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*** ニュースとして、美容と健康に関して気になる最近の話題を取り上げ、解説します。***
(できる限り、科学的な視点、論理的な視点から解説を試みてみます。)
『今年は私にとって人生2度目の大転機でした。36年間勤めた会社を早期退職(卒業)して、今度は自分のライフ ワークとしての独立でした。これまで得たものに新たなる要素を付け加えながら、やはり美容業界に軸足を おいて進んで行くという大変さもよく解りました。一方では、会社を離れてからむしろ人と人の関係がよく 見えてきて、新しい人間関係もたくさん生まれて、人との出会いのすばらしさが解ったことも良かったと思える この8ヶ月でした。また業界全体を客観的に見ることが出来たのも来年の本格的な活動に対して、ある基盤が できつつあるような気がします。家庭の事情とはいえ、このタイミングで会社卒業をしたことは偶然とはいえ 良かったと思っています。』
『さて、今年を振り返ってみると、このサイトの「美人の科学」は完成させることは出来ませんでしたが、
生活習慣美容の展開は確実に前進しており、エステ専門紙「クレアボー」への連載が功を奏したと
思っています。3ヶ月に一度の原稿書きですがそのインターバルが実生活やセミナー活動の経験を
取り込んで、来年には完結を迎えそうです。さらに嬉しいことは、今度は研究仲間の意見を載せ続けることで
連載が続くということです。間違いなく生活習慣美容は強まり広まっていると実感しています。そして
私自身の美容コンサルタント活動も、来年の4月20日以降に本格的な活動を開始します。私のこれまでの
様々な調査や逆調査されることにより、一緒に企画立ち上げなど出来る会社を決めていきます。でも、
基本的な私の考え方を理解してもらえるところと行うつもりです。その始動に向けて年初から準備を進める
ことも、ワクワクすることです。さて、来年はどういう人と人の化学反応が起こるか、人と組織がどう
反応するのか、期待を込めて、新年を迎えたいと思います。皆様も、期待と希望を胸に、良い新年を
お迎えください。』
『さて1年目の冬ですが、霜の降りることは度々ありましたが、雪がそんなに振ることがなく、暖冬だったと いうことでした。私が2月に帰省した時には、地上部はほとんど枯れていました。ただ地面ギリギリにある 茎の基部には寒さに負けていない新芽が少しだけ顔を覗かせていました。それで冬が越せることが 解りました。そして春が来て、母からの報告で、新芽が数本出始めているとのことでした。4月中旬に 帰った時はその新芽も少し伸び始めていて無事に冬が越せて2年目の生育を開始したところでした。 この年も新たに種をまいて株数を増やすことにしました。発芽から若い苗になることが大変だったので 発芽用のミニポットに種をまき苗をつくることにしました。一方、2年目の株は新芽をたくさんのばし初めて 6月中旬には早くも花が付き始めました。2年目の株は成長も早いし、開花も結実も早いことが解りました。 一方の新たな苗は地面に植え替えてもなかなか大きくならず、昨年の状況と同じでした。どうやら1年目は 成長に時間がかかり、初夏を過ぎてから急激に成長するようです。しかし、母を7月から8月下旬まで山梨県の 弟家族のほうで見てもらうことにしましたので、その間は畑は放置状態にすることにしました。』
『1年目で雑草に負けなかったことを知っていましたので、心配することなく2ヶ月間、放置しました。そして
再び8月の下旬に母を連れて戻ってみたら、2年目の株はものすごい勢いで枝を伸ばしていました。ところが
肝腎の実の方は新枝の付け根にたくさん付いていたのですが、既に熟れて落ちていました。枝の上にはたくさんの
花が付いていましたが、どういう訳か結実はしていませんでした。暑い真夏には結実しないことも解りました。
今年植えた新しい苗も順調に成長をしていましたが、まだ枝もそれほど伸びてはいませんでした。2年目の株は
更に枝を増やして伸びる勢いがありましたので枝を支える添え木を何本もつけて補強しました。9月中旬には
再び結実し始め、10月には少しですが熟した実も収穫出来ました。1年目の株も結実し始めて、昨年の状況と
同じ経緯をとりました。10月に戻った時には200個ほど収穫できました。11月の霜に備えて、枝先の若い部分を
全て切り落とし、根本には籾殻を厚くまいて備えました。11月中旬に初霜が降りたようですが、今年は枯れる
ことなく順調に実が熟し続けているとのことでした。12月も霜や雪に負けずに、結果として更に300個ほど収穫
できました。1年目の株も成長出来た3株で100個ほど収穫できました。どうやら来年は3年目を迎える2株と、
2年目を迎える3株で、かなりの収穫が望めそうです。まだ結論にはいたっていませんが、冬越えには根本に
籾殻を厚くまいて保温し、霜に弱そうな枝先を切り落とすことで大丈夫そうです。捕らぬ狸の皮算用ではありま
せんが、来年は合わせて5株で1000個は収穫出来るのではないでしょうか。』
『今年59才の春に永年勤めていた会社を卒業し、自分の基軸で残りのライフワークを楽しむことに しましたが、実は、準備は昨年の春から始めていました。私の故郷、山口県の小野田市、今は山陽小野田市と いう名前に統合されてしまいましたが、その小野田に母が一人で家を守っていました。でも、体力的な不安と 精神的な不安が限界に来てしまいましたので、定年を待たずに決断をしました。もちろん、私のライフワークの 基地は東京になるのですけど、故郷もセカンドベースとして考えました。母を東京に呼ぶことは故郷という 環境のライフラインを絶つことになるのは、今までの経緯で解っていましたので、母はこれまで通りに 小野田の地で生活してもらうことを基本にしました。もともと筆無精、電話無精の私は、あまり母とは連絡を とらない親不孝者でした。そんな中、子供の頃に、一緒に畑の中で草むしりをしたり、トマトやキュウリを 採って食べた思いが復活して、畑を少し何とかしようと思ったのです。』
『とは言うものの、頻繁には帰れませんので、2ヶ月に一度くらいの世話で作れるもの。つくったものが
少し珍しいものと考えて調査をしました。今は便利で、インターネットでそのような野菜や果物の種から
苗まで入手出来ます。黒人参、黒大根、ヤツガシラ、レッドタンポポ、UFOピーマン、ストロベリートマトなど
種を入手して昨年の春に植えて実験を開始しました。あまり乗り気ではない母でしたが、次第に畑の
様子を連絡してくれるようになりました。でも、最初の一年は、多少の収穫はありましたが、このままつくり
続けても面白そうな野菜はあまりなく、ただ一つ、ストロベリートマトが可能性を見せてくれました。その
理由は、ホオズキのような外観の美しさ、可愛さと、野菜とは思えない風味と味でした。何年か前に
フランス料理店でデザートに付いていたのが私の初体験でしたが、味の記憶はあまりありませんでした。
このストロベリートマト、種から苗までは貧弱で雑草に埋もれていましたが、一旦成長を始めると雑草を
生やさないパワーを発揮して、一人勝ち状態で伸び広がって来ました。秋になるの可愛い実をたくさん
付け始めました。ところが昨年は初霜と共に枝先が凍傷をおこして枯れ始めてしまいました。せっかく
つけていた実も、未熟のまま枯れてしまいました。でも、中央部から基部にかけての古い葉っぱのある
ところは霜にも雪にも負けないで光合成を続けていました。調べてみても越年するのかどうかは
解りませんでしたので、このまま越年出来るようにわら束を基部にかけて様子をみたのです。』
『10月26日の日曜日の午後、「第3回 生活習慣美容シンポジウム」が東京市ヶ谷の家の光会館にて 開催されました。継続は力なりとはよく言ったもので、今回は勉強会のメンバーが全員で受付から会場 整備まで自主的に手伝うなかで行われました。そして肝腎の内容ですが、脳疲労に関しては今年3冊の 本を出した健康外来サロン横倉クリニックの横倉恒雄さん、食文化の観点から箸道研究会の石上七鞘さん、 メイクアップの観点からメイクアップアーティストの名取瞳さんが講演をしました。三者三様の魅力的で 個性的な内容と発表スタイルが好評でした。今年の生活習慣美容研究会の目標として、世の中に少し でもよいから生活習慣美容という言葉を広めることを掲げていましたが、それは着実に進んでいるよう です。特に横倉恒雄さんの「脳疲労に克つ」という新書本が出てからその傾向は顕著になりました。 mixiのコミュニティに生活習慣美容研究会を開いていますが、この本に紹介されて以来、コンスタントに コミュニティへの参加申し込みが来ています。来年の第4回のシンポジウムが更に楽しみになりました。』
『それと今回は生活習慣美容研究会の組織運営の骨格も決まりました。ちなみに会長は私がすることに
なりましたが、副会長に横倉恒雄さんがなり、その他理事や監事など勉強会の常連で構成されることに
なりました。あと、私がエステ専門紙「クレアボー」連載している「生活習慣美容の研究」も3回目となり、
6回で完結しますし、更に執筆者も勉強会のメンバーに広げていき継続連載の計画も進めつつあります。
いずれにしても、活動は地道に継続して、そして、実生活に活用することが基本となります。ぜひ、関心の
ある方は、検索サイトで「生活習慣美容」というキーワードで実行してみて下さい。私達の活動がそこに
成果として現れてくるでしょう。そして一緒に活動をいたしましょう。』
『10月10日のセミナー「化粧品の安全性評価のポイントと留意点」が無事に終わり、少しホッとして いますが、またすぐに26日の生活習慣美容のシンポジウムの準備や来年発売予定の本の原稿で 忙しくなりそうです。11月と12月にもセミナーが予定されており、会社卒業後の計画も順調に進んで いるようです。ところで私のセミナーに対する考え方は知識を教えることとは思っていません。一度私の セミナーを受講した方はお解りでしょうが、セミナーをきっかけにして、それぞれのテーマに関して 課題を考え、解決の為の仮説を考え、そして自ら検証していくような、考える起点となるようなセミナーを 心がけています。だから或る意味でセミナーはそのテーマをきっかけとしての人の出会いと課題の 出会いだと思っているのです。だから、私は同じテーマでも内容を常に進化させて行くようにしています。 数年後同じテーマのセミナーに出席してもらえたら必ずその進化をわかってもらえるよう、常々考え 研究をしています。それが出来なくなったら現役を引退するつもりですが、たぶん死ぬまでそれは 無いことと考えて生きています。』
『そこで今回は私のセミナーに受講した方々へのフォローについてお話しします。私のセミナーは考える
起点ですので、セミナーを受講したことから始まり、その為のフォローをいつも約束しています。この
「ビューティサイエンスの庭」サイトは、そのフォローの場でもあります。今回はその宣言だと思ってくだ
さい。そろそろこのサイトを来年の4月の本格的な美容コンサルタントをする為に内容も合わせて充足
する必要を感じています。それにしばらく相互リンクも留めていましたし、それも解決するように考えて
行く予定です。』
『そう、セミナーは人と人の出会いでもあり、セミナーをきっかけに生活習慣美容研究会に参加していた
だいた人も増えてきています。そしていっしょに考え行動することにより、更なる人の輪が広がっていく
ことを実感しています。だからもし今後私のセミナーを受講する場合には、ぜひ積極的に私に話しかけて
ください、相談を持ち込んでください。一緒に考えていきましょう。そしてこのサイトを通じてフォローを
するつもりです。またセミナーの内容の進化ぶりも見守って頂ければ幸せです。と言うことで、また、
セミナー会場、勉強会の会場、そして何らかのバーティなどで出会った時、遠慮無く声をかけてきて
ください。合い言葉は「ビューティサイエンスの庭を見ました」です。』
『おかげさまで雑誌取材が次第に増えてきており、取材を受けることで今までの美容情報が整理されて 良い感じで市場勉強ができています。不思議なことに、同じテーマで取材を受けても、話の中心が 多種多様になるのです。おそらく、雑誌の読者や美容ジャーナリスト、雑誌編集者により聞きたいことや 聞き取った時の関心度の違いがそうさせるのでしょうか。取材を受け、校正を入れ、そして雑誌を読む ことで、そのような情報の変化を感じ取っています。或る意味では、美容テーマに関する取り組み方は 十人十色といえるのでしょう。ということは読者、或いは生活者の皆さんそれぞれにも多種多様な受け止め 方があるのでしょう。ただしかし、その美容情報に流れている論理的な骨格は共通であるということ でしょう。但しそれは、科学的根拠に、あるいは科学的な思考に基づいている場合に限られます。』
『その論理的骨格の一つに、「人が人をきれいにする」という仮説があります。仮説ではありますが、
そのことは私が長年に渡り美容業界にて仕事をしてきた中での体験則として確たるものになりつつ
あります。おそらく人は人に会うことにより、人目を意識することから何らかの刺激を得るのでしょう。
その人目というのは相手の美意識が一種の刺激光線のようなもので、その刺激光線を浴びると、
何らかの受け止め反応が起こり、それが自らの美意識に同調や修正などの変化を起こすのでしょう。
人目という刺激光線の種類が多ければ多いほど美意識の変化が深まり、充実したものになると
考えることもできます。ここでたくさんの人に会えば会うほど、話せば話すほど、美意識の充実度が
増して、その中の最も自分にしっくりくる自分の魅力表現が多くの人に同調してもらえるようになって
きているのではないかと思うのです。』
『しかし人目を気にしすぎることは多種多様な価値観に振り回されるので、やはり人目という刺激
光線にはサラリと受け止めるぐらいが良いのでしょう。これも多くの人に出会い、多種多様な刺激
光線を受ける中で体得する経験的な能力ではないでしょうか。人目というほどほどの刺激光線が
自分の魅力表現を磨いてくれると考えれば、人に会う楽しみ方も違ってくるものと最近は思って
いるのです。』
『今年の4月20日に永年勤めていた会社を卒業し、個人事業として美容コンサルタントとして歩き始め、 はや4ヶ月経ちました。多くの仲間に支えられて順調に私の目指すライフワークが進められ、本当に 感謝しています。セミナーや雑誌から取材、新製品の発表会、それに継続している研究会など、今まで 以上に活動が有機的に結びつき、自己都合とはいえ、本当に自立して良かったと感じています。今年で この「ビューティサイエンスの庭」サイトも開設10年を迎え、いよいよこのサイトが私のライフワークの ステージとして主舞台になってきたと実感しています。リアルの世界でも台東区東上野にオフイスを 構え、現在はそこで種々の取材や勉強会を開いています。』
『あと私のものごとを考える基盤は生活者視点です。企業時代もそう努力していましたが、自立後は
もっとその立場を明確にしていきます。そのために、生活者として美容と健康をより向上させる為、
あるいは快適で幸福感の得られる生活を目指す為に、生活者のモニターを募集しようと思って
います。美容と健康に関するアンケート調査、グループインタビュー、商品のモニター使用など
です。その構想を現在詰めていますので、今回はその予告としてお知らせいたします。資格は
純粋に生活者として美容と健康に強い関心を持っている方といたします。個人情報の秘守や機密保持を
守れる方を幅広い年齢から募集しようと考えています。詳細が決まり次第、改めて公開いたします。
参加したいと思われる方は遠慮無く申し込んで欲しいと願っています。なにとぞよろしくお願いいたします。』
『今、単行本でベストセラー(2008年08月11日 〜 08月17日)のトップが「O型自分の説明書」です。 著者はJamais Jamaisというペンネームで発行は文芸社ということです。また、3位には「A型自分の説明書」 、7位には「B型自分の説明書」、8位には「AB型自分の説明書」とベストテンに全てのABO血液型の説明書が 入っているのです。今までも血液型性格判断の本はベストセラーにもブームにもなったのですが、何か今回の 出来事は異常を越えていると思えます。今回の血液型本は従来のものに比べて大きな違いがあります。それは、 一冊の本で全てのABO型血液型を扱うのではなく、各血液型で独立していることです。ブームになった背景は おそらくどのジャンルにも通用する何かがありそうだと思い、とっても気になったのです。』
『と言うわけで、検証の為に自分の血液型である「A型自分の説明書」を買ってみました。確かに変わった本が
出たものです。ほとんどのページがチェックシートになっているとは驚きましたが、これも売れた要因の
一つだと思いました。チェックし始めるとチェックできる箇所が各所にありそうで、それがあたかも機械の取り扱い
説明書のような項目でまとめてありますので、何だか自分がアンドロイドかロボットになった感じがしました。
という訳で私はチェックしたくなくなりました。落ち着いて一番最初の「本書の使い方」を読み返しましたが、
ターゲットは自分を知りたいA型の人とA型の実態をしりたいA型以外の人とありますので、結局は全ての
血液型を対象にしている訳です。本当かどうかは解りませんが、最初は「B型自分の説明書」を出し、その
反響が大きかったので次々と他の血液型について出したと書いてあります。一度に全ての血液型について
出さなかったことも、話題づくりとしてブーム要因になっているのではないでしょうか。』
『もともと学会では否定されている血液型性格分類ですが、今まで何度も図書とかTV番組で肯定的に
紹介されていますので、メディアリテラシーの不足した日本では多くのかたが肯定的な認識を持っています。
そのような中での今回のブーム、話題となり、手にとってちょっと試したくなるような簡単な仕掛けがあったからこそ
ベストセラーになったのでしょう。タイプは違うのですが、かつての「脳内革命」のブームを思い出しました。
参考までに、ウィキペディアで「血液型性格分類」を検索すると今までの経緯が解ります。』
『4月21日に独立して2ヶ月を過ぎましたが、ようやく自分のしたいことができるようになってきました。 基本はこの「ビューティサイエンスの庭」と同じく、美容に関する情報を必要としている方に発信して 行くことですが、専門誌への連載、女性情報誌からの取材、そして各種セミナーにおける講演が 主な活動となります。現在、8月に2件、9月に1件、10月に2件、11月に1件、12月に2件とセミナーが 予定に入っています。内容は生活習慣美容、研究所マーケティング、商品開発と市場ニーズ、そして 化粧品の安全性技術の進化などとなっています。これらは私の今までの仕事を通じて、私の視点で まとめ上げたもので、私のオリジナルなものにしました。つまり、特別な企業に寄り添うのではなく、 あくまでも生活者の立場を中心にした中立的で科学的思考により考えた情報となるようにしました。』
『今後は様々なテーマでセミナーが開けるように、私の話せる内容をもっと充実していく予定ですが、
更に考えていることは、他の専門家とのコラボレーションです。私の専門外のことに関しては、やはり
その道の専門家に任せたいし、むしろ共演することによる、新しい化学反応の様な、新しい情報発信が
できると良いと考えています。現在はその為の人脈の確認作業をするなかで、やはり実践しかあり
ませんので、新しい試みのセミナーも決め始めているのです。予定としては、このサイトに、セミナー
案内のページも載せる予定で進めています。内容と日程が合いましたら、是非セミナーにも参加して
いただけたらうれしく思います。』
『先日、クリニックを開いている私の友人から10周年記念パーティの案内状が届きました。その時に私の HP「ビューティサイエンスの庭」も、今年の6月で満10歳を迎えることに気付きました。もう週に一度の 更新は、私にとって欠かせない習慣のようなものになっていましたので、6月が誕生月だとは意識していましたが 10歳という区切りの年とは気付きませんでした。これだけ生活の一部として密着していたことに、 或る意味で驚きました。これからも、自然に続けていくことが自然な生活なのでしょうと、自分のことながら 思いました。』
『思い起こせば1998年の自分の誕生日のある6月に、フレグランスジャーナルへの連載をきっかけに始めた
この美容情報発信サイトでしたが、自分で決めた毎週の更新が続けることができるかどうか不安だらけ
でした。でも、確実に読んでくれている人がいることをメールや話で聞いてから勇気が湧いたのものでした。
そして1999年の6月には、ささやかな1周年のパーティを開き、2001年には3周年のパーティを開きました。
それ以降はあえて周年のパーティをすることなく、淡々と更新し続けました。5周年という区切りも、あっと
言う間に過ぎた頃から、おそらく「ビューティサイエンスの庭」は、もう私の生活の一部に取り込まれていた
のでしょう。そのころからライフワークとしてのビューティサイエンティストが意識出来始め、いつか独立して
行うことも想定内のことでした。振り返ると、このサイトを始めてからの人の出会い、とっても重要でした。
おそらく会社における人脈と同じくらいの出会いがあり、現在の私の活動の大きな流れになっています。
ありがたいことです。』
『この区切りの年は、私にとって会社卒業で、新人生の誕生の年となったのも不思議な縁です。何事もなく
時を過ごせば来年が定年退職の年でしたが、私的な事情もあり、今年になったことは、不思議な縁だと、
改めて思いました。やはり区切りのタイミングが様々に重なることは、決意のようなものが非情に強まることは
間違いありません。そんな気持ち、これからも大事にしていきたいと思っています。』
『先日、私の会社卒業を祝ったパーティを開きました。そこでは今までお世話になった美容ジャーナリストの 方々へお礼を言うと共に、今後の豊富を語り合う場として限定された人数で行いました。普段忙しい方ばかり なのですが、多くの出席で、とってもうれしい一時でした。そのパーティで感じたことが、「人が人をきれいに する」という言葉でした。それは、既に出会って10年以上、或いは20年以上も経っている人も多いのですが、以前より 魅力が増して、更に美しさに磨きがかかっている人ばかりでした。もちろん年齢相応の加齢現象は私も含め、 それぞれに出ているのでしょうが、皆、昔より輝いているのです。それが「きれい」度が増えていると感じる 最も大きな要因だろうと感じました。そして、まだまだこれからだよという希望も志も益々の強さなのでした。』
『そこでパーティが終わって冷静に考えてみたのですが、それらの人々に共通するものとして、継続的な
人間関係でした。そしてお互いに刺激し合い、信頼し合い、そして喜び合える人間関係だったのだろうと
思えました。人を元気にし、磨き合い、常にエネルギーを与え合う人間関係、これぞ「人が人をきれいに
すること」なのではないでしょうか。私も、会社組織を離れ、一人でこれからやることを準備していったのですが、
実は、継続的に続いていた人間関係が想像以上に広がっていたことを実感しました。この継続的なものこそが
おそらく重要なことなのでしょう。継続的といっても、数年間、音沙汰無しという場合もありましたが、どこかで
再びつながることも経験しています。そんなものではないでしょうか。』
『ということで、今、会社卒業の挨拶葉書を始めとして、時間がかかりますが、手書きで住所氏名を書き、
じっくりと継続的な人間関係を確認しているところです。名刺や年賀状、手紙、それは人間関係の系譜が
見えることもあります。ちょうど今、私が時期的にそれを実施しているタイミングなのでしょう。』
『5月24日、土曜日の午後3時30分より、世界で初めての生活習慣美容の一般講座が行われました。 大げさですが、3年前から自主的な勉強会を開き、生活習慣美容の体系をつくりあげたその内容を 実践的に勉強することを広めていく第一歩となりました。既に図書の方では横倉恒雄先生により 角川新書「脳疲労に克つ」、専門誌「クレアボー」での私の連載で活字として広め始めています。 しかし、面と面を合わせて、初めて生活習慣美容に接する方々との出会いは今回が初めてとなる訳で した。準備段階からいろんなケースを考え、パワーポイント資料もつくりましたが、最終的には1回が 1時間30分、それを2回行うという講座の構成を活かし、感と勘で「余白」を持たせた講義とすることに しました。そしてできる限り一方的に話をしていくことだけにならないよう気をつけました。』
『十数名の受講者がほぼ時間通りに教室に集まり、あっという間の1時間30分が終わりました。質疑
応答もあり、毎月の生活習慣美容の勉強会に出席したいという方も現れ、生活習慣美容への関心は
持ってもらえたと感じました。途中、横倉先生にも出演してもらい、なぜ生活習慣美容を考え始めた
のか、別の角度から話してもらいました。そして一週間後の2回目までに宿題も出して、次はいよいよ
自分にあった生活習慣美容の実践をする講座となります。今回の講座は初めて出会う生活習慣美容の
たたき台となるでしょう。講座の基本形ができれば普及もしやすくなります。しかも講師ができる人も
増えていくと同時に講座内容のブレも少なくなるでしょう。いずれにしても今回の講座が普及の第一歩
として大いに意味があるというのは間違いないでしょう。気を引き締めて第二回目の講座を準備して
いきます。』
『今月発売される香粧品科学研究開発専門誌「フレグランスジャーナル」5月号で私の論文が掲載されて いますが、そのタイトルは「安全性研究の進歩」です。この中でも冒頭で触れていますが、そもそも私が この化粧品業界に入った当初の研究が化粧品の有効性と安全性の研究でした。しかも当時は化粧品公害 というような過激な表現もマスメディアにされるほど化粧品のトラブルが社会問題になり始めた時代でした。 とにかく当時は化粧品メーカーが企業の枠を乗り越えて協力し合い、一部の真摯な態度の皮膚科医と 共同で化粧品の安全性についての研究を行いました。その努力と成果によって現在の安全性の高い化粧品 づくりができたものと私は考えています。この35年に渡る様々な研究内容を見つめ直してまとめ上げた ものを「フレグランスジャーナル」誌に載せましたので読んで頂ければ幸いです。この雑誌は一般の書店では 発売されていませんので、もし講読を希望される場合はフレグランス ジャーナル社のサイトにアクセスしてみてください。』
『この論文の内容には細かくふれることはできませんが、ただ一つ、化粧品の安全性に関する情報が
市場に正しく流布されているかというと、それは違うということです。以前からメディアリテラシーに関して
様々に発言していますが、多くの場合、生活者は最初に目にしたメディア情報や、いちおう権威のある人の
発言をそのまま受け止める傾向にあります。その中で化粧品の安全性に関する情報を見てみると、正確な
ものと誤解を与えるようなものが混在したままです。でも多くの生活者はその正誤は判断出来ないものと
思われます。更に、情報が点々と転載されている場合があり、大元の情報源が不明なものが多いのも
現実です。或る意味では、どこかの転載で情報が書き換わっているものも見受けられます。こんな状況なの
ですから、35年間に渡り、化粧品の安全性研究を携わった身としては、この市場における現実はとても
切ないものとなっているのです。今私が考えていることは、私のできる範囲で、正確な美容情報を解りやすく
話し続けて、化粧品研究のこれまでの業界財産を社会還元することだということです。』
『とはいうものの、個人活動では限界もありますので、様々なグループと共同出来れば良いと考えますし、
私と同様の思いを持つ研究者とリンクし合うことを考えています。そして、様々なセミナーにも出演出来る
チャンスがあれば、この様な考えをきちんと話して伝えて行こうと考えています。今、もう一度フレグランス
ジャーナル誌に投稿した「安全性研究の進歩」を読み直してみましたが、私の35年間を通じて得た業界の
化粧品安全性の取り組みが簡潔に書かれています。是非読むチャンスがありましたら読んで頂き、私との
共同活動につながることを期待しています。』
『5月12日の読売新聞に「顔のしわから成人識別、たばこ自販機に導入検討」というニュースがありました。 外見から年齢を判断する方法がこんなところで実用化され始めた驚きと、そんなに実用化出来るほどの 信用性があるのだろうかという疑問が同時にわきました。ニュースの中に「内蔵した小型カメラに顔の位置を 合わせてボタンを押すと、目や口の周りのしわやたるみ、骨格などから、3秒程度で年代を判断する。同社の 実験では90%の確率で成人かどうか判別できたという。」という記載があり、自前の実験ではあるけれど 90%という数字に驚きました。これを額面通り受け取れば顔のしわから年齢が判別できるということになり ます。ただし、「20歳前後の人など、顔だけで判断しにくい場合は、運転免許証を差し込んで年齢を確認する。」 とありますので、まあ実際は5〜10才くらいの誤差は見込んでいるのかなと推定しました。』
『私も鏡を見るとシワやタルミの出方が確実に年齢と共に変化していくことは自覚しておりますが、個人差も
あることなので、年齢を断定するまでの指標にはなり難いと思います。しかし、シミュレーションでシワやタルミを
付けていけば、それは何才くらいの年齢に見えるか統計学的には推定できるでしょう。でもそこにはあくまでも
誤差範囲というバラツキがあります。さらに表情や顔に当たる光の加減もあります。例えシワによる年齢判定機器が
開発されてもその点は忘れてはいけないでしょう。このような分析機器による数値は誤差を無視して数値に
一喜一憂しがちです。ある指標にはなるのですが、誤差やその他の要素を考慮しながら推定することが真の
科学的解釈となります。だから機械の出した数値だけを根拠に意見を述べるような科学者はあまり信用は
できないと心得る必要があります。』
『しかし個人的な関心事としては、この顔認証たばこ自販機による判定を体験してみたいと思いました。
もし、厚化粧をしてシワを目立たなくするとどうなるのか、やはり科学者魂として実験してみたいと思いました。
逆に、未成年がシワをメイクで作り出したら、この顔認証たばこ自販機はどう判定するのかとても気になり
ました。どうでしょう、やってみたくなりませんか?』
『私は4月20日をもって、現在まで勤務してきた化粧品会社を卒業し、今後はフリーのビューティサイエンティスト として仕事をしていきます。これまで得た体験や知識を、美しくなりたい方へセミナーや雑誌記事などで提供して いきます。また、現在まで自主的に研究を進めてきた生活習慣美容など様々な研究成果も、今後は集中して 継続し社会還元をして行く予定です。これらの経緯はまた改めてお話しする機会を持ちましょう。今回は、卒業後 初めての仕事として研究仲間である甲府市にある 化粧品専門店の「さとしや」さんに行って来ました。「さとしや」さんは大規模なリニュウアル工事を行い、真の 化粧品専門店を目指すべく、ここに完成しました。そのオープニングイベントにゲストとして招かれたことは、今後の 私の活動を啓示していると共に、とっても光栄なことだと思っています。』
『もう私が十数年前から言っている、化粧品専門店はお客さまにとって美肌のホームドクターのような存在である
べきだという主張があります。その美肌のホームドクターとして活躍されている化粧品専門店は数多くありますが、
「さとしや」さんもそのひとつでした。しかし、現状を更に飛躍的に改善するために今回は大胆なリニュウアルをされ
ました。その意気込みは常々聴いておりましたので、ある程度は予測していました。ところが実際にオープンされた
お店を拝見した時、それは今までの化粧品専門店のあり方を根本に戻り、お客さまが美にしっかりと浸れるように
創られていました。今までも積極的な研究や研修を重ねて充実したスタッフに恵まれ、愛すべきお客様方に支持
されていたのですが、今後の活動ぶりがとっても楽しみに、頼もしく感じられました。』
『さて、私が行った独立後の初仕事は、今までの商品というモノに直結する相談ではなく、むしろライフスタイルを
考えた提案を一緒に考え、お客さまの嗜好を導き出すという新しい方法を試みました。詳しくはまた後日に行い
ますが、まずはキーワードとして「魅力分析」と「魅力の羅針盤」とだけ公表しておきましょう。26日、27日と行い
ましたが、多くのお客さまが、「こんなに楽しいアドバイスは初めて」という評価をしていただけました。今後も更に
研究会の仲間と改良を重ねていき、真の美肌のホームドクターに必要な接客ソフトとして完成していくつもりです。』
『最近の健康に関するメディア、あるいは健康食品に関する記述において「ファイトケミカル」がどうのこうの という言い回しに、とっても変な感じをいだきます。この「ファイトケミカル」は「フィトケミカル」とも呼ばれていて 新しい栄養素としての用語として定着しつつあるように思いますが、どうも科学的な立場からみても疑問を 感じてしまいます。そもそもこの語源は「phytochemical」という新しい英語のようで、一般の英語辞書には まだ載っていないようです。意味としては「phyto」という植物を意味する接頭語に「chemical」という化学物質 という単語がくっつけられて「植物性の化学物質」となるわけです。ちなみにウィキペディアで調べてみても 「フィトケミカル(phytochemical)は、一般的な意味では、通常の身体機能維持には必要とされないが、病気 を予防したり健康を維持するのに重要と考えられる植物による化合物を指す。このため、植物栄養素(しょく ぶつえいようそ、phytonutrient)とも呼ばれる。必須栄養素とは異なり、通常の代謝には必要ではなく、摂取し なくとも欠乏症が起こることはない。広義の意味では、植物由来の化合物や栄養素を指す。」と解説されて います。』
『そもそも私が一番疑問に思うことは、植物に含まれる化学物質が全て生体にとって良いものではない
にも関わらずこのフィトケミカルという言葉を使っている事実です。本当にきちんと植物に含まれている
化学物質を理解していて使っているのか、大いに疑問です。植物に含まれる化学物質の中には毒性を
もつものもあるし、アレルゲンも発ガン物質もあります。それらもいわゆるフィトケミカルであることを知って
いるのでしょうか? TV番組を見ても、フィトケミカルについて発言している医師や専門家達はどうも都合の
良いことだけしか思っていないようです。私の考えとしては、真の科学者なら、フィトケミカルという毒素から
栄養素という幅広い意味を持つ言葉は使うべきではないと思います。もしどうしても植物に含まれる
体によい栄養素として言うならばフィトニュートリエント(phytonutrient)と呼ぶべきでしょう。』
『更に疑問を感じるのは「ファイトケミカル」と平気で呼んでいる人々です。英語の「phyto」をファイトと
読んでいるいるのでしょうが、日本の常識ではファイトは英語の「fight」で闘う意味となります。しいて
言えば頑張ろうのファイトでしょう。どうも植物性のフィトではなく、体にとって悪いものと闘って守って
くれるファイトの意味で使っているようにしか思えません。ちなみに2008年4月8日にグーグルサイトで
キーワード検索したところ、「フィトケミカル:41,400 件」「ファイトケミカル:66,900件」と、ややファイトケミ
カルの方が優勢です。なんだか変な潮流と思えませんか? メディアに出ている科学者はこのような
現象に対して正しい発言をして欲しいと強く思います。』
『この数年はメディアリテラシーに関して特別の関心を持ち、私の活動を通じてもこの問題について 考えを出し続ける気持ちです。そんな状況の中で、TV番組の案内で必見と思われる番組をみつけ 録画して観ることにしました。いつも観ている番組を諦めて選んだその番組とは、テレビ東京3月30日 午前10時30分〜11時25分に放送されたメディアリテラシー特別番組「みんな見せます!報道カメラ マン」でした。わざわざメディアリテラシー特別番組とサブタイトルをつけた番組でしたので、当然の こと、深く掘り下げ、情報の編集の大事さを取り上げるものと大いに期待しました。しかもカメラマンの 視点からどのような注意点やこだわりについて見せてくれるのか、この点にも期待しました。番組の 案内にも「普段何気なく見ているニュース映像は、現場でどのように撮影され、放送されるのかを、 報道カメラマンの仕事を通して紹介しながら、メディアリテラシーを考える番組。」とありましたので なおさらでした。』
『さてその番組を録画で観たところ、期待が大きかった分だけ怒りにも近いすれ違いの内容でした。これは
正に番組タイトルと案内内容に偽りあり、詐欺だと思いました。観るのにかかった時間を返して欲しいと
まじめに思いました。題をつけるなら「報道カメラマンの一日」とし、決してメディアリテラシー特別番組と
銘打って欲しくありません。しかも「みんな見せます!」とは現場のカメラの撮り方による伝わり方の違い
についてだと思うのに、一カメラマンの生活を見せてくれとはちっとも思いたくありません。報道に関わった
カメラマンには期待はずれの責任はあまり無いと思いますが、この番組を企画し、編集して仕上げた
担当者に問題があります。メディアリテラシーの何を視聴者に訴えたいのか全く解りませんでした。』
『せっかくの特別番組、制作費もかかったでしょうし、TV放送会社としての良心を示したかったのでしょうが、
これでは何も伝わりません。せめて、カメラマンの撮る影像でどのように報道内容が変わるのか、或いは
情報の操作はどの段階で入りやすいのか、その点についてどのように注意をして、社内チェックシステムが
昨日しているのか、そこが知りたかったのです。よくやったカメラマンのような自画自賛番組を私は時間を
費やして観る気はありませんでした。このメディアリテラシーに関するズレは、ひょっとしたらTV放送会社の
なかに蔓延しているのでしょうか?ちょっと心配になりました。私も今後は美容に関してメディアを通じて
大いに発信していくつもりです。そう言う意味でもしっかりと考えさせてくれた番組でした。』
『話題180でこの話題を紹介したら、賛同の意見が続々と寄せられました。私がこれまで得た体験から そのような考えを持っていたのですが、同じ考えを持っている人々の多さを知って、これほどうれしいことは ありませんでした。たぶん、この「人が人をきれいにする」という仮説は納得性も充分にあるのでしょう。 これは科学的に証明するのは難しいでしょうが、科学的整合さをもってに説明するのは可能だと思い ます。今後は、「人が人をきれいにする」反応をまとめてみようと思います。それはセミナーや研究会を 開く中でディスカッションし、検証事例を集めることで何とかできるでしょう。もしそのような機会にお会い しましたらよろしくお願いいたします。』
『さて、さらに「人が人をきれいにする」ということについて考えてみました。人と人が出会い、話し、そして
意見交換や体や顔を触れ合うことで、化学反応のような反応が起こると例えてみましたが、そこにはいくつか
の重要な条件があることに気がつきました。それは反応の場と、人と人のベクトルです。まず、反応の場とは
出会う場所や時間、そして取り巻いている環境条件です。きれいになるための環境、お互いに意見を聞き合う
環境、落ち着いた方がよい場合や逆に動きやすい環境が適切であることなど、反応の場はそれぞれに
重要です。一例を挙げるなら、もしきれいになるためのアドバイスや化粧品選びに化粧品専門店に行ったと
仮定します。そうするとそのお店に入りやすいかどうか、アドバイスを受ける場所が居心地がよいかどうか、
人以前に環境が大きく作用することは誰でもわかるでしょう。しかし、人それぞれに印象の受け止め方の
違いもあるのです。そこで大事なことはそのようなことを知り合うということでしょう。言わずに帰るのでは
なく、今度来た時はより心地良くなるように願って、話してみることでしょう。もちろん、ここは人と人の化学反応
ですから、過激ではなく、相互理解ができるように穏やかに話すことが重要です。これはお互いに良い
出会いの環境を作ろうとする、そして相手の気持ちも大事にするという同じ方向の考え方が必要なのです。
その方向性がベクトルということで、ベクトルが合うかどうかも重要な条件という訳です。』
『このようなことを、実は3月8日〜9日に、生活習慣美容研究会の仲間と温泉合宿に行って、つくづくと
感じたのです。ベクトルが合い、反応の場が絶好なら、お互いに人と人の化学反応として、たくさんの
素敵なアイデアが湧き出ると共に、たぶん、きれい度もお互いにアップしているものと思います。このような
「人が人をきれいにする」化学反応を、今年はいろいろと試してみようと思っています。』
『皆さん、「フードファディズム」っていう言葉を最近聞いた覚えはありませんか。早速ウィキペディアで調べて 下さい。それによりますと、「フードファディズム(food faddism)とは、食べものや栄養が健康と病気に与える 影響を過大に信じること、科学が立証した事実に関係なく何らかの食べものや栄養が与える影響を過大評価 することである。主張を検証する唯一の方法は、科学研究による立証であるため、研究にも再現性や客観性が 求められる。結果の偏りを最小にする被験者が多い研究や、偏見的な見方を排除するための二重盲検法の ような方法をとっているかということも重要である。根拠に基づいた医療の態度はこのような客観性を目的と している。フードファディズムの対象となりやすいものは、健康に好影響をもたらしそうな食品、有害性が疑わ しい食品をはじめとして、ダイエット食品、健康食品、ミネラルウォーターなど様々である。」と解説されています。 昨年大いに話題になった「あるある大事件」はその代表的な出来事でした。最近はあのようなひどい出来ばえの TV番組は無くなりましたが、また少しずつ復活しそうな気配を感じています。』
『このようなファディズム、つまり流行かぶれとか一時的流行の傾向は化粧品業界の中でも、美容業界の
中でもよく見られます。というか最近は食品業界と連動している傾向も強まっています。客観的に、あるいは
公平な立場で科学的検証がされていないにもかかわらず商品化、そして強制的な流行をしかけているものが
増えているのです。だからこそ、メディアリテラシーという基本姿勢がより必要とされる現代社会だと私は常々
思い、訴え続けています。メディアリテラシーとは「情報を評価・識別する能力」ですが、そのような能力をつける
仕組みが残念ながら現代の義務教育では欠けているのではないでしょうか。まあ、そのことはいずれ改めて
話すことにして、化粧品業界や美容業界におけるファディズム、つまり「コスメファディズム」について掘り下げて
考える必要性を大いに感じています。』
『化粧品業界にいる私が特に最近思うことは流行の短期化です。パーッとすごいブームになったかと思うと、
いつの間にかその話題が消えているものが多いと感じています。そのブームの時のメディアが取り上げている
熱狂さと、消えた時の空虚さがあまりにも極端すぎると感じている訳です。今だからこそ一例として挙げられ
ますが、「Q10」ブームが解りやすいでしょう。あるTVの特別番組に取り上げられ火がついて、たくさんの特別
番組や雑誌への掲載、単行本の出版が相次ぎ、化粧品や食品に採用されて流行になりましたが、今はかなり
醒めています。その他様々な美容成分や美容方法が取りざたされて来ましたが、話題にのぼらなくなって来た
ものがかなりあるのではないでしょうか。もちんろんのこと、そのような美容成分にはそれなりの美容効果は
期待出来るのでしょうが、過大に取り上げられてしまったことが問題なのだと考えています。このようなコスメ
ファディズムに対処するにはやはり化粧品業界や美容業界で研究開発している科学者達による啓蒙が必要だと
思っています。私もその中の一人として発言し続けていくつもりです。それらの情報を幾つか聞き取り、評価と
識別する為の参考として頂ければ、きっと美しくなるためのベスト化粧品、美容法に出会えるものと考えて
いるのです。』
『昨年もたくさんの人々と出会い、そして新しく知ったことや気付いたことがたくさんありました。人との出会いは とっても楽しいものです。いや、楽しいだけではなく、人に会うことで元気になったり、行動する何らかのきっかけを 見つけることが多いことに気付きました。そして今までの様々な自分の体験、出会った人々の体験を重ね合わせて みると、あることに気付きました。やはり美容や芸術に関する人々が多いのですが、たくさんの人々に出会って、 それらの出会いを大事にしている人は、きれいな、いや会う度にきれいになっていることが多いのです。ひょっと したら人に出会うことできれい度が高まるのではないかと仮説を立ててみました。ということで、今年は検証を意識 してみようと思ったのです。』
『そもそも、人が人をきれいにするということは定期的にパーティや勉強会に参加していて、その出席者をみていて
感じていました。きれい度を高めている人はからいつも新しい人を紹介されることが多いのです。やはり人と人の
出会いが多いことは何か魅力を高めてきれいになることにつながっているのではないでしょうか。そして、人と人の
出会いは何だか化学反応に似ている気がします。化学分子と化学分子が出会って反応する。そしてその反応で
何かが生まれるというように。もちろん、そのような化学反応は爆発とか燃焼とかも起こるかも知れませんが、
きれい度を高めている人の場合は新しいものを生み出す方の反応が多いように感じます。また鏡をよく見る習慣も
きれい度を高めると言われていますが、これは本人と鏡の中の像が化学反応を起こしているのかも知れませんね。』
『そう言えば、化粧品の販売を考えてもお客様と販売者の化学反応がきれい度を高めるような方向に向いていると
思われる化粧品専門店や百貨店の販売コーナーが活気があるように思われます。これはお客様も販売者もきれい度を
高めあっていると考えても良いのかも知れません。今年は、人と人が化学反応によってきれい度を高めることを、
意識して検証する訳ですが、なんとかこの検証方法を考えてみようと決意をいたしました。この件で、何らかのご意見が
ありましたら、メールにて教えていただけると助かります。よろしくお願いいたします。』
『今年の抱負の中で誕生日に写真集を作ると述べましたが、今回はその訳について話してみます。 そもそも私が雑草や風景を写真に撮りたくなったのは、大学時代に先生の自宅に遊びに行き、その 時にカラースライドの写真を映して見せてもらったことがきっかけになっています。その先生が研究対象に していた蘭の写真を撮り貯めていたものです。研究対象だからといって学術的で標本的な写真ではなく、 そこには活き活きと生命を謳歌している蘭の花や実、そして周囲の植物が撮られていたのです。写真集で みる印刷された写真ではなく、スライド映写なので光り鮮やかなシーンに圧倒され自分もいつかはこのような 写真を撮ってみたいと思ったのです。そう言えば野外実習やクラブ活動で野山を歩いていた時にも、ふと 当たりを見回すと草木の美しさに疲れを忘れるほどの瞬間があったことを思い出したのです。』
『それに恵まれていたことに、私の専科は細胞生物学でしたので顕微鏡観察と顕微鏡写真は必須の
技術だったのです。そこでは写真技術と同様に、焦点深度、解像力、色彩理論などの講義も実技もあって、
ここで学んだことはそのまま後の写真技術の基本となったのです。そして卒業後、最初の給料で一番最初に
買ったものは一眼レフカメラとコンポーネント・ステレオだったのです。学生時代に写真部だった同期の友人
からのアドバイスでマクロレンズを選択して私の写真人生がスタートしたのです。その最初の写真の代表が
「写真館」の「このような花の姿はいかが」にあります、「ミクロひょうきん族」です。イヌノフグリをマクロ撮影
したものですが、カエルのような表情は後先、これ以外にはないポーズです。このように自分の視点で
新しい場面を見つける楽しさが最初からあったことは、或る意味でラッキーだった思っています。』
『そう、私が写真集を出す訳は、写真を撮り始めるきっかけとなった大学の先生から見せてもらった
植物のカラースライド写真、そして初めてマクロ撮影で見つけた雑草の美しさ、愛嬌さを多くの人にも
見つけてもらいたいからなのです。自然界に親しみをもち、そして多くの恩恵を受け止める一つの方法
だと私が思っていることを感じ取ってもらうためのガイドブックを作りたかったのです。それはまた生活習慣
美容にもつながってくるのです。美しいものを見つける力は、美しく魅力的になるための重要な条件だと
私は今現在も思い続けています。』
『今年は私にとって特別の年になります。美容業界に入って36年を越えましたが、美容効果の研究、化粧品 と化粧品原料の安全性の研究、商品化の研究、商品開発、カウンセリングや美容方法の研究と続けてきてき ました。おそらく自分自身が体験と科学的な考察によって「美容」、つまり「美しく魅力的になる」ということに 関して、何らかの解答らしきものを見つける大きなスタートの年になると思っています。3年前から始めた「生活 習慣美容」の研究は、その中でも大きな骨格になりそうです。研究会の中でもメンバー各自がそう思っている ことがわかりました。昨年度は2回目のシンポジウムも盛況に開催出来、テキストも出来上がりました。あとは この考え方が美容に推進力をつけてくれることを多くの検証を重ねることが課題です。だから、生活習慣美容を すすめる年になる訳です。』
『さて、「生活習慣美容をすすめる年」のすすめるという言葉には、研究を更に推進する「進める」意味と、多くの
人々に認知してもらい、その人達に勧めるという意味を合わせ持たせました。まだまだ「せいかつしゅうかんびよう」と
話しても、ほとんどの方は「生活習慣病」と聞き取ってしまいます。やはり「生活習慣美容」という言葉がきちんと
認識されるようにしたいというのが願いなのです。多くの人々が美しく魅力を増すことで、人と人の出会いが
楽しくなるようになれば良いと思っています。今後は、「ビューティサイエンスの庭」にも、生活習慣美容研究の
進み状況を知ってもらうためのページをつくります。また、より積極的にメディア、セミナーなどにも展開して
行ければよいと思っています。そして生活習慣美容研究会の仲間と一緒になって、それぞれの持ち場を活かした
活動をするつもりです。今後の展開に是非着目すると同時に、共感して頂きましたら、研究会に参加してもらえると
嬉しく思います。』
『という訳で、今年は私の誕生日に写真集を出すつもりです。自費出版で、今まで撮り溜めてきた自然界の
美しさ、身近な中での美しさを厳選してつくるつもりです。私なりの写真と写真に込めた思いの言葉をそえて、
自分なりの編集でつくってみます。この写真集を見てもらうと、身の回りの小さな自然界に、少し気付いてもらえる
のではないかと期待しています。また出版の日が近づいたら告知しますので、よろしくお願いいたします。』
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