近頃、掲示板で見かけるような嫌がらせや荒らし行為をメーリングリストでする人が多くなりました。せっかくのメーリングリストも、そのような心ない人に台無しにされるのは不本意でなりません。管理人自身が対策に困ってメーリングリストを閉鎖するケースも多くなりました。
このような背景には、匿名で無責任がまかり通る掲示板が多くなり、それに味をしめた人が同じ行為をしている点です。そういう人たちは、自分が見つからなければ人から後ろ指をさされる行為をしても罪にならないという無神経さがあり、匿名ならばれないと言うあさましい心の持ち主です。正々堂々とできない根性だけに、臆病で小さいことに神経質な尻の穴や肝っ玉の小さい意気地のない小心者です。
では、こうした荒らし行為がメーリングリストで起きた場合、どのようにすればよいか基本的な手順を示します。荒らしをする人は、フリーメールアドレスというYahooやLycosから無料でもらえるメールアドレスを使っています。このアドレスは、使い捨てにできるので、不要になればすぐに新しいものをいくつでも作れます。それゆえ、自分を特定されずに横暴な振る舞いをするのに向いています。ただし、実際は本人の知らぬところで接続先情報などの足がついてしまい、管理人やメンバー全員に知れわたり破滅を招いています。掲示板は自分でメッセージを消せますが、メーリングリストでは削除ができませんので、墓穴を掘ると即アウトなのです。
もし、荒らし行為が起きたら次のような対策をしてください。
- 荒らしをした人を強制退会する。メーリングリストで迷惑行為をしている以上、管理人には退会させる資格があります。
- すぐさま入会設定を承認式または管理人宛にメールで連絡する方式にします。別のメールアドレスで登録するのを防ぐためです。
- 荒らしをしているときにフリーメールアドレスでの登録がたくさんあれば、それも削除してください。自作自演や本人のなりすましとして登録している可能性があります。
- ブラックリスト機能があれば、該当アドレスをすべてブラックリストに登録します。
- しばらく様子を見て、既存のメンバーで活動をします。状況次第で入会体制を元に戻していきます。
メーリングリストは掲示板と異なり、完全に自分の足跡を隠して行動できません。掲示板慣れしている人はこれに気がつかず消せない足跡を残してばれてしまうケースが頻繁にあります。迷惑行為の証拠がまとまったら該当者のインターネット接続プロバイダに通告して対処してもらいましょう。大手プロバイダは迅速な対応をしてくれます。
<参考ページ>
顔が見えない人と向き合うときの心構え
フリーメールってな〜に?
2007.11.26 更新