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第6回 少林足球

六本木交差点でトルシエも吼える今日この頃(@街頭スクリーン)、みなさん、いかがお過ごしですか?普段はスポーツ・ニュースを斜め読みする程度の私ですら、なにやら浮き足立っております。スポーツ・カフェの前に行列が出来るわ、朝からユニフォーム着たサポーター軍団と出会うわという毎日ですが、またとないお祭り気分と、「突如芽生える愛国心」ってモノもそう悪くないんじゃないかなーと思ったりして。

日本チームの初戦があった日なんか、 (ウチまでの道すがらは、いたって静かな住宅街なんですけど)むむ、 ナニか聞こえる?どこからともなくウワァン〜という妙な音が。 そう、家々の窓から聞こえるTV中継の喚声が路上を渦巻いて、 まるで辺り一面サッカー場みたいなのです。コレは凄い! と思ってると、そそくさと出てきた奥サマたちが「2−1で日本が勝ってるわ!」 などと途中経過まで把握させてくれ、私もつい足早に。 帰り着けば、稲本の(幻の)ゴール!と同時に隣家からツンザクような悲鳴!! 気がつけば自分もヒーヒー手に汗にぎってました…なんなんでしょーね、 この現象は?サッカー・ファンの方々、6月末にはヘトヘトになってることでしょー。

そんな中で、当然ながら話題沸騰の『少林サッカー』ですが、これはもう大変なことになってるはず!と意気込んで封切翌日に行ってみると、あら、ゼンゼン余裕。そーか、みんな家でサッカー観てるよね…しかし、いやー、とにかく凄い凄い!少林寺とサッカーを結びつけるなんて、なんで今まで気付かなかったのー?まあ、仮に私が気付いたとしても、どうしようもないんですが。私みたいなサッカーのシロウトさんをも十分楽しませてくれるチャウ・シンチーって素敵。アクション&CGも見ごたえアリだけど、スピード感とお笑いだけのゴリ押しじゃなくて、欲望や傲慢、理想と現実、愛と希望、など様々なテーマが見えかくれしてるとこもナイス。美貌をなげうっての紅一点、ヴィッキー・チャオ(“千秋”似、かと思いきや…!)も必見。上映後、三分の一ほど埋まった客席から沸き起こる拍手、拍手。香港はFIFAランキング143位ってことですけど、2006年には少林チームがドイツに出陣してるかも?!あるいは、もう既にカンフーをトレーニングに取り入れてるチームがいたりしてねー。

●Kim's 近況
『少林サッカー』を観た翌々日、ベルギー戦を観て、もし女子サッカー部があったら入りたかった高校時代(→代わりに女子ホッケー部入部)を思い出し、それでも3年間スパイク履いて過ごしたな、と思いながら眠りにつくと、なぜか夢の中で“初恋の人に告白”?!起きてから、アノ人は誰だっけ?と思ったら、『少林サッカー』少林チームのファン監督の若かりし日。ウハハ!なぜ、せめて周星馳(チャウ・シンチー)じゃないー?!


(レーコより) ワールドカップ、大盛り上がりです。私も今やすっかりにわかサポーターになっちゃいましたよ。ワールドカップがもたらす興奮とはこういうものなのでしょうか、仕事中に何度もインターネットで試合状況を確認するようになるとは想像してませんでした。「少林サッカー」、最初は「少年サッカー」と読み間違えて、いわゆるキッズムービーかと思ってたんです。見に行った会社の人も絶賛してた映画、今だからこそ、この映画を見る楽しさも何倍にもなりそうですが、とりあえず今月はワールドカップかなー。

●Kim's Cinematic Kitchen バックナンバー
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4「春一番」
5「5月です」
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