六本木の Tokyo Mid Town は、Midpark Project 2009 と題した 一連のイベント・プロジェクトを始めています。 その中で、ゴールデンウイーク中に Open The Park というイベントが開催され、 芝生広場などで Park Performance と題した大道芸が繰り広げられました。
会場に着くまでは期待していませんでしたが、 5月の心地良い天気の下、芝生の上はさほど混雑しておらず、のんびりしたピクニック気分。 斬新な演出や高度な技が堪能できたという程のものではありませんでしたが、 空間の良さもあって、リラックスしてパフォーマンスを楽しむことができました。 静岡やヨコハマ、三茶、上野などのフェスティバルでの人垣の中の大道芸というのも、 場の熱気という点では全く悪いというわけではありません。 しかし、このようにリラックスして楽しめるというのは、かなり贅沢でしょう。 この芝生広場での大道芸が定着して欲しいものです。
沢入国際サーカス学校の 森田 智博 のジャグリング。 コミカルな演出で観せることはあまりせずに、技を見せるタイプですが、 パフォーマンスが安定している彼ならではでしょう。
フランス出身の Darkrakou による高足回遊パフォーマンス。 広々とした芝生の空間を生かして、子供たちとおいかけっこ。 何回か観たことありますが、このスピードで駆け回り跳ね飛ぶのを観たのは初めてかもしれません。
日本の大道芸フェスティバルの常連、 Christian Taguet 率いるフランス (France) のカンパニー Cirque Baroque。 今回来ていたのは Jean-Baptiste Taguet (右) と Céline Dupuis (左)。 エアリアルとアクロバットによる、コミカルでちょっぴりロマンチックなショー。 特に Céline の表情がとても良く、とても楽しめました。
Céline のエアリアルのソロは、白のティッシュ (tissue)。
Jean-Baptiste はベルトを腕や脚に巻き付け上がっていくパフォーマンス。
Cirque Baroque を含む写真集: 三茶 de 大道芸 2000、 三茶 de 大道芸 2002、 2003年秋の上野恩賜公園、 三茶 de 大道芸 2003、 野毛大道芸 2004、 三茶 de 大道芸 2004、 三茶 de 大道芸 2005、 三茶 de 大道芸 2007。 三茶 de 大道芸 2008。
JJ (b. Jochen Pfeiffer) (左) と Flat (b. Florian Müller-Reißmann) (右)、 ドイツ出身のジャグラー2人による、 カンフー果し合い仕立てのコミカルなジャグリングショー Get The Shoe。 曲のリズム録音済みの効果音と同期したリズミカルなジャグリングを見せましたが、 風に苦しんでいました。
フランス出身のジャグラー Jongloic (b. Loïc Faure) による、 引きつったようなぎこちない動作で笑いを取りつつのアクロバティックなジャグリングのショー。
彼のパフォーマンスの時、小さな子供たちがステージ前にやってきて、 芝生の上ではしゃぎながら観てました。 これも、芝生の上、空いている会場ならではでしょう。 彼らのリアクションを観てると、飽きません。
プログラムが一通り終わった後は、大団円。 参加パフォーマー全員が芝生広場に繰り出して、あちこちでパフォーマンスを繰り広げました。 芝生全体が舞台になったよう。 日暮れの中、動きが早かったため、写真がブレてしまっていますが、 雰囲気を感じて頂ければ。
Cirque Baroque の2人は芝生に繰り出さずに2人でエアリアルでコミカルに。
芝生広場から引き上げた後も、建物入口近くでひとしきりパフォーマンスを続けました。