メーリングリストの長所・短所

不特定の仲間を募ったコミュニケーションの場作りが容易にできる。
ただし電子メールは出したら削除ができないなどシステムに難点あり。


 今までの総まとめになりますが、メーリングリストはよい面もあれば難点も持ち合わせています。それらを列挙してみました。使い方により、長所・短所が出てきますのでこれらを把握しておくことは大切です。

<長所>

● 常に最新の話題を繰り広げることができる。
 メールを出すことそのものが情報交換であるため、参加者がそれぞれ持ち合わせている情報を全員で共有できます。特に、毎年傾向の異なる情報を扱う分野では常に鮮度の高いその場に適した内容の情報が飛び交います。

● インターネット上で仲間を作りやすい
 自分はマイナーだと思っていた趣向のものでも、メーリングリスト募集をインターネット上で公開すると驚くくらい人が集まります。自分の知らない情報などを得ることもでき、何よりも同じ仲間と知り合えるものほどうれしいことはありません。

● じっくり時間をかけて読み書きができる
 常時接続でもそうですが、特に電話回線の場合、電子メールを扱う際はインターネットに接続してメールを取り出し回線を切ってからゆっくり内容を読むといった手段を取ります。そのため、課金を意識することなく、返信や新しい話題作りなどを時間をかけて練り上げることができるため、より内容の深いコミュニケーションがはかれます。相手の意見を熟読できるので、じっくり腰を据えた議論に適しています。

● 複数の人同士でのやり取りが容易
 メールはすべて参加者全員に送られるので、そのメールを読み共感を持った人からの返信があればそれがまた新しい話題の種となります。複数の人から返信があれば、より話に花が咲き大きな話題へと発展していきます。こういった複数の人同士で話を大きく展開できやすいところがメーリングリストの楽しみでもあります。

● 本音で話をしやすい
 ネットワークでは外面を表すことがないせいか、自分を開けっぴろげにしやすくなります。そのため、人と直接顔を合わせて話すときよりも心の内に秘めている本音を言い出しやすくなります。議論などでは、自分が秘めていたものを堂々主張できたりします。ただし、一方的な意見の押しつけや、感情任せに書きなぐるとけんかになるので十分注意しなくてはなりません。

● 迅速な連絡案内やサポート情報を配信できる
 ソフトウェアなどのサポートを目的としたメーリングリストでは最新バージョンの案内やバグ報告などをユーザーに対し迅速に知らせることができます。また、ユーザーから質問やリクエストなどを受けつけることもできるほか、ユーザ同士の交流からタイムリーに新鮮なアイデアを得る機会を与えてくれます。開発者が考えつかなかったソフトの利用法を知るだけでなく、ソフトの共同開発者を募るなど技術的な交流にも活用できます。

● 開設が簡単
 最近はメーリングリストを低予算で開設してくれるサービスが急増しています。そのため、自力でメーリングリストを立ち上げることなく、アイデアさえあれば仲間を募ることができるようになりました。思い立ったら吉日。気軽にコミュニケーションの場を作れるのは大きなメリットです。


<短所>

● 出したメールは取り消しがきかない
 電子メールは一度送信をしたら取り消しができません。メーリングリストでは不備なメールでも参加者全員に送られます。何らかの手違いやあて先を間違えたメールを出したとしても途中で配送を止めることができません。一部の掲示板やニュースグループと異なり、自分や管理者の手で削除することができませんので、メールの送信は確認をしてからするよう心がけねばなりません。


● メールの管理は各自が処理
 メーリングリストから送られてくるメールは、いわば毎日配達されてくる新聞と同じようなものです。読む読まないに関わらず、自分がやめるというまで常に送られてきます。したがって、送られてきたメールは各自が読むなり削除するなり適宜処理しなければなりません。もちろん、必要とする情報を整理するのも自らの仕事です。メール量の多いメーリングリストに入ったときは覚悟がいります。部屋中に古新聞が山積みされていく光景を想像するのと同じです。

● 文字だけのコミュニケーションは誤解も多し
 電子メールは文字だけのコミュニケーションのため、直接相手の顔を見てその表情をくみ取ったり、ファックスやホームーページのように解説図やイラストを用いることができません。それゆえ、ふとした一言が相手を傷つけたり誤解を抱かせてしまい、日常会話では起きないようなトラブルを生じるときがあります。最初のうちは文章表現などで戸惑うかもしれません。

● 誤情報も流れやすい
 参加者各自がメールを出すことで情報発信するのがメーリングリストの特徴。しかし、必ずしも正確な情報とは限りません。誤認の情報が流れるときもあります。したがって、情報を収集するときは内容をうのみにしたり過信せず、自分自身で十分な整理と分析を要するときがあります。

2005.9.7 更新 

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