはり昨日が初めてではなかったか。 こちらはスープもたっぷりで美味しく頂けました。
今日の主目的は、マダガスカル (Madagascar) のミュージシャン D'Gary (バイオグラフィ @ RFI Musique, バイオグラフィ @ Label Bleu) のライヴ。guitar & vocals の D'Gary こと Ernest Randrianasolo と、 shaker & vocals の Mario の2人という編成でした。 バラ (Bara) 族の音楽をベースとしているようですが、 歌声をかけあいつつ、shaker で細かく刻まれるリズムに乗って guitar を軽快に単旋律で弾いていくというもので、 想像以上に shaker のリズムも催眠的というかトランス的で guitar の軽快さもサブサハラ・アフリカっぽい音楽でした。 そうだったのか〜。淡々としていましたが、かっこよかったです。 17時過ぎまで1時間近く演奏してくれましたが、あっというまでした。
アフリカンフェスタは17時で終了、屋台は後片付けに入るわけですが、 それもそこそこに会場のあちこちでゲリラ的にライヴが始まっていました。 気付いただけでも、コンゴ (Congo)、ギニア (Guinea)、マリ (Mali) の人達が やっていたように思います。 ステージが無く自然に人の輪の中ができてという感もあって、 サブステージでのライヴよりも盛り上がっていたように思いました。
まだまだ陽射しは暑いものの、風は秋の気配で、自転車散策にうってつけ。 というわけで、土曜は昼過ぎに家を出て、自転車で神宮外苑に隣接する 明治公園へ。 今年が第一回となる ブラジルフェスティバル へ行ってきました。
会場についたのは15時過ぎ。この手のフェスティバルの一番の目当ては屋台の料理。 シュラスコ (肉の串焼き) とパステル (大きな餃子風の揚げ物) の屋台が ほとんどだったように思います。 会場入りが遅かったか、ガラナとかサトウキビ絞りなどの飲物が 軒並売り切れだったのは残念。 とりあえず、屋台でフェジョアーダ (豆の煮物) & シュラスコのプレートを買って、 それを頬張りつつステージを遠目に。
ちょっと reggae っぽい2ビートとかもやるなあと思ってステージの演奏を聴いていたのですが、 群馬在住のブラジル人グループ Banda Via Brasil だったのでしょうか? 日本在住の (日系) ブラジル人が集結して凄いことになっているかもと期待していたのですが、 ペアになって踊っているのが十数組くらいという程度。 5月のタイフェスティバル @ 代々木公園 ほどではなかったように思います。 ま、全体の規模もタイフェスティバルの数分の一。 このフェスティバルが続いて規模が大きくなれば、雰囲気も変るのかもしれません。 で、サンバ隊が出てくるまで待とうかなとも思ったのですが、 一通り屋台を巡ってしまったし、日陰が少くて暑かったので、 結局、16時過ぎには会場を後にしてしまいました。
土曜は昼過ぎ遅めに家を出て自転車散策。 渋谷で軽く買物等を済ませてから、代々木公園の ナマステ・インディア 2006 (Namaste India 2006) へ行ってきました。 インド・フェスティバルですね。 1993年から行われているフェスティバルですが、行ったのは今回が初めて。
同じ会場で5月にやっている タイ・フェスティバル 程ではないですが、 賑わっていました。 インド系らしき人も多く、東京にもインド系住民が増えているのだなぁ、と。 ステージを見ていたらいつのまにか、隣2人は「I.A.P.株式会社」シャツを着たインド系らしき人だし、 後はやはりインド系の夫婦子供2人だし、と、取り囲まれていたりしました。 秋葉原にリトル・インドがあるとか、 西葛西にインド人街があるとか、 噂には聞いていましたが、ちょっと実感できたかも。 そう、「I.A.P.株式会社」というロゴの入ったシャツを着た 20〜30歳くらいのインド系らしき男性がステージ周辺に多くいたのですが、 この会社ですかね。なるほど。
この手のフェスティバルの楽しみは屋台料理。 タイ・フェスティバルと比べるとカレー味ばかりに感じてちょっと単調に感じるかも。 といっても、先日のブラジルフェスティバル (関連発言) と比べれば、 美味しくバラエティに富んでいると思いました。
観たステージは、まずは、Ustad Nishat Khan のライヴ。 Nishat Khan はインドの音楽家の家系出身で在ロサンジェルス (Los Angels, CA, USA) 在住の sitar 奏者。 公式サイトのバイオグラフィによると、 録音はほとんど無いものの USの jazz / fusion のミュージシャンとの共演もそれなりにこなしているようです。 その手の録音としては、Zakir Hussain や Trilok Gurtu も参加した John McLaughlin, The Promise (Verve, 1995) があります。 tabla の Sabir Khan との duo で1時間ほど。 ロサンジェルスでは7時間演ってるとか、MCで言ってましたが。 sitar と tabla の掛け合いもめりはりがあって、かなり楽しめました。 最後にはカシミール (Kashmir) 地方の民謡とのことで歌いながらの演奏も、印象に残りました。 鋭いフレーズを決めたりすると、隣に座っていたI.A.P.シャツな人が拍手したりして盛り上がっていたので、 一緒に盛り上がって楽しめたところはあったかも。
続いて Bollywood dance show。 ボリウッド (Bollywood) 映画のダンスシーンでのダンスを生で観せるショーです。 男性ダンサーがあまり濃いタイプではなくすっきりイケメン顔だったのが意外でした。 客席は総じて大人しく観ていましたが、 客席後方で一部のインド系の人達が踊ったりして盛り上がっていた模様。 しかし、すぐに終ってしまったので、その世界に入る前に終ってしまった感も。 一部のインド系の客も物足りなかったかアンコールのコールをしていました。
最後は、アオ・ナガ族舞踊団 (Ao Naga dance troupe) による ナガ族の一支族アオ族の伝統的な踊りや歌のパフォーマンスでした。 ナガ族はインド・ビルマ国境地帯に住むチベット・ビルマ系の民族です。 インドにはナガ族が主要民族となるナガランド州 (州都コヒマ) があります。 顔のつくりや衣裳にも、踊りや歌にも、いわゆるインドっぽさというか、 ヒンズー的な要素がほとんど全く感じられなく、 かといって、東南アジアっぽいとかチベットっぽいというわけでもなく。 ナマステ・インディアという文脈抜きで観たら、 アメリカ・インディアンのパフォーマンスと思ったかもしれません。 伝統的な踊りや歌を見せるものですが、 良くも悪くもショーとして作り込みはあまりされておらず地味な感じでした。 さえずるような女性の歌がちょっと印象に残ったかしらん。