「 アジアの想い出 − キナバル山登頂記(1) 」

( 2000年 8月 8日 登録 )

これは、私が28歳の時、ボルネオ島にある4000メートルの高峰「キナバル山」に登った
想い出の写真集です。                                       



上の写真は、キナバル山の麓にあるキャンプ地から登る前日に、スコールの後見えた 
キナバル山の山頂です。まるで別世界のような高さに、未知への世界の不安と期待が
入り交じった気持ちになっていました。                             




朝焼けに輝くキナバル山の峰々。さあ、出発の朝です。                   
これから、キャンプ地の管理事務所に行って、今日のポーターを紹介してもらいに行き 
ます。                                                




何と、ポーターの一人は少女だったのです。親子3人がポーターを引き受けてくれたの
ですが、私たちより重い荷物を平気で山頂の近くの山小屋まで運んでくれました。  
名前を聞くと、恥ずかしそうに「セバ」と答えてくれました。                 




山頂には、たくさんの峰が連なっています。中でも、美しさでは一番のサウスピーク。 
登るには平坦すぎて物足りないのですが、そのキュンと尖った先はボルネオ島の舳先
の様に見えました。もっとも、キナバル山の最高峰はローズピークという峰ですけど、 
この美しさには圧倒されてしまいます。下界が本当に下界に見える、仙人の気持ちに 
なったかのようでした。                                      


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