ML開設サービスを使うか独自サーバーを使うか

私的用途でメールのやりとりが中心ならML開設サービスで十分。
業務やML以外のツールも活用した運営であれば独自のサーバーを構築。


 メーリングリストを開設するためには、メーリングリスト専門の開設サービスを使うか、社内のネットワーク設備を利用したり、別途レンタルサーバー(ハウジングサービス)を契約して開設するのが一般的です。単にプライベートのメーリングリストを作るのであれば、メーリングリスト開設サービスを利用すれば手間いらずで即運用できます。一方、社内業務としてメーリングリストを導入したいときや、個人的な目的であっても大がかりなサイト運営をしたい場合には、独自でサーバーを構築するほうが自由度の高い運用ができます。

 そこで、メーリングリスト開設サービスを使用する方がよいか、思い切って独自のサーバーを構築して運用する方がよいかをケース別に解説します。メーリングリストの運営規模や構想、ご自身の技量とあわせて検討してください。

メーリングリスト開設サービスが望ましい例

 特に大がかりなことはせず、単なるメールでの連絡や身内とのメールチャット、メールを使ったコミュニケーションなど個人的な目的での利用であればメーリングリスト開設サービスの利用が最適です。専門知識がなくても即運用でき、大がかりな予算をかけることなく目的が果たせます。

メーリングリスト開設サービスを使う方が適している場合

  • 個人的な活用で、メールを主体としたやりとり。
    (サークルや仲間内の連絡、メールチャット、グループ単位での業務連絡)
  • サーバーの技術的知識はもってないが、とにかくメールを使って複数の人と連絡を取り合いたい。
    (基本的なメールの送受信やブラウザを使ったサイトの閲覧操作はこなせること)
  • インターネットで有志を集めての情報交換やテーマトークを主宰したい。
  • ブログやSNSで知り合った仲間とメールでもやりとりしたい。
  • 経費をかけずにメーリングリストを始めたい。お金をかけても年間5,000円程度に抑えたい。
  • ウェブサイトを立ち上げて活動しているが、試験的にメーリングリストを開設したい。

独自でサーバーを構築する方が望ましい例

 社内で各部署ごとの連絡や、独自ドメインを使ったメーリングリストの運用、ブログやSNS、グループウェアなど多彩なツールを使った業務目的のシステムを構築して運用するのであれば、独自でサーバーを立ち上げるのが最適です。特に独自ドメインを使ったメーリングリストは一部のメーリングリスト開設サービスしか提供していないため、自前でサーバーを用意する方法が基本です。

独自でサーバーを構築するのが適している場合

  • 社内での告知や部署単位での業務連絡など複数のメーリングリストを開設。
  • 独自ドメインを使ってメーリングリストを運営したい。(一部有料メーリングリスト開設サービスでも提供しています。)
  • ネットショップ、SOHOなど小規模の営利活動で顧客との交流や案内の配信。
  • すでに組織・団体のウェブサイトを構築し、同時にメーリングリストによる連絡業務も兼ね備えたい。
  • 部署内や研究室にサーバーがあり、自分自身でメーリングリスト管理ソフトの導入ができる場合。
    (事前にネットワーク管理者やシステム管理責任者の承認を受けておくこと)

規模が大きくなればレンタルサーバーも選択肢

 当初はメーリングリスト開設サービスを利用して小規模な活動をしていたものの、しだいに発展して規模が大きくなってくると、ウェブサイトの充実やWikiシステムなどメーリングリスト以外のツールを活用したくなります。個人的な活動でもインターネット上で幅を広げた運用をしたくなってきたときはレンタルサーバーを用いて既存のメーリングリストと組み合わせていくのがよいです。最近は個人でも月額1,000円以内で利用できる安価な共用レンタルサーバーが登場しており、メーリングリスト機能を搭載したレンタルサーバーのプランもあります。

レンタルサーバーを導入したメーリングリストの検討例

  • メーリングリストの活動が発展して組織としてサーバーを立ち上げたくなったとき。
    (ソフトウェアや創作活動、新製品の開発・販売、ネットサークルなど)
  • 地域活動など、発起人を立てた活動としてのメーリングリスト運用。
    (町内会、ボランティア、町おこしなど)
  • イベント企画など、本格的な活動としてメーリングリストを併用しての事業展開。
  • 独自ドメインでウェブサイト、ブログ、メーリングリストなどあらゆるツールを導入した個人活動。
    (目的意識がはっきりしていることが前提。)

独自でサーバー運用をしたいが迷ったときは

 メーリングリストを活用したネットでの活動構想を立てていくと、最初から独自サーバーを使って運営をしていくべきか、最初はメーリングリスト開設サービスだけで運営していくだけのほうがよいか、選択に迷う場合があります。そのときは、メーリングリスト開設サービスから始めるとよいです。メーリングリストでの活動が軌道に乗り、徐々に発展させていくうちにサーバーが必要になれば移行するか、あるいは併用しながら運用していくのが建設的です。運用を始めていくうちに、当初の計画とは方向性が変わってくることがあります。最初から手を広げようと考えず、できることから取り組み、徐々に発展させていく方が得策です。

2010.10.17 更新 

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