メーリングリストは、開設サービスにその場で申し込むだけで簡単に始められます。とはいえ、作るのは誰にでもできますが、運営は別です。インターネットを始めて右も左もよくわからない人では、開設してから戸惑うことが多く、運営に支障をきたします。実際にメーリングリストに参加して、メーリングリストがどういうものかを理解してから始めるようにしましょう。
さて、メーリングリストを始めるとおのずとインターネットの基本的な技術的知識が要求されます。たとえば、電子メールが配送される仕組みや、ヘッダ情報から配送経路の読み方、インターネットや電子メールの基本的な専門用語とその意味などを習得しておく必要が出てきます。これらは、メール配送できない参加者を調べたり、メーリングリストの運用設定を変更したりするときに必要になります。
特に最近はコンピュータウィルスの危険が高まり、メーリングリストにウィルスを含んだメールが流れると感染の被害が多大になります。管理人としてメーリングリストを安全に運用する上で、コンピュータウィルスの情報やインターネットの基本的な知識は身につけておくようにしましょう。少しずつ勉強していけば大丈夫です。
そのほかにも、音楽や文学といった創作系のメーリングリストでは「著作権」との関わりが密接になります。著作権とはどんな権利なのか、あるいはどういった行為は問題になるといった内容を勉強しておくよう心がけましょう。
よいメーリングリストにするためには技術的な知識だけでは実現できません。中身をよくするための根気とやる気も大切です。
<参考ページ>
メーリングリスト開設方法一覧
メーリングリスト開設サービスの利用
契約プロバイダのオプションサービス
メールヘッダ入門
ML管理人になるための下準備
メーリングリスト管理者
管理者の主な仕事
ウイルスメールのウソ・ホント
2003.2.10 更新