2008年に西武鉄道旧所沢車両工場で始まった「引込線」の第4回も、今年で第5回。
前回同様、「美術作家と批評家による第四回自主企画展」として給食センターで開催されていました。
手作り感たっぶりで緩い展覧会という雰囲気も変わっていませんでした。
前回も感じたことですが [鑑賞メモ]、
雑然とした展示空間では、シンプルに物質の量を感じさせる、
戸谷 成雄 「襞の塊 I/II」 (2015) (写真右上) や
遠藤 利克 「空洞説-黒化」 (2015) (写真左) のような作品の存在感が映えます。
今回もその存在感で雑然とした空間を異化していました。
今年はここらへんどがどう改善されたのか、もしくは、作家がこの空間にどう取り組んだのか、少々期待したのですが、 他に上手い空間使いをした作品には出会えませんでした。 先日、新国立美術館で観た『アーティスト・ファイル 2015 隣の部屋――日本と韓国の作家たち』 [鑑賞メモ] と、 出展作家に被りも多く、 ピンと来ないのは単に展示空間のせいだけではないのかもしれませんが。
この展覧会は、プレ展から毎年観てきていますし、 手作り感が強いものの派手なアートフェスには無い良さがあると思うので、 今後も続いて行って欲しいものです。
空調の無いスペースでの展覧会で、去年は猛暑日で大変な思いをしたのですが、 今年は早々に涼しくなって、ちょっと助かりました。 それでも観に行った22日は久々に真夏日近い暑さで、この展覧会は暑い中で観るものだという印象が拭えません……。