- 弦巻, 東京, Sun Jun 17 23:12:13 2001

で、開演時間真近に www.so-net/cafe 直上の Tribute to the Love Generation に上がって Farmers Market のライヴを観てきましたウェブサイトに 「スタンディング」とあったので、立席と思って開演時間ぎりぎりになって行ったら、 テーブルと席がありました…。それもほぼ満席状態。 こんな音楽でも、意外に集客力あるんですね。 ほとんど右端とはいえ最前列に案内されてラッキーでしたが。 しかし、偶然、いきつけのジャズ喫茶の 常連の先輩が、同じテーブルに…。 いきつけのジャズ喫茶といえば、 会場で久々にマーク・ラパポートと遭いました。をー。 と、けっこう知り合いに遭ってしまいました。うむ。世間は狭い、というか。

その会場のフライヤで知ったのですが、なんと Accordion Tribe素晴らしい演奏と歌声を聴かせてくれた Maria Kalaniemi来日します。 それも、共演するのは、同郷 Finland 出身で、 live electronics などを使った accordion 演奏で Kimmo Pohjonen じゃないですかー。これは、観に行かねば。 (Accordion Tribe といえば、 ex-Samla Mammas MannaLars Hollmer も、 また来日するようですね。)

ところで、数ヶ月前に、 Maria Kalaniemi & Aldargaz の1998年の2nd アルバム Alma の欧米盤がリリースされたので、 Amazon.com から買ったら、 予想していた Intuition 盤ではなく、 NorthSide という知らないレーベルからの もの (Rockadillo / NorthSide, NSD6053, 1998/2001, CD) だったので、いったいどういうレーベルなのだろうと、サイトを覗いてみたのでした。 なるほど、Gegelius Music が配給しているような、 北欧の folk / world music / jazz のレーベルのUS盤をリリースしているレーベルなのですね。 オリジナルに拘りが無いわけじゃないですが、やっぱり非英語圏の音楽については、 ライナーノーツや歌詞が英語に訳されている、というのは大変にありがたいです。 NorthSide の仕事はとても丁寧ですし、以前からちょっと気になっていた ミュージシャンのCDもリリースしていたので、6月12日の新譜 Maria Kalaniemi & Sven Ahlback, Airbow (Amigo / NorthSide, NSD, 2001, CD) に合わせて、大量の直接注文をかけたばかりだったのでした。

しかし、かつて Rykodisc 傘下だった、 それも北欧 folk / world music / jazz と関係ない alternative / avant rock 系のレーベル East Side Digital が、 NorthSide 傘下になっているし。 現在、The Residents再発・新作CD をリリースしているのは East Side Digital ですが、 アンソロジー が Rykodisc からリリースされたのは、そういう関係だからだったと思うのですが。 そういえば、Maria Kalaniemi & Aldargaz の1stの欧米盤 Iho (Olarin Musiiki / Hannibal, HNCD1396, 1995/1997, CD) は Rykodisc 傘下の Hannibal からでしたしね。 そもそも、Rykodisc と NorthSide って、サイトの作りが そっ くり。 と気になったので、RykodiscNorthSide の関係を調べてみたら、 e-zine earPollution, Vol.2 No.4 (April 2000) に 関係する記事を見つけました。 なるほどー、Rykodisc の Minneapolis, MN からの移転 (と巨大化) を嫌った 創設者 Rob Simmons が CEO の椅子を捨てて、元 Rykodisc のスタッフと Mineapolis に残って設立したレーベルだったのですね。 同じような作りのサイトということは、今でもそれなりに縁があるのかしらん。 非北欧の world music のレーベル Omnium も NorthSide 傘下にありますし、これからの活動に期待したいものです。

- 弦巻, 東京, Mon Aug 6 22:30:15 2001

いろいろ躊躇していたのですが、結局、来週末の Finland の accordion 奏者 Kimmo PohjonenMaria Kalaniemi の共演ライヴ @ Tribute to the Love Generation観に行くことにしてしまいました。 Pohjonen はかなり electro-acoustic な音弄りをする人みたいだし、 Kalaniemi も folk 的な演奏だけでなく、Accordion Tribe のような 意欲的なステージを観せてくれると嬉しいなあ、 と期待してます。

そう、6月頃にちょっとこの談話室で話しましたが、 NorthSide からのCDはちょうど旅行から帰った頃に届いています。 かなりまとまった量を注文したこともあって、 North Roots Festival 2001 のTシャツを2枚もおまけに付けてくれました (売れ残っているんでしょうか…)。 Kimmo Pohjonen + Maria Kalaniemi なライヴに着ていこうかしらん、と思ったり。

ライヴの予習というわけでもないですが、Maria Kalaniemi & Sven Ahlback, Airbow (Amigo / NorthSide, NSD, 2001, CD) も、もちろん聴いているんですが、Aldargaz 以上に folk 的な音ですね。うむ。 既に、この次ぎの新譜 Maria Kalaniemi & Timo Alakotila, Ambra (Amigo, AMCD749, 2001, CD) がリリースされているよう。Alakotila は来日メンバー (Kalaniemi の方は、あと Olli Varis からなる Aldargaz の部分編成的 trio 編成) でもあるので、今回のライヴはこの路線なのかしらん。 Alakotila がらみだど、England folk な accordion 奏者と共演した Karen Tweed & Timo Alakotila, May Monday (Fyasco / NorthSide, NSD6059, 2001, CD) も聴いてみたのですが、こちらもしっとり聴かせる folk 的な仕上がり。 来日メンバーも drums-less だし、やっぱり folk っぽそうな気も…。 ま、暑い夏にリラックスするときには、それはそれで良いんですが。しかし、やっぱり、 Accordion Tribe の新譜が早く聴きたいです〜。

NorthSide は超廉価 ($3.00) なサンプラー Nordic Roots (NorthSide, NSD6016, 1998, CD) と Nordic Roots 2 (NorthSide, NSD6040, 1999, CD) を リリースしているので、もちろん入手して聴いてみたのですが。 非 folk 的な部分だけみると、jazz / improv. 的なアプローチよりも pop / rock 的なアプローチの方がやはり多いのでしょうか。ふむふむ。 打ち込み/サンプラーの使い方は techno 的というよりも trip hop 的かしらん。 こうしてサンプラー盤で1曲だけ聴くとそれなりに耳を惹かれる音もあるんですが、 アルバム一枚通して聴くと飽きそうな気もして、どう聴き進もうかしらん、という感じです。 ここのところ Nordic に限らず European folk 影響下の音楽をまとめて聴いてきているせいか、いいかげん食傷気味だったりして…。みゅー。 ま、参加アーティストもそれなりに重なるわけですが、 Henry Kaiser & David Lindlay の北欧企画物 The Sweet Sunny North Vol.1 (Shanachie, 64057, 1994, CD) & Vol.2 (Shanachie, 64061, 1998, CD) に続く、まとまった形の Nordic folk revival のアンソロジーとして楽しめるのではないでしょうか。

- 弦巻, 東京, Tue Aug 14 1:25:42 2001

Maria Kalaniemi すてき〜。く〜。というわけで、 Tribute to the Love Generation で、 Finland の accordion 奏者 Maria KalaniemiKimmo Pohjonen の ライヴを観てきましたAhma (1999) での Kalaniemi の写真は Iha (1995) の写真より ちょっと老けて写っていたように感じていたのですが、 今回は Iha の方に近い髪形だったせいか、若く見えました。 これで、もうちょっと垢抜けた服装だったら、とか思ってみたり…。 ちなみに、Pohjonen の方は、スキンヘッドというより 若干モヒカン入った髪型で、面白かったです。 パフォーマンス的な面も意識した格好なんでしょうね。ふむふむ。