人間とは、選択、闘争、不断の転化である。人間とは、果てしない移民、自身の魂の中の移民である。
アリー・シャリーアティー

第31条 コスタリカの領土は、政治的理由で迫害を受けているすべての人の避難所である。
コスタ・リカ共和国憲法


入管・難民法改正に向けた
電子資料センターフォーラム


日本の在外公館において、驚くべき事件が起こりました。
 
 5月8日、シェンヤンの日本総領事館に北朝鮮出身者の一家5名が庇護を求めたのに対し、
日本総領事館は有効な対処ができず、中国官憲が5名を拘束。
その後、阿南中国大使が「不審者は追い返せ」と指示していたことが明らかに。
 この二つの事件は、いずれも日本の在外公館において、庇護希望者を庇護する法制度が全く整備されておらず、
在外公館はそれをいいことに庇護希望者や難民を一切うけいれない形で対応していたことを、
これ以上ない形で暴露しています。

 
 泥縄式の現行入管・難民法による閉鎖的な亡命・難民政策は、もう限界です。
シェンヤン事件を受けて、いまや政府・与党までが「難民・亡命者政策の見直しを」と主張しており、
入管・難民法改正に向けて、市民社会が声を挙げていく必要が出てきています。
この電子資料センター・フォーラムは、そのための基礎資料を提供するために設置しました。


入管法改正に向けたフォーラム

 ○シェンヤン日本総領事館とプラハ日本大使館が暴露した庇護希望者への驚くべき無策

 ○解説:駐チェコ大使館問題

 ○日本の現在の亡命希望者・難民受け入れ制度はもう限界
   〜法改正による抜本的な見直しを!緊急提言〜

 ○徐々に出そろってきた改革案(2002年7月14日)
   〜政府案の水準にとどまらない大規模な改革が必要〜

 ○定住支援措置を条約難民に広げることは閣議了解(2002年8月11日筆)
   〜60日条項や難民申請者への在留資格付与には法務省の巻き返しの余地残す〜

 ○法務大臣の諮問機関「出入国管理政策懇談会」難民部会
  中間答申の驚くべき後退
  
〜法務省守旧派の巻き返しを許すな〜

 ○Q&A 「亡命者」「難民」とは何でしょう
   〜国際的な難民保護制度について理解を深めることが、難民に関する議論の前提〜

 ○「認定率は他国と同じ」?〜数字のトリックにだまされるな〜
   〜「難民認定数が少ないのは、そもそも申請数が少ないから」という法務省のウソ〜

<シェンヤン事件等に関するNGO/NPOの声明等>
 ・アムネスティ・インターナショナル日本の声明(2002年5月13日)

<入管・難民法改正に向けた雑記帳・掲示板>
 
入管・難民法改正に向けた雑記帳・掲示板を作りました。
本ホームページの作成者・稲場が日々感じたことを書く日記も掲示板内に併設しています。
入管・難民法改正に向けたコメントや、本ホームページへの意見・感想など、
お書き込み下さい。


入管法改正に向けた電子資料センター

入管・難民法改正をめぐる報道・要人コメント等セレクト

入管・難民法改正をめぐる国会での議論セレクト

○資料データベース
 ・<政党>自民党案「わが国の取るべき難民対策の基本的な方針(案)」
 ・<政党>公明党案「難民政策の見直しに関する政策提言」

 ・<国会>衆議院関係会議録ホームページ(直近一ヶ月/一ヶ月以上前
 ・<国会>参議院関係会議録ホームページ(直近一ヶ月/一ヶ月以上前

・<報道>シェンヤン事件に関するマスコミ報道データベース
  朝日新聞 特集コーナー
  産経新聞 特集コーナー
  毎日新聞 特集コーナー
  読売新聞 特集コーナー
  共同通信 特集コーナー

 



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