6月6日土曜は午後に、六本木でギャラリー巡りしてきました。
Dumb Type の 池田 亮司 の2022年に続く TARO NASU での個展です [鑑賞メモ]。
前回と同様、モニターでの上映でのビデオ作品もありましたが、壁かけの抽象画のような作品や、コンセプチャルな小さな立体作品、小規模なインスタレーションが多く展示されていました。
アルミ板にUVプリントによる黒文字で細かいアラビア数字を敷き詰めた作品に、静的ながら 宮島 達男 のLEDカウンター作品に近い、
ランダムに感じるからこその一様さ時間展開の無さを感じました。
明るい色と白の縦縞を使ったサイトスペシフィックなインスタレーションで知られる
1960年代半ばから活動するフランスの作家のギャラリーでの個展です [鑑賞メモ]。
ギャラリーで観ても仕方ないかかなと予想していましたが、
ガラスファイバを経糸に織られた Buren らしい柄の布地を使いLED照明でファイバに光を入れた «Fibres Optiques» (2013) は、
OpArt らしからぬ、まるで窓越しの光でカーテンが光っているかのような輝きでした。
最近はこんな作品も作ってたのかと知ることができたことが、収穫でした。
コクーンのような没入感のあるインスタレーション作品で知られるブラジルの作家の個展です [鑑賞メモ]。
ギャラリーでの個展ということで、包まれる規模の作品はありませんでしたが、マケットよりは大きめの立体作品が展示されていました。
今までの hyper event horizon (「超・事象の地平線」とでもいう意味) での
伸縮の良いニットの幕状の素材が重みで凹みぶら下がるような造形ではなく、それとはむしろ逆、
棒の抗力で突き上がる造形でした。
テント構造を思わせ建築的にも感じられましたし、傘状の構造の下に人が入れる程のインスタレーションとして体験してみたいように思いました。
その一方で、壁から天井にかけて折れ曲がった面にトリッキーな作り込んだ作品など、この規模ならではでしょうか。
1970年代後半から活動した、角材をチェーンソーで粗く削った立体作品で知られた 戸谷 成雄 (2026年4月15日没) の追悼展です。 グループ展で度々観る機会があった作家でしたが [鑑賞メモ]、2023年の埼玉県立近代美術館での個展を見逃し、結局、個展で観る機会がありませんでした。 この展示は小さな作品と映像の上映で構成されていて、やはり、大きな空間で大規模な展示をまとめて観ておきたかったなあ、と、残念に思いました。