「 アジアの想い出 − キナバル山登頂記(5) 」

( 2001年 2月 5日 登録 )

これは、私が28歳の時、ボルネオ島にある4000メートルの高峰「キナバル山」に登った
想い出の写真集です。                                       

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さて、高山といえば可憐な花を咲かせる高山植物です。厳しい環境の中でも力強く、
そして美しい花は、見ていると勇気が湧く感じがします。キナバル山頂で真っ先に目に
付いた花は、真っ赤なツツジでした。岩の裂け目にしっかりと根を張りたくさんの花を
付けていました。                                         
                                                   


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ツツジの仲間は高山植物に多いのですが、これも赤いツツジです。花びらは薄く、青い
空に淡く映える柔らかい花でした。強い紫外線に負けはしないかと心配になりましたが
あちこちに花を咲かせて、無彩色の岩肌を美しく染めていました。             
                                              


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赤い花に次いで多かったのが白い花でした。梅の花に似ている小さな白い花は、よく見ないと
見落としてしまいます。それでも、存在感のある花をたくさん付けていました。
                           


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葉っぱの茂みで花は咲いていないだろうと思っていた小木ですが、よく見ると、本当に米粒
程度のちっちゃな花が咲いていました。これも白い、小さな花です。





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さて、ボルネオ島といえば蘭の咲き乱れる所だと聞いていましたので、きっとたくさんの種類を
見ることが出来るであろうと期待していました。ところが、そんなにたくさんは見つけることが出来
ませんでした。やはり、生態を良く知らないと見つかりにくいものでしょう。とは言うものの、幾つか
蘭の花を見つけました。この白い蘭の花は、登山道の途中の林の中で見つけました。薄暗い茂み
の中でひっそりと咲いていました。


以後、続編をお待ちください。

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