で、開演時間真近に www.so-net/cafe 直上の Tribute to the Love Generation に上がって Farmers Market のライヴを観てきました。 ウェブサイトに 「スタンディング」とあったので、立席と思って開演時間ぎりぎりになって行ったら、 テーブルと席がありました…。それもほぼ満席状態。 こんな音楽でも、意外に集客力あるんですね。 ほとんど右端とはいえ最前列に案内されてラッキーでしたが。 しかし、偶然、いきつけのジャズ喫茶の 常連の先輩が、同じテーブルに…。 いきつけのジャズ喫茶といえば、 会場で久々にマーク・ラパポートと遭いました。をー。 と、けっこう知り合いに遭ってしまいました。うむ。世間は狭い、というか。
その会場のフライヤで知ったのですが、なんと Accordion Tribe で 素晴らしい演奏と歌声を聴かせてくれた Maria Kalaniemi が 来日します。 それも、共演するのは、同郷 Finland 出身で、 live electronics などを使った accordion 演奏で 知られる Kimmo Pohjonen じゃないですかー。これは、観に行かねば。 (Accordion Tribe といえば、 ex-Samla Mammas Manna の Lars Hollmer も、 また来日するようですね。)
ところで、数ヶ月前に、 Maria Kalaniemi & Aldargaz の1998年の2nd アルバム Alma の欧米盤がリリースされたので、 Amazon.com から買ったら、 予想していた Intuition 盤ではなく、 NorthSide という知らないレーベルからの もの (Rockadillo / NorthSide, NSD6053, 1998/2001, CD) だったので、いったいどういうレーベルなのだろうと、サイトを覗いてみたのでした。 なるほど、Gegelius Music が配給しているような、 北欧の folk / world music / jazz のレーベルのUS盤をリリースしているレーベルなのですね。 オリジナルに拘りが無いわけじゃないですが、やっぱり非英語圏の音楽については、 ライナーノーツや歌詞が英語に訳されている、というのは大変にありがたいです。 NorthSide の仕事はとても丁寧ですし、以前からちょっと気になっていた ミュージシャンのCDもリリースしていたので、6月12日の新譜 Maria Kalaniemi & Sven Ahlback, Airbow (Amigo / NorthSide, NSD, 2001, CD) に合わせて、大量の直接注文をかけたばかりだったのでした。
しかし、かつて Rykodisc 傘下だった、 それも北欧 folk / world music / jazz と関係ない alternative / avant rock 系のレーベル East Side Digital が、 NorthSide 傘下になっているし。 現在、The Residents の 再発・新作CD をリリースしているのは East Side Digital ですが、 アンソロジー が Rykodisc からリリースされたのは、そういう関係だからだったと思うのですが。 そういえば、Maria Kalaniemi & Aldargaz の1stの欧米盤 Iho (Olarin Musiiki / Hannibal, HNCD1396, 1995/1997, CD) は Rykodisc 傘下の Hannibal からでしたしね。 そもそも、Rykodisc と NorthSide って、サイトの作りが そっ くり。 と気になったので、Rykodisc と NorthSide の関係を調べてみたら、 e-zine earPollution, Vol.2 No.4 (April 2000) に 関係する記事を見つけました。 なるほどー、Rykodisc の Minneapolis, MN からの移転 (と巨大化) を嫌った 創設者 Rob Simmons が CEO の椅子を捨てて、元 Rykodisc のスタッフと Mineapolis に残って設立したレーベルだったのですね。 同じような作りのサイトということは、今でもそれなりに縁があるのかしらん。 非北欧の world music のレーベル Omnium も NorthSide 傘下にありますし、これからの活動に期待したいものです。
いろいろ躊躇していたのですが、結局、来週末の Finland の accordion 奏者 Kimmo Pohjonen と Maria Kalaniemi の共演ライヴ @ Tribute to the Love Generation を観に行くことにしてしまいました。 Pohjonen はかなり electro-acoustic な音弄りをする人みたいだし、 Kalaniemi も folk 的な演奏だけでなく、Accordion Tribe のような 意欲的なステージを観せてくれると嬉しいなあ、 と期待してます。
そう、6月頃にちょっとこの談話室で話しましたが、 NorthSide からのCDはちょうど旅行から帰った頃に届いています。 かなりまとまった量を注文したこともあって、 North Roots Festival 2001 のTシャツを2枚もおまけに付けてくれました (売れ残っているんでしょうか…)。 Kimmo Pohjonen + Maria Kalaniemi なライヴに着ていこうかしらん、と思ったり。
ライヴの予習というわけでもないですが、Maria Kalaniemi & Sven Ahlback, Airbow (Amigo / NorthSide, NSD, 2001, CD) も、もちろん聴いているんですが、Aldargaz 以上に folk 的な音ですね。うむ。 既に、この次ぎの新譜 Maria Kalaniemi & Timo Alakotila, Ambra (Amigo, AMCD749, 2001, CD) がリリースされているよう。Alakotila は来日メンバー (Kalaniemi の方は、あと Olli Varis からなる Aldargaz の部分編成的 trio 編成) でもあるので、今回のライヴはこの路線なのかしらん。 Alakotila がらみだど、England folk な accordion 奏者と共演した Karen Tweed & Timo Alakotila, May Monday (Fyasco / NorthSide, NSD6059, 2001, CD) も聴いてみたのですが、こちらもしっとり聴かせる folk 的な仕上がり。 来日メンバーも drums-less だし、やっぱり folk っぽそうな気も…。 ま、暑い夏にリラックスするときには、それはそれで良いんですが。しかし、やっぱり、 Accordion Tribe の新譜が早く聴きたいです〜。
NorthSide は超廉価 ($3.00) なサンプラー Nordic Roots (NorthSide, NSD6016, 1998, CD) と Nordic Roots 2 (NorthSide, NSD6040, 1999, CD) を リリースしているので、もちろん入手して聴いてみたのですが。 非 folk 的な部分だけみると、jazz / improv. 的なアプローチよりも pop / rock 的なアプローチの方がやはり多いのでしょうか。ふむふむ。 打ち込み/サンプラーの使い方は techno 的というよりも trip hop 的かしらん。 こうしてサンプラー盤で1曲だけ聴くとそれなりに耳を惹かれる音もあるんですが、 アルバム一枚通して聴くと飽きそうな気もして、どう聴き進もうかしらん、という感じです。 ここのところ Nordic に限らず European folk 影響下の音楽をまとめて聴いてきているせいか、いいかげん食傷気味だったりして…。みゅー。 ま、参加アーティストもそれなりに重なるわけですが、 Henry Kaiser & David Lindlay の北欧企画物 The Sweet Sunny North Vol.1 (Shanachie, 64057, 1994, CD) & Vol.2 (Shanachie, 64061, 1998, CD) に続く、まとまった形の Nordic folk revival のアンソロジーとして楽しめるのではないでしょうか。
Maria Kalaniemi すてき〜。く〜。というわけで、 Tribute to the Love Generation で、 Finland の accordion 奏者 Maria Kalaniemi と Kimmo Pohjonen の ライヴを観てきました。 Ahma (1999) での Kalaniemi の写真は Iha (1995) の写真より ちょっと老けて写っていたように感じていたのですが、 今回は Iha の方に近い髪形だったせいか、若く見えました。 これで、もうちょっと垢抜けた服装だったら、とか思ってみたり…。 ちなみに、Pohjonen の方は、スキンヘッドというより 若干モヒカン入った髪型で、面白かったです。 パフォーマンス的な面も意識した格好なんでしょうね。ふむふむ。