毎回友人たちに登場してもらい、エッセイを書いてもらうコーナーです。 今年のお題は「影響をうけたモノ」。

第9回の執筆者はけーこさんです。

●●けーこ自己紹介●●

 けーこです。大阪在住でござる。れーこちゃんとは職場で出会い、いじめっこ、いじめられっこという立場の違いはありましたが仲良くしていただきました!
 この度はBLUESについて書かせて頂き有難うございました。
少しでもブルースや楽器がお気軽なものになりますよ〜に。
http://isweb45.infoseek.co.jp/art/boooogie/


第9回 「BLUES SESSIONの入り口」

 え〜、今、あたしの私生活の大部分を占めているBLUESと言う音楽について書きます。ブルースといえば淡谷のり子さんですが、ちょっとブルース違いであります。

 あたしが日頃、バンドやセッションなんかでやっている音楽はアメリカの南部から始まったとされるhttp://www2.odn.ne.jp/~cag27880/blueshist.htm(このHPに詳しくは載っています)音楽で、かなりシンプルな音楽です。何がどうシンプルかと申しますと、歌詞は、主に語りです。うなっても良い。何を言っても良い。コードは複雑なものもありますが、基本的に一曲3つです。ひどい時には1つの時もあります。よって歌本いらずです。こんな実にええ加減な音楽ですから、バンド活動しなくても音楽活動が気軽に楽しめる、そうセッションという世界が存在します。

 ブルースセッションというとやった事のない人は何か高尚な音楽、職人みたいな凄腕のおっちゃん達の世界だと思われるでしょう。突然、見ず知らずの人同士が、一言二言だけでステージで演奏してしまう訳ですから、その先入観も攻められません。が、それは大間違いです。ここで基本的なブルース進行というコードの成り立ちを説明します。


 Aというコード(和音)ですが、ラ、ド#、ミ。Dは、レ、ファ#、ラ。Eが、ミ、ソ#、シ。これを上記の順番にギター、ベース、ピアノ等、あなたのお好きな楽器を鳴らして頂ければ、セッションできます。これが、ブルースセッションの典型(約半分を占める)Aのブルースです。Aとはラです。ちなみに次に多いEのブルースは、


と、B(シ、レ#、ファ#)が増えただけです。
ですから、実際、キーはAでとか言われたら、Aの展開だと思ってください。
そんな簡単な訳がないと思われた方は、

http://www001.upp.so-net.ne.jp/akisfac/kouza/kouza1.htm

をみてください。あくまでも入り口広く、中は、深すぎて解らないのがブルースのいいところです(笑)。ただ、難しいと思うのは大間違いです。昔、バンドやってたって方は、一度やってみてください。バンドのようにスタジオ代がどうのこうの、チケット売らなきゃとか煩わしくありません。行って、演って、飲んで帰るだけです。

ちなみにわたしは、ギターを始めて6ヶ月で、唄い始めた日に、ドラムを始めて1ヶ月でと、三回違う楽器で演奏デビューをしています。


←これが私を虜にしてやまないThe JIJIMETAL JACKET VOL.2なのだ!
世にも珍しいブルース漫画です。
VOL.1はロック、メタルです。

 おすすめCDですが、ブルースは好き放題天国なので、(ほぼ今のシーンにある全てのジャンルのルーツなので)ジャンル別で独断と偏見でまいります。

●ヒップホップ好き:Lowell Fulson
●ロック好き:lbert King もしくは Eric Clapton
●R&B好き:Johnny Otis
●パンク好き:Hound Dog Taylor


 他にも沢山ありますが、聴きやすく、好きになってもらえるよう選んだのであたし自身が好きではない人もあげました。

 一番ブルースを好きになってもらえるだろう映画をあげてお開きにしたいと思います。ご静聴有難うございました。

ブルースブラザーズ、ブルースブラザーズ2000、オーブラザー!の三本です。ビデオ、DVDでみてね!!(了)


The Blues Brothers (1980) Blues Brothers 2000 (2000) O Brother, where art thou? (2001)

(第10回の執筆者は未定ですが、お楽しみに〜)

★ケーコさんからイザベルへ★

日常の事も小説みたいになるんですね!文章がそーなんかなー!?あたしにゃ無理やな。。。

(レーコより) 大阪発のブルースネタ、ほんまにありがとうございました。ブルースブラザーズは、私も高校から大学にかけて、かなりはまりました。映画も何回も見たし、LPもほとんど買った。今月の背景になってるジャケット、2000年バージョン以外は持ってます!けーちゃんのエッセイ読んで、なんだかまた聴きたくなりました。ブルースについては、こないだラジオで藤井フミヤが「ハーモニカをブルース風に吹くのってめちゃくらシンプルなんですよ。同じ音を吹いて、吸って、ずらしていけばいいんです」って言ってたのを思い出しました。なるほど、ブルースってシンプルなのね。

けーちゃんは、私よりずっと年下なんですが、私のねーちゃんみたいなところがあります。何年か前、東京暮らしを不安に感じてた私に「帰ってきたかったら帰ってきたらええねん」とさら〜っと言ってもらって、ほんとに気持ちが楽になった。けーちゃんみたいな友達が地元にいるから大阪の街がやっぱり恋しい。そう思えるというのは、いいもんです。彼女が自己紹介で書いてた「いじめっこ、いじめられっこ」は、けーこちゃんが「いじめっこ」、私が「いじめられっこ」。どつかれたり、はたかれそうになりながら、走って逃げる、なんてことをほぼ毎日のように職場(英会話学校)でやってました。もう、学校の短い廊下、走った、走った。本気とちがいますよ、もちろん。だけど、けーちゃんの鉄拳をまともに受けるとほんまに大変なんです。ここでは書けないぐらい恐ろしく力が強いんです。今、ブルースバンドでドラムやってるって聞いて、なんだか納得してます。

けーちゃんの料理のうではプロ級(ていうかプロ)なんで、またいつかごはん食べさせてもらいたいです。けーちゃん、今度はライブで東京来て〜!

→「読本 十人十色」バックナンバー
1「筒井康隆礼賛」by よねお
2「デス・スターの溝」by KITT
3「恋い焦がれる」by マサコ
4「おれがすき。」by こばやし
5「奥の奥の感覚」by トヨダ
6「こちらヒューストン」by テラケン
7「ドラッグのすすめ」by イロミ
8「Hello Kitty」by イザベル
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