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*** ニュースとして、美容と健康に関して気になる最近の話題を取り上げ、解説します。***
(できる限り、科学的な視点、論理的な視点から解説を試みてみます。)
『12月2日の日曜日、講談社26階のレセプションルームにて「i−voce」のオフ会が開催されました。女性誌 「VOCE」のネット版の「i−voce」は縁が深く、2004年のオフ会から参加しています。このオフ会では数多くの 愛読者の方の話を聞き、また質問に答えるなどして役立つ情報をいただいて来ています。さて、今回のオフ会 では、始めてトークショーをやることになりました。相手はいつも取材で意見交換をしている編集部の近藤須雅子 さんです。私の立場はメーカーの立場ではなく、化粧品研究、商品開発の経験を持つ中立的スタンスのビューティ サイエンティスト、岡部として話すことに同意してもらいました。オフ会に出世される方々からの質問に答えること など、事前の内容打ち合わせも終わっていますので、内容的には問題なかったのですが、せっかく参加 されているメンバーの方々に満足して頂けるよう、予定外の質問もOKEYということで始めました。その方が 適度な緊張感もでるので聞く方にとっても聞きやすいと思っていたのです。』
『さて肝腎のトークショーの内容ですが、いきなり「化粧品って必要ですか?」という本質的な質問から始まり
ました。ここでは化粧品は薬ではなく、肌を清潔にして、肌に合った潤いを保てるように整えて、健康的な肌を
維持するためのお手入れが本来の働きであることを述べました。そして、肌に合って、快適に使える化粧品を
使うことで、トラブルの起こりにくい肌を維持することが、結果若々しい肌を保つことにつながるという結論を
述べました。これが本当の意味でのアンチエイジング効果だということも。その他にもたくさんの質問に答える
べく、45分〜50分という時間を意識しながらも、簡潔に解りやすく話したつもりです。トークショーが終わって
立食パーティとなり、そこでも質問に答えるなどして活気あるオフ会となりました。』
『いつも思うのですが、出席される方々を気持ちよく参加出来、満足いくように準備や運営をして頂いている
「i−voce」の編集者の皆さんにはとっても感謝しています。またオフ会には人数制限もありますので、今回の
オフ会に出席出来なかった人にもまた何らかの形でこのようなお話しが出来る場があると良いなと実感しました。
そう、今回のトークショーで、私が締めた言葉が「生活習慣美容」です。この言葉に関しては多くの方の同感を
得たことで、さらに「生活習慣美容」の研究を進めることに勇気をもらいました。』
『11月30日は、長年マーケティング情報を交換していたジャーナリストの「コモンるみ」さんの出版記念パーティに 出席してきました。その本は「ニューヨーク発・幸せになれる体質作り Giving上流の極意」という題名です。出版社は 廣済堂出版で、いつもコモンるみさんがブログで書かれている内容を一冊の本として楽しく読める構成になっています。 内容はもちろんですが、今回出版記念パーティに行って想定外のギフトがこの本の作り方でした。コモンるみさんは ニューヨークが生活の場、一方出版の編集者は日本が生活の場なので、ほとんどがメールのやり取りで本が出来 上がるまでわずか2回会っていなかったことでした。しかもお互いに構成ではしっかりとディスカッション出来て、読み やすい本として完成したことです。編集担当は伊藤さんという方でしたが、とってもコモンるみさんを理解されており、 良い組み合わせだったことがわかりました。本を作るならそうあるべきと、改めて確認したのです。そう言えば私の 「美肌手帖」の時もそうだったと思い出しました。』
『さて、肝腎の内容ですが、本全体を貫いているノブレス・オブリージュの生き方です。つまり、恵まれた立場の人、
高貴な人の果たすべき社会的義務というのがノブレス・オブリージュの定義だそうですが、自分や家族の為だけに
富や利益を考えるのではなく、社会への還元がある方が他人も自分たちも幸せになる良い環流だということだそう
です。まだ、私はその領域に行っていませんので、実感することはないのですが、その主張は正しいと思います。
もし、私がそのような状況になれば積極的に行いたいことです。ここで私は思うのですが、富は残念ながらあり
ませんが、今まで仕事や友人達から得た美容や生活に関する体験を通じて出来上がった美容情報は知的な富と
して社会に還元出来るのではないかと思ったことです。というか、この「ビューティサイエンスの庭」で行ってきた
ことと全く重なるような気がしたことです。そう、今、自分が得た経済的な富でなく、知的な富もノブレス・オブリージュの
対象なのだという発見が、今回の出版と記念パーティでの発見だったと改めて実感したのです。』
『コモンるみさんとは最初の出会いから、ミクシィを通じての再会を経て、出版記念パーティで久々にリアルで会い、
益々輝きを増していることを目撃しました。正に、「ニューヨーク発・幸せになれる体質作り Giving上流の極意」を
実践していることの証を見た感じです。これからも末永く同士として付き合うべき人だと実感しました。是非、この本を
読んで、自分でできるGivingの実践を探すことをお奨めいたします。なおこの本の印税は全額「子供地球基金」、
「Room to Read」、「TOKYOチャプター」そして地方と老人福祉をキーワードに有意義な活動団体に寄付することに
なっています。』
『昨日、久々に「美肌手帖」を読んだ方から質問のメールが届きました。スキンケアに関する疑問についての内容 でしたので、できる限りわかりやすく解答のメールを出しました。出した後、このところ私の美容仲間が相次いで 美容関係の本を出版していることに何か不思議な運命を感じたのです。しかも、近々の2冊においては私の写真や 記述が書かれています。また、著者が共に医者であることも、出版日が11月17日と同じで、偶然とはいえ、不思 議な感じです。これは、私もこの数年以内に出版物を出すような気配をもたらしているかのようです。』
『さて、それではその2冊について紹介します。まず東京は表参道で開業している衣理クリニック表参道の院長、
片桐衣理さんの本「片桐衣理のピリオディックスキンケア」です。表紙の帯には「生理周期を味方にすれば、あなたの
肌は絶対変わる!」と書いてありますが、これは内科・美容皮膚科医としての臨床体験と自らの体験に基づいて
書かれていますので、説得力があります。単にスキンケアだけでなく、トータル・ワークアウト・トレーナーの池澤智
さんのエクササイズや美肌食事についてのレシピなども記載されてあります。それに、私が今から約20年前に始めて
女性誌に登場したテーマが「生理周期とスキンケア」だったことも不思議な縁を感じます。片桐衣理さんとは、@cosmeの
イベントでトークショーをやって以来、美容に関しての意見交換をしており、美肌食については特に力を入れている
テーマなんです。』
『もう一冊の方は、これまた「ビューティサイエンスの庭」がきっかけで出会った皮膚科医の岩本麻奈さんの本です。
題名は「美の事典」で、「パリ在住の皮膚科専門医が教える厳選の美知識」と副題がついています。やはり自分自身の
医師、母、女性、美容関連のコンサルタントを通じて得られた美容の極意が集約された本です。素肌の美、五感の美、
意識と習慣の美という3つのキーワードできめ細かな美容のヒントがまとめられています。そう、岩本麻奈さんも昨年から
始めた生活習慣美容の勉強会に参加してもらっているのです。63ページには私との出会いのエピソードなどが記載
されています。単なる美容仲間というだけでなく、自然界、人間界の様々な美についての意見交換がお互いの美意識を
刺激し合っているのでとても助かっています。』
『またその他にもたくさんの美容仲間が出版をしているのですが、いずれも個性あふれ、やはり自分自身の美体験を
通じて書かれていることが参考になります。そしてそのことについて熱く語り合った内容が書かれているのは他人事
ではなく感じます。そう言う訳で、私もまた本を出したくなって来ました。その時はよろしくお願いいたします。このような
ことを感じつつ、最近はこの「ビューティサイエンスの庭」を読み直し、「美肌手帖」を読み直しているのです。』
『(その1)では食品について述べてきましたが、今回は化粧品の場合について考えてみます。一般に化粧品は 生ものではなく保存の利く加工品だと考えてよいと思います。肌を健康に美しく保つために毎日使うものであるし ある期間品質が安定しているものでないと不便でしょうがありません。昔からそのような使われ方をしてきたし、 作られ方をしてきました。そのような化粧品ですが、賞味期限と消費期限についてはなかなか一言では言い 難いものです。考え方としては、賞味期限は使い心地が良い状態である品質の期限で、肌につけた時の感触や 肌実感、そして香りが相当するでしょう。また商品の見た目の色もあると思います。そして消費期限ですが、 これは肌に問題が合ったり、使って不快な状態になる品質的に使用出来なくなるといった品質の保証期間に なるでしょう。現在の化粧品製造技術や品質保証体制の発展した現在では化粧品が腐敗するという消費期限 にまつわる状態になることは非情にまれだと思われます。実際に商品研究の為に買った商品で10年経っても 腐敗して捨てなければならないような商品はとても少ないものです。』
『とは言うものの、お客様や販売関係者からは「買った化粧品はいつまで使えますか?」という消費期限に相当
する質問はよく受けます。その場合、業界の一般的な解答として「開封しなければ冷暗所においていて3年くらいは
問題ありません」とか「開封して1年くらいは大丈夫です」とか答えています。ただし、条件があり、開封した場合は
蓋をきちんと閉めておくことです。またクリームなどの瓶ものはスパチュラで使うとか清潔な指でとるとかするように
気をつけてもらう必要があります。蓋を開けると空中のホコリや雑菌が商品に混入しますが、その程度の混入では
雑菌が繁殖して品質的に問題が起こらないレベルの防腐対策はされているのが現状です。その為の防腐剤配合や
雑菌の繁殖しにくい原料を選択するとか処方をするとかして品質の安定性を高めているのが現在の化粧品技術と
考えて良いのです。』
『こう考えてみますと現在の化粧品は開封しなくて直射日光や、極端な温度条件に置かれない限り、かなりの期間
使って問題のない品質であると思います。したがって現実には消費期限はなかなか明確にはし難いものだと考え
られます。ただし快適に使える期間、つまり賞味期限に相当するものでは開封後はきちんと蓋をして通常の室内
環境に置いてあれば1年くらいは大丈夫だと思われます。とはいっても商品の処方、製造方法、使われ方や保管
条件などの違いにより一概には言えませんが、おおむね1年くらいだと思って良いでしょう。もちろん、防腐剤を
配合しないポリシーの商品や、使用期間がきちんと表示してある商品については能書に書いてある使用方法や
使用期間をまもるのは言うまでもありません。』
『この数年、賞味期限や消費期限に関する法令違反の事件が増えています。私も近畿方面に出掛けた時には 赤福をお土産に買って帰るのが習慣化していましたので、このような事件で買えなくなるのが残念でたまりま せん。そして思うのですが、賞味期限や消費期限として表示されている日時の意味は何だろうという素朴な 疑問です。食品に於いては必須の情報として書かれてありますが、賞味期限や消費期限についてきちんと 市場に伝わっているのか、理解されているのかよく解りません。私は賞味期限とは美味しく食べられるまでの 期限で、それ以降も変質していなければ食べても害はなく、多くの場合は美味しく食べることができるものと 考えていました。消費期限に関しては安全に食べることができる期限で、それ以降は変質していなくとも食べては いけないものと理解していました。この賞味期限、消費期限、更には製造年月日と品質保証に関する期間は 食品だけに留まらず、化粧品やその他の製造物にも関係のあることですから整理してみようと思います。』
『さて、食品に関してですが、一応ウィキペディアにて調べたところ、消費期限については次の2種あるようです。
(1) 食品の消費期限:製造者が定めた、ある保存方法で概ね5日間経つと品質劣化する長期間保存できない食品の
食用可能期限。
(2.)食品以外の消費期限:化学変化を利用したり、あるいは時間の経過によって想定していない化学変化の発生する
工業製品に製造者が定めた期限。
これらに関しては「食品衛生法とJAS法(農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律)の規則によると、
賞味期限はカップめんやレトルト食品、缶詰など品質の劣化が比較的遅い食品に表示され、未開封の場合に
おいしく食べられる期限を指す。期限を越えた場合でも、品質が保持されていることもある。消費期限は弁当や
調理パン、生菓子など、製造日を含めおおむね5日以内に品質が急速に劣化する食品の安全に食べられる期限を
表示する。」と記載されあります。』
『一方、賞味期限に関してはウィキペディアには、「賞味期限(しょうみきげん)とは、加工食品を包装状態のまま
所定の環境に置いた状態で、製造者が安全性や味・風味等の品質が維持されると保証する期限を示す日時である。」
と記載されてあります。以前は食品衛生法の規定で「品質保持期限」と表示されていましたが2003年2月に「賞味
期限」として統一されました。詳しくは厚生労働省医薬食品局食品安全部基準審査課、農林水産省消費・安全局表示・
規格課により作成された「加工食品に関する
共通Q&A(第2集:期限表示について)」のHPに記載されてありますので見ておくと良いでしょう。』
『このように考えてみますと、最優先される安全性の確保の為の消費期限はきちんとした根拠に基づく表示でなくては
なりませんし、それを設定する製造者の責任は重いものがあります。しかし、一方の賞味期限に関しては美味しさという
快適性ともいえる品質の保証ですから、根拠に基づく期限の設定は難しいものがあると考えられます。推定ですが、
各製造元では過去の経験上の情報を元に、或いは業界内の慣例的な情報を元に設定されてきたのではないかと
思います。そして大きな食中毒事件も無かったことで今までは来ていたのでしょう。少なくとも美味しさに関する公的な
基準は無いように思えますし、嗜好性の問題もありますので、一概には基準が作りにくいことは想像できます。賞味では
なく品質保証の面では製造後の品質検査で賞味期限中の保証は確保されているものと思います。この賞味期限はかつて
品質保持期間と呼ばれていたものですが、この点では化粧品にも同じようなことが言えます。化粧品については(その2)で
述べていきたいと思います。』
『10月21日の日曜日、とっても爽やかな秋晴れの日に生活習慣美容シンポジウムの第2回めが、盛況の うちに終わりました。今回のシンポジウムは「五感に響く」がテーマで、講師陣もそれぞれ出席者の五感を 揺さぶり快適な刺激を受けながら過ごすことができました。終了後には出席者皆さんが、こんなシンポジウム 体験したことがなかったほど楽しく、為になったという感想を持たれたようです。五感への刺激は、聴覚、視覚、 触覚、嗅覚、そして味覚まで全てに於いて、訳ありの内容にこだわりました。』
『シンポジウムは、ウェルカムミュージックとして山梨県トップクラスのギタリスト藤巻一紀さんの演奏で始まり、
講演のトップバッターは生活習慣美容研究会の幹事である健康外来サロン横倉クリニックの院長、横倉恒雄
さんの「脳疲労と健康・美容」から入りました。続いてニックネーム「ゴハン」さんこと、三重県名張市にある、
化粧品専門店ビューティパートナーひまわりの取締役、上村晃一郎さんの「生活習慣美容の取り組み」でした。
上村さんは毎月の勉強会に、ほぼ皆勤賞に近い出席率で最も熱心な仲間として、とっても解りやすい内容と
大好評でした。会場を巻き込んで2ウエイコミュニケーションを取りながらの熱演でした。休憩時間は質問の
列が出来て横倉さん、上村さんも丁寧に答えていただきました。』
『休憩後はいよいよ初の試みとして味覚の刺激コーナーです。フードライフ・クリエーターの牟田実さんによる
五感で感じる「かきもち」の正しい食べ方の解説と実演です。九段にある名店「さかぐち」のかきもちは会場を
美味しい匂いとポリポリと良い響きの音で包みました。その後で私の方より、今回配布した生活習慣美容の
テキストについて説明をし、いよいよ聴覚の番です。演奏者は研究会の仲間、甲府市の化粧品専門店「さとしや」
の社長、近藤紫朗さんのトランペットとギタリスト藤巻一紀さんのデュエットで4曲のミニライブです。3曲目の
「上を向いて歩こう」では、会場を演奏しながら回って音を間近に見て聴くという演出が最高でした。そして
いよいよ最後は触覚の番です。日本スカルプケア協会の会長である大場隆吉さんと古中美どりさんによる
全員参加のスカルプマッサージの実習です。こうして頭皮も血行がよくなった所でシンポジウムも終わるという、
全てに五感の快適な響きを実感出来た内容でした。』
『シンポジウムの反響も良く、今後の研究会の更なる発展が見えてきました。そう、生活習慣美容の極意は
一年間に渡って勉強してきた結晶としてテキストに書いてあります。生活習慣美容研究会にてこのテキストと
何らかの説明会、講演などと紹介して行く予定です。これからの活動に是非、強い関心を持っていただけると
幸いです。』
『いやいや我ながらあきれましたが、連続的に書いていくつもりだった「見る美容法」、気がついてみたら 何と2005年8月3日以来、一度も続編を書いていませんでした。生活習慣美容の中で五感を磨くことが 重要であるし、私は特に目で感じることが大好きなので「見る美容法」は実践し続けているのです。しかし この庭サイトでは何ら更新していなかったことに改めて反省をしているところです。』
『さて、先日ある本を手にしました。和訳本で題名は「センス・オブ・ワンダー」です。著者は「沈黙の春」で
有名なレイチェル・カーソン。彼女の撮った自然界の写真とコンパクトなメッセージが綴られた写真集
です。この本をパラパラめくって、私が作りたい写真本はこのようなスタイルだと思ったのです。「ビューティ
サイエンスの庭」の写真館を見てもらえばわかると思います
が、私は写真に必ず題名と短い文を付けて公開するスタイルをとっています。それを印刷物にするにはと
考えていたのですが、良い参考書が見つかったと思わず心の中で手を打ちました。ちなみにレイチェル・
カーソンの「沈黙の春」は、私が大学生のころ読んで強く衝撃を受けたものです。』
『ただ写真をきれいだと思うだけでなく、写真と題名とメッセージを見て読めば、身の回りでも同じように
美しく、あるいはドラマチックな光景を目にすることが出来るようになるのではないかと思っています。
「見る美容法」としての大切さは、美しいものに気付くことと、美しいものからもたらされる何らかの心への
刺激ではないかと思っています。美しいものを見つけて感じることは、本人が美しい心や表現を身につける
ために大いなる助けになるのではないかという仮説を持っているのです。そのようなきっかけになる写真集を
いつか出したいと思っているのです。そう、星野道夫さんの写真集もそのような感覚を覚えます。』
『来る10月21日は「第2回 生活習慣美容シンポジウム」を開催しますが、この1年間で研究し続けた 内容がテキストとしてまとまります。最初は生活習慣美容とは何であるのか定義を考え、実践するには どうすればできるのか、たくさんのキーワードを出し合って、それを集約し、更に具体的につめて来た 結果、40ページのテキストになりました。まだこれからも研究を続けて、さらにテキストはグレードアップ していきますが、その原点のような最初のテキストです。先週入稿を終えて、10日には初稿があがり ます。それを校正して、18日は印刷されて納品されるのです。毎月の勉強会の積み重ねの集約が テキストとして完成するのは、感慨深いものがあります。』
『今回のシンポジウムでは、「五感に響く」が重要なコンセプトです。その為の仕掛けというか演出を
いくつか組み合わせて、結果的に出席者の皆さん全てが「五感に響く体験」をしてもらい、実生活に
おいても、明日から生活習慣美容を習慣としてできるようにと考えました。何も難しく考えることなく、
いつも行っていたことを、少し意識してみるとか、ちょっと何らかの要素をプラスしてみることで生活習慣
美容が出来てしまうようなシンポジウムを考えています。その手ほどきがテキストに込められている
のです。テキストは生活習慣美容の実践的な取り扱い説明書みたいなものだと考えています。』
『内容としては、生活習慣美容の4つのキーワードとして「快適の法則」、「時空の流れ」、「感と勘」、
「人間関係」に集約され、そしてその中にはすべて「よ」の大事さが含まれているのです。それをある程度
実践的な言葉で解説したものがテキストというわけです。シンポジウムではテキストを参加者の方々に
配布しますが、参加出来なかった方にも送料込みの有償で配布する予定です。ご希望の方は後日
案内のページを公開しますのでご利用下さい。そして、まだ出席登録されていない方は是非、都合を
つけて参加して頂ければ幸いです。とにかく美容に関心のある方ならばどなたでも遠慮なく気軽に
参加出来る内容と雰囲気を用意いたしています。シンポジウムの内容と
登録は案内ページにありますので見てください。ということで、これからも生活習慣美容の研究
動向にご関心を持って頂きたいと願っています。』
『ますます激しさと情報混乱が錯綜する美容業界ですが、その現状をレポートするというテレビ番組が この9月25日に放送されました。私の美容仲間も取材を受けていたのでこの番組は必見として録画を して観ました。タイトルが「ビューティウォーズ」となっているので、どのような切り口で、そしてどのような 将来への展望を見せてくれるのか楽しみにしていた番組です。』
『さて番組の内容ですが、冒頭に君島十和子さんが映り、美のアイコンとして始まります。化粧品大国
日本の現状をお客様、メーカーの視点で最前線の状況をレポートし、最後はやはり現在のもう一人の
美容伝道者である田中宥久子さんが高齢者の方々を美しい笑顔に変えるボランティア活動で締める
構成となっていました。お客様の視点では、多種多様な化粧品を使って試し、情報交換が出来る会員制
お試しサロンのclub C.の活動が紹介され、もう一方ではおそらく世界最大の化粧品クチコミサイトになった
@cosmeについても紹介され、クチコミの影響を伝えていました。club C.と@cosmeに関しては私も
その中で活動のお手伝いをしている関係上、正しく内容が伝えられていましたので安心しましたし、うれしく
思いました。さて、業界の動向ですが、様々な取り組みが紹介されていましたが、やはり全てを紹介する
のは難しいですね。ぜひ続報が欲しい所です。』
『この番組の中で気になった点が3つありました。一つは、消費者が自分たちの為の化粧品情報を
紹介しあうクチコミサイトをビジネスでしたたかに利用する姿勢に嫌悪感を持ちました。新製品のサンプル
を@cosmeの有力な投稿者に向けて直送し、サンプルでの使用感をクチコミに書くことを促す戦術です。
確かに通常の広告宣伝とは違う認知戦術ですが、これは賛成出来ません。というか、このような戦術を
他のメーカーがマネをし始めると口コミ情報サイトに客観性が失われる危険性を大いに感じました。二つめは、
信頼出来る美容や化粧品の情報をどうしたら入手出来るのか、この点に関してはあまり触れていないこと。
接客の現場である化粧品専門店や百貨店の状況をもう少し伝えて欲しかったのです。確かに百貨店の
ビューティコンサルトについてレポートはありましたが内容的には表面的でした。消費者の方から一言、
情報過多の中で信頼出来る情報を見つけることが難しいという声を拾って欲しかったのです。三つ目は、
美しい肌の為には保湿が大事という内容は流れていたのですが、印象的には水分を肌の外から与える
という情報として伝わったと思えたことです。私の主張でもありますが、肌の保湿に対する正しい認識を
消費者の方に理解をしてもらうことが、肌に合って、将来も美しい肌を維持する一番のポイントである
からです。いずれにしても、この特集番組は美容啓蒙の為にはとっても良い番組で、このような番組が
増えることを期待します。「あるある大事典」のような番組ではなく美容を取り巻く現状を様々な角度から
消費者に投げかけて、考える消費者が増えていくような内容を期待します。』
『8月7日にとりあげました話題165、「第2回生活習慣美容シンポジウムの開催」で生活習慣美容の第1回 シンポジウムから1年間に渡る勉強会の経緯を話しましたが、第2回目のシンポジウムで新たな展開に進む 気がいたします。今度配布するテキストの内容にも関係しますが、今後は具体的に生活習慣美容緒を自分の 生活に習慣として取り入れる方法を様々な日常活動の中で広めて行くことになるのではないかと思います。 つまり、この1年間で方法を考え、これからの1年で広めてみるという展開です。化粧品専門店、エステティック サロン、メイクアップアドバイス、生活に関する様々なアドバイス、医療などの現場で生活習慣美容の実践を アドバイスの中に取り入れて、生活習慣を改善することで魅力が増していくようになることを目指して。』
『今回のシンポジウムのメイン講師は生活習慣美容を考え、化粧品専門店の活動に積極的に取り組んでいた
だいた化粧品専門店「ビューティパートナーひまわり」の取締役である上村晃一郎さんです。今、話される
内容についてはまとめの段階にきていると思われますが、きっとその取り組んでの過程を聞くことで、たくさんの
ヒントが得られるものと思います。それから、今回は五感に響くシンポジウムといたしましたので、私達の五感を
全て快適に揺り動かす内容にこだわっています。生活習慣美容を五感で感じる実技体験として、トランペットと
ギターのデュエットにとるミニコンサートと実際にその場で自ら行う頭皮マッサージの実技体験をしてもらいます。
あと、嗅覚と視覚と味覚はそれぞれに演出を考えて、シンポジウム一体が五感を快適に揺さぶる企画となって
ただ今準備を進めています。そう言う意味でも、今回のシンポジウムは気軽に参加して頂いて、是非五感に
記憶を残して実生活の中で生活習慣美容を自然に取り入れていただければと願っているのです。』
『美容と言えば化粧品やエステ、ヘアー、メイクなど直接的なことを指しますが、実際は日常の生活習慣が
大事で、この中に、いかに自然に美容というか魅力を増すための行為を取り入れているのかを考えている
のです。その大きなヒントとなる生活習慣美容の秘訣をテキストにまとめて配布しますので、是非、生活習慣
美容に関心のある方は参加してみて下さい。定員が100名となっていますので、10月21日(日曜日)の
午後、都合のつく方はお早めに参加登録をお願いいたします。シンポジウムの内容と
参加登録の方法は案内ページにありますので読んでいただければ幸いです。また、このシンポジウムや
生活習慣美容についての問い合わせは私の方にメールをいただければ答えていきますので、よろしくお願いい
たします。miyoharu@kt.rim.or.jp』
『前回予告しました食のサイト「たべるの」が8月24日に予定通りオープンしました。現在はβ版という ことですが、このサイトは友人である沢樹舞さんが主催しています。沢樹さんは(社)日本ソムリエ協会認定 ワインアドバイザー、文筆家、ライフスタイル・プロデューサーそしてモデルなどたくさんの肩書きと実力を 備えた方です。そしてこのサイトでは「みんなで作る、楽しい「食」の幸福Webサイトを目指します!」という 目標を抱えて、毎日とっている食事について考え直してみるわけです。食に関するサイトやブログは数多く ありますが、企業の宣伝や個人の趣味と言った一方的な発信ではなく、お互いに食について語り合おう、 考え直してみようという食の検討会みたいな場になりそうです。執筆陣も沢樹さん、服部学園理事長の服部 幸應先生、モデルの久保京子さん、ミュージシャンの木住野佳子さんなどを始め、広い分野から、広い視野 からの考えをブログ形式で発言していく訳です。私も、その仲間に加わることになり「美肌と栄養学+美肌肴」 というテーマで連載をすることにしました。』
『さて「たべるの」のサイトは、現在、投稿者を募集しています。
考えに同調された方はサイトを見て頂き、サイトの主催である沢樹さんに連絡を取った上で仲間になって
頂けると幸いです。このサイトから何が生まれてくるのか、とっても関心があります。おそらくたくさんの活き活き
したディスカッションがされるものと思います。食であるが故に、ほとんどが実践をベースにした意見交換と
なり、足が地に着いたものとなるでしょう。サイトの健全な発展を期待しています。』
『私はこの「たべるの」サイトを通じて、美肌と食生活を改めて考え直してみようと思っています。特に、栄養学と
美肌については世間常識というものの中に、かなり多くの誤解や曲解が浸透しています。その混乱した情報を
整理しながら、美肌と食生活を科学的な観点から体系化できるようにしてみたいと思っています。ちょうどもう
一方では生活習慣美容の研究会も立ち上げています。二つともピッタリと一致するところがあり、そこにビュー
ティサイエンティストとしての行動をライフワークにしてみたいと思っているのです。応援の方、よろしくお願い
いたします。』
『「美肌食材を考える」シリーズを4回に渡って書いてきましたが、そのようにシリーズ化して書いたことは どこかできちんとまとめておきたい、決着をとりあえずつけておきたいというのが私の性格です。あとは それを何処でやるかということですが、この件に関してはすばらしい受け皿ができそうです。近々オープン しますが、食に関するサイトを友人が主催します。そこへ私も情報発信者の一人として参加することに なりました。さて、取り上げるテーマは自由にまかされたのですが、せっかくですので、最近特に趣味と して精を上げているお酒の肴に美容を掛け合わせてみようと思いました。そのベースが「美肌食材を 考える」で書いたことです。』
『結論は、特定の食材を偏って食べるのではなく、美味しく、見た目も美しく、五感で楽しめるような雑食の
奨めです。たぶん、昔から健康のために、好き嫌いをなくしましょうという言い伝えが当を得ているのでしょう。
そして生活に余裕があっても、余裕がなくても、少なくとも食生活には何らかの楽しみがあった方が、消化も
吸収もよいのではないかという前提です。まあ、このような食生活は悪いことではないでしょう。構想して、
つくってみて、そして食べて検証する、この科学的な姿勢でお酒の肴を作り続けているので、この成果を
公開してみようという企みでもあります。とりあえず、私の場合は晩酌と食前酒としてのビールの肴ですけど、
おそらく日本酒にもワインにも合うのではないでしょうか。その他のお酒に合うかどうかは、私はあまり飲ま
ないので想像ができませんが、いずれ合う合わないの検証データはとりたいと思っています。』
『そう、もう一つ大事な要素が器です。よく居酒屋で出されるお通しですが、いつも私は器と盛り方と味を
堪能しています。お通しをみるとそのお店のポリシーが解ると言われるのも納得いきます。たまたま趣味で
陶芸をやっていますが、肴を盛る為の器もお気に入りが出来たので、最近はそれに盛ってみるのも楽しみに
なっています。五感で味合うお酒の肴で、美容と健康に良い雑食の食生活、これも強引ですが、美肌食に
通じるのではないでしょうか。ということで、その食に関するサイトがオープンされましたら、当然、皆さんにも
紹介します。たくさんの食の専門家や食通の方々から情報発信されるということなので楽しみです。』
『忘れもしない昨年2006年の8月6日、第1回目の生活習慣美容シンポジウムを開きました。その後、 毎月一回の勉強会を続け、ついに生活習慣美容について体系をつくり、それを判りやすく解説した テキストを作ることができました。現在、勉強会のメンバーで最終的な作成段階まできました。そして 第2回目の生活習慣美容シンポジウムを来る10月21日の日曜日の午後に開催することになりました。 まさに継続は力成り、という感じで毎月の熱心な勉強会が実ることになりました。美容に関心のある 方は是非シンポジウムに出席して頂ければ、生活習慣を通じて美しく魅力的な自己づくりの為のヒントを 得られるのではないかと思います。』
『この一年間の勉強会では、まず生活習慣美容ってどうすることなのかと具体的な実践方法を検討して
みました。しかも各自が頭で考えるだけでなく、実際に実行していることや、或いは新たに実行しての
検証を基に取り上げて積み上げて行きました。その結果、たくさんの生活習慣に取り入れることの実践
方法が集積され、それを判りやすく体系化したものが今回のテキストにあたります。つまりこのようなことを
実行してみると結果として美しく魅力的にアップしますよと言うわけです。また生活習慣美容の大きな
共通軸が「快」ということになりました。心地良いこと、快適であることを生活習慣の中で実感することの
大事さです。その為には五感のみならず第六感までも含めて感覚を磨くことが重要であるとの結論に
なりました。今回のシンポジウムではそれを実感してもらうべく、あらゆる演出を考えてみますので、
是非出席をしてみて欲しいと思っています。』
『ということで、第2回生活習慣美容シンポジウムは「五感にひびくシンポジウム」として開催します。
そのテーマには更に第六感にもひびくことを期待込めてあります。このようなシンポジウムを開くこと
ができますのは、忙しい方も、遠方からの方も勉強会に参加して頂き、熱い意見を交換した結果だと
感謝の気持ちでいっぱいです。案内のページをこのHPにも作りました
ので、関心のある方は読んでいただき、出席の登録手続きをして頂きたいと思っています。そして
来年、第3回目の生活習慣美容シンポジウムが開催出来ることを願っています。』
『あるある大事件からはや半年経ちました。さすがにもうその件ではニュースになることはなく なりましたが、美容や健康に関するTV番組はあいかわらずのボリュームで流されています。 ただ番組の作成にはあるある大事件の教訓が多少いかされていて、私が「あれ?あれ?TV番組」 のコラムで取り上げるレベルの内容がなくなりました。それはそれで良いことだと思いますし、 この傾向が続くことを願っています。しかし、きめ細かく番組の内容をみていくと疑問や間違った 内容も多々あることに気付きます。まあ、もともとメディア情報、特にTV番組になると制作時間の 制約もあるだろうし、しっかりとしたチェック機構があったとしても起こりうることです。そう言う意味で 情報を受け取る側もメディアリテラシーをより強く持つことも必要です。』
『そこで今回はメディアリテラシーを考え、そして身につけるための絶好の参考図書を紹介いたし
ます。フリーの科学ライター松永和紀さんの「メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学」
という新書本です。光文社から2007年4月に発売されました。メディアの持つセンセーショナルな
話題を取り上げ、情報誘因性を高めることが至上主義の特性上、どうしても間違った情報を流す
本質的な素養があることを忘れてはいけないでしょう。最近の具体例を取り上げながら、何故
そのような間違った報道がなされたか丁寧に解説がなされ、私達が気を付けるべき点を明解に
示してあります。あとマスメディアの特性として警鐘は大きく鳴らして大騒ぎするけど、その後の
経緯や修正はほとんどしないか、小さく目立たないことです。その為、メディアで報道された
事件は視聴者は修正されないままに放置されているというコトです。』
『それはマスメディアで報道された内容が修正されることなく一般常識化してしまう怖さでも
あります。この本で取り上げている環境ホルモンの問題も化学物質過敏症の問題も間違えた
認識のままであることも指摘されています。私達化粧品業界人にとって肌に良くない鉱物油、
界面活性剤、化学合成原料などの一般化した印象情報も同様だと思いました。特にこの本
では第5章の「添加剤バッシングの罪」で詳しく書かれています。そして最後の章では「科学
報道を見破る十ヵ条」と締めてありますので是非手にとって読んでください。』
『私はメディアリテラシーのある社会にするために、もっと専門家が勇気を持って責任もてる
自分の専門領域のことを正しく理解してもらうために、情報発信のチャンスがあれば積極的に
行うべきだと思います。またその為には批判もあえて受ける覚悟も持っていて欲しいと思い
ます。また間違えた時には間違えたことをハッキリと言って逃げない誠意も必要です。そして
同じ間違いを繰り返さないよう再検証を行えば恐れることはないと思います。とかく日本では
権威主義が横行していますが、うわべだけの権威は恐るるに足らずだと思います。専門家は
もっと本音を言い、積極的な議論を楽しもうではありませんか。』
『台風の接近してきた7月14日、甲府市にある司美容院で開かれた多ジャンルの音楽家による ライブに行って来ました。司美容院を経営している司さんとは、美容・健康・インターネットという キーワードで9年前に出会い、お互いに情報を交換し合ってきました。その美容院では定期的に 土曜日の夜、ライブを開いていることもすごいことだと感心していました。いつか時間をとって 音楽を堪能してみたいと思い続けており、やっと実現しました。台風の近づいた雨の夜でしたが、 次々と演奏者、観客が集まって、昼間の美容院がライブハウスに変身します。フォーク、ポップス、 イージーリスニング、ジャズと多彩な音楽を聴くことができました。雰囲気は写真を見て感じ とってください。』
『さて、今回感じたことは美容院であれ、化粧品専門店であれ、或いはエステティックサロンであれ、
美容を軸としてお客様に接している場では五感をフルに刺激して、それらの相乗効果を生み出す
ことの有意義性でした。美容サービスと音楽は非情に結びつきやすく、音楽はBGMとして活用
されているところは多いのですが、突き詰めれば時には生演奏による音楽もあって良いのでは
ないでしょうか。美容サービスを受けながら生の音楽を聴くことは難しくとも、同じ場所でライブも
開かれているという雰囲気が意味有りだと思いました。何だか胸がときめくのです。それに、司
美容院でのライブでは、カウンターバーもあり、美味しいドリンクとこだわりの料理も楽しめるのです。
また、司さんはプロの写真家でもあり、至る所に写真が置いてあり、視覚的にも刺激的なのです。』
『以前から「化粧品専門店へ行こう」ということを書き続けていましたが、美容を専門とするお店の
あり方として、そのお店が最も得意なジャンルを駆使して五感の相乗効果を生み出すことへの
チャレンジは今後の方向性として面白いことだと思います。ただし、重要なことはオリジナリティ
だと思います。単なるマネでは本物の効果は生まれないと思います。オリジナルにこだわることは
それだけ創意工夫が入るので強い影響があるのではないでしょうか。もう一つ大事なことは、
やり続けるという継続性です。オリジナリティがあれば継続してもマンネリに陥ることは少ない
のではないでしょうか。創意工夫のエネルギーを活かした五感相乗効果の美容専門店の活躍に
大いに期待をかけたいと思ったのです。ぜひ、そのようなお店がありましたら活用することを
お奨めします。』
『肌は日々変化をしています。生活環境や体調によって肌の水分や油分、血液やリンパの循環など 刻々と変化をしているものです。しかし長い目で見ればある安定した幅での変化であることがわかり ます。そしてそれは人によって違うものでもあります。また年齢や環境変化によっても違ってきます。 私が見たり聞いたりしたなかでは、環境変化という場合、人事異動や転職というような職場環境の 変化が意外に多く、そこで生じる生活リズムの変化や新たな人間関係の変化が影響していたと思わ れます。また、女性の場合には生理周期との関係も強い関係があります。多くの場合は生理が始まる 数日前に肌トラブルが起こりやすいのですが、個人差があるのも事実です。そのような肌の変化に 気付き、肌の変調に対して冷静な対応をすることが美肌にとって一番重要なケアではないかと思い ます。』
『そのような肌の変化と生活環境や体調の関係を知る方法としてお奨めしたいのが「美肌日記」をつける
ことです。最近はそのような日記が出版されたり、女性誌の付録に付いたりしていますので、それを
使うこともよいでしょう。もっと簡単な方法としては、日常使っている手帖を使う方法です。これは時と
して人に見られたりすることもあるでしょうから、自分に解る簡単なサインを決めて肌の状態、体調の
状態をメモすることです。例えば肌の状態がよい時は○印を付け、肌にニキビが増えたり或いは乾燥
状態が激しかったりする時は×印を付けてその横に「ニキ」とか「カン」とかメモを入れるとよいでしょう。
また生理周期の場合は☆印を付け、風邪とか疲労が激しい時は★印を付けるとかしてメモします。
過去このようなアドバイスを何度かしてきましたが、多くの場合2〜3ヶ月付けてみると、その人にとって
重要な影響を与えてきた生活環境や体調の変化が何とか見つけられるものです。だからそのような
影響度の強い生活環境や体調の変化に対して事前に軽減する方法を考えたり、或るは一時的な
肌変化だと諦めて過ぎ去ることを待つという冷静な対応ができ、トラブルなどを悪化させないですむ
ようになってきました。』
『生活環境の変化や体調の変化は、それが激しくなっている時は、意外と自覚することが困難で、
穏やかになった時に改めて変化の激しさに気付くものです。またそのようなトラブルの最中にある
時は不安感や焦りでトラブルを悪化させることも多いのです。だからこそ自分についての変化の
原因をある程度知っておくことは、美肌の為には重要なことだと思うのです。実は、このような話を
するきっかけは、昨年の12月にアドバイス後の肌状況を綴ったメールが来たことだったのです。
2年前に肌トラブルへの対応として美肌日記を書くことを奨めていましたが、それを書いていたことで
肌の状態を冷静に知ることが出来て、生活環境との調和が取れてきたことが書かれていました。
また、肌トラブルを克服するまでの過程も教えていただき、今後の美容アドバイスに大いに役立つ
内容でしたので、アドバイスをして本当に良かったと思ったからです。その他、私には多くのアドバイス
後の経過を知らせるメールが来ていますが、それら全てがとっても参考になっています。ということで
今回は感謝を込めて、美肌日記のススメを書いた訳です。皆さん、本当にありがとうございました。』
『女性誌の特集記事をみると、ちょうど今頃発売されている号には美容テーマに関してはあまり 特徴的なテーマが無いようにみえます。あるとすればボディケア、毛穴ケア、エアコンによる乾燥 対策などで、新製品の広告もさほど目立つ時期ではありません。季節ごとに美容のテーマは 探せば12ヶ月とぎれる訳ではありませんが、3・4月の美白ケアと9・10月の保湿・アンチエイ ジングの集中期に比べると閑散としている時期もあります。どうしても化粧品メーカーの新製品 が集中している時期と少ない時期に左右されているようです。』
『以前、女性誌に連載を書いていたことがありましたが、取り上げるテーマの年間スケジュールを
立てる時も、テーマを決めにくい時期が6月と2月頃だったように思います。そう言う意味では
美容テーマに関しての閑散期というのは化粧品メーカーや女性誌の都合で感じるものかも
知れません。しかし、どの女性誌でも美容テーマは必ずありますので、一年を通じて美容意識を
高く持ち続けることができます。四季のある日本では季節ごとの美容テーマを強く認識することで
季節に応じた正しいスキンケアをフレッシュな感覚で行うことができます。そう、今回のテーマで
お話ししたいことは、常にフレッシュな気持ちをもってスキンケアに取り組むことの重要性だった
のです。毎日のスキンケア習慣の大切さはもうほとんどの方は認識されているでしょうが、どうしても
流されるような惰性の要素が入りやすいものです。』
『肌は季節要因によっても、生理や生活条件によっても変化をし続けるものです。その変化を毎日の
スキンケア習慣の中で捉えて、変化の傾向を感じ取ることでより美肌の為のスキンケア習慣に
向上させていくことも意味があることなのです。私は、このような向上的なスキンケア習慣が、結果と
してアンチエイジングにつながるのではないかと最近より強く思うようになりました。ではどのような
方法があるのか次の回で取り上げてみようと思います。』
『美肌によい食材をいろいろ考えてきましたが、そろそろ現時点での結論を考えてみましょう。バランス の取れた栄養を摂ることが一番だということは間違いないでしょうが、日常の食生活を考えると全てが 栄養価を計算して食材を選び料理することは不可能です。とすればどうすることが一番合理的かと いうと、私の考えは、雑食の奨めと味わうことへのこだわりです。言い換えれば、美味しい料理を 種類を変えながら食べるということです。忙しい朝は、簡単でかまわないのですが、昼と夜に重点を 置くことで良いのではないでしょうか。もちろん生活パターンは人それぞれなので、ゆっくり余裕を 持てる食事に重点を置くということです。だから昼だけという場合もあるでしょうし、夜だけ、或いは 朝だけという場合もあるのかも知れません。幸い現在では料理の種類は多彩になっており、外食、 お総菜、自炊にしてもバラエティのある食事を楽しめる環境にあります。』
『もう一つ大事なことは、時には自分で料理を作ることへの奨めです。これは自分で食材を選び、
レシピの本とかTV番組をメモして、とにかく作ってみることです。美味しくできればそれはそれで
良いのですが、時には不味い結果となることも止む終えないでしょう。この目的はそのような体験
から食材や料理に対する理解を深めることにあります。自分で作ってみて、様々な料理屋で作られる
料理のすばらしさが解ることも多いのではないかということです。少なくとも、私の場合はそうする
ことで様々な料理を楽しむことが増してきました。』
『このように生きるための原動力である食生活を見直し、楽しむことが結果として健康と美肌に
つながるのではないでしょうか。食生活を楽しむ、更に少しだけの探求心があれば、暴飲暴食、
偏った食生活は防ぐことが出来るのではないでしょうか。さらに忙しい現実は確かにあるのですが、
そこに少しゆとりを持てるような工夫も必要でしょう。だから私としては簡単に栄養を補給できる
方法に頼ることはあまり奨めたくはありません。サプリメントはあくまでも補助栄養素として考え、
主食をいかに摂るか、楽しむかが重要だと思っています。楽しみがあり、バラエティのある雑食の
奨めこそ、現状での美肌食ではないかと考えています。そう、もう一つ忘れてはいけない要素と
して、五感で楽しみ、雑学で更に楽しむことです。』
『最後にお断りしておきますが、健康上の問題で、食事制限がある場合は、医師や栄養士の
指導の元で食材選択、料理法への注意は守る必要があります。その制限された中でも何とか
バリエーションを増やす工夫ができると良いのでしょう。』
『早いもので陶芸を初めてもう3年過ぎました。そして今の陶芸教室「栗田クラフト」で 手びねりコースを1年2ヶ月やってきて、ようやくロクロまでたどり着きました。その間いろんなものを 作りましたが、気に入っている一つが型押しによる小皿なのです。写真にありますように、五角形を 少しひねってつくった動きを感じさせる形にこだわりました。絵柄もシンプルに猫の足跡をつけて 皿から皿へ歩き回るように遊んでみました。8枚ほど作ったのですが、足跡をくっつけるとちょっと した皿合わせゲームのように楽しめます。この小皿に小粋なお酒の肴を載せてグイッと一杯飲む 訳ですが、なかなか良い感じなのです。』
『その小皿を作った時に思ったことは、この8枚をいろんな方々に楽しんでもらえると嬉しいなという
ことです。家族で使用するのもいいのですが、この手作りの温もりを理解していただける理解者が
どこかいないものだろうかと考えていました。そう考えていた時に、以前、陶器のワイングラスを
気に入ってもらい、それをお店に置いてもらっている「半文居(はんぶんこ)」というワインと料理の
家庭的なお店を思い出しました。友人達と食事をする機会がありましたので、そこでシェフの長谷川
さんに見せたところ気に入ってもらいました。陶器の温もりが解っていただけたのです。以前から
置かせてもらっている陶器のワイングラスも、ビールをつぐとちょうど良い泡立ちと口当たりの
柔らかさが良いということでした。』
『ということで8枚の猫足跡の小皿を「半文居」で使ってもらうことになりました。もしこの小皿が
出されましたら足跡で遊んでみてください。シェフの長谷川さんに岡部の作ったお皿を使ってくださいと
リクエストすれば快く出していただけると言うことです。ちなみにこの「半文居」は銀座のガス燈通りに
ある隠れ家的なお店です。黒板に丁寧に書かれたメニューから選ぶアラカルト。旬の食材がしっかりと
活かされて、おいしい料理とワインが堪能できます。出される料理も二人分が一皿に盛られて二人で
半分こに分け合うという粋な計らいです。「半文居(はんぶんこ)」という店名は「文化を分かち合う場所」
という意味で、楽しく語り合いながら美味しい食事ができます。必ず電話で予約してくださいとのことです。
住 所は中央区銀座3−4−1(電 話 03-5524-0428)です。日曜日は定休日で、開店時間は18時〜
22時です。』
『このところ美肌食材を考えるテーマを続けていますが、私が考えるに、料理は美味しく、楽しく食べる
ことが一番健康と美容に良いのではないかということです。その時ある食材を、目一杯活かして、
そして食器などにも楽しみや暖かい感じがプラスされたら、このことこそ美肌食に通じることでは
ないだろうかと思っているのです。という訳で、今回の話題を取り上げてみたのです。』
『健康のみならず美肌にはビタミン、ミネラルは重要な栄養素です。緑黄色野菜、果物、最近では 4色とか8色とかの色分けされた野菜類を摂るといいとか、様々に言われています。しかし、あまり 難しく考える必要は無いのではないかというのが私の結論で、出来る限り偏りのない食材を美味しく 食べることが重要だと思っています。また、栄養の含まれ方も、同じ野菜の種類でも季節や産地に よってばらつくことも考えられますし、料理の方法によっても異なってきます。栄養学を充分に学んだ 栄養士なら話は別ですが、私達はそこまでこだわって難しくとる必要はないように思えます。例えば 食品成分表を調べてみますと、焼き海苔にはビタミンCが100g中に約200mg含まれており、食材 としては高ビタミンC含有食品となります、しかし量的にはそんなにたくさん食べる食材ではありま せん。また、生野菜を摂るよりも、多少はビタミンが減るでしょうが茹でたり煮た野菜の方が量的には たくさん摂れます。この場合も、野菜はフレッシュに食べる方がよいという一義的な考え方はかえって 栄養をバランス良く、しっかりと摂ることにはなりにくいのではないでしょうか。』
『最近までのTV番組における美肌に良いと報道された食材を考えてみますと、○○を多く含んでいる
○○という食材を一日○○g摂りましょうという論調がほとんどです。確かに栄養素的に見て美肌に
良いものが選ばれていますが、今までに良いと言われた食材を全部集めてきたら、きっと一人では
食べきれないほどの量になるのではないでしょうか。時には話題になり過ぎて、スーパーから品薄に
なるほど売れてしまったという食材も数々あります。しかし、そのようなブームはいつか落ち着いて
しまうものです。ということは、そのようなTV番組の情報は食材についての関心を高める良い面が
ある程度に留めておくくらいでしょう。』
『美肌によいとされるビタミンやミネラルは、やはり野菜や果物、穀類を偏りなく摂る方法が一番
実行しやすいのではないでしょうか。現在では多くの食材が、或いは料理が選べる時代です。
忙しいからといって同じものを同じように摂ることさえ止めれば、だいたいが自然にバランス良く
栄養素が摂れていると考えられます。もっと美味しく、バラエティに富んだ食事を摂ることに対して
意欲を高めることが、結果として美肌のみならず健康にも良いのではないでしょうか。そう言う意味
では、食べ物の好き嫌いを無くする努力が、本当は一番良いのかも知れません。既に、食べ物に
好き嫌いが無ければ、あとは食事のマンネリ化さえ避ければいいのでしょう。私はこのように考えて、
毎日の食事を楽しんでいます。』
『美肌食材として最近よく取り上げられるものにコラーゲンがあります。加齢により肌の弾力が 失われ、シワやタルミの原因とされる肌のコラーゲン線維の減少や変性が言われています。 その為には食事からのコラーゲン補給が一番良い方法であるというのが現在流布されている 内容です。私もかつてはそう思っていました。何しろコラーゲンというタンパク質にはプロリンと いうアミノ酸の構成比が他のタンパク質に比べて多いということから、食事にプロリンを多く含む タンパク質を補うことが良いと単純に考えていました。それには食事からコラーゲンと同じ タンパク質、つまりコラーゲンを摂ればもっとも合理的と考えたのでした。おそらく、多くの コラーゲン摂取を奨めている説のほとんどが同じような考えではないかと思われます。』
『私も多くの医師、栄養学の専門家の方々からの指摘や、その後に調べたりした結果、肌の
コラーゲン量を増やすには食事からもコラーゲンを摂取することが効率的であるという考えが
間違っていることに気がつきました。そもそもコラーゲンに特徴的なアミノ酸であるプロリンは
必須アミノ酸ではなく体内で他のアミノ酸から合成されるのです。それから栄養学では体を
構成するアミノ酸20種類のバランスを考える必要があり、必須アミノ酸をはじめ偏りなく
食事として摂取することが重要であることが言われています。その為にはアミノ酸バランスの
良いタンパク質を摂ること、或いはアミノ酸バランスを補える組み合わせでタンパク質を
摂ることが必要なのです。とは言え、多くある食材のタンパク質含有量、ましてアミノ酸の
構成比率などいちいち調べて、考えて食べることなど普通の食生活を考えると現実的では
ありません。あまり無理矢理に考えすぎず、多種類の食材、或いは多種類の高タンパク質
食材を食べて、結果的にアミノ酸バランスが摂れる方が現実的です。ただし食材としての
コラーゲンは栄養学というより、美味しい料理をつくる為には重要な食材ですので、私は
美味しい料理を考える上では重要な食材だと考えています。』
『このように考えると、美肌食に関して、単にコラーゲンをたくさん摂りましょうという美容家、料理家、
あるいは医師の多くはあまり栄養学的な根拠に基づいているとは思えないふしがあります。
その考えを信じてコラーゲンに偏った食事をすることはあまり意味がないだけでなく、健康の
ためにもアミノ酸バランスを壊す危険性もあるということです。私も以前は誤解をしていましたが、
専門家からの指摘で気付き、現在ではそのような考え方はしていません。やはり現在の間違った
美肌食の情報にはきちんと栄養の専門家からの指摘も、いや警鐘も必要だと思います。』
『今回は現状の美肌食で比較的多く情報が流れているコラーゲンについて取り上げました。次回も
そのような誤解を生じる例を具体的に取り上げてみたいと思います。また、病気などの事情に
より食事制限をしなければならない場合については今回の考察ではふれることができませんので
ご理解をお願いいたします。』
『あるある大事件の影響でしょう、最近は肌を美しくするとか肌年齢を若くするというような食材の TV番組は減ったような気がします。もともと何か特定の食材を極端に摂ることで、美容とか健康を 保つとか回復するということ自体に無理があるのではないかと最近は思っています。或る意味では マスメディアが少し美容と健康に関する情報に慎重になったことを歓迎するべきでしょう。しかし、 ほとぼりが冷めればかつてのように美容と健康に関する情報発信が再び盛んになることは間違い ないでしょう。そのときに必要なことは情報に対して充分な判断能力を持っておくということです。 ということで、美肌食材に関して今まで得られた情報と体験を元に考えてみようと思います。』
『私達が生きるために必要な栄養素は5大栄養素であるタンパク質、糖質、脂質、ビタミン類、ミネラル類
ですが、必要な量を摂るためには偏った食事では難しいことは昔からも言われていました。食材辞典を
みてもずいぶんとたくさんの種類が載っていて、食べたことのない食材も多くあることに気付きます。きっと
普段の食事に使われている食材を列記しても他種類にのぼるでしょう。つまり、様々な食事の種類を
摂っている内に自然と必要な栄養はバランス良く摂られているのが通常の状態なのだと考えられます。
かえって意識して健康に良いものとか美容に良いもの、あるいは便利な食事と考えれば考えるほど
偏った食事を摂ることになっていることも充分にありそうです。』
『今までの健康や美容情報を振り返ってみると、**という栄養素を摂るためには**という食材を
一日**gほど摂りなさいという内容が多いことに気付きます。でも、**という栄養素は他の食材にも
含まれていることは多く、他の栄養素との組み合わせを考えるととても一筋縄ではいかないほどの
膨大な組み合わせ数になります。こんなことを考えて食材を選び、さらに美味しく食べることのできる
料理法を考えることは無理ではないでしょうか。健康や美容情報を発信して何らかの話題と利益を
得るためには、いかにも簡単にできることを強く強調して、その結果、健康に大きな危害さえなければ
問題ないのでそのような情報発信がされ続けてきたのではないでしょうか。おそらくそのような情報発信
によって、どのような社会貢献ができたのか検証されたことはないのでしょう。私はそのような報告を
みたことがありません。(もしあったらぜひ読みたいと思います) 』
『次の(2)は、ではどうすればバランス良く美容と健康のための栄養素を自然と摂取できるのかに
ついて考えてみます。また、病気などの事情により食事制限をしなければならない場合については
今回の考察ではふれることができませんのでご理解をお願いいたします。』
『最近TV番組や女性誌に田中宥久子さんの造顔マッサージが紹介されることが多いですね。 マッサージをすることでその場で引き締まった顔に変化し美しくなっている様が紹介されて います。私の友人にもマッサージに長けているエステティシャンが多くいますが、誰もその人 なりの方法を持っていますし、現在までも、そしてこれからも更なる努力を続けている人ばかり なのです。また仕事を通じてもマッサージが美容に欠かせない要素としてお客様に、或いは 自らも美容習慣として続けている素敵な化粧品専門店の方々を知っています。このような背景の ある私にとって、やはりマッサージは美容の王道であるとありとあらゆるところで言い続けて います。これらマッサージのスペシャリストとも呼べる人々の共通点は理論的な根拠より、 たくさんの体験により得られた体感的なものだと私は考えています。』
『体感的なものということは、なかなか言葉では表現できなく、また他人に伝承することも難しい
のですが、当人の体には感覚的な反応として出来上がっているものだと思います。また、マッ
サージにおいては、される人も様々な状態にあり一様ではないでしょう。そこを数ある体験から
適切なことが選ばれ、見て、会話して、そして触れて対話をするようにマッサージをしている
ように思えます。だから同一人物をみていても、手技は同じように見えても力の入れ方や話の
内容も変えているように思えます。意識的であろうと、無意識的であろうと、そのように思えます。
このようなスペシャリストの体に刻まれた心技一体の技術が、スペシャリストとされる所以なの
でしょう。』
『いずれにしてもマッサージは化粧品の効用を高める重要なお手入れ手技だと私は思って
います。血行を促し、皮膚のリンパ循環を改善し、気持ちを穏やかにしたり、或いは奮い立たせ
たりする効用がマッサージにはあります。また、化粧品をなじませたり、或いは洗顔の時に
泡立て洗い流す行為などをみても、これはマッサージと同じような行為とも受け止めて良い
のではないでしょうか。そして難しい手技を頭で考えながら行うよりも心地よさを大事にして
行えば、それが一番その人に、その時に良いことなのだと思っています。それを意識することは
自分の肌との対話をして状態を感じ取っていることに通じます。これが日々の美容習慣として
続いていれば美肌のみならず、美しい表現力が増していくものと思います。つまり体感的な
自分の為のマッサージ技術は日常の美容習慣からつくられるのではないでしょうか。』
『ただ最後に付け加えたいことは、私の体と心のメンテナンスをお願いしている指圧師の言葉
です。顔に力を加えることは注意が必要で、場合によっては危険も伴うほど専門知識と技術、
そして体験の必要なことだということです。その為にも自分でマッサージを行う時は、強過ぎた
刺激は止めて、ほどほどに、そして心地良く気持ちの良いマッサージを習慣とすることが良い
ことだと思っています。』
『4月3日の午後10時から関西テレビが作成した「私たちは何を間違えたのか 検証・発掘!あるある 大事典」という企業CM抜きの検証番組が放送されました。時間は70分でしたが、私が期待した内容の 20%も答えてくれない期待はずれのものでした。事前の告知が不十分なこともあったのか、或いは すでに「あるある捏造事件」は風化してしまったのか、視聴率も関西地区で6.0%、関東地区では たった5.1%でした。捏造番組が制作する検証番組自体が既に信頼を欠いていたのかも知れません。 でも、「あれ?あれ?TV番組」という内容を書いている私にとって重要な番組であったので録画をして しっかり見届けました。番組後、テレビ局にはたくさんの苦情が電話やメールで寄せられたということ がニュースになっていましたが、内容からして当然予測されるものでした。このことは想定内のこと だったのでしょうか? 何を間違えたのか本質に迫っていないし、言い訳に終始していたという印象を 持ちました。そしてなぜ「あるある大事典T」については触れられていなかったのか疑問が残る検証 番組でした。』
『私の考えとしては、何を間違えたのかの本質は、情報番組における「捏造」と「演出」の際を明確に
して、番組の制作、チェックを厳しく行い、視聴者に誤解が内容に、そして有用な情報を提供できる
ように行う仕組みを明らかにすることだと思います。しかし、このことは全くと言っていいほど触れられ
なくて、逃げの一手を打ったという印象でした。これでは検証番組を観た人も腹が立つでしょう。また
それまであれだけ捏造番組は許せないという報道をしていた各局も3月以降はほどんどこの件には
触れなくなっている。もうこの事件はけじめもついたし、このままそっと収束しようというような雰囲気
さえも感じ取れます。』
『さて、本題の「捏造」と「演出」の際の件ですが、Wikipediaで調べてみますと、「捏造」とは「実際に
なかったことを事実のように仕立て上げること」とあります。「演出」は「物事を表現する時に、それを
効果的に見せること」とあります。この意味を考えてみますと、「捏造」は「演出」の一部ともくみ取れ
ます。つまり効果的に見せるために、実際に無かったことも事実のように仕立てることも「演出」の
方法なのです。今までの報道を観ていると、「捏造」は許されないが、「演出」は許されると言うコメント
がありました。また、「許される演出」とか、「過剰な演出」という表現も出て来ましたが、これもあまり
説得力がないように思えます。教育番組や教養番組において「捏造」してまでの「演出」は許される
べきではありませんが、制作側が「捏造」をしたことを告白しなかった時、チェック側では真偽を見極める
ことが非情に難しいことも事実でしょう。そういった意味では、テレビ番組を始めとする多くの情報には
「捏造」が入り込む余地があるということで、メディアリテラシーが情報化社会では重要なこととなるの
です。その情報の中には企業の広告宣伝も当然含まれる訳です。科学者はそこを警告し、正しい
情報の見方を啓蒙するべきではないでしょうか。』
『今年の1月7日に放送された関西テレビ制作の「あるある大事典U」が発端となったTV番組の 捏造事件ですが、成り行きをみたところ2月28日に報道された再調査結果のニュースで過去の 捏造疑惑に関して制作側が3件の捏造を認めたことになりました。しかし、その中に98年10月に 放送されたレタスで快眠についての捏造は否定されました。既に、ニュースや多くのブログで 映像の捏造が指摘されているにもかかわらず、制作側では捏造ではないという結論を出しました。 これはとても重要な見解の相違だと私は思います。また、あれほど報道していた他局の方も、 3件以外の捏造疑惑に関しては目立つ報道が無くなりました。』
『まずおさらいをしたいと思いますが、1月28日の毎日新聞ニュースサイトで報道された内容では、
98年10月のレタスで快眠の実験を行った千葉科学大学の長村洋一教授はレタス汁をマウスに
飲ませたが対照群と比較して差が無く、眠りを促したことは無いとコメントしています。しかし番組では
レタス汁を飲んだマウスは眠ってしまったというテロップを重ねてその様子の映像を流しています。
眠ったように見える映像を撮っておいて、それを恣意的に番組に使ったという疑惑が強く浮かび上がり
ます。しかもこの実験に関するコメントは実験をやっていない実践女子大の田島眞教授が行って
います。実験を行った長村教授が否定的なコメントをしたために、実験を知らなかった田島教授に
コメントをさせたという背景が見えてきます。これは明らかな捏造ではないでしょうか。』
『私がニュースなどにより捏造として把握しているのはレタスで快眠だけですが、制作会社の関西
テレビがこの内容を捏造ではないとしたところに大きな問題を感じています。おそらく調査段階で
この事実は確認していたと思われるのに、捏造を否定しました。これは制作側からみて許される
範囲の演出だと判断したのでしょうか。とすれば、この程度の演出はこれ以外にも多数あるのでは
ないかと推測してしまいます。このずれた見解がどのような決着を迎えるのか、大いに着目される
訳です。私としては、科学番組を放送するなら、わかりやすく見せることには賛成ですが、面白く
見せることを最優先させ、視聴率を追いかけることは避けて欲しいと思います。少なくとも、生活
向上を目的とするなら捏造や過剰な演出をすることなく、わかりやすさを基本に番組をつくり、
会社の利益より、視聴者の利益を考えた番組も時には社会貢献の立場で放送するに留めて欲しいと
願います。』
『TVの健康・美容情報番組の捏造が問題になって1ヶ月経ちましたが、どうやらTV報道を見ている 限り、この問題を取り上げることがずいぶんと少なくなってきたと感じます。全ての報道番組をチェック していませんので正確には判りませんが、フジTVからTBSの番組にも飛び火した時点で、かなり この事件に関して消極的になったと感じています。あくまでも推測にしか過ぎませんけど、おそらく 自分の局の過去の番組を調べてみてのことではないでしょうか。ここでは情報番組の捏造と演出の 境界と、社会的にはどこまでの演出が許されるかという報道側の問題と、私達視聴者の情報に たいする欲求や情報に対する受け止め方の問題が根底にあると思います。これらの問題点は 奥が深く、まだここで述べることが出来ませんが、今回はメディアに出演する科学者の対応について 考えてみます。』
『一般に取材から公開されるまでの期間が余裕のある場合は途中で校正ができますので、その
時点で自分のコメントや前後の内容との整合性を考えての訂正が可能です。私の考えでは、そういう
訂正の効くメディア以外に登場するのはとても危険度が高いということです。特にTV番組と新聞は
校正が出来ない場合がほとんどでした。過去数回ほどTV番組に出演しましたが、校正が出来ない
ことからそれ以降は取材依頼がきましても、企画の内容をよく聞いた上で対応しています。その結果
ここ数年は全くTV番組出演はありません。だからTV番組によく登場する科学者はどのようなチェック
をされているのか普段からよく気にしていました。今回のあるある大事件でも発言シーンが番組編修
の勝手な都合で切り貼りされて、本来の発言主旨とは違う意味に取られるようなこともあったと
されています。編集者の自由だと言われればそれまでですが、そのような危険性があるということは
科学者の対応として最も考える必要性があります。』
『そもそも科学者といえども自分の専門領域、或いは自分の見解を述べることの出来る学問領域は
そんなに広くありません。自分の体験を基に、科学的な思考で他の学問領域における意見を言うことは
多々あるでしょうが、そこには必ず謙虚な気持ちがあることが一般的です。つまり他の学問領域に
対してはそこの専門科学者の見解を尊重するということです。だからメディアに出演している科学者の
うち、広い領域まで、つまり自分の専門以外の領域に対しても自信満々で見解を言い切る科学者には
常に疑問を感じています。或いはそのような編集をされてメディアに登場したらなば、科学者は自分の
責任としてきちんとメディアに抗議をして訂正させるべきだと考えます。私にとって身近な例を挙げるなら、
皮膚科医が化粧品の原料や化粧品の処方まで突っ込んでコメントをされている時はいつも鋭くチェックを
入れています。もちろん皮膚科医の中でもそのようなことを専門にされている方がいますので、その場合は
問題が少なかったと思っています。また情報を受け止める側の態度としては、メディアリテラシーの
観点から、常に登場する科学者の専門領域と発信している情報の整合性をチェックして判断することが
必要だと思います。このような相互関係が信頼できるメディアを少しずつ構築する為の必要条件だと
考えています。』
『偶数月の第一日曜日はi-voceオフ会が開かれる日です。昨年は都合が合わず、なかなか出席 できませんでしたが、今年は年初から出席できました。表参道のサロンで開かれましたが、午前中に マッサージのビューティーセミナーを開いた後でオフ会となりましたので、参加者の方々の美容に 関する関心度と知識は高いものでした。幹事のM1号さんとM2号さんによりi-voceサイトのリニュウ アルの説明があった後、乾杯して始まりました。』
『ゲストはビューティーセミナーの講師をされた近藤さん、実験voceを担当されている川崎さんを
はじめ今回のお土産を用意して頂いたメーカーの担当者を交えてあちこちで美容の話しが始まり
ました。今回は熊本や大阪からの出席者もあり次第にオフ会もビューティーセミナーも広がりを
見せていることが感じられました。普段はネットでの交流なのですが、実際に会って話をしてみると
その後のネットでのコメントがリアルに感じられるのでオフ会は重要です。今年は出来る限り
多く出席しようと思いました。』
『さてオフ会の締めはプレゼント抽選会です。豪華なお土産が5名の方々に当たるのですが、
私を含めたゲストにより当選番号の札を次々に取り上げます。全員に参加賞もあり、あっという間の
時間を楽しんで帰途についたのです。このようなオフ会では全員にお話しが出来なくて残念では
ありますが、偶然の出会い、思いがけない出会いがあり、とっても有意義です。さて今年はどのような
出会いがあり、それがどのように私の活動に広がりをもたらせてくれるのか大いに楽しみなオフ会
です。私も幹事の方々の努力に大いに感謝してその場を後にしました。天候も晴天に恵まれ、気分
もよかったので表参道から千駄ヶ谷まで散歩して帰りました。』
『私が参加してはや3年も経ちますが益々盛況なコスメ愛好者のクラブ、club Cのパーティが27日に 開かれました。登録会員2500名を超える中から50名のビューティ・アクティブ・ウーマンが出席しま した。場所は広尾のイタリアンレストラン「Nobilduca(ノビルデューカー)」で午後1時より始まりました。 主催の永富さんにより、これまでの活動をパワーポイントで説明し、2007年度の活動について話し、 ゲストであるメイクアップアーティストの横山克馬さんのメイクアップショー、新コスメのプロモーションが 熱い眼差しを受けて行われました。普段は直接クラブで会うことがなかった会員もパーティが進むに つれて話しが弾み大盛況の内に終わりました。素敵なおみやげももらって出席された方々の満足笑顔 が印象的でした。ちなみに出席者の内、男性は横山さんとスタッフの方、そして私の3名だけだったので、 美しく装われた女性の皆さんに圧倒されてしまいました。』
『パーティでは思いがけず不思議な人脈の縁がつながるもので、今回も数名の方と出会いました。
美容の世界に入った直後に「美肌手帖」を読んだと言われ、とっても嬉しい出会いもありました。また、
気功師の方、素敵なデザイナーの方、ネイリストの方、マーケティング調査の方々、ネットの方々と
ゲストも豊富で大いに楽しめました。きっと出席された会員の方々もそれぞれに新しい出会いがあった
ものと思います。つくづく思うのですが、パーティや飲み会、或るいはセミナーなどでの新たな出会いは、
いつも新しいことを付加させてくれます。大げさかも知れませんが人生のビタミン剤のような感じです。』
『私がclub Cと一緒に進めている企画は「コスメソムリエ」という使用者の立場で行う化粧品の評価
方法とその活用ですが、今年は大きな区切りを迎えることになります。美容液と化粧水においては
評価方法も基準もほぼ確立できましたので、この評価方法に関して信頼度の高い評価者をクラブが
認定しようということです。今まで市場においては化粧品の評価方法に関しては誰もが共通認識を
持てるような基準がなく、口コミ評価も自分に合っている場合とそうでない場合が合ったと思います。
できましたら多くのかたが共通認識を持てる評価基準と、それによる評価結果を基に自分にとって
一番ふさわしい化粧品選びができるような仕組みがつくれることを目指して行きたいと思っています。
ということで2007年度のclub Cとの共同作業が始まった訳なのです。』
『先週の「あれ?あれ?TV番組」で少し触れました「あるある大辞典U」の「納豆でダイエット」という番組 内容が捏造であったとTV局がいきなり謝罪報告を1月20日(土曜日)にしました。これで何とか 影響を小さく留めようとしたのでしょうが、氷山の一角であるということを逆に知らしめたことになった のではないでしょうか。この捏造事件はメディアリテラシーを考えるとっても良いきっかけになると 思っています。』
『そもそも今回の捏造事件が表沙汰になったのは先週の月曜日に発売された週刊朝日(1月26日号)
の記事だったと思えます。これ以前にも「教養ドキュ
メントファンクラブ」というHPでは「あるある大辞典U」などの科学情報番組のチェックをしていて、
そこで問題点を指摘し続けていました。しかし、今回の関西TVの謝罪報告はこのような指摘を無視して
いることに問題の認識不足を感じます。今週発売された週刊朝日(2月2日号)では、捏造に関して
関西TVに質問状を出したにもかかわらず、返答日を無視して謝罪の記者会見を開いたことが明らかに
されています。まるで自主的に捏造ということを謝罪することで罪を軽くすまそうと憶測されてもしかたが
ない対応のように思えます。それにこの番組を制作した会社が以前にも捏造が発覚して科学情報番組を
つぶした前科ある会社だったことも解り、問題の深さを感じます。』
『情報が作成者側で捏造され、それを知らないで報道したら果たしてこの罪はどこに問われるべきなの
でしょうか。今回の問題はこの点についてよく考えるきっかけになるでしょう。私の意見としては、単に
捏造情報を制作した人、組織が悪いと言ってすまされる問題ではないと思います。制作に協力した様々な
人々、特にこの中で科学者が含まれていれば責任は重いと思います。ただ、このようなTV番組では事前に
チェックして校正できないことがほとんどなのでダマされたという結果になるのですが、容易にコメントや
出演をすることは避けた方がいいでしょう。私もこのような体験をしていますので、TV取材には気を付けて
います。更に放送として流す会社、番組のスポンサーも責任があるでしょう。自分がスポンサーしている
番組の質がどうなっているのか厳しいチェックがされていれば防ぎようがあります。今回は単に視聴率が
良ければ、面白ければ、或いは話題になれば良いとされていたのでしょうか? スポンサーメーカーの
放送後の対応があまりにも遅いことが気になったのです。更に視聴者も、又聞きした人も情報をそのまま
信じて疑わず行動にでてしまうことも問題大いにありだと思います。今回の捏造事件をきっかけに情報を
評価・識別する力、すなわちメディアリテラシーを考えることになれば良いと思っています。ただ一つ付け加え
ることがあるのですが、納豆は栄養価も高く、美味しい食材なので一切罪はないということです。』
『ここ最近、ミクシィのおかげでたくさんの人との出会いが続いています。日記へのコメントやメッセージ というメールなどを通じてその人の雰囲気が感じられますが、実際にオフ会などで会ってみると思って いた以上に素敵な人が多いのに驚きます。またオフ会では初めて出会うのにやはりその場の雰囲気で 自然にお互いの考えに共鳴し、それ以降ミクシィを通じての交流が始まることも増えました。そこでちょっと 考えてみたのですが、このような実際の出会いで重要なことは「笑顔」の交流だったように思います。 2005年5月3日の話題110で取り上げた「笑顔のビジネスについて疑問あり」のところで書きましたが、 作り笑顔ではなく、自然に湧き上がる喜びや信頼、安心、関心から出てきたと思われる笑顔だと思います。』
『そのような笑顔はお互いが今後も情報交換を安心して行える許諾を表していると思えますので、自然に
好感が生まれます。その結果、好意をもって顔や仕草をみますので、より美しい印象で見えるのでは
ないでしょうか。ここに美人への条件が生まれると思いました。美人の科学でも取り上げましたが、美人とは
美しい人のこと、或いは美しい印象を残した人と定義しましたが、それは好意を持つかどうかも重要な
要素であるとも書いてきました。その好意が笑顔で、自然な笑顔で生まれるのでしょう。作り笑顔でも
最初は好意を感じますが、どこかで作り笑顔であると気付いた瞬間に醒めて、返って好意から反感へと
、或いは警戒へと変わります。だから商売上の笑顔も大事なツールなのでしょうが、相手に気付かれると
全てが台無しになるのです。たとえビジネスと言えどもここは心からお客様である相手に好意、親身に
なって自然な笑顔で接してもらいたいと願う訳です。』
『美人の科学を年内にまとめる決意を今年の念頭にしましたが、結論的には美人とは形もさることながら
相手があってこその印象ですから、基本的に好感度みたいなものが重要なのではないかと思っています。
その時に「笑顔」という要素が大きく影響を与えると考えています。ところがその笑顔も一筋縄ではなく、
笑顔も様々な種類があるということにも気付いています。でも笑顔が相手に対して好意から生まれている
必要条件が欠かせないということにも気付いています。そんな訳で、今年は笑顔についてとことん研究を
して、美人の科学をまとめ上げてみようと思っているのです。』
『昨年はライフワークとしてビューティサイエンティストを続ける宣言をしましたが、やはり年初の 誓いは強い意思を生んでくれるようです。美容を科学する基盤として生活習慣にそれを求め、 多くの仲間と共に研究会を立ち上げることができました。今年も生活習慣美容の研究は続けて 行きますのでよろしくお願いいたします。毎月勉強会を開いて、夏頃には第2回目のシンポジウムを 開くつもりですので、ご都合の合う方は是非参加してください。』
『さて今年ですが、2004年から書きはじめた「美人の科学」を何とか完結させたいと思っています。
大きな構成はほぼ出来上がっていますので多少の補足が後で必要になるでしょうが、一気に書き上げ
るつもりです。このテーマでいつかは本を出したいと思っていますので、そのたたき台という訳です。
美人について科学するには、とっても必要なことがあることに気付きました。それは人だけを見てはいけないという
ことです。自然界、人工界を問わず、とにかく美しいものや魅力的なもの、そして面白いものをたくさん
見つけ、観察していくことの重要性です。私達の感性を揺さぶる、あるいは増幅させる何かを感じる大切さ
であるともいえます。その為にミクシィで写真日記も始めました。美しいと思う写真を掲載して、それについて
他の人は何を感じているのか、たくさんのコメントから教わっているのです。どうやら少しずつですが
そのおかげで「美人の科学」をまとめあげる要素が集まったようです。』
『ということで今年の目標は「美人の科学」の完結を目指しますので、応援の方よろしくお願いいたします。
応援といっても、それは賛成意見でも、反対意見でも、或いは建設的なアドバイスでもなんでもご意見を
メールにていただければ助かります。ということで、今年もよろしく「ビューティサイエンスの庭」を暖かく
見守ってください。』
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