FUZ HOMEPAGE

お気軽に メールをお寄せください

日記 1999 10/01〜

FUZの日記(この日記の抜粋をメールでお届けいたします)
詳しくはこちらをご覧下さい。
メールマガジン登録
電子メールアドレス(半角):
メールマガジン解除
電子メールアドレス:

Powered by まぐまぐ

10月7日(木)

JCO臨界事故 続報 他

原子力研究所では中性子線60倍 セシウムを検出ニュ−スステーション
事故発生時間の9/30、10時半から原子力研究所では
通常の60倍の中性子線を検出、その際、セシウムも検出したという。


科学技術庁長官は核の専門家だったのだが、交代である?
事故当時の科学技術庁長官は元東大学長で原子核物理学の権威である
有馬朗人氏である。サンデープロジェクトにも出演していたらしい。
が、他でのコメントを聞かない。
茨城県知事、東海村村長があれほど顔をだしているのに、
なぜ、この事故について説明できるはずの科学技術庁長官が
コメントしないのか?
内閣改造によって、中曽根氏に変わってしまった?!
何故なんだろう?
続投してもらったほうがいいんじゃないのか?
元科学技術庁長官&元文部大臣である有馬朗人氏のプロフィール

桜井淳氏 週刊新潮にも寄稿(週刊新潮10/14)
週刊宝石でいろいろな疑問を投げかけていた桜井氏だが、
新潮では風評被害についての心配するなど、穏便な意見を述べている。
時間経過がそうさせているのか? 編集部の意向なのか?
そのへんがわからない。
今後の発言に注目したい。



10月6日(水)

JCO臨界事故 ウラン投入量16キロは本当か? 他 雑誌記事抜粋

本日、週刊誌を5冊購入して臨界事故記事をチェックした。
気になったものをまとめた。

ウラン投入量16キロは本当か?(週刊宝石10/21号)
一番、気になる記事はこれだ。
元原子力研究所研究員 桜井淳氏の記事である。
簡単にまとめると以下のとおり。

●ウラン溶液16キロ(濃縮率19.9%)、ウラン235の量が約3キロで、
17シーベルトの被曝量を記録することができるのか、
臨界になることがあるのか、奇異に感じた。

●ウラン溶液24キロという報道もあるが、
それでも17シーベルトの被曝量を与えることができるのか疑問だ。
ウラン溶液100キロ集めても、その形状によっては臨界に達することはない。

●旧ソ連においても12件の臨界事故が記録されているが、
被曝量は多くても3シーベルト。
17シーベルトは広島原爆の爆心地における被曝量。

●被曝量から考えると、今回の事故は想像以上の大事故であるかもしれない。

●核爆弾であれば、濃縮度93%以上の金属ウランを
最低でも5キロは必要とする。


正社員と作業員の格差(週刊宝石10/21号)

●危険な原子力関係の作業員の中には月収150万円という人もいるらしい。
借金に追われて原子力施設で働くという話を聞いたこともある。
以下は記事からの抜粋である。

「正社員は我々が作業する施設の中には入りません。
すべてモニターで指示するだけです。・・・・」

「髪の毛が抜けて少なくなり、
ついには坊主頭になってしまった同僚を見たことがあります。
でも、それ以後の消息は知りません。・・・・」

「・・・・正社員には、駅から施設まで専用バスがあって、
そのバスに作業員は乗れないんですよ。・・・・」

●放射性物質の半減期
ナトリウム24・・・・15時間
ヨウ素131・・・・・8日間
セシウム137・・・・30年


個人に対する保障はないだろう(週刊文春10/21号)

●沈殿層から冷却水タンクのバルブまでは約3メートル
午前2時35分から午前6時までに9組18人が、3分づつ作業して
冷却水の水抜きに成功。
各人の被曝量は100シーベルト?
この作業をしたのはJCOの職員
(どういう作業をしたのか、具体的な細かいことを知りたい)

●桜井淳氏がこちらでもコメント
「事故が発生した2日後、ウラン加工施設の中にある沈殿層を
撮影した写真をみせてもらいました。
・・・・・・・・
沈殿層に開いている漏斗を差し込む穴からウランが噴き出して、
土色の泥状態になって流れ出していたのです。
そのウランは乾燥して粉末になっていました。
・・・・・・・・ 仮に沈殿層が密閉状態であったならば、臨界のエネルギー圧が充満し、
ステンレス製のフタが爆発して吹き飛び、
建物のガラスや天井も壊れていた可能性があったのです。・・・・」
(昨日、NHKで見た写真とは違うようである。
偶然だが、ずさんな作業が危機的状態になることを防いだようだ)


住民たちの生の声 ”リアルタイム情報なし”(サンデー毎日10/17号)

●放射能漏れ事故に対処する「スピーディー」と呼ばれる
被害予測システムがあるが、あまり役に立たなかった

「スピーディー」のデータによると、
放射能の”かたまり”が移動していく様子がわかる。
(ここのところはよくわからない??)
そして350メートル圏内の舟石川地区が避難した際には
避難した人たちを放射能が追いかけていった結果になっている。
(ここも説明不足でよくわからない。
放射線が高いときに移動したという意味かもしれない。 ちょっと疑問符のつく記事である)

●京都大学原子炉実験所助手の小出裕章氏のコメント
「・・・・どうせなら、屋内退避勧告が出た
10キロ圏内の舟石川地区などではなく、
より遠くの10キロ圏外まで避難させたほうがよかったのだ」

●東海村の住民の情報源はNHKテレビしかなかった。

●個人に対する損害補償はない。
また、一人一人に対する保障はなく、
漁協などの団体に”損失補填”をすることはある。

●東海原発1号機が重大事故を起こしたと想定した際の最大の損害額は
3兆7千億円(1950年代末試算)。これはすぐには公開されなかった。


ショックで寝込む妊娠6ヶ月の主婦(週刊読売10/17)

住民たちの声を聞くと、情報が迅速に伝わらなかったことがわかる。
役所、警察、自衛隊は何をしていたのだろう?

「施設の近辺を散歩していた妊婦がいた」
「9/30午後10時半に『放射線量が通常の値にもどった』と
アナウンスがあって、自宅に帰った」
「大丈夫だろうと思い、夕方、犬の散歩に出て、雨に降られちゃったんです」

(全然、地区放送などをしてなかったんですかね??)
●胸部レントゲン1回は1ミリシーベルトの被曝量


日本の原子力政策の基本は変わらない?(ニューズウィーク日本版10/13号)

●環境保護団体グリーンピース・インターナショナルのショーン・バーニー
「この程度の事故では日本の原子力政策は変わらない。
チェルノブイリ級の事故がないと、目を覚まさないだろう」

●「・・・・二人は担架の上で全身をビニールにくるまれていた。
搬送途中で放射性物質が散乱するのを防ぐためだ。・・・・
」 (ビニールでくるめばいいのだろうか?
どうやって治療するのか? 放射性物質はどう処理するのか?
疑問である)


以上、気になった部分を抜粋した。
未だに、事故当時にでた放射線量、現在の放射能量などがよくわからない。
データは調査機関によっても違うが、比較が可能な各々の機関のデータを知りたい。
もう少し経つと、わかりやすい解説がでるとは思うが・・・・。
それにしても、この事故は、社会のあらゆる問題を孕んでいる。
範囲が広くて呆然とする。


ビデオもないってヘンだ?
今時コンビニとかどこでも監視ビデオカメラが設置してあるのに
JCOには設置してないってのもヘンな話だ。
この会社、経営危なかったんじゃないのか?
JCOの操業再開があるとしたら、最低だ。
この会社は潰すべきである。


日記猿人に参加しています。
よろしければ、 を押してください。
いつも押してくれてありがとう。


10月5日(火)

JCO臨界事故 現場写真やっと公開  雑誌・新聞記事

NHK午後7時のニュースで現場写真を見た
沈殿層からパイプがでているポラロイド写真が公開された。
10月1日にJCOの職員がホウ酸を入れる際に撮影したものということだ。
沈殿層の下には青いポリバケツが置いてあった。
撮影は部屋の外からガラス越しの撮影である。

事業所周辺から放射性物質検出 スポニチ 10/4
茨城県の調査ではJOCから南東約900メートルにストロンチウム91を検出。
0.021ベクレル/m3で問題はない。

グリーンピースはJOC近辺の公道上で通常の5倍以上の放射線を観測した。

4地点でナトリウム24検出 朝日新聞 10/4版
茨城県はJOC周辺の土壌からナトリウム24を検出。
人体に影響するほどではない。


ヨウ素131・133を検出 夕刊フジ10/5
JCO周辺から、微量ながら自然界に存在しない放射性ヨウ素を
京都大原子炉実験所(大阪府熊取町)の小出裕章助手(原子力工学)らが検出。
10/2に採取したヨモギの葉と土壌から放射線物質ヨウ素131が
1キロあたり23−55ベクレル、
放射性同位元素のヨウ素133も同程度検出された。


隣町の常陸太田まで10倍の放射線量 週刊現代10/16号
原子力資料情報室の西尾漠氏のコメント
「・・・従業員の方の被害が甚大なのは理解できても、
隣町の常陸太田まで10倍の放射線量となったというのは、予想外でした。
・・・・いったいどこまで危険なのか、
東京も安全だとは断言できるものではない」


以上、私が手にした情報である。
あまりたいしたものではない。
ひとつ気になるのは放射能が若干、外部に漏れていることである。
チェルノブイリでも、放射能が帯状に汚染していたのを考えると
JCOから放射能が風によって流されて、
距離が離れていても、意外と放射能の濃い地域があるかもしれない。

科学技術庁は放射性物質の量については計測したといっているが、
まだ、そのデータを公開していない。安全だというだけである。
他の団体のデータを知りたいものだ。
それにニュースでの扱いが小さすぎる気がするなあ、この事故?!

あと気になったのはJCOが公開した現場写真である。
10月1日に撮影したものを何故、4日後の今になって公開したのか?
10月1日に撮影したなら、すぐに公開すればいいものを、という感じである。
勘ぐると『ほんものか?』と言いたくなる。
疑えばキリがない。


ヤフーの掲示板から10/6 0時くらい
BBCの爆発画像については、BBCに直接問い合わせた人がいて
BBCは誤報ではない、と言っているようだ。
どうも、その詳細がわからない。政府は何か隠していることがあるかも?

もうひとつ気になったコメントをひとつ
原発関連を輸出している大手メーカーの人から聞いた話として以下のコメント
「アメリカ、ヨーロッパなどは原発を縮小する傾向にあるので
日本に積極的に原発を造らせようとしているとのことです」
これは嫌だなあ。絶対ないとは言えないのが寂しい。


東海村臨界事故 掲示板のまとめ

今日のところは、こんなところである。
意外と新しい情報少なし。

10月3日(日)

JCO臨界事故 今後の問題は放射能の有無。そして報道管制?

現在、ヤフーの東海村事故掲示板では2000件ほどの書き込みがある。
いろいろな意見が飛び交っていて勉強になる。
新聞では、相変わらず、何も情報が入ってこないので、
この掲示板から気になった情報を拾ってみた。
参考にしてください。

これからの事故現場の処理が問題
●JCOの事故対策担当者は
コンクリートで封鎖、取り壊して廃棄する対応を考えている。
(チェルノブイリと同じ方法、現在、コンクリートの劣化が問題になっている)
この方法では放射能が拡散する可能性があり、
実際にはどうするか、未だ決まっていない。

●未だにどのような反応がどんな規模で起きたのかがわからない。

外部に”死の灰”(セシウム137)が検出されたとしたら、憂慮すべき問題だ
●セシウム137などの放射能が、大気で撒き散らされて、
農産物やミルクに入り、それが人体に入り汚染される。

●東スポ(10/2)の報道ではセシウム137が近くのグランドで発見された

外国人は日本から脱出したり、来日拒否
●日本で開催中の新体操世界選手権に出場中のオーストリア選手急遽帰国。
●ドイツ政府は渡日を禁止? 日本上空の大気がドイツにくる時期を調査?

やはり報道管制はあるのか?
以下はある報道関係者が書き込んだコメントだが、
信用できるかどうかはわからない。
情報として記載する。

===============================
1999年10月3日 2時13分
通常、現場にはヘリが出たりSNG中継車が出る物ですが、今回は
全て待機し、現場の警戒線内に入ったり撮影をするなとの
お達しが、局の上層部より出ております。
被爆作業員の数値は8m/sgとの報道も出ていますが、実数は
15m/sgとの話が現場記者間の情報として流れております。
現状では、撮影出来るように体裁をある程度整えてから、やっと
代表取材カメラが入る雰囲気になっております。
(以下先ほどの続きです)

臨界が一応終息したとの発表にも関わらず、JRが未だに動いて
いない事でもお察し頂けるかと思いますが、実体は報道されている
事態より数倍大きな事故でありますので、こんな職ながら敢えて
言わせて頂くと、今回の場合は政府・自治体・マスコミを信じず、
各自の責任に於いて防御される事をお勧め致します。
ある関係者の言質によると、規模は報道の約8倍との事です。
お気を付け下さい。
なお、この文章は転載自由としますので、関係各所に願います。

================================


<その他>
●事故現場より50キロ以上離れている農家の10月2日集荷分は、
風評被害のため出荷が半分になってしまった。

●秋葉原の”秋月電子”にガイガーカウンタ(放射線測定器)のキットあり。
5千円から1万円

●放射線は放射能からでるもので、放射線は弾丸、放射能は拳銃と思えば
間違いない。
放射線は一度でれば、そのまま消えるが、
放射能は、何十年も放射線をだしつづけるということで
今後、放射能の問題が残る可能性がある。

●BBCのビデオはガセネタであったという説もある。
BBCの放送で私は確かに工場内の破片を見た。
他の事故の映像である可能性もあるかもしれない。
今のところ、よくわからない。


10月2日(土)

JCO 放射線汚染事故 マスコミ報道 物理学士の話 ほか

マスコミ報道への疑問はつづく
BBCが撮影した壊れた工場の屋根はなんだったのだろう?
工場内の破片はなんだったんだろう?

臨界の心配もなくなり、放射能が減ったというのに、
工場内部の画像が報道されない。
新聞に発表された画像は冷却水の配管を破壊したものだけだ。
もう臨界が起きた施設には人が入って、処理を行っている、というのに
その画像を見ることができない。

これは何かおかしくはないか? と感じる。
これほどのことを起こしておきながら、情報開示がないような気がする。
こちらのページには今後の問題については簡単にまとめられている。
事故当日に雨が降ったのが良くなかったかもしれない。
かなり土壌の深いところまで汚染物質が浸透した ということだ。

今のところ影響は少ないというマスコミの報道が多いが、
調査しているのは東京電力の社員、原子力産業関係者である。
これは神奈川県警の不祥事と同じで
原子力産業に不利な事実に関しては隠蔽される可能性がある。
また、新聞を数紙チェックしたが、思ったより紙面を割いておらず、
細かいデータ、わかりやすい解説がない。
この事故も数日で忘れられるのだろうか?

公正な調査が日本の原子力産業に関係のない専門家によって行われる必要がある。
また、放射線は種類も多く、話が難しくて、
素人にはわからないことが多い。
信用のできる解説者が、わかりやすく説明してくれるといい。


<物理学科の友人は>
物理学科出身のある友人の話を簡単にまとめると以下の通り
●物理関係では原子力関係はあまり人気のない分野である。
  就職先が限られる、給料が安い、印象が悪いなどなどの理由
●今回の事故の際、製造していたウランは高速増殖炉のものだが、
高速増殖炉はたいへん危険な技術で、
現在実施しているのはフランスと日本だけである。
ただ、高速増殖炉は核廃棄物がでない(少ない?)利点がある。

●降雨により、核汚染物質が高濃度になる可能性がある。
●降雨により、汚染地域が限定される。
●補償金は莫大な金額となる。
●今後の汚染は必ずある。
●東海村近辺には人が住まないようにする。
●代替技術の開発を進める。

●A、Bは政府が原子力開発する理由の一端かもしれない。
A 現在の原子力開発のおかげで、日本は原子爆弾を3か月で制作可能
B ロケット技術と合わせれば、核ミサイルの制作が可能である。


<新聞報道で気になったこと>
●政府が保障援助も(日刊スポーツ 10/2)
事故保険でJCOが支払える額は10億円。
これ以上の保障は、政府が行うことになっている。税金である。
ということは、JCOというのは民間企業だが、民間企業ではない。
自分の尻を自分で拭けない団体である。

●「防護服の予算を」(日刊スポーツ 10/2)
自衛隊には放射線に対応できる防護服はない。
ロボットもない。
今回は、1日程で放射線は減り、対応することができたが、
大規模な事故が起きた場合は、
何もできずに見ていることしかできない。
ちょっと脳天気すぎるのではないか?
アメリカにでも頼むのだろうか?


思ったよりもヒドイ状態である。
今後もチェックしていこうと思う。


10月1日(金)昼

JCO 東海村 放射線汚染事故

<報道管制があったのか?>
●私が朝5時頃、イギリスBBCを見たときには
JCO内で何かコンクリートのようなものが飛び散っているのが見えた。
これは、日本のテレビでは見られなかったものだ。
こちらでJCOの工場の屋根が一部分吹き飛んでいる様子が見られる。


宮崎学のページ
こちらでは「とにかく逃げい」と警告。
政府報告について疑惑を投げかけている。
リンク集もあり、参考になる。


今もニュースを聞いているが、
「一応終息した」というが、何のデータもない。
テレビ報道の内容が曖昧である。
ほとんど知りたい情報がない。
どうして工場の屋根は吹き飛んでいるのか?
飛び散っている破片は何の破片なのか?
教えてくれないのだ。
報道管制があるとしか思えない。


<被曝程度は最悪 ”2人は死に至る被曝量”>

夕刊フジ 10/1付けによれば以下のとおり。
「2人が浴びた被ばく線量は、8シーベルトを超えていると推測されている。8シー
ベルトは、広島の爆心地から700−800メートル離れた場所のガンマ線の被ばく
線量に匹敵。一般的に7シーベルト以上を浴びると100%死亡するといわれている」


「大内さんは白血球が2万5000と急増したほか、通常は40%ほどのリンパ球が
1・6−5・8%に減少。感染症も心配されるため、無菌室にいて、体内の電解質の
バランスを保つための点滴を受けるなど治療が続いている」

「また、大内さんの体内から検出された放射線は通常の200数十倍、篠原さんは150倍、
比較的症状が軽い横川さんでも40倍となった」


●ビキニ環礁で水爆に出会った第五福竜丸の船員より被曝量は多いとのこと。

<危機管理能力は政府、企業にはない>
●消防士 放射能の件を知らされず被曝する。

●JCOは。事故発生から1時間後の30日午前11時34分ごろ
「作業が被ばくして病院に運ばれた。臨界事故の可能性がある」
などと書かれた紙を東海村役場にファクスしただけだった。
それを軽く見た役場職員は無視し、
午後2時半ごろ村長の指示によって東海村の住民は避難を開始した。


●政府の対策本部設置は10時間以上経過した午後9時すぎ。

●自衛隊も近づけず、完全防護服、遠隔ロボット、防護警備車などなし。



10月1日(金)早朝

JCO臨界状態 『放射能漏れ』でなく”裸の原子炉”である
「放射能は怖い」
残念ながら私の知識としてはそれぐらいである。
だが、この事故は原子炉が裸で動いていることだ、とわかる。
『放射能漏れ』とわざと緩めの表現をしていると思う。
この事故は無茶苦茶である。
今のところ、どのくらい怖いかはわからない。
私の家は東京都になるが、ここでも危ないことは充分あり得る。


わからないので、調べてみると以下のようなページもあった。
原発事故災害サバイバルハンドブックのページ
を見ると以下のようなことが書いてある。

『たとえば当局による「屋内避難」は何を意味するのでしょう。
これは屋内に避難していれば助かるということでしょうか。
残念ながらそうではありません。

 放射能が大量に漏れだしているときに発せられるもので、
当局の原発事故対策としては最大級の対策で、
はっきり言って緊急事態なのです。
すぐに避難を開始しなければなりません。』


このページの著者がいうに
ドイツでは『安全宣言』がでてから、住民が放射能雲に襲われ、
危険なレベルの放射能にさらされたという。
このような場合、
政府はパニックを押さえるために、嘘の声明を発表する
ことが多いという。
充分考えられることだ。

ニュースで気になったことがある。
このニュースにでてくる解説者が
『今後の原発の開発に影響があるだろう』
と述べていることだ。
そんなことは当たり前で、そんなことを心配するときではない。
もっと詳しくわかりやすく説明してもらいたいものだ。


今もニュースを聞いているが、
「高いレベルの中性子が・・・・」
というが、数字を言わない。
不安は募るばかりである。
私が30キロ以内に居たら、絶対逃げる。
政府が嘘を言ってないことを祈るばかりである。






6/30〜 7/10〜 7/20〜 8/01〜 8/15〜 9/01〜 9/15〜 9/23〜

表紙にもどる