既に2ヶ月余前の話になってしまいましたが、1月末に iPad mini を買ってしまいました。 去年11月に iPhone 5 へ機種変更したのに続いて。 年末年始休暇中に遊ぼうかと思いつつ品薄状態で年末に入手できず。 これは年度末の山が越えてからかなと思っていたのですが、 1月最後の日曜に三茶のauショップの前を通りがかったときに在庫があることに気付いて、 衝動買いしてしまいました。 というわけで、ここ2ヶ月余り使ってみての感想を徒然と。
Android スマートフォンと iPod touch の2台持ちから iPhone 5 1台になったことだし、 タブレットを使ってみようかなあ、と。 iPad は ノートPC と同じようなサイズであまりそそられなかったのですが、 iPad mini であれば気楽に持ち歩けそう、ということもありました。 タブレットの選択肢には iOS だけでなく Android もありますが、 スマートフォンとタブレットで違うOSにすると管理の手間が単純に倍になってしまいます。 スマートフォンで Android にちょっと懲りたというのもありますが……。
2ヶ月使ってみて、便利さを実感。 平日に職場と自宅を行き来する程度であれば iPhone で充分で、 持ち歩いているのは週末や出張時くらいですが。 意外にも自宅でよく使っています。 台所に立ちながらやベッドで横になりながら使うのにちょうど良い大きさなのです。 立てておくもよし、片手で持つもよし、両手で持つもよし。
一番の使い道はウェブ閲覧ですが、それを除くと 動画 (特にNHKオンデマンド) の視聴に使っていることが多いです。 ノートPCに向かう体勢は自由度が低く何十分もの長さの動画を観る気にあまりなれなかったのですが、 タブレットの場合リラックスした状態で観続けられるが良いです。 スマートフォンでは画面が小さ過ぎてワンセグTVを観るのも辛く感じたものですが、 7インチタブレットくらいの大きさであれば苦になりません。 といっても画面はやはり小さいのですが、 据え置きの画面より手持ちの方が映像へ没入しやすいようにも感じます。 アナログ停波以来TVをほとんど観なくなっていたのですが、 iPad mini を買って以来、一日30分〜1時間くらいはNHKオンデマンドを観ているように思います。 これでDVDを観るのが簡単にできれば……。
次いで使っているのは、電子書籍 (Kindle) やPDFの文書の読むことでしょうか。 スマートフォンは画面が小さ過ぎて電子書籍端末にする気になれなかったのですが、 7インチタブレットなら画面の小ささは気になりません。 ちょっと意外だったのは、iPad mini で Kindle を使うようになってから、 iPhone でも Kindle を使うようになったことです。 読み始めるのは iPad mini なのですが、勢いがつくと iPhone の小さな画面で続きを読むのもあまり苦になりません。 家や週末のカフェとかでは iPad mini で読んで、通勤途上の電車内では iPhone で読む、と、 状況に応じて端末を使い分けられるのも良いです。
Kindle はブックマークが同期されるので、違うクライアントで続きを読むことが自然に出来ます。 この機能がとても便利で、Kindle を使うようになって以来、iOS 標準の Music app でもブックマークのような機能があればいいのにと思うことしきりです。 podcast の DJ mix のように一つのファイルになったものであれば設定によっては聴き進んだ位置が記憶されますが、 アルバムやソングリストでもどこまで聴いたか記録させることができれば便利なんだけどなあ、と。
Kindle の一番の難点は、Amazon Kindle ストアの品揃えでしょうか。他に比べたらマシなのかもしれませんが。 自分が普段通勤途上読書で読んでいるような本が Kindle ストアにほとんど無いのです。 あと、Kindle ストアで買うことができるのは所有権ではなくライセンス利用権です。 Amazon 側でサービス終了したらそれでおしまいです。 普段図書館で借りて読んでいるような本あればそれで充分なのですが、 音楽や美術などの趣味で資料として手元に置いておきたいと買っているような本でそれは困ります。 というわけで、便利だなあと思いつつも、なかなか Kindle で読める本が無いという……。うーむ。
ところで、今回の桑野塾 [関連発言] で、自分の発表用機材に初めて iPad mini を使ってみました。 実は、購入の動機の一つに、 桑野塾などでのプレゼンに使いたいということもあったので、やっと使う機会が来た、と。 といっても、Keynote を駆使してスマートなプレゼン資料を作り込むことはせず、 スライドはPDFで用意して iBooks で、写真や動画は標準の App で、カタログ等の図版は適宜 Camera で写して、と、 標準的なツールのみ使ったローテク気味のプレゼンでしたが。 そういう発表方法のウケも良く、何人かの方に大学での講義に使いたいと言って頂けたりもしました。 iPad mini を使った甲斐がありました。 今回は予備にノートPCも持っていきましたが、今後は iPad mini だけでいけるな、と。