金曜晩の疲れもあって、土曜は少々腰の調子が不良。
しかし、昼過ぎ遅めに家を出て早稲田大学へ。
ロシア・アヴァンギャルド等のロシア文化研究で知られる
桑野 隆 先生を囲んで
ロシアをテーマに話題を持ち寄る会「桑野塾」の第一回会合に出席してきました。
発起人の一人
大島 幹雄 さんが声をかけて下さったのでした。
偉い研究者の方々に混じるというのは少々腰が引けたのですが、
Всеволод Мейерхольд (Vsevolod Meyerhold) や Синяя Блуза (Blue Blouse, 青シャツ)
の動く映像が観られるという話に惹かれて、参加することにしたのでした。
最初の報告は 武隈 喜一 「ディミートリイ・ティオームキンと群衆劇、西部劇」。 ロシア、そしてアメリカで活躍したユダヤ人音楽家 Dimitri Tiomkin (Дмитрий Тёмкин) の話でした。 『真昼の決闘』 (High Noon, 1952)、 『OK牧場の決斗』(Gunfight at the O.K. Corral, 1957)、 『ローハイド』(Rawhide, 1959-1965) といった西部劇映画/TVドラマで音楽を手がけ、西部劇音楽の典型を作り上げた Tiomkin が、 1921年の亡命前、ロシア革命直後は赤軍で群衆劇を手がけていたとわ。 ポピュラーで広く馴染まれている音楽の背景にはにはユダヤ人音楽家の回路があるというような 伊東 信宏 『中東欧音楽の回路 —— ロマ・クレズマー・20世紀の前衛』 (岩波書店, 2009) の話なども、連想させられて、とてもエキサイティングでした。
後半も 武隈 喜一 氏の報告で、2004年から2006年にかけてロシアで放送されたTV歴史番組 Исторические Хроники [ru.wikipedia.org] から、 “1923 год — Всеволод Мейерхольд” (“Year 1923 - Vsevolod Mayerhold”) の回を観ました。断片的ながら当時の映像が多く使われていて、興味深かったです。 主要な所は 武隈氏 が通訳して下さったのも、理解の助けになりましあ。 Mayerhold 以外の回も面白そうですが、ロシア語がわからないので、 もしDVDが入手できても、自分だけで観るのは辛いなあ、と。
Dimitri Tiomkin という話題の選択も絶妙で、 話が専門的に掘り下げられていくというよりも、 様々な方面に広がっていくような所があって、とても面白かったです。 呑みながらの二次会もとても盛り上がりましたし。 酔った勢いで、偉い先生に絡んでしまい、反省……。 次回、次々回の発表もおおよそ決まり、3ヶ月に一回くらいの頻度で続きそう。 これからも是非参加し続けたいものです。 本格的な発表は難しいだろうけど、自分なりのネタ探しもしたいものです。