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La Machine, Les Mécaniques Savants in Liverpool 08 について

[2251] 嶋田 丈裕 <tfj(at)kt.rim.or.jp>
- 若林, 東京, Thu Sep 4 23:38:19 2008

リバプール (Liverpool, England, UK) の Lime Street 駅近くのビル Concourse House に 重さ37t、15m 大の巨大な機械蜘蛛が!! ("Huge spider is latest arts event". BBC News. 2008-09-03)。

これはフランスのカンパニー La Machine による 野外巨大人形劇公演で、 上演作品のタイトルは Les Mécaniques SavantsLiverpool 08: European Capital of Culture という文化フェスティバルのプログラムの一つです。 この公演の公式サイトは、 La Machine - Liverpool 5/6/7 September 2008。 また、BBC もLa Machine 特集ページを組んでおり、 既に、蜘蛛登場の写真や動画を公開中です。 Liverpool 08 特集ページもあり、 そちらでも La Machine 特集ページから辿れない写真や動画が見られます。 その中から、主なものを以下にリストアップしておきます。

2日目のクレーンで蜘蛛を下ろす作業が凄い!! BBC の Event Map によると、 Wed. 3 Sep. に Lime Street 駅近くのビル Concourse House に蜘蛛が登場、 Thu. 4 Sep. は Echo Arena Liverpool へ移動、 街中で本格的にパフォーマンスを展開するのは週末の Fri. 5 Sep — Sun. 7 Sep.。 これからの展開が楽しみです。

公式サイトによると "Les Mécaniques Savants: part 2 will visit Yokohama in Japan next year." ということなので、来年の第2部 @ 横浜 の予習としても、第1部 @ リバプールは必見です。 来年にはこの巨大蜘蛛が横浜に登場するのか!!?? というわけで、この週末はウェブ経由でこのイベントを追いかけましょう!!!

ところで、こんなことやるカンパニーは Royal de Luxe (⇒ fr.wikipedia.org; 関連発言 1, 2) しかないだろう、と思いつつ BBC の記事を読んだら、 "It has been built by French company La Machine, which in 2006 brought the streets of London to a standstill with the Sultan's Elephant." と。あれれ? The Sultan's Elephant を上演したカンパニーは Royal de Luxe だけど、La Machine って? と、調べてみると、 Royal de Luxe の Le Géant シリーズなどで 多くの "theatrical machines" を手がけてきている François Delarozière が1990年代頭に作ったカンパニーが Le Machine、 ということですね。BBC の記事も混乱してるなあ。

Liverpool 08 関連イベントはいろいろあるようですが、現代アート関連では、 Liverpool Biennial と、 それに対する fringe/off というか alternatives/independents としての Independents Liverpool Biennial が、30 Sep — 30 Nov にあるようです。 既に野外インスタレーションの一部は公開されているようです。 公園の木がくるくる回る Diller Scofidio + RenfroArbores Laetae が楽しそう。BBC News も動画付きでレポートしてます ("Twirly trees join city landscape". BBC News. 2008-08-21)。

[2262] 嶋田 丈裕 <tfj(at)kt.rim.or.jp>
- 若林, 東京, Thu Sep 11 23:05:37 2008

先日紹介した Liverpool 08: European Capital of Culture のプログラムの一つとしてリバプール (Liverpool, England, UK) 市内で上演された La Machine による 野外巨大人形劇公演 Les Mécaniques Savants、 無事に上演を終えることができたようですね。 BBC の La Machine 特集ページ の中から、日毎の写真ページを以下に直接リンク。

結局、蜘蛛以外の巨大人形は登場しなかったようですね、残念。 写真で観る限り、大量の水や雪を吹き出したり花火を使ったり、と、 むしろそういう所で見せるパフォーマンスだったのかな、と。 最終日の大がかりな噴水は、生で観たら迫力満点だろうなあ……。

大がかりなパフォーマンスですが、音楽は生演奏なんですよね。 演奏ボックスを空中に掲げて、 その中でミュージシャンが violin、doublebass、saxophone や trombone 等を 演奏している様子というのも、なかなか面白いです。 あと、巨大蜘蛛の操作も自動化しないようで、 足毎に多くのオペレータを付けているようです。 音楽は録音されたものを使い操作は自動化、ってことも可能だと思いますが、 あえて音楽生演奏で操作もマニュアル、という所に、演劇的なこだわりを感じてしまいました。

さて、リバプールといえば、 Liverpool Biennial 08 ももうすぐ始まるわけですが、 タムラ サトル が その中の Pop-Up という展覧会で 接点火花な作品 "Point Of Contact" (関連レビュー 1, 2 3) を展示します。 展示場所は St James Gardens の Huskisson Monument という 円柱ドーム状の建物を使うそうです。展示場所が渋くていいなあ。 しかし、もっと気になるのは、今まで日本国内の100V電源で動いていた作品が、 イギリスの220V電源でどうなるのか、ということ。 といっても、火花放電の発熱量は電力 (電圧×電流) に、 感電の危険性は電流によるので、ちゃんと抵抗を計算して電流を抑えれば 電圧が上がったからといって危険になるわけではないのですが……。 ちなみに、先日 (日本で) 会ったときは 「220Vに昇圧して試してみたら、火花が青白くなった!!」と言ってました。 向うは空気の乾燥具合も違いそうですし、日本とは違う火花が楽しめそうです。 リバプールへの参加は春頃から話を聞いていたのですが、うっかり忘れてました。 週末にメールを受けて思い出したという。 しかし、Liverpool Biennial の公式サイト にも、 Independents の方にも、 "Pop-Up" 展の情報がありません。 "Pop-Up" はいったいどういう位置付けの展覧会なのか……。

[2393] 嶋田 丈裕 <tfj(at)kt.rim.or.jp>
- 若林, 東京, Wed Apr 15 23:31:52 2009

去年9月にリバプール (Liverpool, England, UK) で上演された La Machine による野外巨大人形劇 Les Mécaniques Savants [関連発言]。 その際に続編が横浜であるという話をしましたが、 今度の週末についに開国博Y150のプレイベントとして みなとみらい21新港地区周辺で上演されます [公演情報]。

17日(金)と18日(土)に、赤レンガパーク (赤レンガ倉庫のあたり) 及び 新港埠頭 (トリエンナーレ会場となった新港ピアのあたり) で Les Mécaniques Savants を上演。 19日(日)は新港埠頭〜赤レンガパーク〜日本大通りとパレードとのこと。 ということは、赤レンガ倉庫前から新港橋を渡って、 税関や県庁の脇を抜けて、横浜スタジアムあたりまで行く、ということでしょうか。 古いビルの並ぶ日本大通りをあのマシンが歩く所が観たい!! 開国博Y150会期中も マシンは会場 (はじまりの森) で展示されるようですが、 やはり、こういうのものは上演されるのを観てこそのものでしょう。 この週末に観ておかねば!

どのみち、ヨコハマ大道芸を観に土曜にみなとみらいへ行くつもりでしたが、 日曜も行くしかないかな、と。 La Machine がメインで、大道芸がついでという感じか……。 これは、芸人さんもやりづらそうだなぁ。 ボイシャキメラ @ 池袋 は、今年も行かれないか……。