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Avignon - Milano - Venezia - Paris, July 2001

撮影 thru 7-13 July 2001 | テキスト最終更新 15 July 2001

Avignon, 7-9 July 2001

開通したばかりの TGV Mediterranee に 伴って出来たばかり (というか、まだ建設中) の Avignon TGV 駅。 街の南の外れに出来た "ultra-modern" な駅です。 Paris から TGV で Avignon に来ると、この駅の方につきます。
ちなみに、城壁の南すぐ外にある在来線の駅は、 Avignon Public Off の会場 (つまり、臨時の劇場) にもなっていて、ライトアップされていました。 もちろん、駅としても使われていました。
Avignon TGV 駅には、 メインの Festival d'Avignon の インフォメーションがあるのですが、そこで Public Off について質問しても「何それ?」という感じで相手にされません。 Public Off のインフォメーションは、Place du Palais に面した Palais des Popes の向かいの建物 Conservatoire National Musique Dance Art Dramatique - Olivier Messiaen に設けられてました。ここで、割引パスやグッズを買います。 無料のパンフレット、各劇団のチラシなどもここでだいたい手に入ります。 一部の前売り券も売られてましたが、基本的に時間に劇場に行けばOKです。
Place du Palais (後ろは Palais des Popes) の 雪竹 太郎 (レヴュー)。
Place de l'Horloge での 珍しいキノコ舞踊団 の客引きパフォーマンス。 Namaiki の2人も一緒に踊ってます (レヴュー)。
けれども、街の中心の広場 Place de l'Horloge は、 いろんな劇団の人たちが派手なパフォーマンスで客引きを競い合っています。
同じく Place de l'Horloge に繰り出してきた若者 samba 隊。 他にも djembe 隊 (西アフリカのパーカッション隊) とかも繰り出してきてました。 こんな感じで、見た目や音が派手なのが多いので、 客の注目を集めるように目立つのも大変です。
街中、演劇祭一色という感じで、至るところ、壁から車止めから、 様々な劇団のポスターだらけです。
そんな中、Jeff Mills (techno の DJ) の party のポスターを発見。 演劇祭に集まっているパフォーマーたちが集まりそうで、 客層がとっても気になりました。どんなことになっていたのやら…。 といっても、Avignon の滞在は9日までだったので、 12 July のこのパーティには行かれませんでした。
Avignon のメインストリート Rue de la Republique には 音盤・本の量販店 FNAC があるのですが、 そちらが Tower Records だとすると、 裏路地 Rue Bonneterie にある Harmonia Mundi Boutique は、中古を扱わない Disk Union といったところでしょうか (例えが東京限定ですね)。 classical や jazz 、world music が中心のかなり渋い品揃え。 斜め向かいあたりには中古盤屋もありましたし、 本屋や洋服屋にしても小さい渋い店がこの界隈に集まってました。
Avignon で最も目立つファーストフードの店は、実は、ゲバブ屋さん。 西洋風のサンドウィッチ屋さんでも、ケバブを売っていることが多かったです。 ケバブはなかなか美味しくて、劇場巡りの合間にぱくついてました。 Khaled (Algeria の rai の代表的な歌手) の歌とか店に流れていたりして。 あと、城壁の外のマルシェでは、djembe を売っている屋台が多かったです。 Arab 系、Western Africa 系の人がそれなりにいる、という感じでした。 写真に写っているケバブを買って手に持っている人も、Africa 系ですね。

Milano, 10 July 2001

Milano でみかけたポスター。 St. Germain と Thirbery Corporation の party のポスターと オペラのポスターが、自然な感じで並んでいるのが、面白かったので。
Milano の中心街 Galleria Vittorio Emanuelle II や デパート La Rinascente の Duomo (大聖堂) に面したあたりには、 大道芸人がけっこういました。 変な格好をして立っている、という感じの彫像系のものばかりでしたが。

Venezia, 11-12 July 2001

La Biennale di Venezia国際美術展は、 国別パビリオンの Giardini 会場は概して面白くなくて、 Plateau of Humankind という企画展をしていた Arsenale 会場の方が良かったです。 特に、人間の不器用さをユーモアを持って扱った作品が、とても気にいりました。 たとえば、John Pilson, Mr. Pickup とか、 Arnold Odermatt の交通事故写真シリーズとか。 写真やビデオを使った作品が多くて、 Chris Cunningham や Abbas Kiarostami のような映画に近い文脈の作家も 取り上げられてました。
Venezia の観光名所 Piazza San Marco にも、 Fabrizio Plessi のインスタレーション Waterfire が光り輝いていました。 他にも、Arsenale や Giardini のメイン会場だけでなく街中のいろんなところで、 La Biennale di Venezia 関連企画が行われていました。
Dance Music and Theatre の中の企画である Les Gens d'R, Echos (レビュー) の上演が行われた野外劇場 Il Teatro Verde della Fondazione G. Cini, Isola Di San Giorgio Maggiore。 教会しかない島の、教会の庭にある劇場です。 運河向かいにある Piazza San Marco の観光地然とした賑わいと対称的で、 とっても静かで雰囲気が良かったです。
やはり、Dance Music and Theatre の中の企画 Compagnie Marie Chouinard, Les 24 Preludes de Chopin e Le Cri Du Monde (レビュー) の上演が行われた Teatro Piccolo Arsenale。 国際美術展の Arsenale 会場の隣の倉庫を劇場として仕立てたハコでした。
Venezia では Biennale ばかり観ていたわけではなくて。 Peggy Guggenheim Collection, Venezia は、20世紀前半の美術が中心ですが、展示も楽しめましたし、 中庭のカフェの雰囲気も良かったです。しかし、ケーキは大き過ぎ…。

Paris, 13 July 2001

革命記念日前夜の Paris はざあざあ降りの雨。 Centre Georges Pompidou の6階/屋上のレストランに入ってみたかったのですが、テラス席はこのとおり。 もっと軽い感じと思いきや本格的なレストランで、時間も無かったのでパス。 2階のカフェは、ちょっとざわついた感じで、落ち着きません。