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Top Ten 2006
嶋田 丈裕 (Takehiro Shimada; aka TFJ)
2007/01/01

2006年に観た展覧会・ダンス演劇等の公演など10選。

第一位
Deutsches Theater Berlin, Emilia Galotti (演劇)
彩の国さいたま芸術劇場大ホール, 2006/03/19
セリフも動きも舞台装置もミニマルに抑制されているのだが、 それだけに、ちょっとした仕種、立ち位置や立つ向きすら雄弁に語る演出だった。 観た後の印象は淡々としていたというよりも、強く感情的なものが残った。
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第ニ位
Cocoloco, Mafia Wedding (パフォーマンス)
in 大道芸ワールドカップ in 静岡 2006, 静岡市内, 2006/11/02-05
通りがかりの客を巻き込んで開催されるマフィアの結婚式。 「おまえがやったんだな」というその強引さと不条理さが、とても面白かった。
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第三位
Bill Viola, Hatsu-Yume (First Dream) (美術展)
森美術館, 2006/10/14-2007/01/08
高解像度高速度カメラによるスローモーション映像を使った 静止画・絵画とビデオの狭間の表現を堪能できた。
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第四位
Julot (野外パフォーマンス)
六本木ヒルズ66プラザ, 2006/05/04
9mの高さのフレキシブル・ポールの上の50cm四方程度の足場でのバランス芸は、 比較的淡々と展開していたが、 圧倒的な高さで充分に引きつけられた。
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第五位
タムラ サトル 『14の白熱灯のための接点』 (美術展)
ギャラリーQ, 2006/07/24-2005/08/05
ブロワがゴーゴー、接点火花がバチバチ、白熱灯がピカピカ。 問答無用にそれだけな所も潔かった。
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第六位
Olafur Eliasson, Your Light Shadow (美術展)
原美術館, 2005/11/17-2006/03/05
光の反射や屈折を駆使し、 仕掛けはシンプルながら変化に富んだ光の造形がとても楽しめた。
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第七位
伊東 豊雄 『建築|新しいリアル』 (建築展)
東京オペラシティアートギャラリー, 2006/10/07-12/24
単純な反復パターンになることを避けつつ 構造を生成できるシンプルなロジックを考え、 それを実現する工法を工夫して、という 問題意識やプロセスが興味深かった。
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第八位
畠山 直哉 『二つの山』 (写真展)
東京アートミュージアム, 2006/04/07-07/30
山という「自然」を対象に採りながら、 製鉄所の構造が岩山に、そこから吹き上がる蒸気が雲になったような、 自然・人工物という観点とは直交した美学を感じた。
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第九位
テアトル・ガラシ × ク・ナウカ・シアターカンパニー 『ムネモシュネの贈り物』 (演劇)
ザ・スズナリ, 2006/06/13
ミニマルな舞台美術や音楽や照明・映像を使い方などは普通に洗練されていたが、 それより、動物的というか鳥を思わせる欧米的なものと違う動きが面白かった。
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第十位
西野 達 『天上のシェリー』 (美術展)
メゾンエルメス 8階フォーラム, 2006/06/02-2006/08/31
いきなり見知らぬその女性のプライベートルームに 一人間違って踏み込んでしまったかのような、 なんともいえないバツの悪さを感じてしまった。
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番外特選
『越後妻有アート・トリエンナーレ 2006』 (アートイベント)
十日町市, 津南町, 2006/7/23-9/10
金曜夜発日曜夜着で5時間程しか睡眠を採らない強行軍だったが、 同好の友人たちと一緒に観る楽しみを堪能できた。
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