羊通信　1998.9.8～.12.23

ＴＹＯ＆ＳＫＹ／ＤＯＭＯ／羊通信／羊通信パラパラ版／ネタちょー（ネタ募集中）

■東京タワー４０周年・・・　　　98/12/23

今日は東京タワーが出来て４０周年とか。
アレ？！　天皇ヘーカの誕生日も今日だった、ですよね…。
まあ、平和憲法を拠り所とするヘーカはヨシとして。
でも、名字がないのがカワイソかも、などと考えながら…。

で、３日ぶりに腰痛が消えたんでチョット散歩。
例の吊り橋を渡って作業場用の整理用品を購入。
NEC-PC98用FEPユーティリティを980円でゲッート。
あの一世を風靡したＷＸ３のもので、とってもグッーですが、まあ、９８にもシーラカンス的な価値はアリと一人納得しながら帰ってきました。作業場はオール９８ですからねえ。ウップ
しかし、ユーザーが作り上げてきたＷＸ系ＦＥＰやＩＭＥの歴史って知る人ぞ知る日本のＰＣシーンを物語る大切な側面ですよね。
ちなみに、Windows 31の原形はドコだか知ってますかあ？　以前ＴＢＳで放送してましたね、ダイナウインドウのコト。レッキとした日本の会社です。まあ、コレは別の機会にと。昨日片付けをしてたら以前使ってた当のダイナウインドウが出てきて番組を思い出しましたん。スクロールバーがあったり…。

で、生まれも育ちも東京でありながら東京タワーに行ったことがなかったので、行きました、東京タワーへ。つーても、時はバブル景気の真最中。ＭＺＡ有明だのベイエリアだのお立ち台だのでパア度やカッペ度をたーくさんの人々が競っていた頃であります。間近に世界最大の仮想敵国ソ連邦大使館をひかえ、その割にゃトレンドに取り残されて緊張感ゼロの東京タワーはなんだかキッチュでグッーな感じ。風景の透過率に長年の紫外線と埃を知らしめる展望は、もー、ブレランの世界ですう。古びた水槽のなんかもあって、なんか、もー、アーバンなつげ義春ワールドでした。

ところで背の高い尖塔やそーいったタイプの建築はモダンの典型ですが、何もモダンだって東京だけじゃありません。東京郊外の田無市の電波塔は東京タワーより高いです。しかし名物にゃなってないなあ、たぶん。

んで、今日渡った吊り橋の先の方にできる電波塔はもっと高くて５００ｍとかなんとか。多摩ニュータウンのエリアですね。まあ、予定は未定で不確定でしょーが。

モダンて、高いのや、競うのって好きなんですねえ。
ナゼ？
東京都庁の庁舎建築コンペの時に、デーンと平べったくてデカイ、なんか春日神社つーか東大寺みたいな設計案を出して門前払いされた磯崎新さんって、やっぱ立派なのかもしれません。最近モノホンポストモダン扱いになりましたね。わはは

■東京郊外に橋が少ない理由・・・　　　98/12/17

本日、多摩川に橋が一つ開通。
吊り橋みたいなカッコをしてます。
多摩ニュータウン入り口の聖跡桜丘から分倍河原へ戻る途中、京王線が多摩川の鉄橋にさしかかると上流方向に見えます。
ワイヤーを垂らしてる大きな２本の柱のてっぺんにピカッピカッとランプが光ってます。
飛行機への警告灯みたいなもんでしょーか。

東京郊外、多摩エリアでの人口急増や都市機能の発展（業務核都市化など）で幾つも橋が必要なのに、建設資金がなくて、橋が作れません。

ナゼ資金がないのか？

東京都が膨大な税金を国に納めているのに、国はその税金を地方に使ってしまうからなんですね。

都民は一人当たり約１４０万円を納税します。そして国が都のために使う金額は一人当たり約１４万円。
都民が払う税金の９０％は地方のために使われてしまいます。

その理由は？

カッペが権力を握っているからなんですねえ。
カッペが…

　　　日本中のイナカが金を使って、
　　　「ここはイナカじゃない」と、
　　　自分たちのイナカ性を隠そうとしていた。

　　　　　　　　　　『ぼくらの東京物語』　橋本治・小学館

「世紀末を生き抜くための生メッセージ」と紹介されてるだけあって、あの東大全共闘コピーライターだった橋本治さんのイナカぶった斬りメッセージが光ってます。当サイトの指定の革命の書でもあります。(^^)v

■ノロマの独り言・・・　　　98/12/15

ノロマなのでカメを飼っている。
仕事がないのでヒマである。
ノロマなので仕事がないのかもしれないし、
ヒマなのでノソノソしてるのかもしれない。
あんまりよくわからない。

よくわらないんだが、
ヒマなのでよく考えてみる。

それで、「考える人」ってゆーのは「ヒマな人」のことだったんだなあ、
などと発見する。
そーいえば、そんなコトを言ってる人がどこかにいたな、
と思い出す。

同じ発見をした人はやはりヒマな人で、
自分が知ってる有名人の中に何人かいる。
アンリ・ルフェーブルとヨシモトタカアキ。
ダイコンを自転車のカゴに入れて通り過ぎるオヤジさん。
そのあと昼寝する。
４年の月日をかけて自分探しをやった青年。
みんなの人気者になる。
みんなヒマだし、いい人たちだよ、キット。

1970年、パリでルフェーブルおじさんは、
都市の街路で人々は出会うのではなく行き違う…コトを発見。
1980年、ムラカミハルキが同じコトを言う。
1998年、もうすぐおわり。

■本日の刷り・・・　　　98/12/15

本日、浅田彰氏の『構造と力』は４３刷なそーな。
東浩紀氏の『存在論的、郵便的』は１ヶ月間で３刷。

本が売れないって、両極化の典型かも。
で、考えたいのはその理由ですねえ。

■ねこぢる購入・・・　　　98/12/14

『ねこぢる純粋理性批判―ねこぢる追悼×公式ガイドブック』

を買ってしまいました。

おわり

■まったりＢＢＳ？・・・　　　98/12/14

最近ホッとしたことが２つ。
東浩紀さんの『存在論的、郵便的』と宮台真司さんの『これが答えだ!!!』が出版されたこと。

東さんはこの本で自分自身の実存の問題にケリをつけたんだと思います。
この世代にこーゆー人がいたんだあ、という感激があります。（笑）

宮台さんは自分に（システム論に）設定していたルーマン的な問いに対する解答でもあるかのようにノンジャンルノンストップで１００項目の答えを用意しました。巻末に『世紀末的宮台ＢＢＳ』のURLが載ってます。

ボクの表現のコンセプトだのココのポリシー？は“独り言”がベースなんだけど、もともとまったり人生が憬れでもあるんで、まったりがポリシーの『世紀末的宮台ＢＢＳ』へ行って書込みしてみました。
今、その書込みを読み返したら挨拶が書いてありましぇん。まったくねえ、こーなんですねえ、ボクは。挨拶と通過儀礼を意識してない人間なんですねえ。それをヒジョウシキとゆー人もいるでしょー。社会的存在の基本がないもんねえ、たぶん。（笑）
分節化の原点である挨拶と通過儀礼がないなあ。以前、浅田彰さんがカラオケと通過儀礼はダメなんです、とかどっかで書いていてムハハと感動？したんですが。

ところで「まったり」ってユーミンがいちばん最初に使ったコトバでしたね。憶えてる人は筋金入りのユーミンファンかも。(^^)v

■スティション＆イルミネーション・・・　　　98/12/10

用事が終わり、駅近くの踏切りをわたって昭和公園の方へ。
踏切りの直前で駅の方を見ると、なぜかリアルな景色。
最近、ココを通る時は曇りが多いなあ、などと思いながら、夏の炎天下でこの辺りを走りぬけたサイクリングの日のフラッシュバックが一瞬。
記憶にとどめた晴天を忘れると、目前のシーンは荒れた粒子の４倍増感フィルムみたいで、やっぱりリアルです。
ああ、ココだ。ユーミンのシーンって。
そーでした。『雨のスティション』ってココが舞台だったのを知ったのはつい最近。
それまで二子玉川駅周辺だと思ってて、そんな返事のE-mailを出しちゃったこともあります。アララ。
作業場に戻って『Ｙuming Ｗorld』をめくると、深海遥さんの文章がさっき見た西立川駅のにじんだような色の風景を紹介してました。写真は斉藤郁男さん。アチチュードのワザありな色合がグッーな感じ。

踏切りを過ぎると、目の前は大きな公園の大きな森。
道の向こうに森を眺めながら、弱い夕焼けが突然のように夜になる光景の中で新しい不夜城みたいなビル群を望遠して、あらためて感じたのがライトが呼び起こす暖かさ。
あそこに、人がいっぱいいるんだ…。
ビルの高さを意識させるモノレールの水平線を正面に見ながら歩いてると、今度は右方向奥から白い光のスジが遠近法のモデルみたいに伸びてきます。あの次の駅を目指す電車のライン。
なんだか冷たい空気の中で風景が急に立体的になったみたいな感じ。
木立のシルエットがそのまま暗闇になってきた公園の方を見ると、木のシルエットの間にキラッっと光るものがいくつかあります。歩くにつれて数を増すキラキラ。
そのうちキラキラだけで木のカタチになりました。
そー、クリスマスの飾り付け。
１４万球のライトを使ったデコレーション。
その樹氷みたいに輝く森をバックに見送りながら、もう一つの輝く造形群を目指して足早にトコトコ。
もうすぐクリスマスですねえ。

■南紀に養子に行く日・・・　　　98/12/8

日本のサンクチャリ紀伊半島、それも南端。
何故かココに養子に行く話しが高校時代にあって、最近思い出しては不思議な気分。
それも神社の神官としてなんですねえ。
『火祭』の画面にやけにリアルなものを感じてしまうのは、そんなワケ？
まあ、悟りは在地世俗でなければ意味はなし、という固く深い決意のもと、断固として養子の話しを断わったわけですが、東京高野山を感得しようとすべく人生は、まんま、ハレホレ。
羊には神仏の区別なんかないしね。
在京街伏物験思想は無限のパースペクティブを認知するのみであります。

■東京らーめんの日・・・　　　98/12/2

東京らーめんを食べる。

ネギチャーシューで1000円。
いつの間にか100円値上げしてたんですが、食べました「東京らーめん」。

味はカツオ節とワカメのダシでしょーか？
東京らーめんといいながら関西風のすまし汁に近くてさっぱりと美味しいとこが魅力。

本来東京らーめんとゆーのは正油味が基本なんですが。
どーしてか。ってゆーとかつて横浜中華街に登場した本場中国のラーメンは、東京に進出するにつれ東京の味、江戸の味、そーです神田の味に影響されていったんですね。
ダイレクトには形態が似てるソバに影響されたと思われます。そばですね、ソバ、あるいは蕎麦。あの「ざるそば」とか「もりそば」の。

そば汁は醤油＋みりん＋ダシというレシピが基本。
で、もともとブタやトリでダシを作っていたラーメンに醤油が加わったわけです。
ラーメンとそばの合いの子の誕生です。その名も中華そば。その面影があるのは今や支那そばなんつーネーミングさえ新鮮なあのラーメンでしょーか。違うかなあ。まあいいや。
ああ、最近支那そば食べてない。ゴックン

それでさらに江戸っ子好みのコ～イ味に仕上げられたのが東京らーめん。
お醤油を濃くして、ついでにみりんもタップリ。もしかすると砂糖を入れてるかもと思わせるくらいの東京らーめんもありました。
この手の味は下町に残っていて、雑誌なんかで東京らーめんとして取り上げられてます。下町の老舗でもあるし。頑固オヤジに女将バアさんなんかが頑張ってます。こーゆーとこのらーめんは麺もそばの影響を受けていてストレート。ちぢみ麺ではありません。もちろんソーメンとも違いますよ。

ラーメンといってもいろいろあるんですね。
これでもっとダシにこだわったり具の種類や器まで考えたらラーメン社会学かな。あの中華そば特有の四角いグルグル模様は龍の気脈を表した風水のデザインらしいし。ラーメン食べて頑張る姿は、コーラ飲んで頑張ったアメリカのロウドウ者を思い出しちゃいますが。庶民の食べ物はエイエンですねえ。

カレーなんかも。

グッー

■マンガ学発見の日・・・　　　98/12/1

　　　僕ははっきり言って、それまでの日本のマンガ論にすっごく不満だった。

そーですか‥‥‥ハイハイ

とゆーコトバにぐっときちゃうのが出たてほやほやの『マンガ学』。著者はスコット・マクラウドって人でアメリカのマンガおたくらしい。研究家ってこと。それをオタキングが翻訳したのがこの本『マンガ学』なわけです。

書店で手に取ってビックリ。こりゃ、テッテーした表現論です。マンガとゆーフィールドをそれそのものにおいて行くとこまで行っちゃってる。エヴァは文学より文学なんだア、なんつータワゴトは通用しないモノホンの世界が広がってます。
うわ、すごいー、んな感じ。

アニメブームで大量に出版された研究書の類を「単にストーリー紹介やキャラクター紹介をしているだけのミーハー・ファン御用達本に過ぎない」と言い切っちゃうオタキングのクリティークは、さすがオリジナルな概念で洗脳社会を描き切ったイデオローグだけあります。「謎本シリーズ」も「どれも設定やデータを深読みして遊ぶだけ」で「うんざり」しちゃったオタキング。

「マンガをマンガとして論じてくれるマンガ論はないのか！」というオタキングの切なる思いに、アメリカンなハッキリクッキリした明晰さで応えてくれたのがスコットさんの『マンガ学』なんですね。

しかし、こりゃあ、マンガ論とゆーだけではなく直裁な表現論だし芸術論です。もちろん言語論だしね。

うごー、すごい。
面白い。
まだ読んでない、てな報告でした。

ああ、プジョーの自転車も欲しいなあ。

メエメエ

■秋の日・・・　　　98/11/26

もちろん、秋の日は、もうすぐ終わり。

ＮＨＫの「みんなのうた」で１０月・１１月に流しているのが『秋唄』。
これを初めて聴いた時にとっさにアタマに閃いたのがユーミンの『春よ』で、とっても雰囲気が似てます。でも、似てるのは雰囲気であってメロディじゃないんですね。雰囲気。
春と秋も、エロスとタナトスみたいな関係だけど、どこか似てます。同じものの違う見当？

秋景色にピッタリの『秋唄』は、そのＴＶ映像もまたまた雰囲気を出してます。
ボクはドラマや映画で映るシーンの舞台になってる実際の街角なんかを考えるのが好きなんですが、この『秋唄』のプロモーション映像？も、なんか惹かれるものがあります。
夏にやってた深夜ドラマのつげ義春ものと同じエリアで撮影してるなってゆー感じ。あの多摩川の堤沿の光景やシルエット、女の子が歩いてくる線路沿いの道、上に橋が架かってる駅のショット…。

ああ、見たとこばかりだなあ。どこだっけかな。
よく知ってるとこなんだけど…
とゆー感じで課題が出来ました。
それぞれのシーンがどこだか確認してくること。
誰かさんの小説でブラっと郊外へ出かけるよーな気分ですネ。
んじゃ、明日一発目どっかへ。

『秋唄』のシングル買ってきて、何回も聴きながら、そんなこと考えてました。

■モノレールな日・・・　　　98/11/26

本日、放し亀伝説？ゆかりの地である昭和公園のある立川にモノレールが開通。ここ数日ニュースでやってますね。一般開業は明日。
ＪＲ立川駅の北口から５km程先まで約１３分の路線ができました。トトロの森がある狭山丘陵の手前まで路線が伸びたらいいなあと思います。

モノレールや新交通システムが楽しいのは景色がよく見えること。
子供の頃いちばん楽しかったのは電車の窓景色を見ること。それと、よく踏切りまで見にいった機関車かな。

お行儀よく窓へ向かって座席に正座して、靴はビニール袋に入れて両手で抱え、どんどん動いていく風景を、呑み込まれるみたいに見てた子供の頃を思い出します。靴はグローブみたいに手にはめて、それで窓をトントン叩いてたのも憶いだしちゃいました。

夢なんだかなんだか、眠っていて感じる、流れるような、平面が立体になって多面体になって全く別のものに変化していくような感覚。具体的なカタチだったり、何かのデキゴトだったり、誰かとのオシャベリの内容だったり、どっかで知ってる物語だったり、忘れてたコトだったり、変化しながら流れていくものは自分の知ってるものすべてでナンデモありなんだけど、共通してるのは流れていくことと変化していくこと。そんな、今はもう味わえない気がする眠りの中の感覚は、昼間、電車の中から景色を夢中で見てた時の感じに似てます。

■ホットケーキな日・・・　　　98/11/25

10:55

ホットケーキをほうばる。
ちゃんとした固形のフレッシュバターがでるココのお店は、吉祥寺の珈琲館です。
これでメイプルシロップだったら１００点満点で９３点てな感じ。
ココのシロップはハニーです。

　☆

　☆

オイシイ

　☆

10:05に吉祥寺到着

10:10に受け付けをして
10:35には無事気功風治療？を終えて街へ。

軽くなったカラダで誘惑の油そばのお店を通過。ふう　(^^;)
しかし次なるゆーわくに勝てずにココに着席。

某所で知り合った某業界の名物迷人怪物さんの言うとおり、「仕事をするのは午前中だけ」てな掟を守るのっていいなあ、などとつくづくと思いながら、締め切りやスケジュールを守れない自己嫌悪そのものも失いつつある自分に隠居や出家者の姿を見い出そうと努力しながら、メモをレポート用紙何枚か作って時間を潰す。わあ、午前中は終ったあ、と目出度い気分になって、ネの深～い徒労感と気功後の脱力感の区別もつかずに次の目的地へ出発。

まだお昼ですねえ。

■やっぱりＴＫってゆーかあ・・・　　　98/11/21

　　　１１月３日　第１刷
　　　　　　９日　第２刷
　　　　　１５日　第３刷

小室哲哉さんと中谷彰宏さんの共著『プロデューサーは次を作る　ビジネス成功２２の方程式』の増刷スピードはスゴイ。この勢いだと今日は第４刷かなあ？！　(^^;)

しかし、内容はもっとスゴイです。何がって、もうスゴイ常識的とゆーか、何かを作ったり、誰かに何かでアプローチしようとしてる人にとって、「ワオ！」と心当たりがあることがイッパイなんですね、この本。もともと中谷さんの文章も小室さんの曲も「わかりやすい」ってゆー特徴がありますが、そんなとこからも思い当たるよーなテイストの一冊です。ビジネス向けになってますが、これ読んで解らない企業人ってちょっと危機感持った方がいい気がします。でも、こーゆー柔軟である種デイリーでユージャルな発想って、絶対に企業や役人には無理ってな感じもしますね。それが日本のダメさでしょか。

ところで

　　　「僕の場合、テーマはひとつです。つかめそうでつかめないもの。」

と告白しちゃってるＴＫさん。

ウワー、ユーミンと全く同じい！
“つかめそうでつかめない”せつなさとか、対象への距離を歌っちゃうわけですね。もちろんその典型がＴＫのプライベートな内面を吐露しちゃった『ＤＥＰＡＲＴＵＲＥＳ』。

典型的な東京的感性でもあります。
詳細は今後のお楽しみ。
今までも、そうですが。(^^)/

■９８用ＢＳＤ２.２.７でたね！・・・　　　98/11/18

Windowsの世界覇権にボディブロウを企てるのはＵＮＩＸ。ＬinuxだのＢＳＤだの、ＦreeなＯＳが日夜ボランティアな研鑽とバージョンアップを繰り返しつつ、とうとう登場しました９８２１用FreeＢＳＤ2.2.7レビジョン。2.2.5や2.2.6じゃないよ2.2.7！　すげーなあPC/ATマシン並みに開発してんでしょか？　さっそくX-Windows(XFree86)も入ってるパッケージを買いました。\6000ほど。うーん、この値段で数年前の型落ちマシンがワークステーションになっちまって、しかもWindows 95みたいにリソースでオーバーフローしないなんてねえ、まあ、もう。

まあ、来年出るWindows2000には期待できますが、Windows NTの発展版だし。
作業場のWindows NTはデュアルＣＰＵでなんのストレスもなくいくつものお仕事をこなしますが、単なるPentiumPRO/200MHZにしてはスゴイです。マルチタスクでお仕事中も画面が静粛そのまま。完全３２ビットでRISC仕様だと基本の演算スピードだけでマルチメディア関係を同時並列処理するＭＭＸ仕様のPentiumと互角になります。しかもこのPentiumPROのキャッシュは200MHZでＣＰＵとやり取り。ひゃひゃひゃあ。これ用のＯＤＰは333MHZでキャッシュへアクセスします。ふっひひひひ。値段が高いんでウレシクナイけど。１２万円だったかなあ。

すっかりオタクな内容ですね、まったく。(^^;)

■貧乏神が東京へ行く！？・・・　　　98/11/13

次々に都市開発されて、立派になった街に居づらくなった貧乏神が東京へ逃れて行く…
というＴＶコマーシャルを作ったのは大阪府でした。

でも実際に東京へ行ってしまったのは、松下やダイエーの本社。その他大勢、その他たくさんの本社や企画室などが東京へ行きましたん。吉本もね。大阪だけでじゃなく関西全域を考えてもそう。東海地方になりますがトヨタの本社もそうだしね。広報や宣伝のセクションとか、社長室とか。イケイケトケヨてな感じですね。

ナゼ？

しかも、コレに答えられる人に出会ったことがありませ～ん。

ナゼナゼ？

ナ～ゼエ～？

■テキストなサイト・・・　　　98/11/8

リンク問合わせのメールなどがポツポツと来ます。
そんなワケでリンクページ『どっかへ行く、リスト』をちょっと作り変えましたん。

インディ本をプレゼンしたりするサイト『ホームページ』はビビッドなテキスト感覚でグッー。
主宰者はテキストや本が大好きそーですがビジュアルセンスもソリッドです。
『ねじまき鳥クロニクル』はその名ズバリのサイト。旧『電脳ＣＡＳＫ』からのリニューアル？のよーですが、電脳ＣＡＳＫも続けてほしいなーっと。internetでソーカル事件を知ったのはここからでした。本では事前に知ってましたが、まあ、メールで「カーソル事件」なんて書いちまうボクはザルアタマなんでしょー。メエ～

■木枯らし１号・・・　　　98/11/5

うわー　さぶい～　ゾクゾク　ブルブル　と昨日寒さを味わってたら、「木枯らし１号」とかゆー声がＴＶから聞こえましたん。もちろん今日も寒い…。
そーなんですかあ、木枯らしねえ。
思わず、ど～こかでえ～、だ～れかがあ、と木枯らしゆかりの歌を口ずさみつつ、激しく時代とのギャップを感じ沈黙。アレは、ＴＶドラマがポップ化しだした初期のヒット曲だったか。

で、まあ、ホントにそんなに急に寒くなっちまったんだろーか？　発熱量の大きいボクには自覚がないこともあります。保温力もあるとか指摘されることもありますが。
何ゴトも考えてみましょーと思ったんですが、考える間もなく２枚しか着てない自分に原因を発見。Ｔシャツの上はチェックのＢＤシャツだけ。それも薄手の。こりゃ寒いワイ。
でも、厚着でノボせるよりいいかなあ、などと思ってそのまま。まだベストも着てません。
ノボセ性なもんで。漢方医は「チネツが高いんですよ、アンタは」なんて言ってました。「チネツ」って「血熱」だったかな。旧名称いわゆる成人病になりやすいタイプとか。「チネツ」を下げる漢方があるらしいですが、「まあ、強いやつですから。あまり勧められません」とのこと。先日のカメゼリーなんかは多少は「チネツ」を下げるんでしょかねえ。

そーいえば、去年の夏からドーピングしてるんで、風邪をひきません。
Ｖドープことビタミンドーピングです。
マツモトキヨシやサンドラッグで綜合ビタミン剤をゲッートてなワケですね。

服用開始１ヵ月で体重１㎏増加　　　(ーー;)
２、３ヶ月後からお肌がスベスベ　　(^o^)
６ヵ月位すると肩こりが軽～く　　　(^^ゞ
１年で腰痛もズイブン回復　　　　　(^^)v
最近はビタミンＣを増量して慢性疲労症候群的ナマケモノ状態にカツッ！　(^^;)

んで、寒さに立ち向かうのであります。

■ミミズの首振りの意味！？・・・　　　98/11/1

アルバイトで入った臨時収入をポケットに国立を散歩。
今日は夏みたいなピンピンのお日様に、季節らしい空気の涼しさでベストな日和。
久しぶりにペット屋さんを見学すると、ぬあんとカメが何種類もいます。
イシガメとそのお子様であるゼニガメ以外は知らないカメばかり。
密かに憧れるワニガメはいませんが、まあ、皆さん日向ぼっこしながら元気な様子。
ウチのカメも数日前にカメ係がミミズなんか獲ってきてましたが、もう食べる気はなさそうだったですねえ。
そいつはサボテンやキャベツが好物なんですが、ある日ミミズをあげたら急にどう猛？になってミミズに突進して前足でバタンッとパンチを見舞うみたいにホールドしてムシャムシャ食べてたけど、野生って迫力あるもんだと感心したもんです。カメくんに。

ところで、そこでちょっと気になったのがミミズ。
逃げようとして全身をクネックネッとさせたり、バタンバタンのたうったりするのもなかなかの迫力。このミミズくんは別に敵に襲われなくてもヘンな振る舞いをするのを子供の頃に見たことがありました。
首を振るんです、ミミズが。
ヘビみたいに頭をもたげて、横に首を振ってて、なんかその姿が可愛いかったのを憶えてます。ミミズの首振り…。

で、ある人の考えによると、このミミズの首振りは知能的な動作で、人間が棒やラケットを振ってその大きさを確かめたりするのと同じことだとか。
ミミズの知能？　ミミズの素振り？
ウーン、これがアフォーダンスなんですね。アフォーダンスと名づけられたあらゆる生物の環境に対する認識としての働きかけ、つまり知能ってこと。
庭でミミズを観察しててこのことに気がついたのがダーウイン。
進化論はもう古いとか超えられたとかゆー意見もありますが、ほとんど誤読か未読。
ファッションより新しがり屋がそろってそーなアカデミズムには真理探究は無理なのかもしれません。
単なる流行追っかけとオタクな訓詁学は放っておいて、自分で考えることこそ楽しんじゃいましょー。

ところで、東浩紀さんのデリダ本はどーでしょーかあ？
購入費がないぞ…。

メエ～

■カメはコーヒーゼリーな感じ！？・・・　　　98/10/18

ゼリーと言ってもミッチーじゃないよ。（笑）

グツグツと煮立ってる大ナベに、カメをポンポンと投げ入れて景気よくつくってるのが、カメゼリー。以前香港取材に行った知り合いから聞いた話しです。夏場は飲茶の一種らしい「カメゼリー屋」さんが繁盛してたとか。お店に入ると客の足元をのっそりのっそりとカメが何匹も歩いてたりしたそーな。カメファン必見？の中国式涼風飲茶屋さんの光景。そーなんです、カメを食べると身体の熱さましができるとのこと。お椀に入ったカメ丸ごと一匹分のゼリーに黒蜜や蜂蜜をかけて食べるのが夏場の薬膳飲茶通らしい。しかし中国や香港の旅行案内でカメゼリーの記事なんて読んだことないですよねえ。ヒミツなの？

ソウルへ取材に行った時もナンデムシジャンで大きな食用カメを見たんですが、たずねても食べ方は教えてくれなかったなあ。カメ食は各国のヒミツなんだろーか？　まあ、デラウエア族だったら許してくれないかもね、カメ食べちゃうなんて。中国人の友だちでスッポンを１年に一回ほど食べる人がいますが、まあスッポンはヒミツじゃないよーですねえ、どこでも。

健康のために控えていた「油らーめん」を食べてしまいやした。
５㎏減量できたからいいやあ、てな感じでしたが。次の誘惑に勝てるだろーかあ。(^^;)
えーとお、カメゼリーの味は飲茶の仙草ゼリーの味に似てますが、まさか同じものだったりして…。
一缶で一匹、カメゼリー缶って売ってますよ、最近。個人的にはココナッツ缶が好みですが、ヘヘヘ。夏バテはもちろん消化や美容にもいいらしいですね、カメ。コラーゲンのカタマリだもんね、フカヒレより効果ありそうな気もします。

■ワガ認識ノ原点ハ　Ｐ合成・・・　　　98/10/16

●どこでもいつでも同じ！？

ホメオスタシスとゆーのは“一定の状態”を保つこと。恒常性。
よく例にされるのが、健康とゆーあるべき状態を一定に保つことなんかでしょー。
漢方や東洋医学のベーシックな考え方ですね。

この一定な状態ってゆーのは、究極には、羊が羊であることや、人間が人間であることの基本中の基本じゃないでしょか。まあ、システムの自己組織化だのアイデンティティのマテリアルな基礎ってな感じがします。

羊が狼になったり、人間がサルになっちゃたら、大変だもんね。
羊は羊であることを保たれてるわけで、だから羊でいられるんですよね、羊は。
ＯＫ？

で、ホメオスタシス。

高校の時に生物の授業で教えられた事実はインパクトがありました。
「人間の身体は５５日で入れ代わる」
「今のお前たちは、５５日前のお前たちとは違うんだぞ」
「身体の成分は入れ代わっておるのだ」

「何を食べても、お前たちはお前たちになる」
「Ａ男は、何を食べようがＡ男になるんだ」
「ブタを食べてもブタにならず、ウシを食べてもウシにならず、お前はお前になるのだ」
「考えてみろ、不思議だ」

ホントに、不思議です。
おかげで生物は面白くって、いつもテストは９５点か１００点。
ただ今、人生は３０点ってな具合ですが。(^^;)

●何を食べてもお前になる！？

ポイントは「何を食べても」「お前はお前になる」ことでしょーか。

たとえばトンカツとゆーブタ肉料理を食べても、その栄養は人間の身体を作ってくれるわけです。ブタの肉食べたからって、ブタの身体になるワケじゃーない。

ブタ肉とゆーブタのタンパク質は消化によって何種類かのアミノ酸に分解され、そのアミノ酸から今度は人間のタンパク質が合成されて人間は毎日人間でいられるんですねえ。食べ物によってブタになったりウシになったりしないです。
何を食べても、そのアミノ酸から人間は人間のタンパク質を作ります。
魚も、ウシもブタも、豆腐も、消化されたらアミノ酸になって、それから今度は人間のタンパク質に再合成されます。

●ポイントはアミノ酸！？

で、このアミノ酸が大切。

タンパク質は複数のアミノ酸から合成されます。
ブタやウシのタンパク質と人間のタンパク質の違いは、このアミノ酸の組合せの種類とその比率の違い。生物の種類の違いってゆーのは、分子化学的には、このアミノ酸の種類と比率の違いです。地球上の全生物がそれぞれオリジナルなタンパク質を持っていて、それぞれ生物ごとにに異なるタンパク質で形成されてるんですね。

ブタにはブタのタンパク質特有のアミノ酸の組み合せと比率があるワケです。
それが食べて消化されバラバラのアミノ酸になると、アミノ酸単体では多くの生物にとって共通の単なるアミノ酸になります。
人間はこのバラバラになったアミノ酸から自分にとって必要なアミノ酸を選んで自分のタンパク質をつくります。自分の身体でつくるアミノ酸もありますが、自分ではつくれないアミノ酸は食べ物として外部から取り入れるしかありません。これが必須アミノ酸。

●アミノ酸とホメオスタシス

これらのアミノ酸とホメオスタシスの関係はどーなってるのか？
興味があるのはそこんとこ。
バラバラのアミノ酸から形成される一定のタンパク質。
バラバラが支える確固たる一定の状態。

ここにシステムの自己組織化や定常を維持しながら構造を変換するポイントがあるハズ。
オブジェクトをカオス（≧ノイズ）に解体し、そこから自己のシステムを形成するダイナミズム。
そのマテリアルな条件とテクノロジカルな方法や規制はどーなってるのか？

人間のタンパク質が複数のアミノ酸から作られる過程を考えてみます。
例えばタンパク質Ｐが３種類のアミノ酸Ａ・Ｂ・Ｃからできるとすると

　　　タンパク質Ｐ＝（アミノ酸Ａ＋アミノ酸Ｂ＋アミノ酸Ｃ）

この時のタンパク質Ｐ合成に必要なアミノ酸の比率を、
わかりやすくするためにそれぞれ１０単位づつだとします。相互に等量ですね。
合成されるタンパク質Ｐは３０単位とします。

タンパク質Ｐ（３０単位）の内訳は

　　　アミノ酸Ａ＝１０
　　　アミノ酸Ｂ＝１０
　　　アミノ酸Ｃ＝１０

この時、タンパク質Ｐを合成するために人間が摂取した
アミノ酸の量が実際にはバラバラだとします。

たとえば

摂取したアミノ酸それぞれの量は

　　　アミノ酸Ａ＝１０
　　　アミノ酸Ｂ＝１６
　　　アミノ酸Ｃ＝７

だとします。

必要なアミノ酸の量は比率ではＡ１０：Ｂ１０：Ｃ１０で等価です。
Ａ１０：Ｂ１６：Ｃ７では等価になりません。

ここでホメオスタシスによる制御が発現します。

最少量のアミノ酸Ｃの量である７単位を基準にし、
他のアミノ酸も７単位と見なして等価とすればタンパク質Ｐの合成ができるワケですね。
つまりＡ７：Ｂ７：Ｃ７という等価な比率を実現できる量に調整されとゆーことです。

するとアミノ酸ＡとＢの量には余りがでます。

　　　Ａは１０－７＝３単位
　　　Ｂは１６－７＝９単位

このＡ３単位、Ｂ９単位は余ったアミノ酸として排泄されたり、
一部は体内にストックされます。

以上、この場合、摂取したアミノ酸の量合計３３単位に対して、
合成されたタンパク質Ｐの量は２１単位。

このギャップの３３－２１＝１２単位は余剰な栄養として排除されます。

　　３３単位の（アミノ酸の）カオスから形成された
　　２１単位のシステム（であるタンパク質Ｐ）は
　　１２単位の（余剰な）ノイズを出して成立した

…ことになりますね。

(^^)v

■マツモトキヨシは知ってるのに！・・・　　　98/10/10

「東京幻想とゆーイデオロギーに毒された人間」…。

え～、つまりい～、「東京とゆー裸の王様を見抜けない頭脳や根性や精神の病」を患ってる人なんですが、コレがとても厄介。何が厄介かとゆーと、自覚症状がない。全然ないです。汝自身を知らない、つーこと。
汝自身、ですよ、汝…。
だから哲学が必要なんですが、まあ、専門用語の世界も同様に自覚症状がない人が多いのでそれは問題外として。

ここでは自分が「東京ビョー」であることを知らないコトをオチョくってあげたいとか思ってます。m(__)m
もちろんボクも東京ビョー。

まあ、どこの誰がどんなイデオロギーにハマっててもいいんです。
デフォルメだけのファッションで身を固めてても、サブカルとゆーカンバンの単なるジャンクカルチャーのオタクになってても、ご自由に。他人なんかどーでもいいのお、てな感じ。コレも立派な東京ビョー。

だって、ココは、実際、東京だから。
掟はただ一つ。
他人様に迷惑をかけるな、とゆーことですね。

で、問題はココ。
現実に東京が、東京ビョーのせいで、どれだけ迷惑を被っているか、とゆーことなんですね。

コレが、スゴイ。
この迷惑は、すでに世界的なもんにもなってます。

こんなスゴイ迷惑と異常を「マツモトキヨシは知ってるのに、アンタは知らない」じゃ済まされないんですねえ。それがココの掟。

「東京幻想のイデオロギーに毒されてる人は、一言で言えばカッペ」なんですが、ココではカッペを許しません。（笑）
教育的指導でもしてあげましょーか的な心のダークサイドが疼いちゃいます。ウフッ

「東京幻想をめぐる無駄使いが日本経済の大きな病巣」になってる事実と、それを悪化させるかもしれない首都移転構想など。バブル経済が崩壊して８年以上経ちましたが、依然として日本の国家予算の約４割が、この東京ビョーの誘引となっている政策に無駄使いされています。その名は地方交付税。
カッペ議員やカッペ首相がつくったシステムが東京を浸食し、経済を崩壊させ、世界へも波及しちゃいました。その元凶は列島改造論ほかいくつかありますが。

そーいった問題へのマテリアルでテクノロジカルな考察が必要なんですね、今こそ。

少なくとも「ＴＯＫＹＯ自民党」はそれにチト気がついたよーです。
もちろん、橋本治さんなんかとっくの前から指摘してるし。村野まさよしさんの批判と分析は数少ない指針でもありますよん。

■クリックつき９８ボードとか・・・　　　98/10/7

秋葉原は掘り出し物がイッパイ。
現在すでにシーラカンス、来年は博物館行きとゆーウワサもあるNECの9800シリーズこと９８とゆー呼び名はWindows 98と紛らわしいですが、れっきとした国民機（ダサイ言い方である）とゆーか日本語に特化したコンピュータ。品質の高さでトップなのはもちろん、いいマシンでした。おっとついつい過去形になっちまうぜえ。

で、先日、ソフマップで、9800用クリック付キーボード１０６タイプとゆー「ＦＫＢ-１０６Ｗ」を購入。9821シリーズ以来一部で評判の良くなかったフニャフニャキーボード（このソフトタッチがイイとゆー人も多いです）の代わりにコレを使えばリズミカルなタイピングでお仕事もハッピーてな感じとか。

と、早速キーボードをコレに交換。
おー、ホントにクリックがあるって、ナイスでざんすねえ。
で、フニャフニャキーボードも試してみます。
うーん、この不思議な感じも悪くはないぞお。
それでは、気分転換に両方とも使いましょー、とゆーのがウチのシステムでの結論。
えー、しかし、フニャフニャ系はキーボードカバーを被せっぱなしなのでオリジナルな感触は滅多に味わえません。このカバー付の使い心地は確かに悪いんですが。いちいち取り外すのもメンドーだなっと。
それにしても\2,479のクリック付キーボードは当たり、ってなもん。

ところで…１、９８ギアの年内完全ジャンクorお宝扱い化は間違いなしの雰囲気。久しぶりに秋葉原ローラー行脚でもしよーかななどとあまり目的のないジンセイに目的なんぞを作ってくれます。(^^;)

ところで…２、えー、Windows 98は予想以上の人気らしいですが、企業などではWindows 95への「ダウングレード」の要求もあるとゆーことでＩＢＭがWindows 95への「ダウングレード」サービスを始めるそーな。

意外に健在なのがＵＮＩＸでしょーか。LINUXを使う人が急増中とか。
うーん、エプソンのPANIX販売停止は残念でしたねえ。安定性とか評判がバツグンだったのにい。

まあ、ウチではWindows NT5.0を待機中だけど、ファイルサーバーにはNETWAREなんかも候補にしてます。NETWAREも安定性バツグンですねえ。しかし、最近お店見かけなくなってきたよーな気がします。なんか、残念。

■「ＴＯＫＹＯ自民党」に込められたもの・・・　　　98/9/30

　太ゴシックのＴＯＫＹＯ自民党

参議院選挙が公示された６月２５日。東京の各地からあるポスターが一斉になくなりました。ポスターの上段には大きくゴシック体で

　ＴＯＫＹＯ自民党

と印刷してあるもの。当時首相だった橋龍さんの写真があしらってあったりしました。そーいえば、首相官邸だか自民党本部だかにあった橋龍プリクラってケッコウ人気だったとか。それを撤去しちゃうとこが自民党や政府のゲンカイでしょー。（笑）

このポスターを撤去した後に参議院選挙用のポスター、つまり国政選挙用のポスターが貼られました。「ＴＯＫＹＯ」のコピーは入っていません。で、選挙の結果はご存知の通り。東京ほか、神奈川、愛知、大阪など都市部で自民党は全滅。地方でどーにかこーにか。

この「ＴＯＫＹＯ自民党」のコピーは、国政レベル（国家レベル）の自由民主党から東京ローカルの自民党が抜け出よう、独立しようとゆー気持ちを込めたもの。東京の自民党が自民党本部に伝えたその意志は却下されましたが、その自民党そのものが選挙で都市部の有権者に却下されちゃったわけです。都市部で全滅した自民党は小淵総裁になってからあわてて都市問題の審議会を設置。何をどーゆー風に審議するんでしょーかあ。

古今東西からあったトカイとイナカの錯綜した葛藤が、激しい暗闘として、位相を変えて現われはじめてるワケですねえ。

　マツモトキヨシは知ってるのに、アンタは知らないコト

このコピーの「ＴＯＫＹＯ自民党」が象徴するものは、明治維新以上の革命に相当するほどラディカルなテーマなんですが、それを知る人は少ないでしょー。でも、誰も知らないわけじゃなくて、あの人気のマツモトキヨシの社長さんなどはよーく知ってるんですね、このコト。とゆーか、ある意味じゃ当事者（議員グループで首都圏の都市政策の勉強をやってる）でもあるんです。そして、この革命的なテーマは、それこそホンモノの革命政党？の共産党やなにかでさえアンタッチャブルなのではないでしょーか、とゆーよーなラディカルなテーマです。

何が、どんな風にラディカルなんでしょー？

　メディアも知らぬフリをする、とっても重大なコト

ちなみにマスコミでもこれらのテーマを正面から取り上げてるメディアはほとんどありません。このことは、この革命的テーマを扱った限られた本などには明記してありますが、他では絶対に見かけません。先日、出版社の人と話したら、やはり同じ理由を述べてました。

で、その理由とは？

　東京幻想とゆーイデオロギーに毒された人間

解決しなけりゃならないのは、東京幻想であり東京の虚構性を支えるイデオロギーです。つまり、東京とゆー裸の王様を見抜けない頭脳や根性や精神の病、つーことですね。東京ビョーってゆーかあ。

それから、そーいった病を助長する要因や、テクノロジカルな原因をハッキリさせて、東京幻想や東京の虚構性にケリをつける、てなコトが今こそ急務なのかもしれません。まあ、経済的には当然で、東京幻想をめぐる無駄使いが日本経済の大きな病巣にもなってます。その代表症例が首都移転構想でしょーか。

この東京幻想のイデオロギーに毒されてる人は、一言で言えば

　カッペ

なんですが、アナタはどーですかあ？

革命的テーマを扱った参考タネ本…

『ぼくらの東京物語』　橋本治・小学館

『東京は日本一ビンボーである！』　村野まさよし・ダイヤモンド社

■メリーさんの行方・・・　　　98/9/30

昨日は、野毛的な雰囲気イッパイの映画『遥かな時代の階段を』（林海象監督・永瀬正敏主演）をＮＨＫ衛星第２放送で鑑賞。黄金町オールロケのリアルつーか迫力はたまりませんでしたん。
後半、主人公の探偵マイクが暗黒街の伝説「白い男」を探して歩き、最後にあてにするのが街娼のメリーさん。あの都市伝説絶好のサンプルとして一部（？）で有名なメリーさんです。大塚英志さんや中森明夫さんなんかも以前どこかでこのメリーさんのことを都市伝説の具体例として書いてましたが。

で、９１か９２年頃に、このメリーさんを見かけたことがあります。
場所は伊勢崎町の反対側、港寄りにある馬車道の有隣堂。地元の女の子が「メリーさんがいるよ」と教えてくれたんですね。その女の子がメリーさんのことを知ったのはお父さんから。お父さんは横浜の地元、それも黄金町や野毛から伊勢崎町や関内と、ハマっ子ダイレクトなエリアで仕事をしていた横浜の街には詳しい方。それによるとメリーさんはとても有名なパンパンだったそーです。もちろんボクたちが見かけたメリーさんは、もうスゴイおばあちゃん。でも、白いドレスに身を包んで有隣堂の前の路上にいました。やがてメリーさんは有隣堂内の女子トイレへ。メリーさんがココでよく休んでいる姿が目撃されたとか。

ところで映画に登場する「白い男」と主人公の関係や、まあ、ストーリーの骨格そものものがある種の典型的な神話的構造です。エンターテイメントって、伝統の王道を行くんですね。
繰り返しても楽しいジェットコースターみたいに、出会いと別れの、喜劇と悲劇の物語を、人はホントに繰り返してます。それが世の中ってゆーことなんでしょかあ…。

■ワガ認識ノ原点ハ・・・　　　98/9/27

＜ワガ認識ノ原点＞はもちろんマテリアルかつテクノロジカルにモノゴトを認識すること。

えー、つまりい、自然を自然の法則にそって観てえ、考えるう、てな感じです。フツーで当り前のコトですねえ。

そんなワケで、生態学なんて面白いし、エコロジカルリアリズムなアフォーダンスなんかサイコーです。まあ、現象の数だけ理論がある程度のレベルから発展しない複雑系一般はそれほど興味がないですが。最初のエコロジストがダーウインだったことや、日本の最初の生態学者がレーニン派だったなんてゆーことはエピソードとしても、マテリアルな認識をホントに駆使する人たちの探究は興味あふれるものがイッパイ。文化や芸術が人間の特徴だとか果ては特権的優位性だとするそれこそ悪しきイデオロギーとの分水嶺はあまりにも大きいんじゃないでしょか…。

■ヤモリもいるなあ・・・　　　98/9/26

作業場のビルの窓でヤモリを発見したのは２度目。周りはビルの方が多くなってきたとゆーか大部分がビルになりそーなこの辺ですが、ヤモリはいるんですねえ。
発見したのは子供のヤモリなのか、チッコイやつです。
エサが足りないんでしょーか、最近ホイホイトラップで全滅気味なゴキブリより小さいよーなヤモリくん。心配だなあ。
それにビルの周囲のちょっとした木なんぞにたかって生きてるのかもしれないけど、いろんな鳥がきて蕾を食べたり休んだりしてるので、あの鳥たちに見つかっちゃう危険性はないのだろーか。
まあ、昭和天皇陛下を記念したかの昭和公園の池の亀なんぞはどーにか生き抜いてくれそーな気がしますが、ヤモリは心配。

ナムマイダア

■「カメのいない池にカメを！」運動日記・・・　　　98/9/17

「ゼニガメえ～、つがいでね！」ってな感じは寿司屋風でもありますが、カメはカメです。ゼニガメでーす。

「小さいと、まだわからないんですう」とミッフィー風の店員さん。
「どのカメにしますかあ？」

「じゃあ、元気なヤツなら、どれでもいいですう」

で、カメを２匹ゲットしたんですが、片方が白っぽくて大きい。
ゼニガメって黒くて小さいよなあ。
ゼニガメと一諸の水槽で売ってたひとまわり大きくて値段の高い外国産のカメみたいですねえ、これ。
きっと、カワイイ店員さんのオマケなんだろーと納得。
チビデカ、白黒コンビのカメが手元でお行儀よくしてます。
よしよし、いい子だなあ。

で、２０分後。いい子にはご褒美を、と。テクテクとアジア最大とかゆー国立公園へ。
アヒルがガアガア餌をあさり、カモが列を作って丘から水面へ行ったり来たりしてる大きな池へ直行。
カメのタトウはデラウエア族の大酋長だけがするんだっけかなあ、などと思いながら白黒コンビをそれぞれ水面へジャボ～ン。
驚いたのか、しばらくジッと固まってたチビ黒カメも、まもなく泳ぎだして底へと消えたのを確認。白カメも元気に泳いで遠ざかりました。

あの「カメのいない池にカメを！」運動の革命的実践が断固たる決意のもと遂行された輝かしい瞬間を主体的に生きてしまった今日この瞬間の感動を皆さまに…てな日でした。
カメ拡散促進運動としては通算６匹目のハズ…。
あんたの方は、どーですか？
革命的実践の暁には連絡をお忘れなく。

(^^;)

■泳ぐ大福＆変な顔！？・・・　　　98/9/11

フッ～、フッ～、エッホ～
あのラーメンもカレーもワッフルも美味しいダイクマで養毛剤なんぞを買って無事帰宅。
あつい、ダルイ、疲れたあ、けど、変なもんを見たのを思い出して何となく笑い顔…てな感じです。

園芸ペットのコーナーで動きまわる大福のよーなモノを発見。正確には“泳ぎまわる”でしょか。しかし、あのブヨブヨ、ポヨポヨ、は泳ぎとも違うよーな気がする。色は紅白じゃなくて黒と白。まあ黒や白の大福がボヨンボヨンと水槽の中を泳いでるわけですね。黒が２個に白が２個。うーん、泳いでるとゆーか、漂っているっつーか、やっぱり“動いてる”が正解かもしれない、そんな感じ。大福が動いたらきっとこんなだろー、とゆー風です。底の方でひっくり返ったよーに動いてるんですよん。白玉あんみつを思い出す人もいるでしょー。そして、水槽に貼ってある名札を見ると…。

　　　タコくらげ

です。
おおー、タコとな。いやくらげか。
水クラゲなら海でも水槽でも、お台場の浜でも見たことがありますが。あのポピュラーな水クラゲとはズイブン違う印象であります。何しろ、けっこう存在感がある。色だって白と黒。特に黒なんか肉感的な存在感。まぎれもない“動物”のエロスが漂ってる感じ。それが水槽の底で蠢いてるなんて、もー、リアルな生命の雰囲気。確固たる存在。実存の苦悩…。

しばらく、スゲー、などと眺めてから他のペットたちをご視察。
グリーンイグアナが激しく歩き回ってますねえ。お腹がへったのだろーか。ガラスに顔を押しつけつつ、あっちへこっちへと頚を振りながら忙がしく方向転換。何を捜してるんだか。居場所を捜してるんならこれまた個別的現存に関わる根源的なテーマとして苦悩するでしょー。クスン。カワイソ。

熱帯魚やメダカのいるコーナーではヘンなキャッチコピーが書いてある水槽が一つあります。

　　　変な顔の金魚

な、なんじゃい、そりゃ
で、覗いて、ビックリ、でもないですが。
出目金が何匹かいました。

もちろん店長らしき人の顔を確認して帰途につきました。
ワハハハ

■となりの山田くん？・・・　　　98/9/8

散歩してると、ツタがからまった白い建物があります。
建物の右側の壁、方角でゆーと北側の壁はツタでいっぱい。
一部の壁にはコテをつかった模様とゆーか、あのコテの跡があります。
スタッコとかなんとかゆー地中海風の白い色の壁を思わせるあの模様ですね。
でも、よく見かけるプレハブ？のあれとは違います。似たよーな壁紙の模様とも違う。
スタッコ柄だのコテの跡は人気があるらしく、壁紙やプレキャストコンクリートの壁なんかでも製造時に模様を機械的につけたものをよく見かけます。
しかし、この建物の模様はお手製ですねえ。左官屋さんが手でつけたもんでしょー。

道路に面した正面は大きなガラス張りの玄関があります。
２階の窓もガラスがキラリッとゆー感じ。
ツタが壁をはってるにしてはガラスがキレイ。ピッカピカなガラス。
そーいえば、ツタははってるものの、壁や窓の周囲なんかも汚れてなくてキレイな建物ですね。もちろん新築ではないはずですが、キレイでピカピカ。
こりゃ、建物のオーナーは几帳面で神経質な人だな。いやー繊細つーか、ね、キット。
静かな郊外の住宅街。住宅街といってもまだまだ周りには畑なんかもあって、高い建物もなく、青空が大きなのびのびと出来る場所。そーゆー場所にあってツタがからまったピカピカのガラス張りの建物なんかで仕事が出来たらいいなあーなどと思ってると、建物を覗いてる人が２名。建物の庭のある方から中をうかがったり、玄関の方へ回ってきてガラスの向こうを覗いたり。なんなんでしょか？
で、玄関の大きく透明なガラスの向こうを見ると段ボール箱が積んであります。なんか、とても会社的な風景ですね、こーゆーのは。積まれた段ボール箱には大きく紙が貼ってあって、これまた大きく黒い極太マジックかペンキの筆書きかでネームが書いてあります。

　　となりの山田くん

え？　「となりの山田くん」？
あのぐーたら家族の４コママンガ？
えー、ののこちゃんとかやけに元気なおばあちゃんとか出てくるドタバタ４コママンガで、新聞で連載になっているやつですね。
確かジブリが『もののけ姫』のあと次期作品として制作する予定なのが「となりの山田くん」だったと思いますがあ。
「となりの山田くん」の段ボール箱から、ガラスのこちら側にある建物の表示に視線を移すと、「スタジオジブリ株式会社」の表札がでーんとあります。ありゃ、この建物がジブリの社屋なのか。

ああ、なーるほど、やっぱり、宮崎駿大先生でなけりゃ、ツタがボーボー／ガラスがピッカピカ、なんつービルの手入れや演出は出来ないですねえ。
建物のケアにもその繊細さと大胆さが現われてるのを確認。
さっきからウロウロしてる２名は宮崎ファンでしょか？
ボクは隣の園芸店をちょっと見物して散歩コースへ復帰。

「となりの山田くん」がどんなアニメになるのか考えてみたけど想像つかないまま中央線の駅へと歩きました。そーいえば、小金井や国分寺にはアニメ関係がいくつかあります。吉祥寺はマンガ家が多いし。落ち着いた郊外だからこそ可能なサブカルの制作拠点かもしれません。

羊通信 1998.9.8～.12.23

都民は一人当たり約１４０万円を納税します。そして国が都のために使う金額は一人当たり約１４万円。 都民が払う税金の９０％は地方のために使われてしまいます。

日本中のイナカが金を使って、 「ここはイナカじゃない」と、 自分たちのイナカ性を隠そうとしていた。 『ぼくらの東京物語』 橋本治・小学館

『ねこぢる純粋理性批判―ねこぢる追悼×公式ガイドブック』

そーですか‥‥‥ハイハイ

ＴＯＫＹＯ自民党

カッペ

羊通信　1998.9.8～.12.23

都民は一人当たり約１４０万円を納税します。そして国が都のために使う金額は一人当たり約１４万円。
都民が払う税金の９０％は地方のために使われてしまいます。

　　　日本中のイナカが金を使って、
　　　「ここはイナカじゃない」と、
　　　自分たちのイナカ性を隠そうとしていた。

　　　　　　　　　　『ぼくらの東京物語』　橋本治・小学館

　ＴＯＫＹＯ自民党

　カッペ