概要・インストール・設定・運用の順に構成
UNIXシステムを中心に解説
システム設定編での各メーリングリストの説明は、次のような共通の構成でまとめています。
● インストール
● 設定とML開設
● 高度な設定
● 運営管理のしかた
システム設定の説明は、UNIXの基本コマンドを扱え、詳しくないながらもシステム管理も若干できる駆け出しの中級者向けに記述しています。そのため、高度な知識があれば手間をかけず効率的に処理できる方法があっても、意図的にわかりやすいように遠回りで手順を進める場合があります。ある程度できる人は、独自の方法で作業を進めてかまいません。
<本文の構成>
● 概要
ソフトウェアの背景や基本説明、基本機能や導入に最適な用途についてまとめてあります。プロバイダが該当するソフトを提供しているときは、一度目を通しておくとよいでしょう。
サーバーにソフトウェアをインストールするための手順を解説します。主にroot権限を使用してのインストール作業を説明します。
インストール後、システムの基本設定をしかたを説明します。次に、メーリングリストを開設するための各種ファイルの設定方法について触れ、開設までの手順を解説します。
アーカイブ、セキュリティ強化、ブラックリストなど、メーリングリスト管理ソフトのもっている独自の機能の設定方法と利用のしかたについて説明します。
メンバー登録・削除、パスワード設定やメンテナンスなど、運営に必要な管理コマンドの利用方法を説明します。
<コマンド処理>
システムはUNIXを基本に説明していきます。シェルはcshでの利用を想定して記述します。bshなど他のシェルについては必要に応じて記載します。
インストール時のコマンドラインと出力は以下のような枠組みと等幅フォントで示してあります。
一般ユーザでの操作の時は「%」がコマンドの先頭(プロンプト)に付記しています。管理者権限では「#」となります。
%(コマンド)