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旅のアルバム
南ドイツ・スイス・北イタリアの旅
①オーバーアマガウ、フュッセン(南ドイツ)
②メーアスブルグ、マイナウ島(南ドイツ)、シュタイン・アム・ライン(スイス)
③チューリッヒ、ルツェルン(スイス)  ④コモ、ベルガモ(北イタリア)

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コモ、ベルガモ (北イタリア)


コモ湖

地名をクリックしてお好きなところからもご覧になれます
オーバーアマガウ、フュッセン(南ドイツ) Page1
メーアスブルグ、マイナウ島(南ドイツ)、シュタイン・アム・ライン(スイス) Page2
チューリッヒ、ルツェルン(スイス) Page3
コモ、ベルガモ(北イタリア) Page4


アルプスの長ーいトンネルを抜け、北イタリアに入ってきました。
アルプスの南山麓に散らばる北イタリアの湖水地方。多くの芸術家や作家達が愛した美しい自然。
イギリスの詩人シェリーが「あらゆる美を超えたもの」としてコモ湖を称賛したと云われます。
コモ湖南端の町「コモ」と、コモから西へ約50kmの所にある中世の町「ベルガモ」をご紹介します。
フィレンチェ、ヴェネチア等とは違う、むしろドイツやスイスに近いイタリアの魅力を発見することができます。
コモ湖
コモ湖は、長さ50km、最大幅4.4kmの湖で、深さは最大410mもあり、ヨーロッパ最深の湖といわれる。中央部のベッラージオから二またに分かれた様なY字の反対形をしている。周りは高い山々に囲まれ、オリーブの木、胡桃、イチジクの木々や花々が美しい。
古くはカエサルやアウグストゥスというローマ皇帝に愛され、18~19世紀にはヨーロッパの各国王室や富豪、芸術家らが湖畔にヴィッラを建てた。今ではイタリアきっての避暑地となっている。 ジョージ・クルーニーやベルサーチ、ソフィア・ローレン等の別荘があるのも有名。

コモ湖

コモ湖畔の公園

コモ湖畔の「ヴォルタ博物館」
(電池の発明者ヴォルタの発明品が展示されている)

釣りを楽しんでいる人も多い。

リゾート地らしく、ボートの並ぶ風景も美しい。
遊覧船も出ています。

ブルナーテ山
ケーブルカーで登るとアルプスの山々、
ロンバルディア平野、コモ湖の絶景が見られる。

道から直接出ている噴水

カヴール広場で「capitan V」発見!

湖畔にはオープンカフェやレストランも多い
コモ
コモはコモ湖南端にある湖畔の中心の町。シルクが特産物。ローマ時代の城壁が残る歴史ある町で、ロンバルディア様式とスルネ様式がミックスされた美しいドゥオーモの装飾されたファザードや内部のタペストリーや彫刻は必見! 隣接する13世紀の旧市庁舎(ブロレット)コムーネの塔も重厚で美しい。

一歩町に入ると、そこは中世の町並み

中央:ドゥオーモのクーポラ(円天井)
右:コムーネの塔 右側がドゥオーモ正面

ドゥオーモ
コモの町一番の見どころ
「大聖堂(ドゥオーモ)」
長い年月をかけて、18世紀に完成した大聖堂(ドゥオーモ)。(1396年着工~1740年完成。)
この地方のロンバルディア様式ルネッサンス様式の調和が美しい。ドゥオーモ正面左手が都市国家時代の旧市庁舎「ブロレット」(1215年建造、1899年修復)。1階がアーチになっているのが特徴。
この左に「コムーネの塔」がある。

コムーネの塔

ドゥオーモ正面
彫刻で装飾されたファザードが美しい。
ではドゥオーモの中に入ってみましょう。

荘厳な雰囲気の内部
朝の陽ざしが差し込むステンドグラス

円花窓のステンドグラス

ブルーと金の色彩が美しい天井

綴れ織りのタペストリー(16世紀)は必見!
流血が痛々しい、リアルな十字架像にドキッとする。



内部の彫刻も必見!

外の彫刻も繊細で素晴らしい

ドゥオーモ横の「ドゥオーモ広場」

賑わうコモの町

サン・フェデーレ教会

サン・フェデーレ教会入口の絵

サン・フェデーレ広場
教会前の広場では市が開かれる。ここはローマ時代、
市場が開かれていた所。痛みに効くという銅製の
ブレスレットを母のお土産に買いました。

楽しいクリスマスグッズ
★町をさらに南に進むと城壁が見えてきます。★

中世の城壁の塔

城壁の門ポルタ・トッレ(12世紀の軍事用建築物)

城壁の外から中を覗くと・・・

歴史あるコモの市街地

小悪魔のオンパレード

古代ローマ時代の柱を使っている。

狭い路地に入ると、そこはもう中世です。

イタリアらしい現代アートの壁画
古い町に現代アート、興味深いですね。

芸術家らしき人がこの壁画を写真に
撮ったり、メモしていました。

イタリアでは、メインディッシュの前に必ずパスタが出るので、それだけでももうお腹いっぱい。
パスタはラヴィオリ、メインは鶏肉のオーブン焼きポテト添え、デザートはチョコレート&バニラアイス。

ベルガモ
コモから西へ約50km、ミラノから北に40kmのところにあるベルガモは、小高い丘の上に中世からルネッサンス期の美しい建築物の残る「チッタ・アルタ(上の町)」と、近代的な丘の麓の町「チッタ・バッサ(下の町)」の2つの顔を持つ。
アルタは13世紀までは自治都市として栄えたが、強国ミラノとヴェネチアにはさまれ、15世紀以降はミラノとヴェネチアの支配の間で揺れた。 ドビッシー作曲の「ベルガマスク組曲」はここベルガモを舞台にして生まれたもので、その中の一曲「月の光」はあまりにも有名。 また、オペラの大作曲家ドニゼッティの故郷でもある。

正面の丘の上が「チッタ・アルタ」(旧市街)、手前が「チッタ・バッサ」(新市街)

バッサ(新市街)の中心にある「戦没者の塔」
ムッソリーニ時代、1924年10月27日に「勝利」のシンボルとして建造されたが、後に第1次大戦の戦没者の塔となる。

バッサ(新市街)の町並み
バッサ(新市街)はビジネス中心の近代都市
だが、17、8世紀の古い地区も残る。

Sentierone(センティエローネ)大遊歩道 
ベルガモの街の中心部にある美しいアーケード1850年からのバールやアイスクリームパーラーはじめ、様々なお店が集まるショッピングモール。この右手に「ドニゼッティ劇場」がある。 (バッサ 新市街)
では、ケーブルカー(フニコラーレ)に乗ってバッサからアルタに上ってみましょう。

フニコラーレ(ケーブルカー)の駅 ここからアルタに上る。
cf. フニコラーレ(フニクラ)と云えば、イタリアの大衆歌「フニクリ・フニクラ」があまりにも
有名ですが、この歌はナポリのヴェスヴィオ火山へ上る登山電車(フニコラーレ)
のPRソングとして19世紀末に作られた歌です。「行こう、行こう、火の山へ・・・・」
しかし、現在は1944年のヴェスヴィオ火山の大噴火で、ナポリのフニコラーレは
廃止され、2人乗りのリフトのみとなっています。ベルガモのアルタは火山では
ありませんが、その気分を味わって、「♪♪ フニクリ、フニクラ・・・・・・♪♪」

フニコラーレ(ケーブルカー)で登っていく。

ケーブルカーからのベルガモ(新市街)の眺め

ケーブルカー終着駅前のメインストリート

駅を出て、すぐ右手の坂。車でも上れる。

メインストリート入口すぐ右の菓子店
ベルガモの菓子「ポレンタ」を発見!
早速買って食べてみました。

ヨーロッパでは、甘すぎるケーキが多い中、このお店の「ポレンタ」は、上品な甘さで、とても美味しかったです。

ベルガモではどの菓子店にもこの黄色い「ポレンタ」が売られているのを見かけます。ベルガモでお勧めのお菓子。





ベルガモの名菓「ポレンタ・エ・オゼイ」
「ポレンタ」とはトウモロコシ粉を粥状に煮た蕎麦がきの様な料理で、ヴェネツィア、北イタリアの郷土食。
昔、食糧難の時代、パンやパスタの代わりに食べられた。
「オゼイ」は野鳥のことで、料理ではポレンタの上にスズメ等のローストを乗せて食す。

菓子「ポレンタ・エ・オゼイ」はこの郷土料理「ポレンタ」の色・形に似せて作ったもので、スポンジ生地の中にチョコ味のムースの様なクリームが入っていた。料理のポレンタの上のスズメを模ったチョコ(またはマジパン)が飾られている。


狭いメインストリートを進んでいくと・・・

町の中心「ヴェッキア広場」に出る。
ヴェッキア広場

ヴェッキア広場中央にある「ライオンの噴水」
18世紀、ベネチア共和国により造られたもの。

ヴェッキア広場奥の「ラジョーネ宮」
12世紀には議会場だった。

上正面にヴェネツィア共和国の支配時代の
「サン・マルコのライオン像」
翼のあるライオンで、ヴェネツィアのシンボル

「ラジョーネ宮」の右隣 「市の塔」
塔の中には市立歴史博物館がある。

馬の顔をした「馬止め」

「市の塔」内の市立歴史博物館
遺跡が残されている。

ラジョーネ宮の床に描かれた
太陽と月の位置を表した画。
「SOLSTIZIO D'INVERNO」とは冬至のこと。
中世の建物の床にこの様な画を見たのは初めてです。
やはり地動説のガリレオの国らしいですね。
並んで建つ「サンタ・マリア・マッジョーレ教会」(左)と「コッレオーニ礼拝堂」(右)

サンタ・マリア・マッジョーレ教会
12世紀のロマネスク様式の教会。外観は14、15世紀に手が加えられ、内部は16末~17世紀初めのバロック様式となり、様々な様式がミックスされている。
華麗なタペストリー寄木細工の絵は必見!オペラの大作曲家「ドニゼッティ」の墓がある。

コッレオーニ礼拝堂
美しい大理石のはめ込み模様と彫刻のファザード。
ロンバルディア・ルネッサンスの傑作。
ベルガモ領主で、ヴェネツィアの傭兵隊長コッレオーニの墓がある。内部にはティエポロのフレスコ画が残る。(残念ながら内部は撮影禁止)

では内部を撮影できた「サンタ・マリア・マッジョーレ教会」をご紹介します。

華麗に彫刻された入口の柱飾り

繊細で美しい彫刻の入口上部のアーチ
色の違う大理石が使われている。

入口の赤いライオンの彫刻 (赤い大理石) 狛犬の様!

荘厳な教会内部

金色が上品に使われている。

壁一面の絵画と豪華なドア

素晴らしい木彫りの懺悔室
とタペストリー

圧巻のタペストリー

窓から差し込む光が神々しい

天井の繊細な画と彫刻には圧倒される
必見の寄木細工

ベルガモが誇る、オペラの大作曲家「ドニゼッティ」の墓
教会ツアー、お疲れ様でした。

ベルガモ チッタ・アルタ(旧市街)

14世紀の城塞の塔

イタリアらしいピザのオンパレード
下段はスパイダーマンクッキーやメレンゲ等

ワインに合いそうなイタリアの惣菜

デッカイ南瓜?

メインストリートでの路上ライブ

ベルガモアルタのケーブルカー駅に戻ってきました。
この後、ミラノから羽田へ~
 南ドイツ、スイス、北イタリアの旅、如何でしたでしょうか。
ベテランの添乗員さんも今回のツアーはとても興味のある内容だったそうで、
なかなか訪れる機会の無いレアな街も訪れることができ、貴重な体験をする
ことができましたので、それぞれに特徴あるアルプス山麓の素敵な街をご紹介
させて頂きました。 長いページをご覧頂き、ありがとうございました。
Foodについては「What'sNew」のページにまとめています。
こちらもご覧ください。
「南ドイツ・スイス・北イタリアの食べ物」
↑Click here!

     

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