「 アジアの想い出 − キナバル山登頂記(4) 」

( 2000年 11月 28日 登録 )

これは、私が28歳の時、ボルネオ島にある4000メートルの高峰「キナバル山」に登った
想い出の写真集です。                                       



ベースキャンプの山小屋から毎日山頂のピーク(小峰)を登りに行くのですが、今回は
足元にある様々なモノを紹介します。元々、私は山に登るとき、脇道にある草花や雨
風に削られた自然の創作物を見るのが好きなんです。                  
                                                   




これは岩の割れ目に出来た池です。朝早く行くと、厚さ1cmくらいの氷が張っていました。
現地の人々は、竜が住む池だと言っていました。水は澄んでいて、空の青さをきれいに 
映していました。のぞき込んでみると、生き物はいなくて、ただ自分の顔が映っているだけ
でした。                                                




さて、もっと足元をよく見ると、全く不毛の岩の台地だと思っていた山頂ですが、あちこちに
小さな花が咲き誇っていました。岩の透き間に強く根を張って、しっかりと葉っぱを上に向け
太陽のエネルギーを受け止め、生きていました。結構、たくさんの種類の植物が生えていま
したが、改めて次回にしっかりと紹介します。                           




たくさんのピークを登り、夜はしっかりと料理を作り込み腹ごしらえをします。市場で仕入れた
小松菜に似た野菜でスープを作り、カレー味の魚や鶏肉の缶詰をおかずにたっぷりとご飯を
食べました。ご飯といってもアルファ米(炊いたご飯を乾燥させたもの)にお湯を入れてつくっ
たインスタントご飯でした。お腹がすいているので、とっても美味しかったのです。       





上の写真は一緒に登った新井さんですが、これは私です。顔は日焼けしてヒリヒリしていて
おまけにむくんでしまい、腫れぼったい顔と手をしていました。いつも思うのですが、山での
食事は何でも美味しくて、食べると直ぐにエネルギーを感じるほど実感的です。       




以後、続編をお待ちください。

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