無料MLサービスを利用する際の注意

配送メールには必ず広告が挿入され削除は不可能
広告費で運営されているため突然のサービス終了も考慮


 メーリングリストを開設するには無料のサービスを利用するのが最も手頃でかつ高機能です。また、着実に機能や利便性も改善されています。しかしながら、無料サービスならではの制約や注意点もあります。その中には、ご自身が開設しようとするメーリングリストの運用に支障をきたす場合もあります。無料メーリングリスト開設サービスを利用する前に、以下の点は必ずふまえておきましょう。

<無料メーリングリスト開設サービス利用時の注意点>

● 配送メールには宣伝広告が挿入されます
 無料のメーリングリスト開設サービスを利用する際に切っても切り離せないのが、配送メール本文に数行程度付記される宣伝広告です。この広告は開設サービス会社の事業運営に不可欠で、開設者側で削除する方法はありません。無料でメーリングリストを開設・運用できるための最低条件がこの広告つきメールの配送なのです。そのため、広告メールが目障りとなるような趣旨のメーリングリスト、たとえば真剣な討論や綿密な打ち合わせには不向きとなります。広告がつくことに抵抗があるときは無料サービスを使わずに、広告の入らない有料サービスを使うほかありません。

● 開設サービスからのメールマガジンが配信
 配送メールの広告以外に、開設サービスからは登録者全員にメールマガジンが送られてくるところがあります。これも無料開設サービスによるビジネスの一環です。このメールマガジンは各自で配信を止めることができます。メールマガジンに配信停止の方法が記述されていますので、手順通りに行えば簡単に処理できます。メーリングリストに登録されたら覚えのないメールマガジンが来るようになったと登録者からクレームが来るときもありますので、管理者は事前に周知しておくとよいでしょう。

● 広告の中には同業者があるかもしれません
 ビジネスに関連する打ち合わせや交流を目的としたメーリングリストでは、同業者からの予期せぬ広告が配送される場合があり、運営に影響を及ぼしかねません。開設サービスによっては開設者側で配信広告の分野を指定できますが、特定の広告を取捨選択することはできません。したがって、付記される広告の内容に敏感な場合は無料メーリングリストの利用に注意が必要です。

● 広告費による運営のため不採算によるサービス終了も
 無料メーリングリスト開設サービスの財政基盤はスポンサーからの広告収入です。利用者から料金を徴収しないため、広告収益が不採算になると開設サービスそのものの維持に影響します。最悪の場合、突然のサービス終了を通告されることもあります。無料メーリングリスト開設サービスが全盛の時は競争激化で撤退する企業もあり、利用者にとって戸惑う思いをしいらされた時期もありました。現在ではパソコンを主体とした無料メーリングリスト開設サービスは過渡期が過ぎ経営も安定しているため、よほどのことがない限り突然休止する事態にはならないでしょう。ただし、景気変動やIT不況など予期せぬ事態が起きて状況が急変することがありますので、利用する上で頭の片隅に覚えておくようにしましょう。
 なお、携帯メーリングリストを主体としたサービスは現在競争激化の状況にあります。したがって、上述した事態が起きる可能性がありますので、あらかじめ念頭に入れておくようにしてください。

 このように、無料メーリングリストは手軽ではあるものの、ふまえておかなければならない注意点があります。これらの注意点は大げさに受け止めなくても大丈夫です。開設しようとするメーリングリストの趣旨と照らし合わせて、利用に適しているかどうかを判断する材料としておくのがよいです。

2008.4.7 更新 

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