土曜は朝9時半頃には家を出て朝の散策気分で三軒茶屋へ。 世田谷パブリックシアター が 毎週土曜の午前に開催しているワークショップ・シリーズ『土曜劇場プレイ・パーク』の 「森下真樹の≪うずうず≫ダンス教室」 第1回に参加してきました。 森下 真樹 の舞台は観たことないのですが、 去年のダンストリエンナーレトーキョー2009に 『独楽犬イルツキー』 [YouTube] で参加していましたね。
去年七月の腰の手術から半年。運動不足で若干体重増え気味だし、 自転車散策以外にも体を動かすことをしたいけど、フィットネスクラブのようなのは……、 なんて思っていた時、世田谷パブリックシアターでの観劇の際にフライヤを手にして、 その場の勢いで申し込んでしまったのでした。 場所も家の近所で、参加費も500円 (世田谷区民は400円) という安さ。 土曜の午前なら他の予定と被る可能性も低いですし。 もちろん、コミュニティ・ダンスへの関心 [関連発言] というのもないわけではないですが。
十年以上前の話になりますが、世田谷美術館で Nicolas Frize の Le Chant de la Chair というボディーパーカッションのワークショップに 参加たことがありました。 その時は、参加者の多くが音大・美大の学生・卒業者や演劇関係者のような人で、 それも圧倒的に女性が多かったという。 場違いな所に来てしまったかなー、と少々居心地の悪さを感じたものでした。 そんなわけで、今回も同じような状態かもしれない……、と、若干不安に思っていました。 しかし、行ってみたら自分のようなおやじもそれなりにいて、ひと安心。 フェスティバル/トーキョーの おやじカフェ に参加していた人たちが数人、このワークショップへも参加していたのでした。 おやじ度が高かったおかげで、リラックスして楽しむことができました。
第一回のテーマは「からだも楽器」ということで、 ボディーパーカッションを予想したのですが、良い意味で外れ。 といっても、月一回の初心者向けのワークショップということで、 あるディシプリンに沿って体を動かすトレーニングをするようなワークショップではありません。 イメージやアイデア、妄想から動きを作っていく体験をするようなワークショップでした。 特に、ワークショップ後半は、身体の動きをどう繋げて組み合わせて音楽と合わせて ダンス的な動きとして構成していくのか、その一つのやり方を体験したようで、興味深く楽しめました。
ちなみに、来月のテーマは「巻き手話」。 ウェブサイト『渋谷文化プロジェクト』の ダンストリエンナーレトーキョー2009関連特集「もっとコンテンポラリーダンスが好きになる!」の中に、 「ステップ3 ダンサー森下真樹 ミニワークショップ テーマ:「巻き手話」をマスターしよう!」 というベージがあるのに気付いてしまいました。 それも、YouTube 動画が3本も。これで予習しておかねば。
他のワークショップは知らないので、レベルや良し悪しの判断はしかねます。 頻度や参加費用を考慮しても、気楽な感じで体を動かす機会を作りたい、という人には ちょうど良いワークショップではないでしょうか。 参加者は若干女性が多めですが小学生から中高年まで年齢層も多様でした。 自分には合っていたように思います。 実は、年度末で忙しくなってきているので、参加を止めようかなとも思ったのですが、 参加して心身のリフレッシュが出来てよかったかな、と。 しかし、予想以上に激しく動くワークショップで、運動不足な体には少々キツかった……。 普段のデスクワーク中心の生活ではほとんど使わないような所を使ったので、あちこちに筋肉痛が……。
今週末は、このワークショップに参加しただけで、展覧会・舞台公演など観る余裕は無し。 CDレビューもお休みです。
土曜の午前は三軒茶屋へ。一ヶ月前に引き続いて、 世田谷パブリックシアターで 「森下真樹の≪うずうず≫ダンス教室」 第2回に参加してきました。 今回は「まき手話」ということで、特に後半は激しく動き回ることも無く、前回よりは楽でした。 といっても、前半はそれなりに動き回ったので、鈍った体にはそれなりに堪えましたが……。
土曜の午前は、世田谷パブリックシアターで 「森下真樹の≪うずうず≫ダンス教室」 [関連発言] の最終回。 前回は「まき手話」ということであまり体を動かさなかったのですが、 今回はかなり踊らされました。明日以降筋肉痛になりそう……。 今回のテーマは「からだ名刺」、「自己紹介」というお題での超短編創作ダンスのようなものです。 ま、三回のワークショップの仕上げとしてのダンス創作といったところでしょうか。 参加者それぞれの「からだ名刺」を繋いで最後に皆で踊る部分を付けると、 個々の自己紹介ダンスというというより全体の中のソロパートのようになったのも興味深かったです。
このワークショップを通して興味深かった点として、 動きの発想の仕方と構成の仕方 (第一回参加時に書きましたが) もありましたが、 もう一点、講師の 森下 真樹 さんが振り付ける際の指示の出し方もありました。 例えば「地球をぐっと押さえつけるように」とか。 岡田 暁生 『音楽の聴き方』 (中公新書 2009, ISBN978-4-12-102002-3, 2009) の 第二章「音楽を語る言葉を探す」の後半に出てくる「わざ言語」が アクチュアルに使われる場に立ってみて、 あの本に書かれていたことはなるほどこういうことか、と、まさに体感しました。
このダンス・ワークショップへ参加しようという一番の動機は、 運動不足解消のため体を動かす機会が欲しいということでした。 次いで、コミュニティ・ダンスへの興味。 実際に参加して、いい感じで体が動かせましたし、 コミュニティ・ダンスの日本での実践が思っていた以上に広がっているとも気付かされました。 しかし、このワークショップでの一番の収穫は、 動きの発想・構成や、動きを伝える「わざ言語」を、自分の身体を通して実感できたことでした。 なるほど、『音楽の聴き方』の第五章「アマチュアの権利」で書かれている 「してみなければわからない」とのはこういうことだったのか、と。
ワークショップへ参加するまではそういう意識は全くありませんでしたが、 実際のところ、『音楽の聴き方』に書かれていることの一部を 音楽をダンスに置き換えて実践してみた、という感もあります。 『音楽の聴き方』と同じ観点で書かれた『ダンスの見方』という本もあっても良いかもしれません。 正直に言えば、去年読んだときは『音楽の聴き方』は規範的に過ぎるように感じたのですが、 音楽ではなくダンスとはいえワークショップの体験を通して振り返ってみて、 良い本だったかもしれないと見直しました。 うまく踊れるようになりたいという程でもないですし、ダンサー志望は全くありませんが、 ダンス鑑賞の体験を豊かにするという意味で、今後もこういうワークショップに参加していきたいものです。 というか、Nicolas Frize: Le Chant de la Chair のようなワークショップへまた参加したいなあ、と。 音楽についても、楽器を習ってみるのも いいかもしれないなあ、と思ってみたり。
土曜早朝に Such Tweet Sorrow を観た/読んだ後、 一時間余り仮眠して、今度は 世田谷パブリックシアターへ。 一般向けのワークショップ 『“ダンス”の挑戦!?~からだ・ばしょ・もの~』 に参加してきました。 講師はAPE主催の 楠原 竜也 氏。
1〜3月に参加した『森下真樹の≪うずうず≫ダンス教室』 [関連発言] では 半数が大人の男性で、子供は3名。 今回も同様かと思いきや、全く違ってびっくり。 半数以上が子供、残りが大人の女性で、大人の男性は自分一人でした……。 ま、変に気にしても仕方ないので、1〜3月にやっていたように。 講師が変わったとはいえある程度は勝手はわかるので、自然に振る舞えたように思います。 最初に男性もそれなりにいるワークショップを体験しておいてよかった、というか。
ワークショップの内容は、 2人、4人で組になって間合いを取って動くようなもの各種。 他者との関係性の中で動くというのが、面白かったです。 次回のテーマは「ばしょ」いうことで劇場の稽古場を出てサイトスペシフィックなものになりそう。 こちらも楽しみ。
土曜の午前は世田谷パブリックシアターの土曜プレイパーク。 4月に続いて一般向けダンス・ワークショップ 『“ダンス”の挑戦!?~からだ・ばしょ・もの~』 に参加してきました。 予定ではサイトスペシフィックなものだったのですが、使える場所が無くなってしまったとのことで、 稽古場を前の通路を使う程度。期待していただけに、ちょっと残念。 内容は、前回に近いゲーム的な動きや相手との関係性の中での動き。 ま、いい感じで身体を動かして楽しめましたが。
しかし、前回以上に大人の参加者が減って、子供の多いワークショップになってしまいました。 他の週にも参加している方の話によると、そちらでも子供が多いとのこと。うーむ。 ま、子供と混じってやることに特に抵抗は無いですし、 内容も特に子供向けというわけではないので、自分としては問題ありませんが。
土曜の午前は世田谷パブリックシアターの土曜劇場プレイ・パーク。 『“ダンス”の挑戦!?~からだ・ばしょ・もの~』 の第三回に参加してきました。 今回は「“もの”で遊ぶ」ということで、ひょっとして大物を使ってオブジェクト・ダンス?、なんて予想したりもしていましたが、 ティッシュや紙コップ、ペットボトルなど小物でした。それはそれで面白かったですが。 『“ダンス”の挑戦!?~からだ・ばしょ・もの~』は今回でおしまいですが、 また来月からのシリーズに出たいものです。
土曜の午前は世田谷パブリックシアターの土曜劇場プレイ・パーク [関連発言]。 7〜9月のプログラムでは第1週の 『“からだ”に耳をすます』 がダンスのワークショップ。 講師は 鈴木 ユキオ 氏。 子供が過半を占めた4〜6月のプレイ・パークとうって変わって、今回は大人中心。 それも、いかにも経験者という参加者もいて、さすが身体の動きが違うな、と。 第1回のテーマは「“からだ”でつながる「人」や「場所」」。 紐を持って繋がっているかのような動きなど、確かにこのテーマっぽく感じました。 ボールを投げ合うかのような動きや、身体を投げ合うような動きが、印象に残りました。 初心者向けワークショップということで、自分がなんとかついて行かれる動きでしたが、 今まで参加したプレイ・パークの中で、最も汗をかいたように思います。 翌日から酷い筋肉痛が……。
土曜の午前は世田谷パブリックシアターの土曜劇場プレイ・パーク [関連発言]の ダンス・ワークショップ。 『“からだ”に耳をすます』 (講師: 鈴木 ユキオ) の第2回「“からだ”で「もの」を感じてみる」に参加してきました。 第1回も子供が少なかったのですが、今回はさらに減って2人だけ。 子供は夏休みの旅行や帰省。そういうとの関係無い大人だけ参加したという所でしょうか。 まずは、紙を手や頭に載せたり、手でひらめかせたりしつつ、それに合わせて動く所から。 その後に紙無しながらそれがあると想像しながら動きました。 一度紙有りで動くとイメージし易くなるのか、紙が無くても有るかのように意識できるのが面白かったです。 今年に入ってから三人の講師のワークショップに参加してきて、それぞれやり方は違うのですが、 イメージすることの重要性という点では共通する所があるなあ、と気付かされました。 今年1〜3月の時の 森下 真樹 は「妄想」という言葉を使っていたなあ、とか。