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LAARVEE クラッシュ・サブマリーナー PEA001 MAD Paris限定カラーが新登場。

クラッシュ・サブマリーナー で一躍トレンドに駆け上った香港のオマージュウォッチメーカーLAARVEE(ラービー / ラビー)と、フランスのカスタムメーカーMAD Paris(マッドパリ)がコラボレーション。

インスタグラムに新年早々投稿していたモノクロのPEA001(クラッシュ・サブマリーナー)たちがようやく販売となります。

フランクミュラースーパーコピー時計代引き 優良サイトこのコラボレーションは面白いですね。

MADはDLCコーティングカスタムで有名になりました。farfetchなどで取り扱いがあります。

英国のバンフォード ウォッチ デパートメントのカスタムと同じような感じです。ここまで有名じゃないですけど。

販売されるのはこちらの2モデル。

6時位置にはMADの名前がプリントされていますよ。

今までSNEAKMARTやKITHとコラボしていますが文字盤に名前を入れる(ダブルネーム/ダブルスタンプ)のは初めてかも知れないですね。

シルバーなのかグレーなのかホワイトなのかよくわからないこちらは、https://www.laarvee.comとKITHのパリ店で販売されるとのこと。
追記)
KITHパリ店ではセット販売のようです。

日本時間だと3月1日の23時30分からオンラインショップで販売開始かな?現在カウントダウンしていますね。

ブラックカラーはNAMES.LIFEと言うサイトで独占販売のようです。みんなこっちが欲しいんじゃないのかな?

追記)
NAMES.LIFEとLAARVEEのサイトでも販売されるようです。

どちらのカラーも限定本数などの記載は今のところありません。

もし限定ならば各100本前後で500ユーロ前後になるでしょうか?

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因みにNAMES.LIFEはMADの取扱店のようです。現在はMAD for D1 Milanoが販売中。どこの国のオンラインショップなのかしら???

MADと言えばヴァージル・アブローさんがDLCコーティングされたノーチラスを着用されてましたね。

販売方法


LAARVEE x MAD
PEA001 BRUSHED SILVER EXCLUSIVE
Available at www.laarvee.com from Friday, March 1st, 3:30 PM CET / 2:30 PM UTC

PEA001 DLCBLK EXCLUSIVE
Available at www.laarvee.com from Friday, March 1st, 3:30 PM CET / 2:30 PM UTC

NAMES.LIFEの販売時間は不明・・・

LAARVEE x MAD EXCLUSIVE WATCH SET 1/100
The watch set will only be available at Kith Paris Flagship from Friday, March 1st, 2024

KITHパリ店のセット販売は100セットの限定だそうです。

まとめ


いかがでしょうか?

「【2024年新作】LAARVEE クラッシュ・サブマリーナー PEA001 MAD Paris限定カラー」でした。

若者の腕時計離れに待ったをかける人気ファッションウォッチ LAARVEE。本気の腕時計好きオジサンたちは鼻で笑うかも知れませんが、機械式の腕時計に興味を持ってもらうきっかけになればと思います。

情報が小出しなので、詳細がわかりましたら追記していきます。

それではまた!

2024.03.01 23:30

MAD Paris限定カラーは通常のモデルと異なり約700ドル(約105,000円)でした。

しばらく経っても完売せず、更にどちらのカラーも購入可能のようです。

ベル&ロス BR0392-D-LT-BR/SR “アビスグリーン” BR 03-92 ダイバー 42mmが新登場。

ベル&ロスのダイバーウォッチ BR03-92 DIVERから、42mmのブロンズケースにアビスグリーン文字盤をセットした999本限定モデル BR0392-D-LT-BR/SR が登場。

ベル&ロススーパーコピー時計代引き 優良サイト絵具のようなマットな質感のグリーンカラーですね。このシリーズ格好良いですよね。もっと評価されても良いと思うんですが値段が高いのかも知れません。

BR0392-D-LT-BR/SRの国内定価は748,000円。

チューダーならブロンズのブレスレット付きで68万円ですからね・・・

パワーリザーブ 54時間の自動巻キャリバー BR-CAL.302を搭載、300 m防水。工具とブラックのヘビーデューティー仕様シンセティックファブリックストラップが交換用に付属します。

海洋のエレガンス
初期の海洋探検の特徴的な素材であるケースのブロンズ、タイプ CuSn8(銅 92%、錫 8%)は、最も優雅な帆船の金具から借用されたものであり、時間の経過とともに古色を帯びます。

記録的な深さまで潜れるように設計
1997 年、11,100 メートル防水の世界記録を樹立した Hydromax によって、ブランドはダイビングの世界に参入し、その 10 年後には 1,000 メートル防水の BR 02 が発表され、次いで、インスツルメントウォッチ シリーズの BR 03-92 Diver が発表されます。すでに信頼性は証明されています。

プロ仕様の計器
BR 03-92 DIVER BLACK & GREEN BRONZE は、最も高度なプロフェッショナルの要請に応えます。

戦闘機のダッシュボードにある計器からインスピレーションを得たケースは、その主な機能である絶対的な精度でガイドすることを思い起こさせます。
「ダイバーズウォッチ」の国際規格である ISO 6425 認証:300 メートルまでの完璧な防水性
搭載されたキャリバー BR-CAL.302 により、静止状態でも連続 54 時間作動します。

BR0392-D-LT-BR/SRB


Bell & Ross
BR 03 DIVER
BR 03-92 DIVER BLACK & GREEN BRONZE
BR0392-D-LT-BR/SRB
999 本限定エディション
100% の航海の美学と性能:ブロンズ ケースおよびアビスグリーン文字盤
¥ 748,000

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技術仕様
ムーブメント キャリバー BR-CAL.302。 自動巻き。 パワーリザーブ 54 時間。
機能 時、分、秒、日付。
ケース 幅 42 mm。ポリッシュ/サテン仕上げ CuSn8(銅 92%、錫 8%)ブロンズ。ブラウンの陽極酸化処理アルミニウム リングおよび Bilight® ドット、60 分目盛り付きブロンズ製逆回転防止ベゼル。ねじ込み式リューズ。リューズガード。ステンレススティール ケースバック
文字盤 グリーン。ホワイトのスーパールミノバ® コーティングが施されたブラックの「バスタブ型」針。ホワイトのスーパールミノバ® コーティング(グリーンの輝き)が施された光沢のあるブラック スケルトンの時/分針。
カバーガラス 反射防止サファイアクリスタル。
防水性 300 m。
ストラップ ブラック ラバーとブラックのヘビーデューティー仕様シンセティックファブリック。
バックル ピン。ポリッシュ/サテン仕上げブロンズ。

まとめ


いかがでしょうか?

「【2024年新作】ベル&ロス BR0392-D-LT-BR/SR “アビスグリーン” BR 03-92 ダイバー 42mm ブロンズ 999本限定 ¥748,000-」でした。

独特な形状、ツール感の強いベル&ロスのダイバーズウォッチ、凄く良いんだけどな~。50万円以下だったらもっと人気出てたかも。質感も良いですしインパクトありますし。

ノーマルモデルは中古で30万円台で購入できますので、変わった腕時計が好きな方へオススメしますよ。四角い時計って少ないので希少なんです。

私はミリタリーカーキが好き。当時は50万円台の定価でしたけどだいぶ上がってきましたね。

フレデリック・コンスタント “Seconde/Seconde/” スリムライン ムーンフェイズ マニュファクチュール 限定モデルが新登場。

ドット絵などを採用してインパクトのあるカスタムをするSeconde/Seconde/(ロマリック・アンドレさん)とフレデリックコンスタントがコラボレーション。

ブライトリングスーパーコピー時計代引き 優良サイトスリムライン ムーンフェイズ マニュファクチュールのバーインデックスがバラバラになっちゃったような不思議なカスタムを行いましたね。これだけで非常に印象深いカスタムになっています。トラヴィス・スコットとオーデマピゲのロイヤルオークみたいに手書きのフォントになっているのもグッド。


ベースとなったスリムライン ムーンフェイズ マニュファクチュール42mmは6時位置のムーンフェイズと日付針機能キャリバー搭載。自動巻き(自社ムーブメント キャリバーFC-705)、日付針、ムーンフェイズ、ケース径42mm、ケース厚11.3mm、3気圧防水、ステンレススチール、アリゲーターストラップとなっていて、スペックは既存モデルのままインデックスカラーが異なる2つのモデルが展開されます。コラボレーションモデルはあまり国内展開がされないので国内定価は不明。

人間の本質と美
ロマリック・アンドレは、フレデリック・コンスタントとの初めてのコラボレーションについて、次のように語っています。「時計愛好家として、私たちは完璧さを求めます…しかし、あまりにも完璧になりすぎると、私たちは魂の欠如や時計製造の “職人のルーツ “とのつながりの欠如を後悔し始めます。それは人生においても同じで、完璧を求めるあまり、時に人間性や美と相反してしまう。私は社会的な身体としての矛盾について話すのが好きで、この時計は、私たちみんなが持っているこの甘い二極性を少し体現していると思います。”

ロマリック・アンドレ
コメンテーター、コメディアン、時計ハッカー、さらにはゲリラ・アーティストの中間に位置するロマリック・アンドレは、seconde/seconde/という別名で世に知られている。わずか数年の間に、seconde/seconde/は多くの時計コレクターの注目の的となった。ヴィンテージウォッチを遊び心たっぷりに編集したり、大小さまざまな価格帯のブランドとコラボレーションしたりと、seconde/seconde/は風刺と時計学という2つの情熱を融合させるための完璧かつ未開拓の遊び場を時計業界に見出した。

FC-705SOC4S2


MANUFACTURE
SLIMLINE MOONPHASE DATE
FC-705SOC4S2
In collaboration with the artist seconde/seconde/
CHF 3,295.00(約563,800円)

フレデリック・コンスタント&セコンド/Frederique Constant & Seconde/seconde/
スリムライン ムーンフェイズ デイト マニュファクチュール」は、遠くから一目見ただけでは…まったく普通の時計に見えます。精巧に磨き上げられた3分割42mmステンレススティール製ケース、繊細な輝きを放つマットシルバーの文字盤、調和のとれたムーンフェイズと日付表示。しかし、よく見ると、何もかもが見かけ通りではないことがわかる。オンライン限定モデルでは、リューズ、針、アプライド・インデックスがローズゴールドの色調を放ち、スティールやシルバーのクールな要素とは対照的です。しかし、それは始まりに過ぎない。

文字盤は明らかにおかしい。植字されたアワーマーカーは、奇妙に不揃いに配置されているように見える。ロゴの文字と日付表示は手書きのように見える。ムーンフェイズ・ディスクの月と星でさえ、不揃いで手書きのように見える。フレデリック・コンスタントのスリムライン ムーンフェイズ デイト マニュファクチュールの手作り感を際立たせるために、人為的なミスや手書きならではの不揃いなタイポグラフィーを取り入れ、一方で要素自体は完璧に手作業で仕上げました。

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追加情報
ハイライト
機能 時、分、ムーンフェイズ、日付表示(手巻き
ムーブメント マニュファクチュール

ムーブメント
リファレンス FC-705
ムーブメントの種類 自動巻き
パワーリザーブ(時間) 38h
振動数/時 28’800高度/時
ジュエル 26

ケース
素材 ステンレススティール
カラー ステンレススティール
直径または寸法(mm) 42
厚さ(mm) 11.3
ラグ幅(mm) 21
防水性(ATM) 3

文字盤
カラー シルバー
仕上げ マット
インデックス 適用インデックス

ストラップ
素材 アリゲーターレザー
カラー ブラウン
寸法 (mm) 75×115
バックル 折りたたみ式バックル
バックル幅 18
ストラップ幅(=ラグ幅) 21
証明書 限定版
限定本数 10

良いですねぇ、42mmはちょっと大きいけどこの雰囲気は最高です。さらにわずか10本限定は非常にヤバい。seconde/seconde/がもっと有名になったときに欲しかった人多そうです。

FC-705SOC4S6


MANUFACTURE
SLIMLINE MOONPHASE DATE
FC-705SOC4S6
In collaboration with the artist seconde/seconde/
CHF 3,295.00(約563,800円)

FC-705SOC4S6の方は100本の限定モデル。

普通のドレスウォッチとしても使えるしユニークなモデルとして注目されそう。

まとめ


いかがでしょうか?

「【2024年新作】フレデリック・コンスタント “Seconde/Seconde/” スリムライン ムーンフェイズ マニュファクチュール 限定モデル 3,295スイスフラン」でした。

Seconde/Seconde/のコラボレーションモデルはいつも面白いですが、このスリムライン ムーンフェイズはなかなかのヒットの予感。とは言え、10本と100本と言う激少なので実機を見る機会は無さそうで残念・・・

新社会人におすすめしたい機械式腕時計を5本紹介する。

今や社会人にとって必携のアイテムではなくなった腕時計。そんな現代だからこそ、昔ながらの主ゼンマイで動く機械式腕時計に目を向けてみてはいかがだろうか。なお今回は、機械式腕時計の中でも比較的手頃な20万円以下のモデルから選定している。

社会人生活を伴走してくれる、とっておきの1本を選ぼう
徐々に日差しが暖かくなり、草花が景色を彩る4月。それ、入学や入社、あるいは転勤など、新生活が始まる季節でもある。中でも新社会人を目前に控えた方にとって、4月という節目は、長い人生における大きなターニングポイントのひとつ。残り少ない学生生活を謳歌しつつも、期待と不安の狭間でどこか落ち着かない日々を過ごしている方も少なくないだろう。そんな方にはぜひ、これからの長い社会人生活を伴走してくれる機械式腕時計を手にすることをおすすめしたい。

一昔前であれば、腕時計は社会人にとって必携のアイテムであった。時間を守れなければ、顧客や上司、同僚からの信頼を失いかねないからだ。しかし、スマートフォンやパソコンの普及によって、腕時計をしなくても簡単に時刻を知ることができるようになった。現代の社会人にとって、腕時計は必ずしも必要なものではないのだ。

口コミ第1位のカルティエスーパーコピー 代引き専門店しかしそんな今だからこそ、温かみにあふれた機械式腕時計に目を向けてみてほしい。機械式はクォーツ式に比べて精度に劣り、さらに定期的に主ゼンマイを巻き上げなければ数日で運針を停止してしまう手間のかかる存在だ。一方で、故障した場合でも使い捨てるのではなく、部品を新規に作り出すなどといった修理をすることで、長期間使い続けることができると言われている。正確な時間を簡単に得られる中、手元の時間が多少アバウトでも支障はないだろうし、仕事に使う道具の中で、愛着を持って数十年と使い続けられるものはそう多くない。もちろん、仕事では腕時計を着用せず、プライベートを楽しむために個性的なモデルをチョイスするということもできるのだ。

新社会人として社会の荒波に漕ぎ出すのは、人生の中で二度とない機会だ。その機会に決意とともに選び取った1本は、この先のさまざまなタイミングで励ましをくれることだろう。今から数年後に手元へ目をやれば、その頃のフレッシュな思いや熱意を思い起こさせてくれるはずだ。長い人生をともに歩む相棒として、納得のいく機械式腕時計を見つけ出していただきたい。

オリエントスター「ダイバー」Ref.RK-AU0309B
オリエントスター ダイバー RK-AU0309B
オリエントスター「ダイバー」Ref.RK-AU0309B
流れるようなフォルムが特徴のダイバーズウォッチ。パワーリザーブインジケーターを搭載しているため、初めての機械式腕時計としても使いやすい。自動巻き(Cal.F6N47)。22石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(直径43.6mm、厚さ14mm)。200m防水。10万1200円(税込み)。(問)オリエントお客様相談室 Tel.042-847-3380
200m防水を誇る本格的なダイバーズウォッチでありながら、丸みを帯びたデザインが柔らかな印象をもたらす、オリエントスター「スポーツコレクション」のモデル。リュウズガードがなく、スリムなラグを備えたケースは過度な主張をせず、ビジネスシーンでも着用しやすい。逆回転防止ベゼルを用いることで経過時間を計測し、仕事のタスク管理にも活用することができる。

ブラックのダイアルには、蓄光塗料を塗布したインデックスと針が組み合わされ、日中はもちろん、暗所でも高い視認性を発揮する。3時位置には日付表示を配し、12時位置には主ゼンマイの残量を可視化するパワーリザーブインジケーターを備え、実用性に優れている点も魅力だ。

ステンレススティール製のブレスレットはスポーティーな3連タイプ。プッシュボタンによって開閉する、ダブルロック式のバックルが装着されている。交換用のラバーストラップも付属し、付け替えることでより軽快に着用することも可能だ。

セイコー プレザージュ「クラシックシリーズ」Ref.SARJ007
セイコー プレザージュ「クラシックシリーズ」Ref.SARJ007
9時位置のオープンハートによってテンプの動きを楽しむことができる、クラシカルなデザインのモデル。約72時間の実用的なパワーリザーブも魅力。自動巻き(Cal.6R5J)。24石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約72時間。SSケース(直径40.2mm、厚さ13mm)。10気圧防水。15万4000円(税込み)。(問)セイコーウオッチお客様相談室Tel.0120-061-012
日本の美意識を体現するブランド、セイコー プレザージュの「クラシックシリーズ」。その特徴は、日本の日常を彩ってきた伝統工芸品などの色彩や質感に着想を得たデザインが与えられていることにある。Ref.SARJ007では、アイボリー調のダイアルに絹を想起させる型打ちパターンが施されている。

シリーズ名の通り、クラシカルなデザインが与えられていることも本作の特徴だ。ダイアルは外周に向けて緩やかにカーブし、それに合わせてインデックスの上面や秒針と分針の先端、サファイアクリスタルも湾曲している。6時位置には24時間表示、9時位置にはテンプの鼓動を鑑賞することのできる開口部を配し、立体的な造形を楽しむことが可能だ。

オーソドックスなデザインのケースは、スーツスタイルにもマッチする。やや円錐型のリュウズや、ヘアラインとポリッシュで仕上げ分けた7連タイプのブレスレットが、クラシカルな印象だ。日常生活では十分な10気圧防水を備えている点も魅力である。

シチズン「メカニカルダイバー200m」Ref.NB6025-59H
プロマスター メカニカルダイバー200m
シチズン「プロマスター メカニカルダイバー200m」Ref.NB6025-59H
オールブラックの外装がクールなダイバーズウォッチ。スマートなデザインは、オンオフ問わず着用しやすい。軽量なスーパーチタニウム製であることも特徴のひとつ。自動巻き(Cal.9051)。24石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。スーパーチタニウムケース(直径41mm、厚さ12.3mm)。200m防水。18万1500円(税込み)。(問)シチズンお客様時計相談室 Tel.0120-78-4807
フジツボに覆われるほどの長期間、海中で稼働し続けたという逸話を持つ、“フジツボダイバー”こと「チャレンジダイバー」のデザインを受け継ぐモデル。グレーからブラックへとグラデーションするダイアルには、視認性に優れる幅広のスクエア型インデックスが配されている。3時位置には日付表示が搭載され、日常使いにも便利だ。

ケースとブレスレットは、耐アレルギー性と耐食性に優れ、軽量なチタンにデュラテクトDLCを施した、スーパーチタニウム製。デュラテクトDLCによって耐傷性が高められ、オールブラックのカラーリングが個性を主張する。ケースの厚さは12.3mmであり、200m防水のダイバーズウォッチとしては比較的スリムなサイズ感だ。ベゼルには逆回転防止機構が備わっており、ダイビングにも使用することができる。

ムーブメントは、機械式自動巻きのCal.9051を搭載する。1万6000A/mまでの磁界に耐えうる第2種耐磁を備えており、電子機器を使用する場面でも安心して着用することが可能。

ハミルトン「ジャズマスター オープンハート」Ref.H32705140
ハミルトン ジャズマスター
ハミルトン「ジャズマスター オープンハート」Ref.H32705140
宇宙を想起させるようなミッドナイトブルーのダイアルを採用した、「ジャズマスター オープンハート」の新作。36mmケースモデルもラインナップしているため、手首が細めの方はこちらも要チェックだ。自動巻き(Cal.H-10)。25石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約80時間。SSケース(直径42mm、厚さ11.44mm)。5気圧防水。16万9400円(税込み)。(問)ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン Tel.03-6254-7371
「ジャズマスター オープンハート」のラインナップに加わった、2025年新作。アベンチュリンをイメージしたダイアルは、深いブルーにゴールドカラーの粒子をちりばめることで、星々が瞬く宇宙を想起させるデザインに仕上がっている。大胆な開口部は、ジャズマスター オープンハートの最大の特徴だ。テンプや歯車など、機械式時計ならではの機構や、地板に施されたペルラージュ装飾を楽しむことができる。くさび型のインデックスやシャープな針はゴールドカラーに仕上げられ、視認性も確保されている。

ステンレススティール製のケースは、手元で確かな存在感を発揮する直径42mmサイズ。ヘアラインとポリッシュを施すことで、立体的に仕上げている。ステンレススティールブレスレットは、5連タイプの上品なデザインだ。両開き式のバックルを採用することで、装着感と着用時の見た目の一体感を高めている。

搭載するムーブメントは、Cal.H-10。耐磁性に優れるニヴァクロン™製ヒゲゼンマイを搭載し、約80時間のロングパワーリザーブを達成している。

ティソ「シュマン・デ・トゥレル 39mm」Ref.T139.807.11.061.00

ティソ「シュマン・デ・トゥレル 39mm」Ref.T139.807.11.061.00
グレーのダイアルが上品なクラシックウォッチ。過度に主張しないデザインは、スーツスタイルにも相応しい。自動巻き(Cal.パワーマティック80)。23石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約80時間。SSケース(直径39mm、厚さ11.22mm)。5気圧防水。12万7600円(税込み)。(問)ティソ Tel.03-6254-5321
1907年にティソが工房を設立した、ル・ロックルの通りの名前を冠した「シュマン・デ・トゥレル」。カルティエ時計コピー 代金引換優良サイト豊富なバリエーションを擁するシュマン・デ・トゥレルだが、今回紹介するのはその中でもさまざまなシーンで着用しやすいシンプルなデザインのモデルだ。

グレーのダイアルには、中心から外周に向けて光が走るサンレイ仕上げが施され、細身のインデックスが上品な印象を与える。アルファ型の時分針は、中央を境としてポリッシュとヘアラインに仕上げ分け、視認性を高めている。6時位置には日付表示を配し、シンメトリーなレイアウトを保ちつつ実用性を確保している。

直径39mmのステンレススティール製ケースは、ラグを短く切り詰めることによってコンパクトに仕上がっている。ドーム型のサファイアクリスタルと、一部のコマにポリッシュを施したブレスレットが、クラシカルなデザインを強調する。

搭載しているムーブメントは、Cal.パワーマティック80。ニヴァクロン™製ヒゲゼンマイを採用し、約80時間のロングパワーリザーブを備えている。

「リイシュー 1983 オートマティック」を実機レビュー!

「“分かっている人”に響く時計」として、2024年12月にタイメックスから打ち出された「リイシュー 1983 オートマティック」を着用レビューする。時計オタクオジサンたちの心をつかむ意匠とディテールに、オールドウォッチ好きの筆者もメロメロ。なお、実際の着用は男性社員が行い、着用感をヒアリングする形で原稿を作成している。

レビュー期間中に手首を怪我してしまって腕時計が着けにくかったので、自分ではこのモデルを着用しての生活はしていない。直径34mm、厚さ12mmという小径ケースは取り回しやすく、手首回り14.7cmの女性である私にとっても良好と感じる装着感で、実際に着用レビューしたら楽しかっただろうなぁと悔やまれる。

タイメックスの2024年新作「リイシュー 1983 オートマティック」を着用レビュー!
タイメックスは2024年12月、「リイシュー 1983 オートマティック」をリリースした。「リイシュー」は復刻を意味する通り、タイメックスが自社の名作をよみがえらせるというコンセプトのコレクションで、本作は1983年製のモデルにルーツを持つ。オリジナルはタイメックス本国の総合カタログで、ドレス向けモデルとして紹介されているとのこと。

スーパーコピー時計 代引き専門店タイメックス リイシュー 1983 オートマティック
タイメックス「リイシュー 1983 オートマティック」Ref.tx-tw2w70800
自動巻き。SSケース(直径34mm、厚さ12mm)。50m防水。4万2900円(税込み)。現在ホームページでは再入荷待ち。
最大の特徴は、まだブラウン管であった時代のテレビをモチーフとした“TVダイアル”だ。「ドレス向け」というように、細身のインデックスや針、シルバー文字盤は上品な一方で、スクエア型となることで、ユニークさをも獲得している。

なお、ムーブメントはMIYOTAとのこと。また、現在ホームページでは売り切れていて「再入荷待ち」となっており、次の入荷は2025年6〜7月が予定されている。

そんなリイシュー 1983 オートマティックを、他の従業員の協力も得ながら、実機レビューしていく。

時計オタクオジサンを引き付ける意匠
タイメックス リイシュー 1983 オートマティック
“TVダイアル”にボックス型風防、エッジの効いたケースとブレスレット……レトロフューチャーな雰囲気がオールドウォッチ好きに刺さりまくる。ちなみにこういったスクエア型文字盤を持つモデルというのは、1970年前後よりオメガやIWC、シチズンなどのブランドが手掛けてきた。しかし同じスクエア型とはいえモデルによってそれぞれ味があり、きちんと差別化されている。

1970年代以降の時計業界では、各ブランドがデザインによって他社と差別化を図ることを試みた結果、さまざまな意匠が生み出された。1980年代に入るとクォーツムーブメントが普及したこともあり、意匠の独創性や自由度はいっそう際立っていく。この時代に作られた時計が、現在再評価されている。よく「流行は繰り返す」などと言うが、レトロで現代にはない雰囲気やスタイルを持った腕時計というのは確かに面白く、多くのブランドがタイメックスと同じように「復刻」を行なっている。

もっとも1970〜80年代の時計デザインは前述の通り、本当に多種多彩で、復刻モデルもしかり、だ。そんな中でも本作のようにここまで“オジサン時計”を突き詰めたものとなると珍しく、タイメックスさん、よくやってくれたよと膝を打ちたくなる。なぜなら、こういったオジサン時計を求めている時計オタクオジサンは、自分も含めて(私はオジサンならぬオバサンですが)、少なくないためだ。「こういうので良いんだよ」的な。時計オタクはオリジナルを購入するケースもあるものの、半世紀近く昔の個体となると良いコンディションのものを見つけるのが途端に難しくなるということも相まって、現行品でこんなオジサン時計を購入できるというのが、本当にうれしいのだ。決して派手ではなく、むしろ地味な本作は、タイメックスの狙い通り「“分かっている人”に響く時計」である。

タイメックス リイシュー 1983 オートマティック

メーカーの広報画像より。過去のモデルを復刻させる際に多いのが、ケース径を拡大する、というものだ。しかし本作は、かつてのドレスウォッチに忠実な34mm径というコンパクトなケースを維持。この英断も素晴らしいと言わざるを得ない。

本作は、なぜここまでオジサンに徹底していると思わせられるのか? そのディテールを、さらに深掘りしたい。

繰り返し記しているように、本作の最大の特徴はブラウン管テレビを模した文字盤だ。この文字盤を守るアクリルガラスの風防はボックス型で、サイドから見ると風防が切り立った様子も、レトロ感が満載だ。

縦方向のヘアラインを施したシルバー文字盤も、渋い、渋すぎる! 時計オタクの中には「カレンダー表示の小窓はいらない」というノンデイト原理主義者もおられるだろうが、個人的には日付があることで、いっそうオジサン感が強調されているように思う。

細身の針・インデックスは控えめで、この点も「派手にならないオジサン時計」という要素を適格に備えていると言える。

タイメックス リイシュー 1983 オートマティック

蛇腹式ブレスレットも、本作の特徴のひとつ。サテン仕上げが多めで、コマ表面の両サイドはポリッシュ仕上げが与えられており、デザインにメリハリが効いている。
ブレスレットは懐かしの蛇腹式。男性用アクセサリーなんかでも見られた仕様で(あまりアクセサリーについて知らず、今も流行っているのかもしれないが、自分の祖父が身に着けていたこともあり、年配男性が着用するアクセサリーといったイメージ)、ゴムのようにある程度伸縮する。このブレスレットを軽く引っ張るだけで脱着できるため、急いでいる朝などにも簡単に着けて家を出られそうだし、伸縮性があるので、むくみやすい夏場に腕時計がキツイといった悩みを考えなくて良い。引っ張り続けることによる耐久性は少し気になった。

このように、細部にわたってオジサン時計を突き詰める本作。ちょっとシャレたアクセントを……などといった発想をせず、地味に徹する。この地味さがむしろ本作を非凡な存在に押し上げており、リイシューコレクションのみならず、「マーリン」や「MK1 メカニカル」などといった、過去のアーカイブに範を取ったモデルでヒットを飛ばすタイメックスの、復刻時計の名手としての「腕」が垣間見える。

オジサン時計を実際に着用してみてどうだったか?
タイメックス リイシュー 1983 オートマティック

Photograph by Yousuke Ohashi (Chronos-Japan)
34mmという小径ケースであるため、“細腕”の大橋の手首幅からもはみ出さず、収まっていることが分かるリストショット。薄型時計ではないので少し浮いている感じはするものの、軽量であるがゆえに、デスクワークの邪魔にもならなそうだ。
今回手首に怪我をしていたため、着用レビューは同僚の大橋洋介に行なってもらい、その着用感をヒアリングした。

直径34mmというケースサイズ
普段から小径ケースを好んで着けている大橋に、本作のサイズについてどう思ったか聞いたところ、「手首が細いので、比較的小さなサイズの腕時計を好む自分ですが、それでもこの腕時計は自分にとって小さな印象を覚えました。TVダイアルが小さく見える印象を与えているのかも」とのこと。確かに現代のスタンダードは40mm径前後であり、34mmというとかなり小さい。この小ささが何度も言ってる「よくやった!」なんですけどね。

蛇腹式ブレスレットも見どころ!
また、蛇腹式ブレスレットについて「本作の見どころ」として、印象的であったと語ってくれた。

「(腕時計で)蛇腹式ブレスレットを21世紀に復活させた、数少ない例がこの時計であると思います。最近、ほとんどこのタイプのブレスレットを見かけませんよね。現行品としては、ハミルトンの『ベンチュラ』くらいでしょう。ちなみに初代『カシオトロン』にも、これと同型のブレスレットを備えたモデルが存在していましたが、復刻版の製造にあたって、ブレスレットは再現されませんでした。それほど復刻から“漏れる”日陰の存在に光を当てたというのは、かなり挑戦的です」。うーん、なるほど。

「部分的にヘアライン仕上げが施され、残りがポリッシュで仕上げられている点と、ブレスレットの角が『立っている』点が、高級感を増していてグッド」とも話していた。「昔の蛇腹式ブレスレットは『プレスしただけ』感があって、どうしても安っぽさを感じてしまいます。そこを磨きで仕上げ、高級感を与えた意義は大きいです」という。

タイメックス リイシュー 1983 オートマティック

Photograph by Yousuke Ohashi (Chronos-Japan)
伸縮するのが便利な、蛇腹式ブレスレット。伸び縮みの遊びはそこまで大きくないため、指の腹を挟んでしまうといったことは気にならなかった。
「蛇腹式ブレスレットはバックルがないので、デスクワークをしている時に邪魔にならないというのもうれしいポイントでした」

また、私自身も本作が「昔のオジサン時計を忠実に再現しながら現代技術で復刻してくれて、タイメックスさんありがとうございます」とお礼を言いたくなるのが、工具なしでサイズ調整できるという本作の仕様だ。外すことのできるコマの裏側(手首に当たる部分)を押すと、カチッと簡単に外せるようになっているのだ。

タイメックス リイシュー 1983 オートマティック
コマの裏側を押しながら引くと、簡単にコマが外れた。着け直すのは少し難しいと感じた。脱着の際、傷付けてしまわないように要注意だ。
「昔の蛇腹式ブレスレットは、サイズ調整のためにコマを外すのが大変でした。ブレスレットを引っ張って、工具で突いて、どうのこうのしてやっと外せるんです。基本的には専門店に頼むものです。だから、工具を使わずにコマが外せる機構というのは、ユーザーにとってありがたいです。ただ、外せるコマの部分は、ブレスレットが伸縮しません。上下だけでなく左右にも伸縮する自由度の高さがこのブレスレットの売りなのに(そこは残念)」

私も前述したように、大橋も耐久面では懸念点があるようだった。

「耐久性の観点から、蛇腹式ブレスレットの採用を避ける場合もある、と聞きます。だから、このブレスレットの堅牢性というのは、少し不安にも思っています」

タイメックス リイシュー 1983 オートマティック
ケースバックはソリッド式で、オールポリッシュに仕上げられている。自動巻きムーブメントを搭載することもあって厚みはあるものの、12mmほどであるため、同機構として一般的なボリューム感であると言える。
使い勝手もヨシ!

インデックスや針が細く、またメタリックであるためシルバー文字盤に埋没するといったことはないかな? と思ったが、しっかり磨かれていることもあり、光源による視認性の違いは気にならなかったとのこと。

タイメックス リイシュー 1983 オートマティック

Photograph by Yousuke Ohashi (Chronos-Japan)
細身のインデックスと針が、ドレッシーな印象も醸し出している。カレンダーディスクが文字盤カラーと同様にシルバーとなっているため、全体的に落ち着いた、いや、オジサンな印象だ。
使用感について私から触れると、MIYOTAのムーブメントということで特筆すべき点はないが、リュウズの操作性が良かったということは取り上げておきたい。本作のようにドレッシーなモデルというのはデザイン上の理由からリュウズが小さく設計されている場合も少なくない。こういった小さいリュウズは爪の長い自分にとっては引き出しにくく、本作もそういった懸念があったものの、引き出しはもちろん、主ゼンマイの巻き上げや時刻合わせもやりやすかった。リュウズに装飾された切り込みによって指の腹が痛いといったこともない。日常的に使いやすい腕時計だと感じた。

巧みな戦略が感じられる1本、これは「買い」!
時計オタクオジサンが大好きな要素を盛り込んだ、タイメックスの「リイシュー 1983 オートマティック」を実機レビューした。渋くて地味で、しかも34mm径ケースというコンパクトなサイズ感は、「復刻時計」であることをとことん追求するという同ブランドの姿勢が感じられた。一方で1980年代当時にはまだ生まれていなかったような若い世代にとっては、現行品にはない新鮮な印象を持った腕時計であると同時に、4万2900円(税込み)という手の届きやすい販売価格が相まって、腕時計を購入する際の良い選択肢となるだろう。

この原稿を書いている最中、タイメックスを日本で取り扱う株式会社ウエニ貿易のマーケティング担当者N氏から、同ブランドの復刻時計の展開について、興味深い話を教えてもらった。もともとタイメックスのアーカイブを復刻させる試みを行ったのは日本からで、日本市場で人気に火が付いた結果、現在のような多彩な復刻時計の展開につながったというのだ。本文の中でタイメックスの復刻時計の腕前について言及したが、それが日本発というのだから、我が国の時計市場の成熟具合がうかがえるというものだ。そしてこの話を聞いたのが、今年のタイメックスの新作モデルの、プレス向け展示会。まだ情報解禁されていないため詳細は後日の発信となるが、オールドウォッチ好きでもそうでなくても、欲しくなる新作モデルがそろっていたことは記しておく。

時計デザインの可能性を追求する。

「あったらいいな、こんな腕時計!」を本気で創ってみた。セイコーのデザイナーたちが、夢の時計作りに取り組む恒例の「パワーデザインプロジェクト」。その最新版、原宿で開催中の「専用すぎる腕時計展2(ツー)」をお見逃しなく!

セイコーのデザイナーが“欲しい腕時計”を創ってみた!
「必要は発明の母」という言葉があるが、人は必要に迫られると、良いアイデアを思いつくもの。 このwebChronosをご覧になっている時計好きのみなさんは、どんな仕事をしているのだろうか?  そして自分の仕事のために「こんな機能やデザインの腕時計が欲しい!」と思ったことはないだろうか? もしかすると、それが特殊なものでも、他の人にとっては意外に魅力的なものかもしれない。

2024年12月20日から2025年2月16日まで、東京・JR山手線の原宿駅・表参道側の東口および東京メトロ千代田線・副都心線の明治神宮前駅・3番出口からすぐ近く、IKEAとユニクロの入っている商業施設「WITH HARAJUKU(ウイズ・ハラジュク)」の1階にあるイベントスペース「Seiko Seed(セイコーシード)」において開催中の「専用すぎる腕時計展2(ツー)」は、そんなアイデアをカタチにした、つまりデザインモックアップではなく、オメガスーパーコピー時計 代引き専門店“実際に使える道具”として本気で作ってみた6作品が展示されている、とてもゼイタクな腕時計のデザイン展だ。

専用すぎる腕時計展2

日本を代表する時計メーカーであるセイコーのデザイナーたちが、「特別な仕事をしている人の、特別な目的のための腕時計」を2次元ではなく3次元で創り上げた。しかもモノづくり、時計作りの面白さと可能性を実感できるので、時計好きはもちろん、子供たちも楽しめるはず。「これ欲しい!」という視点で観ても楽しめるのだ。

すでにこのwebChronosでは開催前日の2024年12月19日に記事がアップされているが、2025年2月16日に会期終了が迫っており、この貴重な機会を見逃してはモッタイナイので、改めて紹介する。ぜひ足を運んでいただきたい。

作品を展示している6人のデザイナーと作品
実は、今回作品を展示している6人のデザイナーさんたち、ひとりひとりにインタビューしたのだが、それは後日「時計デザインの今」のようなかたちで改めてご紹介したい。今ここで、作品の詳細を記してしまうと“ネタバレ”となって、「専用すぎる腕時計展2」を訪れた際の驚きと感動が減じてしまうので、ここでは6人のデザイナーさんとその作品、筆者の気になる点と感想を付けておくだけにとどめる。

※画像をクリックするとネタバレ写真を見ることができる。

忍びたるもの、針を見ずして時を読め!
① 忍者専用腕時計/Ninja Stealth Watch
菅沼佑哉(SUGANUMA Yuya)さん

忍者ファンなら欲しくなる!? ジャパニーズ・シークレットウォッチ!
その腕前と、その腕元で魅了する
② クラブDJ専用腕時計/Specialized Watch for Club DJs
伊藤絢人(ITO Kento)さん

ハーフミラーが生み出すサイバーな浮遊感がカッコイイ!
見る者たちを魅了する夜の支配者に捧ぐ
③ ヴァンパイア専用腕時計/Vampire-Exclusive Watch
石原 悠(ISHIHARA Yu)さん

ちょっと怪しくて面白い、大人のジュエリーウォッチ!
ゆで卵の腕前、半熟からの大脱出!
④ ゆで卵好き専用腕時計/Egg-Boiling Watch for Boiled Egg Lovers
酒井清隆(SAKAI Kiyotaka)さん

ゆで卵好きならぜひ欲しい! ヒョコヒョコとジャンプする針の動きも楽しい。
すべての子供たちの笑顔のために
⑤ サンタクロース専用腕時計/Santa Claus’ Specialized Watch
松本卓也(MATSUMOTO Takuya)さん

夜、誰にも姿を見られることなく子供たちにプレゼントを届けるサンタクロースのための専用腕時計。相棒のトナカイを秒針先端に赤く配したのも秀逸。
時間と、あの人の私への想いをはかる
⑥ 恋する乙女専用腕時計/A Watch for Girls in Love
廣瀬由羽(HIROSE Yu)さん

占い好きならぜひ欲しい!? 品川女子学院高等部の生徒さんが企画協力!

原案スケッチなど、企画・開発時の資料も展示されているから、作品とともに、その制作過程にも想いを寄せてみるのも楽しいだろう。

「専用すぎる腕時計展2」の開催は2月16日まで。まだ観ていない方は、想像の斜め上をカタチにした、思いもよらない腕時計の表現手法を楽しみに、ぜひ原宿へGO!

ニバダ グレンヒェン 一風変わったクロノグラフ、

正直に言うと、時々物事を見逃すこともある。認めよう。ニバダ グレンヒェン クロノスポーツのプレスリリースを見たとき、これはヴィンテージニバダを再現したものだなと思い、すぐに忘れてしまった。見た目が奇妙に感じたのだ。9時と12時位置にインダイヤルがあり、3時位置に日付表示がある同じようなクロノグラフはほかに思い浮かばない。それは、(今回の新作が悪いのではなく)元となったプロトタイプのアイデアが未完成に見え、視覚的に上半分が重すぎるように感じた。直感的にコミュニティも同じように感じるだろうと思い、単に奇妙だからという理由だけで、この時計を批判するための場をわざわざ設ける必要はないと感じたのだ。

結局、私が間違っていたようだ。この時計はよく売れており、ニバダファンにも好評だった。私は時代に遅れていたのかもしれないが、“今さら遅い”と思いながらも“やっぱりちょっと変わっているな”と感じた。そしてChrono24でオリジナルを見つけ、購入を考えた。それは私が正気を失っているか、あるいはこの時計に何か引きつけられるものを感じたからかもしれない。残念ながら、Geneva Watch Daysでこの新作とニバダのオーナーであるギヨーム・ライデ(Guillaume Laidet)氏に会った時点で、そのヴィンテージモデルはすでに売れてしまっていた。それと同時に、最信頼性の日本リシャールミルスーパーコピー代引き専門店!この時計が少なくとも1度はじっくりと見る価値があることを証明してくれた。

Chronosport
多くの人が異論を唱えるかもしれないが、まず言いたいのは私はヴィンテージの復刻モデルが好きだということだ。ただし、それがうまくつくられている場合に限る。私はヴィンテージウォッチのアイデアが好きで、いくつか所有している。ただ新しい時計を身につける快適さも捨てがたい。見た目がきれいだからというよりも、長い年月を経た時計を自分の不器用さで傷つけてしまうことを心配せずに済むからだ。またこのモデルの場合、200mの防水性といった信頼性の高い機能も手に入る点が魅力だ。

Chronosport
この時計は発売前からすでに盛り上がりを見せていた。ニバダ グレンヒェンがInstagramで、1970年代に製作された“シンガー製のエキゾチックダイヤル”のプロトタイプのひとつを紹介したのだ。それはブラン&サンズ(Bulang & Sons)で販売されていたもので、推定で20本しか生産されておらず、市販されることはなかった。ヴィンテージウォッチに詳しい人なら、ジャン・シンガー(Jean Singer)がスイスで最も偉大なダイヤルサプライヤーのひとつであったことをご存じだろう。シンガーはオメガ スピードマスター レーシングやホイヤー スキッパーから、あの有名なポール・ニューマン デイトナに至るまで、多くの名作ダイヤルを手がけている。

Paul Newman
2014年に掲載されたReference Points記事から、Ref.6241 ポール・ニューマンのクローズアップ写真。

また、シンガーのプロトタイプが特別な存在であることもご存じだろう(実際、セールスマンが持ち歩くサンプル帳からシンガーダイヤルを流用した、奇妙でユニークなロレックスがいくつも存在している)。このヴィンテージウォッチは、きわめて希少なワンオフ品と、量産された商業製品の中間に位置する。極端に高価というわけではないが、それでもなお希少性は高い。そしてこのようなブランドの歴史にまつわる興味深いエピソードがあれば、時計の発売には十分だ。特に過去のモデルを再現することに力を入れているブランドにとってはなおさらである。

Chronosport
おもしろいことに、ブラン&サンズの写真のファイル名を見てみると、“プア マンズ・ニューマン(Poor Man's Newman)”と記載されていた。確かに、新旧両方にそう呼ばれる特徴がある。最大の特徴は、ニューマンに似たロリポップ型インデックスや、インダイヤルに使われたアール・デコ調のフォントだ。ヴィンテージウォッチにおいては、たとえばオープン6や、少し太くて鮮明な2や5といった特定の数字が強調されており、こういった細かなディテールが大きな違いを生み出している。非常に似ているが、こういった細かい部分こそがヴィンテージ愛好家たちが情熱を注ぐポイントなのだ。

Original Chronosport
Photo: courtesy of Bulang & Sons

Chronosport
こちらは新しいモデル。

ほかのディテールに注目すると、オリジナルの時計はインダイヤルやタキメーターの目盛り、さらにはダイヤルのインデックスまで、すべてフラットなプリントがあしらわれていたことが分かるだろう。さらにダイヤル自体もほぼ平坦で、わずかにテクスチャーはあるものの、ほとんど目立たなかった。さらに夜光は針の先端とインデックスの端にある(経年変化した)黄色いドットにしか使われていなかった。しかし新しいニバダ グレンヒェン クロノスポーツでは、これらの要素が一段と強調されている。

Nivada Chronosport
たとえば、全面的にスーパールミノバが塗布されたバトン型インデックスや、夜光を多く使用した針などは、実用性の観点から見てもとても理にかなっていると思う。インダイヤルを少しだけ窪ませたデザインは必ずしも必要ではないが、悪くないアイデアだと思う。ただタキメーターの浮き彫りプリントは気に入っているが、ダイヤルのテクスチャーに関しては少しやり過ぎた感がある。非常に粗い粒状で、少し気が散ってしまう気がするのだ。

本モデルは特別薄いわけではなく、そのためか少し上部が重く感じる。ステンレススティール製のケースは厚さ15.7mm、直径38mm、ラグからラグまでの長さが44.3mmで、手首につけたときにかなり存在感があった。ただこのケースのシェイプはとても特徴的だ。ブロック状でがっしりしており、まさに1970年代のデザインだ。もし70年代に時計メディアがあったなら、その時代にスタンダードとされていたものについて不満を言っただろうか?

Nivada
ケース側面には美しいハイポリッシュ仕上げを採用している。サテン仕上げのトップケースやブレスレットとは対照的である。この厚さは、改良版のバルジュー7750自動巻きムーブメントによるものだ(個人的には、このムーブメントが搭載されているだけで検討する価値があると思う)。ブレスレットはヴィンテージモデルから改良されており、エンドリンクがケースにぴったりと合うようになっている。さらにダブルドームのサファイア風防は、オリジナルのプラスチック風防をほうふつとさせるようぷっくりとしている。

Old
Photo: courtesy of Bulang & Sons

New
この厚みのあるケースと改良されたエンドリンクは必見。

Old
Photo: courtesy of Bulang & Sons

New
ブラン&サンズで売られていた個体の裏蓋はフラットなデザインだったが、ニバダ グレンヒェンは量産デザインに近いものを採用した。これらすべてはニバダのチームがブラン&サンズモデルの写真をベースにつくり上げたものである。ギヨーム氏によれば、希少なオリジナルの20本のうちのひとつを手にすることができなかったため、写真や寸法、感覚を頼りに進めたという。彼らは3DプリントやCNCを試して、シェイプや厚さを正確にし、プッシャーとリューズがケースに適切に配置されるよう工夫した。オリジナルを手に取ることなく、ここまで近い再現ができたのは見事だと思う。

ヘリテージの復刻モデルを愛しつつも、フォティーナを嫌う人がどれほどいるか分からないが、両者は密接な関係にあるようだ。しかし、きっとコメントで“私だ”と言ってくれる人もいるだろう。とはいえ、ニバダはもうひとつ異なるバージョンを用意している。そちらは黄ばんだ部分をすべて当時のままの白にしているようだ(ただし、インダイヤルは当初からそのようにデザインされていた)。そのモデルを実際に見ることは叶わなかったがそれがきっかけで、最後にお気に入りの小さなポイントに気づいた。もし、テクスチャー加工が施されたアルミニウム製ベゼル(あるいはタグ・ホイヤー F1のようなプラスチック製ベゼル)を持つ古い時計に触れたことがあるなら、その古いコーティングが施されたベゼルの独特な感触が指に残る感じを知っているだろう。本作のフルーテッド加工があしらわれた逆回転防止アルミニウム製ベゼルは黒く塗装されており、その感触は純粋にヴィンテージらしい魅力を持っている。またダイバーズベゼルのような分表示と12時間表示の両方を備えている。

このニバダ グレンヒェンは2180ドル(日本円で約32万円)で販売されていた。デザイン、作り、ムーブメントを考えると、妥当な価格設定だと感じる。またさまざまなストラップオプションも用意されていたが、特に今回のモデルに使われていたストラップが気に入っている。しかし、“販売されていた”ということは...時計を愛する人々にとって残念なお知らせだろう。すでに予約受付が終了してしまったのだ。ただし、二次流通市場ではすでに出回り始めているのを確認した。私はこの時計に恋をしたのか? そういうわけではないが、この時計をもっと評価するべきだと学んだ。自分がクロノマスター アビエーター シーダイバー(略してCASD)ファンだからといって、こんなにも頭が固くなるべきではなかったと気づいたのだ。最近、多くの新作が“同じことの繰り返し”だと感じるなか、1970年代に一風変わったデザインを生み出した象徴的なデザイナーの作品は、まさに私が注目すべきものだったのかもしれない。

グランドセイコー 45GS復刻で鮮烈に蘇る、手巻きハイビートの誇り

グランドセイコーがおよそ50年ぶりに開発した新しい10振動の手巻きムーブメント「Cal.9SA4」を搭載した「ヘリテージ コレクション 45GS 復刻デザイン限定モデル」。グランドセイコーが描く理想形を目指すための、新たな一歩となる。

グランドセイコーの新しい10振動の手巻きムーブメントCal.9SA4。フラッグシップシリーズである「エボリューション9 コレクション」に搭載され話題を集めたが、今秋発売される「ヘリテージコレクション 45GS 復刻デザイン限定モデル SLGW004/SLGW005」は、グランドセイコーの理念や理想を具体化したモデルといえるだろう。なぜならオリジンとなる1968年製の「45GS」は、デザインと機構の両面を極めた初期グランドセイコーの理想形と呼ばれているからだ。

SSケース、38.8mm径、10.4mm厚。3気圧防水。クロコダイルストラップ。グランドセイコーブティック、グランドセイコーサロン、グランドセイコーマスターショップにて展開。

45GSが初期グランドセイコーの理想形とされる理由は、まずはデザインにある。グランドセイコーのデザインコードである「グランドセイコースタイル」は、“機能は見えるように、性能は感じるように”という理念のもと、セイコーのデザイナーであった田中太郎氏がまとめあげたもので、第二精工舎が製作した1967年の「44GS」によって完成した。シャープな平面を生かしたケースや多面カットのインデックスなどが特徴で、その後のグランドセイコーのデザインを方向付けることになる。45GSはその後継機で、グランドセイコースタイルを踏襲したデザインを備えていた。

さらに、パテックフィリップスーパーコピー代引き 優良サイトムーブメントにもセイコーの歴史が詰まっている。諏訪精工舎と第二精工舎は、1964年からスイスのヌーシャテル天文台で開催されていた天文台コンクールに機械式時計で参加していた。諏訪精工舎は自動巻き式にこだわる一方で、第二精工舎は1966年と1967年に、10振動の手巻きムーブメントCal.052を投入し、優れた成績を収めた。そして第二精工舎ではそのノウハウを生かして10振動の手巻きムーブメントCal.4520を開発し、45GSに搭載したのだ。

つまりシャープな造形美をもつ外装デザインと、10振動の高性能ムーブメントがはじめて融合したのが、かつての45GSだったのである。

そもそも45GSとは何だったのか?
高速で回転するコマが安定しているのと同様に、テンプの振動が速い(振動数が高い)ほど、衝撃などの外因の影響を受けにくくなって精度が安定する。そのためグランドセイコーは、10振動というハイビートムーブメントの開発に力を入れてきた。

「ヌーシャテル天文台コンクールへの参加に代表される高精度への挑戦は、すなわち10振動ムーブメントの開発史でもあります。そもそもグランドセイコーは、1969年の1年間の出来事ではありますが採用するムーブメントがすべて10振動だったこともあるくらい、ハイビートムーブメントにこだわってきました。

1998年に機械式のグランドセイコーが復活し、その後、自動巻きの10振動ムーブメントを実現しました。かつてのグランドセイコーのように、手巻きでも10振動キャリバーを実現させて再び世に送り出したいという想いは、ずっと持ち続けていました」とグランドセイコーの商品企画を担当する江頭康平氏は語る。

2020年にデビューした新時代の高性能ムーブメントCal.9SA5は、10振動の自動巻きである。しかし当初からこのムーブメントをベースとしてバリエーションを増やすことが計画されており、2023年にクロノグラフのCal.9SC5が、そして2024年に満を持して10振動の手巻きムーブメントCal.9SA4がデビューする。

「このムーブメントは、まずは『エボリューション9 コレクション』に搭載しました。しかしなぜ10振動の手巻きムーブメントにグランドセイコーが挑戦したのかというストーリーを語るには、実際の時計を提示する必要性がある。だからこそ45GSを復刻させる必要があったのです」(江頭氏)

SLGW004 423万5000円(税込) 世界限定200本(うち、国内175本) 11月9日発売予定

18KYGケース、38.8mm径、10.4mm厚。3気圧防水。クロコダイルストラップ。グランドセイコーブティック、グランドセイコーサロン、グランドセイコーマスターショップにて展開。

新世代手巻きハイビート Cal.9SA4を解き明かす
 ニッチではあるが、グランドセイコーの歴史を語る上で外すことができない「10振動の手巻きムーブメント」。それを実現したCal.9SA4は、知るほどに魅了されていくキャリバーである。

「Cal.9SA5の自動巻き機構用のスペースに対して、パワーリザーブ機構を配置しました。ただ、ベースといってもCal.9SA4では新たに採用した部品が全体の40%を占めており、その多くは手巻き機構とパワーリザーブ表示用です。Cal.9SA5を設計する時点で、自動巻き部分にパワーリザーブを配置した手巻きムーブメントを想定しており、Cal.9SA5がローンチしてひと段落した2021年にCal.9SA4の設計を開始しました」とムーブメントを設計した田中佑弥氏は語る。

Cal.9SA5はハイビートであるだけでなく80時間のロングパワーリザーブも有していた。Cal.9SA4も同様のロングパワーリザープを実現しているうえ、手巻きムーブメントとしての使いやすさにも配慮している。

「Cal.9SA5は自動巻きに合わせた手巻き機構を搭載していますが、Cal.9SA4は手巻きを前提としてユーザーが使いやすくもっと巻きたくなるような巻上げ感を実現するため、新構造の手巻き機構を搭載しています。巻上げ回数と重さ、クリック感が手巻きの感触や使用感に大きな影響を与えるため、巻上げ回数と重さを決める輪列の減速比や、クリック感を決めるコハゼの形状は一から設計しました。もちろんグランドセイコーとしての耐久性は担保しています。また、巻き上げる際の心地よさを探るために、社内の多くの人にプロトタイプを巻き上げてもらい、重さやクリック感に関するコメントを集め、感性的魅力と実用性のちょうどいいバランスに落ち着かせました」(田中氏)

リューズを巻き上げる行為とは、すなわち時計と対話することでもある。パワーリザーブ表示を裏面に配置したのは、ムーブメントを見ながらゼンマイを巻き上げて欲しいというメッセージだという。そしてブリッジには雫石川仕上げが入り、赤みの強いルビーの穴石を収める穴の面取りは斜面を浅くすることでポリッシュ面を広く取り、キラッと輝きを強めた。巻き上げ時にカチカチ動くコハゼの形は、盛岡市の鳥である「セキレイ」を模した。こういった仕様はムーブメント設計者だけでなく、デザイナーも交えたチームで考えた結果である。そのため機能だけでなく、美観も優れたムーブメントとなった。

海外からの反応もよく、スウェーデン・ストックホルムで時計販売店とイベントをした際には、『私たちの鳥が時計に入っている』と興奮して話してくださったお客様もいました。北欧でもセキレイは馴染みのある鳥だそうで、これまでの製品にはなかったストーリーを加えることができました」(江頭氏)

高性能で美しいCal.9SA4には、グランセイコーの”手巻き愛“がギュッと詰まっているのだ。

左は新作のSLGW005、右はオリジナルの45GS。サイズ感やディテールは現代的にアップデートされているものの、コンセプトは確実に踏襲されているのが分かる。

秀逸な10振動の手巻きムーブメントCal.9SA4を搭載したヘリテージコレクション 45GS 復刻デザイン限定モデルは、オリジンと比較してどのような進化を遂げているのだろうか?

「グランドセイコーにおける10振動モデルの象徴として45GSを復刻させるわけですから、デザインは基本的にオリジンに忠実である必要があります。グランドセイコースタイルに則った平面と稜線を利かせたケースデザインはその典型でしょう。ただしサイズ感はオリジンに固執せず、現代的に進化させました。そもそもケース径はキャリバーサイズに関係する部分なので、オリジンよりも2.3㎜大きくなっています。しかしそれでも38.8㎜径という小ぶりなサイズに収めたのは、オリジンの45GSが44GSよりも小型だったという関係性を意識してのことです。現在の44GSモデルの多くは40㎜径なので、それよりも小さくしています」(江頭氏)

ダイヤルデザインはオリジンに合わせてシンプルに徹しつつ、やや上面が黒色であったインデックスと針は、現在のグランドセイコーのデザインコードと異なるので採用せず、またケースバックもシースルーへと変更している。しかしなによりも目に留まるのは、12時位置のSEIKOロゴだろう。

「45GSらしさを表現するために、変えるべきでない箇所はしっかり残しました。グランドセイコーは2017年に独立ブランドとなって以降、12時位置にはGrand Seikoと入るようになりましたが、それでは復刻モデルには見えません。だからあえてSEIKOロゴを掲げたのです。それが自然なことですから」(江頭氏)

左がオリジナル、右が新作のSLGW005。

アクセサリー的に時計を楽しむ流れがある一方で、これ見よがしではないクワイエット・ラグジュアリーな時計が評価され始めている。細部まで美しくまとめられ、時計としてのスペックに優れる「ヘリテージコレクション 45GS 復刻デザイン限定モデル」は、まさにそういう価値をもっており、グランドセイコーをさらなる高みへと押し上げることだろう。

ブルガリ アルミニウム GMT フェンダー® 限定モデル

ブルガリが世界的楽器メーカーであるフェンダーとコラボレーションしたブルガリ アルミニウム GMT フェンダー® 限定モデルを発表した。本作はフェンダーを象徴するギター、ストラトキャスターの誕生70周年を記念し、ブルガリのアルミニウム GMTをベースに作られたスペシャルピースだ。

ブルガリスーパーコピー代金引換を激安お客様に提供します アルミニウム GMT フェンダー® 限定モデルは、70年前の1956年に誕生したストラトキャスターをオマージュし、このアイコニックな楽器にインスパイアされたディテールやオリジナルカラーを採用している。印象的なフェンダーのシグネチャーであるラッカーフィニッシュにちなんだブラウンクリームのグラデーションダイヤルに始まり、ダークブラウンのラバーベゼル、ギターにも採用されているダークブラウン&クリーミーホワイトカラーを取り入れたセカンドタイムゾーン表示(上半分の18時から6時までがダークブラウン、下半分の6時から18時がクリーミーホワイト)、そしてギターのフレット(ギターネックの上に設けられている金属製の横線パーツ)をイメージしたロジウムメッキの鏡面インデックスと針など、ストラトキャスターをほうふつとさせるディテールを随所に宿す。

本作は単独可動のGMT針による“コーラー”タイプGMT。ベゼルは固定式で、リューズによりGMT針を動かして2タイムゾーン表示をさせるシンプルな機能だが、それゆえ操作も簡単で扱いやすい。

DLCコーティングを施したチタン製ケースバックには“Fender®”の文字があしらわれている。そして一見レギュラーコレクションと同じように見えるアルミニウムリンクを持つラバー製ブレスレットは、ピンバックルではなく最適なフィット感が得られるベルクロストラップを採用している。一方、ケース内部にはレギュラーコレクションと同様、固定式の24時間スケールと単独可動のGMT針による2タイムゾーン表示、いわゆる“コーラー”タイプのGMT表示機能を備えたCal.B192を搭載する。

なお、本作は世界1200本限定だが、時計本体に加えてアイコニックなギターケースにインスパイアされた特注ウォッチケース、さらにストラトキャスターの70年の歴史をたどる冊子がセットになった140個の限定パッケージ版はブルガリの公式サイトにて8月30日(金)から先行販売を開始した。こちらはすでに販売終了となっているが、冊子のつかない通常版(商品、スペシャルボックスに関してはEC先行分と同じ仕様)は2024年10月より店頭で発売予定とのことなのでご安心を。価格は66万円(税込)だ。

ファースト・インプレッション

このブルガリ アルミニウム GMT フェンダー® 限定モデルのベースは2021年に登場したアルミニウム GMTだ。搭載ムーブメントはCal. B192で、サイズなども変わらず、スペックはレギュラーコレクションと同じため、本稿では特に触れない(スペックやGMT機能についてはこちらの記事で紹介している)。本作において語るべきは外装の違いにつきる。

最大の見どころはダイヤルだ。レギュラーコレクションには青赤のセカンドタイムゾーン表示を持つブルーラバーモデル、黒赤表示を持つブラックラバーモデルの2種類があるが、どちらもダイヤルは表面を少し荒らしたマット仕上げ。一方、本作のダイヤルはストラトキャスターにインスパイアされたブラウンクリームのグラデーションカラーを採用しているのは紹介したとおりだが、そのギターのように表面にラッカーフィニッシュが施された艶のある質感を備えているのが特徴だ。また針やインデックスもレギュラーモデルは全体の仕上げに合わせてマット調だが、本作ではロジウムメッキの鏡面仕上げでやはり艶のある質感を持つ。どちらかといえばスポーティでカジュアルな雰囲気が強いレギュラーコレクションと比べると、この限定モデルは少しドレッシーな印象がプラスされておりシックなモデルに仕上がっている。

アルミニウム GMTは季節を問わずつけられる時計だが、レギュラーコレクションに対する個人的な感想としては夏の装いに爽やかなアクセントとしてつけるのにぴったりなイメージがあった。一方、本作はその色合い的にスエードのジャケットやフランネル素材のセットアップやスーツなど、どちらかといえばこれから迎える秋冬の装いにこそ映えそうな印象が強い。

そして本作において感心したのはベルクロストラップの採用だ。ダークブラウン&クリーミーホワイトカラー、そしてグロッシーなダイヤルなどともすればドレス感が強いディテールなのだが、ベルクロストラップを合わせたことでブルガリ アルミニウムが持つ、スポーティでカジュアルなイメージから逸脱することなくバランスよく留まっているように筆者には感じられた。

強いて気になる点を挙げるとするなら、価格だろうか。レギュラーコレクションは56万6500円であるのに対し、この限定モデルは66万円(ともに税込)で10万円ほどの価格差があるのだ。同スペックのバリエーションモデルという見方からすれば、やや高く感じるかもしれない。

だが、チャンスがあればぜひ店頭で見比べてみて欲しい。このアルミニウム GMT フェンダー® 限定モデルに魅力を感じたのなら、おそらくレギュラーコレクションと迷うことはないだろうと筆者は思っている。なぜならスペックは同じかもしれないが、この限定モデルが持つディテールにはレギュラーコレクションでは代替できない、この時計だけの魅力があるからだ。

基本情報
ブランド:ブルガリ(BVLGARI)
モデル名:アルミニウム GMT フェンダー® 限定モデル(Aluminium GMT × Fender® Limited Edition)
型番:104117

直径:40mm
ケース素材: アルミニウム(ベゼルはブルガリ・ブルガリロゴのダブルエングレービングを施したブラウンのラバー製、リューズとケースバックはDLCコーティングを施したチタン製)
文字盤色: ブラウン‐クリームのグラデーション
インデックス: バー(6と12はアラビア数字)
夜光: 時・分針、インデックス、セカンドタイムゾーン24時間目盛り、GMT針にスーパールミノバ®
防水性能: 10気圧
ストラップ/ブレスレット:ブラウンのラバー製ブレスレット×アルミニウム製リンク&バックル付きベルクロ製ストラップ
追加情報:チタン製ケースバックに「Fender®」ロゴ

ムーブメント情報
キャリバー:B192
機能:時・分表示、センターセコンド、3時位置に日付表示、センターにGMT表示針
直径:26.2mm
厚さ:4.1mm
パワーリザーブ:約42時間
巻き上げ方式:自動巻き
振動数:2万8800振動/時
石数:25石
クロノメーター認定: なし

価格 & 発売時期
価格:66万円(税込)
発売時期:スペシャルセット140本分は8/30〜31の2日間のみEC上で先行購入受付。また冊子のつかない通常版(商品、スペシャルボックスに関してはEC先行分と同じ仕様)は10月より店頭でも発売予定
限定:世界限定1200本(8/30〜31の2日間のみ発売のスペシャルセットは140本限定)

ピアジェが新たなコレクション、ヴィンテージ着想のトラペーズ型トリビュート。

現代の市場はラウンド型(それとオクタゴン型)ケースで飽和状態にあるが、ピアジェの新作シックスティは大胆なデザインの復活に説得力を持たせている。台形のケースを採用したこのモデルは、メゾンが最も実験的だった1960年代後半をほうふつとさせる。当時のピアジェは、ウォッチメイキングとファッションの境界を曖昧にしていた時代であり、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)のようなカルチャーアイコンの注目を集めた時期でもあった。ウォーホルが愛用していたのは、ゴドロン装飾と独創的なシルエットを持つピアジェウォッチであり、今回の新作はまさにそのモデルに着想を得ている。

シックスティのケースサイズは29mm×25.3mm、厚さはわずか6.5mmだ。このプロポーションは、内部に搭載されたスリムなクォーツムーブメントと、ウルトラスリムウォッチ製造におけるピアジェの長年の技術力によって実現されたものである。サイズ感とスタイリングの両面から見ても明らかにレディスウォッチではあるが、そのケースシェイプはコレクター心をくすぐる魅力に満ちている。柔らかく丸みを帯びたコーナー、繊細なアシンメトリー、そしてヘアライン仕上げとポリッシュ仕上げの織り成す奥行きあるコントラストがその特徴だ。ケース素材はステンレススティールと18K4Nピンクゴールドの2種類でラインナップ。単一素材のモデルに加え、ツートン仕様も用意されている。2モデルには51個(計0.52ct)のブリリアントカットダイヤモンドをセッティングしたベゼルが採用されており、ケースとダイヤルの建築的なコントラストをさらに際立たせている。

4つのリファレンスすべてに共通するのは、光を放つホワイトサテン仕上げダイヤルである。縦方向に施されたヘアラインが光をとらえ、ベゼルに刻まれたゴドロンのようにそれを巧みに反射・拡散させる。この意匠は、アンディ・ウォーホルが愛用していた1970年代のピアジェモデルへの静かなオマージュとなっている。バトン型の針とアプライドのゴールドインデックスに、ローマ数字をアクセントとして配したダイヤルは、個性的なケースシェイプに反して、パネライ スーパーコピー驚くほどクリーンなレイアウトに仕上がっている。シックスティのブレスレットはSS、ゴールド、またはツートンのいずれかで構成されるトラペーズ型リンクを編み込むように配したデザインが特徴的で、その一体感ある造形が際立っている。アンラウンドケースにもかかわらず、装着感は実にシームレスだ。加えて隠しプッシュボタン式のフォールディングクラスプにより、セキュリティと視覚的な一体感が両立されている。

Piaget Sixtie
我々の考え
1969年、ピアジェはジャン=クロード・ギュエ(Jean-Claude Gueit)がデザインディレクションを手がけた“21世紀コレクション”を発表した。彼は、時計をジュエリーオブジェとして再定義する上で重要な役割を果たしたビジョナリーである。このコレクションではカフやソトワール、そしてもちろんトラペーズといった、従来の枠にとらわれないシルエットが登場し、ウォッチメイキングとハイファッションの境界線が曖昧になった。新作シックスティは、この台形美学を現代に蘇らせたものであり、ピアジェのアーカイブにとどまらず、その時代全体のデザイン的影響をも反映している。たとえばYSLのトラペーズドレス、ミッドセンチュリーモダンの建築的ダイナミズムを思い浮かべる。

55年の時を経て、ピアジェは自らの黄金時代に敬意を表している。まるでミニ・アンディ・ウォーホル・ウォッチのようなこれらの新作は、1970年代の大胆なクリエイションに対するアシンメトリックなオマージュであり、そのスケールはやや控えめに再解釈されているとはいえ、その精神は確かに息づいている。このトラペーズ型のフォルムは、あえてニッチであることを貫く姿勢が印象的で、メゾンの中核コレクションとしては大胆な選択だ。ラウンドケースの復刻モデルであふれる市場において、シックスティはまさにデザインにおける勇気を思い出させてくれる鮮烈で爽快な一撃である。

基本情報
ブランド: ピアジェ(Piaget)
モデル名: シックスティ(Sixtie)
型番: G0A50300(SS)/G0A50301(SS×PG)/G0A50302(PG)/G0A50304(PG、ダイヤモンドベゼル)

直径: 29mm×25.3mm
厚さ: 6.5mm
ケース素材: ステンレススティール/ステンレススティール×18K 4Nピンクゴールド/18K 4Nピンクゴールド/18K 4Nピンクゴールド(ダイヤモンド付き)
文字盤: ホワイトサテン仕上げ
インデックス: アプライド
夜光: なし
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット: SSまたはPGまたはツートンのブレスレット、プッシュボタン付きフォールディングクラスプ

Piaget Sixtie
ムーブメント情報
キャリバー: 57P、クォーツムーブメント
機能: 時・分表示

価格 & 発売時期
価格: SSモデルが169万8400円/SS×PGモデルが198万円/PGモデルが479万6000円/PG、ダイヤモンドベゼルが567万6000円(すべて税込)
限定: なし

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