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大道芸ワールドカップ in 静岡 2008

Text Last Update: 2008/11/03 |撮影 on 2008/11/01 in 静岡市内

11月1日(土) に日帰りで 大道芸ワールドカップ in 静岡 2008 を観てきました。 日本でも最大規模の大道芸フェスティバルでまとめて観るのに良い機会ですし、 大規模な野外演劇・ダンスやハプニングなどを招聘することもあり、 例年、泊りがけで観に行っていましたが、今年は日帰り。 朝10時過ぎに静岡入りして、昼のプログラムを頭から。 ナイトパフォーマンスも軽く流して観て、20時前に静岡を後にしました。 「プレミアムサーカス」枠も無く、海外招聘組も目新しさを欠き、 日帰りでちょうど良いくらいの内容だったように思います。 例年のように、観たことが無い海外招聘カンパニー/パフォーマーを 優先して観て回りました。

全体として、それなりに楽しんで観ましたが、初めて観るカンパニー/パフォーマーで これは凄い、面白いと特筆する程のものには出会えませんでした。 静岡には、コミカルなジャグリングやアクロバットのようなパフォーマンスより、 1999, 2000年の Strange Fruit [写真]、 2000年の Hector Protector [写真]、 2001, 2002年の L'Élépahant Vert [写真]、 2002年の Les Vernisseurs [写真]、 2005, 2006年の Avanti Display [写真] / Cocoloco [写真] のような野外演劇やハプニングと言った方がよいカンパニーを期待しています。 もしくは、 2001年の El Espejo Negro [写真]、 2005年の Les Bleus De Travail [写真]、 2006年の Los Excentricos [写真] のような、いかにもヨーロッパらしい可愛らしいミニサーカスとか。 今年はこのようなカンパニー/パフォーマーに出会えず。それが残念でした。

平日ではなく土曜ということで、酷い混雑を予想していました。 しかし、例年に比べると観客が少め、 場所取りの激しさもかなり緩和された印象を受けました。 おかけで、期待していた以上の数のパフォーマンスを観ることができました。 週末に日帰りというのは2004年もそうでしたが、それに比べて楽しめたな、と。 しかし、これも不景気の兆なのだろうか、などと少々複雑な気分にもなったりしました。

過去の大道芸ワールドカップ in 静岡の写真集: 1999年2000年2001年2002年2004年2005年2006年2007年

以下に観たカンパニー/パフォーマを、個別にコメント付き写真で紹介。 パフォーマー名演目名については、自分で調べられる限り、 パフォーマーの公式サイトや、海外の大道芸関係のフェスティヴァルのプログラム などで一般的に用いられている表記に従っています。 調べがつけられなかったものについてのみ、 会場で配布されていたパンフレットに用いられていたものを用いています。

11/01 11:00〜 @ 駿府公園 メイン広場2

くるくるシルク photo 1 2000年に活動を始めた日本人パフォーマー3人組の くるくるシルク。 コミカルなパントマイムやジャグリング、スティルトなどからなるショーでした。

11/01 12:00〜 @ 駿府公園 メイン広場2

Kanakov photo 1 Kanakov photo 2 ロシア (Russia) の ロシアン・バー 4人組です。バーを支える男性2人に、 ジャンパーは男女1人ずつ。 2006年の際は単に技を見せるだけでしたが、 今回はちゃんとストーリー仕立て。もちろん、今年の方が良かった。 男性ジャンパーがひ弱で少々ダメなのだけど、 ごつい男2人との喧嘩にコミカルに勝って、最後にヒロインの女性をゲット、 という Keatonesque なストーリーでした。

Kanakov を含む写真集: 大道芸ワールドカップ in 静岡 2006

11/01 12:30〜 @ 駿府公園 メイン広場2

Duo Flash photo 1 ウクライナ (Ukraine) のコミカルでスピーディなアクロバット2人組。 最初にジャージ姿で客弄りして場を盛りあげた後、 ジャージを脱いで、trance な techno のリズムに乗って、 スピード感あふれるアクロバット・ショーを披露しました。

11/01 13:30〜 @ 駿府公園 メイン広場5

Avital Giles photo 1 Avital Giles photo 2 イギリス (UK) の女性エアリアル・パフォーマー Avital Giles。 まずは、トラペーズ (trapeze; 空中ブランコ) で少しロマンチックに。 続いて、ストラップ (straps; ベルト) に変えてスイングさせながらダイナミックな パフォーマンスを見せました。

11/01 13:30〜 @ 駿府公園 メイン広場4

サンキュー手塚 photo 1 日本人パフォーマー サンキュー手塚による コミカルなパントマイム。 このネタは初めて観たような。 と、写真に撮ったのに、何をやっていたのか思い出せない……。

サンキュー手塚を含む写真集: 大道芸ワールドカップ in 静岡 2007

11/01 14:00〜 @ 駿府公園 メイン広場4

Lucky Hands photo 1 ロシア (Russia) 出身の Evgeniy Kolomiets & Mark Schmal による コメディ2人組 Lucky Hands。 オルガンや食器を打楽器を使った音楽コメディでした。

11/01 14:30〜 @ 駿府公園 メイン広場5
11/01 17:30〜 @ 駿府公園 メイン広場5

Kaatie Akstinat photo 1 Kaatie Akstinat photo 2 トイツ (Germany) の女性エアリアル・パフォーマー Kaatie Akstinat。 まずは、地上で椅子を使ったコントーションをちょっとコミカルに。 続いて、肩紐の付いた赤いティッシュ (tissue; シクル、シフォン) を ドレスのようにまといながら、そして空中で途中で肩紐を外して、 エアリアルのパフォーマンスを見せました。

Kaatie Akstinat photo 3 日没後にもう一度見ましたが、特に演目を変えずに同じ内容でした。残念。 日没後の方が雰囲気が出ていたように思いますが。

11/01 15:15〜 @ 駿府公園 メイン広場5

Rokashkov photo 1 Rokashkov photo 2 去年に続いて登場の ロシア (Russia) の男性1人女性1人の鉄棒4人組 Rokoshkov による 正方形に組んだ4本の鉄棒を使ったパフォーマンス。 ロマンチックなラブストーリー仕立てで、 音楽を含めて内容は去年とほぼ同じでした。 違う演目も観てみたかったので、少々残念。

Rokashkovを含む写真集: 大道芸ワールドカップ in 静岡 2007

11/01 15:30〜 @ 駿府公園 沈床園

ジョジョ photo 1 元 黒龍江省雑技団 で現在は日本を拠点に活動するジョジョ (Jojo) による雑技。 皿回し、コントーション、フラフープ、といつものプログラムでした。

11/01 16:15〜 @ 駿府公園 沈床園

Lena Köhn photo 1 ドイツ (Germany) の Lena Köhn による、水晶玉のマニピュレーションとディアボロのパフォーマンス。 ダイナミックに、というより、腰かけながら静かに優雅に。 ディアボロの動きと身体の動きの静かさの対比で見せるパフォーマンスでした。

11/01 16:15〜 @ 静岡市役所

Rob Torres photo 1 アメリカ (USA) の Rob Torres による、いかにもアメリカの大道芸人という感じの、 コミカルなジャグリングのショー。

11/01 16:45頃 @ 青葉通り呉服町通り交差点近く

タカパーチ photo 1 お馴染 タカパーチ による、人間ジュークボックス。相変わらずの人気です。 コインを入れると、トランペットで懐メロなどを一息吹いてくれます。

タカパーチを含む写真集: 野毛大道芸 2003野毛大道芸 2004野毛大道芸 2005

Le Tennis
11/01 17:00〜 @ 青葉通り呉服町通り交差点近く

Latidute Cie photo 1 フランス (France) の3人組 Latitude Cie による、 テニスの試合に見立てたコミカルなジャグリングのショー。 2005年の汐留 [写真集, レビュー] 以来3年ぶりに観ましたが、 やはり面白い。 日没後でちゃんとした写真が撮れませんでしたが、 紹介しておきたいので、あえて載せておきます。 写真は汐留の方をどうぞ。

Latitude Cie を含む写真集 (レビュー): アート・ダイドウゲイ 2005 (レビュー)。

11/01 17:00〜 @ 駿府公演 メイン広場4

アコる・デ・ノンノン photo 1 アコる・デ・ノンノン (aka あんざい のりえ) による、コミカルなアコーディオン・ショー。 ローラーボーラーに乗りながら演奏したりするようで、 ステージ上に道具はありましたが、着いたときは終った後のようでした。残念。

11/01 19:00〜 @ 呉服町通り タカラ堂前

Mabo Band photo 1 イタリア (Italy) のブラスバンド4人組 Mabo Band。 軍楽隊と意識したかのようなミリタリな格好 (しかし、なぜかスカート) で、 ハプニング色あるコミカルな演奏を聴かせてくれました。