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#6 あの夏の終わりは何処にあるのか この時期の僕を次第に切なくさせる、 「あの夏」「夏の終わり」は僕の中の何処に残っているのだろうか。 「夏なんです」 はっぴいえんど (1971)より 空模様の縫い目を辿って 石畳を駆け抜けると 夏は通り雨と一緒に 連れ立って行ってしまうのです (作詞:松本隆) 「くれない埠頭」 ムーンライダーズ (1982)より 吹きっさらしの 夕陽のドックに 海はつながれて 風を見ている 行くあてもない 土曜のドライヴァー 夢を見た日から 今日まで走った 残ったものも 残したものも 何もないはずだ 夏は終わった (作詞:鈴木博文) 「ISLAND1999」マイクロへヴン (1997)より 1989僕たちはこの浜辺で出会ってたはずさ 月の光が浮かぶ波間をどこまでも泳いだね あの頃の夢ばかり見てるよ 夏が終わるなんて思ってなかった (作詞:増山龍太) |
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「MIND CIRCUS」 中谷美紀 (1996)より 君の眼差しは夏草が茂る 避暑地の空の匂い 胸に吸い込むと泣きそうになった 遠い夏休み思い出させる (作詞:売野雅勇) 「いつか見上げた空に」 オリジナル・ラヴ (1993)より 風が彩りを変える そしてもうすぐ夏休み 遠い虹のように 追いかけては消える 見つけられそうな何かを 今も追い続ける (作詞:田島貴男) 「DOLPHIN SONG」 フリッパーズ・ギター (1993)より 虚ろな思い遥か超えて 穏やかな午後を歩くだろう La La La La...La La La La... ほんとうのこと知りたいだけなのに 夏休みはもう終わり (作詞:Double K.O. Corp.) 「夏の終電車」 Sarah (1998)より 愚かな季節過ぎ去れば 残ったものの悲しみを 全部無くしてどうする 全て受け入れてどうなる いつまでも夏の終電車に乗って 星を数えてる 窓に流れる想い出が 消えるように (作詞:増山龍太) |
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「September」David Sylvian (1985) The sun shines high above The sounds of laughter The birds swoop down upon The crosses of old grey churches We say that we're in love While secretly wishing for rain Sipping coke and playing games September's here again September's here again (作詞:D.Sylvian) 今年も夏がまたやってきた。そしてまた何事もないかのように過ぎて行くのだろう。目を閉じれば横切るあの頃の狂騒や焦燥はやはり全て幻なのだろうか。 |
増山龍太: 変態叙情系インストロックユニット「Sabotage100」メンバー。自称ロマンフーリガン、好きな言葉は「夕暮」。今年の夏はエヴァを(もう一度だけ)通して鑑賞予定。 |
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