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モルジブに行ったらたぶん、「この美しい水中を家族やお友達にも見せてあげたい」「この感動を残したい」と思うことでしょう。 水中で写真が撮れるカメラには、いろいろな種類がありますが、シュノーケリングには重量が軽くて、あまり大きくないものの方が、泳ぐ時負担が少なくて良いと思います。
とりあえず試してみるなら、お手軽価格のものとして、「水に強い写るんです」(水深3mまで使用可。27枚撮りで定価2000円位)などのレンズ付きフィルムがあります。 また、レンズ付きフィルム用の防水ケースが実売5千円台位からあり、これは何度でも使えるので、もし何本か写すのならば、「写るんです水中」よりも、レンズ付きフィルム+防水ケースの組み合わせの方が割安です。大きなカメラ屋などで売っています。 (Special thanks to Kozueさん)
もう少し予算があるならば、水深5mまで使える水陸両用のコンパクトカメラがあります。 この手のカメラで撮った写真が見たい方は、みんなのモルジブ情報長文情報コーナーから、MASAさんのヴィリバル情報へと進み、「スノーケリング体験コーナー!!」をご覧になってください。キャノン・オートボーイD5で撮った写真があります。(写真の上手な方です。)
また、デジタルカメラをお持ちの方なら、メーカーによっては、水中に持ち込める防水ケースが発売されていますので、それをご利用になるのも良いでしょう。
上記のカメラたちはどれも、水中写真の出来栄えはそれなりで、雑誌のグラビアのような写真はよほど腕が良くないと撮れないと思いますが、きれいな海で遊んでいるところやきれいな魚たちなど、きっと思い出の写真となることでしょう。
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![]() MX−10には、南の島では一般的にISO100のフィルムが適当と言われているようですが、私が行った時期が雨季から乾季への変わり目でまだ透明度が良くなかったせいもあるのでしょうが、ISO100のフィルムでは海が暗い感じになってしまって、目で見た通りのきれいなブルーは出ませんでした。 特にグライドゥのサメ・マンタ待ちする、人懐っこいナポレオンがいる場所は水深30m近いため、絞り開放(f4.5)でもナポレオンは闇に浮かび上がって、まるでナイト・ダイビングの写真のようになりました。距離のあったサメやマンタにいたっては闇に溶けこんで、心の目にしか見えません。 あと、日没がけっこう早く、ボート2本行った後で、ハウスリーフで潜ろうとすると、途中から薄暗くなってきたりしました。感度の高いフィルムもあった方が良いと思います。
モルジブ国内では、DhivehiNetというモルジブのNTTのような会社がプロバイダ業務も行っているそうです。 モルジブにノートパソコンを持参して、インターネットにアクセスする場合についての情報は、みんなのモルジブ情報・バックナンバーに少しあります。
お星様とコンピュータというWebページで、特定日時のモルジブの星座のシミュレーションが出来ます。
自分が行く時期のモルジブの夜空のどこに南十字星が見えるのか、どんな星座が見えるのか、予め調べて行けば、モルジブの夜がいっそう楽しめることでしょう。 |
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英語は一切読まなくても、絵本感覚で楽しめる本です。
モルジブのダイビング・ポイントが28ヶ所、イラストと写真で紹介されています。ポイントが環礁のどのあたりにあるのか、近くの島との位置関係、リーフと潜るコースの位置関係、などの他、立体的な水中地形図に水深も含めたコース取り、見れる魚が詳しく描きこまれています。
アリ環礁のフィッシュヘッドも Mushimasmingili Thilaという現地名で載っています。Mulaku環礁のMulaku Kanduというポイントにはハンマーヘッド・シャークが何匹も描いてあって、わくわくします。
A4サイズの本で、モルジブの出版社から出ています。私はこの本をビヤドゥの売店でUS45ドルで買いましたが、モルジブの空港内の本屋さんでは、この本をUS27ドル(96年12月現在)で売っていました。
この本にはRED SEAバージョンもあって、こちらもGOODです。
情報収集をしっかりやりたい人向きの、読みたいところがたくさんある本です。
南北マーレ、アリ、フェリドゥー、リャビアニ環礁のダイビングポイントの説明、環礁内での位置、水中地形図、水中写真などがたくさん載っています。
フルレ空港の売店で、US38ドルで売っていました。(97年12月現在)
by RUDIE H. KUITER モルジブやインド洋の固有種を調べたいとなると、日本の図鑑ではなく、インド洋の図鑑が欲しくなります。
この図鑑は98年に発売されたもので、外国の図鑑にしては値段が手頃な割に、写真の数もコメントも豊富で楽しめます。
フルレ空港の売店で、US38ドルで売っていました。
ちなみに、同じくフルレ空港の売店で、「INDIAN OCEAN TROPICAL FISH GUIDE」とウミウシ図鑑がそれぞれ70ドル、「INDO-PACIFIC CORAL REEF FIELD GUIDE」が65ドルでした。
(モルジブでの価格はいずれも98年6月現在)
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モルジブに行く前でも、お魚に興味のある人は買って持って行くと楽しいでしょう。 魚の図鑑は、標本写真ではなく生態写真(生きている時の写真)が載っているものの方が、調べやすいし、見ていて楽しいです。独断による私のオススメはこれ。
初級用 1度南の島に行って、お魚にはまっちゃった人へ。
「サンゴ礁の仲間フルガイド」(水中造形センター刊)1800円位 中級用 見た魚の名前をなるべくたくさん知りたいという方へ。
「海水魚」(山と渓谷社刊)2400円位 上級用 中級用ではもの足りなくなくなった方へ。
「日本産魚類生態大図鑑」(東海大学出版会刊)9800円位 |
![]() 「インド洋の小さな国 〜モルジブ諸島文化誌〜」 藤沢高治著 晶文社刊 1800円 1977年頃に、著者を含む日本人青年4人が、ヒマフシ、フラー、スルスドゥ、ディフシィ、ガファルウ、グライドゥ、マフシ、ガルフィという8つの島を巡って見た、モルジブの人々の生活が描かれています。 モルジブに魅了されて、モルジブのこともっと深く理解したい!という方にお勧めします。入国前の準備の話がやや冗長な気がしますが、モルジブに入国してから面白くなります。20年ほど前のお話ですが、マーレ以外の島には、本当になんにもなかったということに、改めて驚かされます。 著者はモルジブには「南洋のおおらかで茫洋としたあけっぴろげの文化」「非常に開放的であらわな文化」があると書いています。「モルジブの文化には、闘争するという概念が無い」「モルジブ人の少女たちは、夜になると急に大人びて美しく輝く」といったあたりを読むと、モルジブという国が、ますます味わい深いものに感じられます。 (塚原さんのご紹介で読ませていただきました。) |