● 2006年09月27日(水)
祝!
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 |  | 世の中の大半以上の人にとっては、どうでもいい話。
北海道日本ハムファイターズ、パリーグ・レギュラーシーズン優勝。
いや、優勝するとは思っていませんでした。 パリーグはこの後プレイオフがあるので、レギュラーシーズン1位通過といっても厳密には優勝ではないのだが、まあ優勝といっても差し支えない。 少し前の日記で「無理だろう」と私も語っていたように、大方は西武かソフトバンクの優勝と見ていたはずで、大番狂わせもいいとこである。
優勝時のピッチャーは、悪名高いダン野村オフィスが送り込んだマイケル中村、キャッチャーは阪急・オリックス・西武・横浜と渡り歩いたベテラン(ロートル)中島である。 メンバーも、巨人のように余所から連れてきた大物選手はほとんどおらず、ほぼ優勝経験のない生え抜きばかりだが、よく言えば個性派集団、悪く言えば寄せ集めのようなチームである。お国関係だけを見ても、韓国+イラン+パナマ+オーストラリア+MLB帰り+日本という組み合わせで、そのバラエティに驚く。
万年Bクラスのチームがまとまったのは、もちろん球団や監督やファンの声援のたまものであるとは思うが、春の"新庄今期で引退宣言"と金村の"ソフトバンク・ズレータからの暴行事件"がこのチームを強くした気がする。
その金村はこの最終盤になって監督批判を行ってチーム離脱、今オフのトレード要員となった。この不幸な事件が、なんとまたチームを強くして、どう見てもソフトバンクの連勝、よくて1勝1敗と思っていた2連戦に連勝した。
つまりは、マイナス要因を利用して、逆に強くなっている気がするのだ。
私は全盛期70年代の阪急が好きだったが、あのころの阪急は、まるでレイプスの新谷くんのように『強いもんが勝つんじゃあ!』といった暴快さがあったが、今年の日本ハムはむしろ"負け犬"が根性を出した、という感じがする。
まあ世間にとってはどうでもいい話だ。 注目されていない連中こそ、おもしろいことをやってくれ。 | | |