釜山国際映画祭(韓国) http://www.piff.org/(韓国語・英語) |
![]() レーコの映画祭ルポ: 2000年の釜山映画祭は10月6日〜14日にわたって開催されました。映画祭情報誌の初日号によれば、「55カ国、208本の映画を上映」となっています。私は期間中、韓国映画を中心に11本の映画を見ることができました。けっして多くはないけれど、映画祭は十分に楽しめました。 最初の滞在先ソウルから釜山入りしたのは映画祭の数日前。映画祭作品の上映館が集まる南浦洞(ナンポドン)は釜山一の繁華街で、ふだんから大変にぎやかで人通りの多いところです。期間中は周辺の屋台は映画祭用イベントブースに変わり、PIFF広場には野外ステージが設けられて毎日ゲストを迎えて映画祭情報をテレビ放送しています。一般の観客から直接質問できるコーナーもあって「あ〜韓国語が話せたら」としみじみ思いました。 もうひとつの会場、ナンポドンからバスで約1時間のヨットハーバーには巨大スクリーンが組まれ、毎晩1作品が上映されます。今年は北野たけし監督の「BROTHER」のアジアプレミア、阪本順治監督の「新・仁義なき戦い」のワールドプレミアもここで上映されました。 映画祭スタッフの友人がいて、準備段階からの様子を聞いていたせいかもしれないけれど、「アジアの映画を世界に向けて発信する中心的な役割を果たそう」「産業としての映画を育てよう」という意志が強く伝わってくる非常に内容の深い映画祭だったと思います。 5回目を迎えた今年、各上映カテゴリの充実ぶりや招待作品の質の高さを評価する記事を何度も目にしました。時間の感覚がなくなるまで睡眠を削って働く友人を見ているとはらはらするけれど、これからもどんどん成長していってほしい映画祭です。(2000年11月) →GO!GO!映画祭に戻る →行ってきました楽しい韓国(2000年の韓国旅行記です) |