このページでは、アニメ『パタパタ飛行船の冒険』と、その原作者ジュール・ヴェルヌJules Verneの作品をめぐるいろいろな文章を、随時、掲載しています。
よろしくお願いします。
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タイトル | 掲載年月 | 内容 |
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13. | 『氷のスフィンクス』 | 2004年 8月 | エドガー・アラン・ポーの『ピムの物語』の続編としてヴェルヌがその晩年に書いた小説。主人公ピムはポーが描いたのとは別の運命をたどることになる。 [新規掲載] |
12. | 『ラ・ペルーズの大航海』 | 2004年 7月 | ヴェルヌの書いた実録文学。18世紀末、イギリスのキャプテン・クックの航海につづいて太平洋に乗り出したフランス人航海家ラ・ペルーズの探検を再現する。 |
11. | 『世界の支配者』 | 2004年 7月 | ヴェルヌ生前に発表された最晩年の作品。アメリカ合衆国各地で怪事件が相次ぐ。しかも、その多くには驚異の高性能を持った「乗り物」が関係しているらしい。この「乗り物」を操っているらしい自称「世界の支配者」とはいったい何者なのか? |
10. | 『ハテラス船長の冒険』 | 2004年 6月 | 姿を見せない船長に率いられて北極へ向かう探検隊――という謎めいた雰囲気で始まるヴェルヌの「驚異の旅」物語。現在では入手の難しい作品かも知れません。 |
9. | 『月世界へ行く』 | 2004年 6月 | 人類が実際に月に到達する100年前に書かれた月旅行の記録。今回、読んでみて、あらためてヴェルヌの想像力と感性に感服しました。 |
8. | コミックマーケット66 新刊計画! | 2004年 4月 | 読んで字のごとし――なんですが、ほんとにだいじょうぶなのかな……と自分で書いてどうする! |
7. | 飛行船と飛行機(下) | 2004年 4月 | ヴェルヌは、『征服者ロビュール』で「空気より重い飛行機械」を描いた。将来、そのほうが主流になるという見通しを持っていたようだ。現実にも「空気より重い飛行機械」が空を征服した。これからは私たちの飛行機械はいったいどうなっていくのだろうか? |
6. | 飛行船と飛行機(上) | 2004年 4月 | 飛行機と飛行船はどう違うのか? ライト兄弟初飛行100周年を記念特集「L'etonnante aventure 2」に掲載した文章の改訂版を2回に分けて掲載します。 |
5. |
ジュール・ヴェルヌについての覚え書き(4) ― 完 ― |
2004年 3月 | ヴェルヌのフィクション作りの方法の重要な点は、その物語世界が現実にあり得ることを論証していくところにあった。それがロマンチックであり得たのは19世紀後半のヨーロッパが世界でも特権的な地位にあったことと深い関係がある。一方で、そのヴェルヌの方法は、日本のアニメ作りの方法を先取りするものでもあった。 |
4. | ジュール・ヴェルヌについての覚え書き(3) | 2004年 3月 | ヴェルヌの『月世界旅行』はどこまで「ほんとうらしい」か? ヴェルヌの作品世界の「驚異」の性格と、衒学的とさえいわれる詳細な科学的・博物学的説明が作品のなかで果たしている役割について論じる。 |
3. | ジュール・ヴェルヌについての覚え書き(2) | 2004年 2月 | 『海底二万里』のノーチラス号、『悪魔の発明』の潜水艦、『征服者ロビュール』のアルバトロス号に無限に近いエネルギーを与えるものとしてヴェルヌは電気を考えていた。前世紀後半、「電気」は魔法のような力を持っていると思われていたのだ。 |
2. | 『地軸変更計画』 | 2004年 2月 | ヴェルヌの後期の作品『地軸変更計画』の評。アメリカ人は、現実世界でもフィクションのなかでも、やっぱりアメリカ人なのでした。 |
1. | ジュール・ヴェルヌについての覚え書き(1) | 2004年 1月 | ヴェルヌ作品は「SF」なのか? ヴェルヌ作品にとっての「現実味」とは? ――『L'etonnante aventure』に掲載した「ジュール・ヴェルヌについての覚え書き」に加筆して連載します。その第一回めです。 |