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 ● 2006年11月30日(木)  This is an end
AMS、引っ越しをすることに。
詳しくは今週末、AMSウインターセール/全品2割引の時にチラシをお渡ししますので、よろしくお願いします。
そのうち、トップページにも掲載します。

AMSの存続についてはいろいろ考えた。
もちろん何度も閉店を考えたけれど、もう少しがんばってみます。
やってみたいこともあるしね。

引っ越しは来年1月。



えーっとね。

2年ほど続けたこの日記、そろそろ終わろうと思います。
この2年にいろいろあったけれど、そういった実際の日常とは別に、こんな日記をやってみたかったし、それなりに多くの読者もいて楽しかった。
日記ということでずいぶん簡単に、また乱暴なことも書いてきたけれど、また各方面に失礼もあったと思いますが、ご容赦ください。

またどこかで文章を書くことはもちろんあると思います。
それがどういうスタイルになるかどうかは未定ですが、その時はよろしく!

読んでくれてありがとう。
また、どこかで!

 ● 2006年11月29日(水)  In The Wake Of King Fripp
招待券をもらったので、渋谷に映画「地下鉄(メトロ)に乗って」(監督・篠原哲雄)を見に行く。
参考URL↓
http://www.metro-movie.jp/

主役の堤真一は「ポストマン・ブルース」(監督・サブ)での好演が気に入り、その後の作品もいくつか見たが、どうも「ポストマン」以上のはまり役を見ることが出来ず、残念。
彼がふっとため息をつく演技、つまり気持ちの空っぽさを表現するのはなかなかいいと思うのだが、今回の作品でも完璧には描ききれていない気がする。
監督のせいなのか、本人のせいなのかは不明。
「ポストマン・ブルース」は傑作なので、未見の方はレンタルかDVDでぜひ。

「地下鉄に乗って」では田中泯が狂言回しの役どころで少し登場するが、意外に普通の教師役をやらせてもいいなと思う反面、田中泯らしさはやや薄い。
土方巽、デレク・ベイリーなどとのつながりもあって、田中泯には親近感もありつつ、いまいち好きになれなかったのはこういうことなのかな、とも思ったり。

いくつか面白い部分と、それはないでしょー的な部分とがあいまざる映画でした。
有料なら見に行かなかったかな。


渋谷に出たので、ついでにBunkamuraでやっている「スーパー・エッシャー展」の図録を買いに行く。友人に頼まれたのである。
先日、雨の日曜日に知人がこの展覧会を見に行った時、満員&長蛇の列で入場1時間待ちと言われて断念した旨きいていたが、今日も平日の午後にもかかわらず、チケットを買うのに20人くらいは並んでいたかな。
みんな、そんなに芸術好きでしたっけ。

三軒茶屋へ。
中古CD屋でロバート・ワイアットの「ロックボトム」紙ジャケット版を見つけて購入。これは日本盤でのみ発売されたオリジナルジャケの紙ジャケ版で、発売当時から入手が難しかったものだ。

フジヤマへ。
渡辺さんいるかなと思いつつ。
5時ころまで待っていたが、渡辺さん現れず、お店は閉まったままでした。
フジヤマ公式HPの日記が更新されていないので、どうもお店が開いていないのではないかと思っていましたが、どうもそうなのかな。
だとすると今月はほとんど開いていないかも。

友人にさそわれたことがきっかけで、昭和女子大人見記念講堂へコンサートを見に行く。
「ポーキュパイン・トゥリー」
むしろゲストのロバート・フリップ目当て。フリップを実際に見るのは初めてだ。

ロバート・フリップのソロが第一部、二部がポーキュパイン・トゥリーという構成でした。
フリップのソロは、サンプラーにギターの音を録ってループ、少し重ねる程度の即興で、かなりお手軽なもの。
キング・クリムゾンのフレーズを演れとか、リーグ・オブ・ジェントルマンの曲をやってくれとか、エクスポージャーを歌えとまでは言わないが、お手軽ノー・プッシー・フッティングちょっとだけ、という内容にはちょっとがっかり。
最近のソロはそんなもの、と言われればそれまでだが。

ポーキュパイン・トゥリーは初見&初聞なのでコメントはやめておきます。
入り口でコロシアムやニュー・トロールス、ウィグワムらの来日公演のチラシをもらう。
ウィグワム。「夜の原子核倶楽部」だっけか。来日って、まだやってたのか。


終了後、友人と居酒屋で簡単に飲食。
今日は渋谷に出たので、1982〜3年頃、彼と一緒に仕事をしていたあたりも見てきた話なども。
当時の仲間のHくんにも会いたい旨を彼に伝えると、Hくんはこういうふうに仲間が対等な関係の集まりには参加しない、彼が頂点でまわりが彼の話をふんふんと聞くようなスタイルの集会以外には出てこない、という話を聞く。
なんて孤独な、孤立無援な。でも彼らしいか。
ちょっと会えないかもな、と、これまた残念な気分になった。

人は、いろいろだ。
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 ● 2006年11月28日(火)  カーテン
何度この本をくりかえし読んだかわからない。

クリスティは有名な推理作家だし、日本にファンも多い。
「オリエント急行殺人事件」「ABC殺人事件」「アクロイド殺し」なんかは、ミステリーファンなら読んでいない人はいない。

私は「カーテン」と「愛国殺人」が好きだ。
どちらも読後に爽快感は残らない。
少し重いものが、残る。

「カーテン」は心理戦でもある。
心のある一部を押すことによって、殺人をおこすという内容だ。
そのプロットが秀逸だし、そして、重い。

心の一部を、押す。

歌も、そういうもののような気がする。

未読の方は、他のポアロものを読んだ後に読んでください。

「愛国殺人」はテレビ版かなにかで映像化されたような記憶があるが、「カーテン」は映画やテレビドラマなどで見た覚えがない。
1度、見てみたい。
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 ● 2006年11月27日(月)  スマートの反対は
futo.jpg 160×167 6K秋葉原で途中下車。

DVD-Rは今まで「SMARTBUY」というメーカーのものを使っていた。
安くてエラーが少ないからだ。

しかし今日、店頭にあったのは「ふとっちょばい!」という商品。

『中味はSMARTBUYと同じです!』という店頭表記。
同じ工場で作っているとのこと。
何かの事情で表記を変える必要があったのでしょうが、ふとっちょばいとは。

よく調べると、FUJIと同じ工場で作られた...など、いろいろありますね。
わけありも、また楽し。

参考URL↓
http://www.akibaoo.co.jp/01/commodity_param/t/0/ctc/02000000/shc/0/cmc/4710970616618/backURL/+01+main

 ● 2006年11月26日(日)  nomal
仕事で浜松へ。

前日にルクレチアでライブを入れようかと思ったが、UP-TIGHTが確かどこかでライブが入っていたので、あきらめる。
4月に誘われているが、まだ行けるかどうかわからない。

前回浜松に行った時、駅で見かけて気になったものの、購入できなかったおみやげ、今回は朝の駅の売店で見つけて、買いました。

うなぎえびせんチーズ風味

昨年見かけた時、これはうなぎ味なのか、えびの味なのか、はたまたチーズの味なのか、気になって。
で、買って食べました。味は...普通のえびせん。
うなぎの味は皆無、おかしなことにチーズの味もしない。
うなぎにチーズをかけたような味を期待していた(?)だけに、残念でした。

仕事の会場の入っているビルの1階で、地元のお年寄りが集まって朝市をやっている。
自宅の庭でとれたか、形が不揃いでJAには納品できない野菜が主。
みかん100円、さつまいも100円、卵100円と、なかなかいい感じ。
みかんを買いましたが、とても甘かった。
ありがとう、おばさんたち。

普通の、普通のふれあい。
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 ● 2006年11月25日(土)  君のためではなく、君のために、歌を歌おう
先日の中山双葉レコ発ライブのライブ映像を大阪スタッフがまとめてDVD-Rにしてくれたので、見る。
山本精一くんの回は見逃しているので、楽しみにしていた。

山本くん、だいぶん歌い方かわってきたなあ。
ちょっと生きている人とは思えない瞬間もある。

中山双葉のライブも、確かにこの日の出来はいいね。
ゆとりがあるのか、歌い方も少し変化をつけてみたりして、いい感じ。
彼女にいつか、「しゃぼん玉」とか「赤とんぼ」とか、日本の少し古い歌を歌ってほしいなと思う。

ドービルの映像を少し。
「男と女」の映像に、少し涙ぐむ。

「ブロークン・フラワーズ」のDVDは一昨日に届いているんだが、見る時間がない。

 ● 2006年11月24日(金)  いろいろと
モダーンミュージックに「13人連続暴行魔」のDVDを卸しのために持っていく。
すると生悦住さんはユニオンから「まんがNo1」のCDが入ったよ、と、こちらを又卸ししてくれる。AMSには明日入ります。
重いですね、このボックス。

エイジア来日、友人が冗談交じりに行くかとさそう。
http://www.udo.jp/artist/Asia/
うーん、行かないなー。
スティーヴ・ハウ、誰かに似ていますね。

今だ見ぬプログレの大物といえば、クラウス・シュルツかな。

スズキジュンゾくんが欧州ツアーから帰国した模様。
長いこと、あってないね。
以下のライブのブッキング、ありがとう。
1月13日(土)
『Alchemy records presents NIGHT GALLERY #06』@新宿URGA
<出演>
SOLMANIA
ASTRO+中原昌也
ナスカカー
MELT BANANA
スズキジュンゾ

あと、AMSは12月の初旬、セールあります。
みなさん、よろしくお願いします。

 ● 2006年11月23日(木)  nsb new cd
cd.jpg 160×138 8Kカナダ在住のあやちゃんから、CDが届く。

ニヒリスト・スパズム・バンドの新作CD「Nihilist Spasm Band/Live at Western Front-October 14th,2005-」(レーベル名なし、番号なし)が数枚。
バンドによる自主制作盤のようだ。
美川くんにも1枚差し上げますね。

裏ジャケットの写真がいい。
メンバーが全てカップルで写真におさまっているが、マレーの奥さんだけが見あたらない。食事を取りに行っている女性がそうなのかな?

ヒューが亡くなってから、初のツアーでのライブ録音盤。
あやちゃんも正式メンバーとして収録されています。

 ● 2006年11月22日(水)  花のような一瞬
君に会いたい
今すぐにでも
なにもいらない
君さえいれば
(「君に会いたい」/早川義夫)



お金をいくらかせいでも
資産を残しても
貴重なものをいくつも集めても
あの世には持っていけない

あの世に持っていけるのは
思い出だけ
思いだけだ

だから
心がふるえるような
思い出をたくさん
君とつくりたい

心と心が
重なるほどに
しびれるような
思い出をつくりたい

それを
持っていく。
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 ● 2006年11月21日(火)  ことだま
言葉には「言霊(ことだま)」という力があるという。


『こうなったらどうしよう』
『うまくいかなかったらどうしよう』
という、不安な気持ちがわくことは、わかる。

しかし、不安な気持ちは、すぐにはなくならない。

まだ来ぬ未来。
よくない結果に至る気がする、そう思ってしまう。
心配するとは、そういうことだ。

そう思うな、とはいわない。
思わないすぎるのも、よくないから。
ただ、体をこわすくらい、心をこわすくらい、悩まなくても、いいよ。

言葉には「言霊」がある。
力がある。
だから「大丈夫」と、口にする。
「なんとかなる」と、言葉にして言ってみる。

すると、なんとかなる。
大丈夫なように、なる。

信じてごらん。
明るい未来を、イメージしてごらん。

そのようになるから。

人は誰でもなりたいようになれる力を、最初から持っている。
使わないと、忘れてしまう。
そんな時は、せめて、言葉にしてみるといいよ。

いつだって、大丈夫さ。

 ● 2006年11月20日(月)  廃墟と青空
fausut.jpg 160×160 5K間章で思い出したこと。

間章に最初に会ったのは、1978年のデレク・ベイリー初来日公演、4月の京大西部講堂でのコンサートだった。阿部薫、吉沢元治などとの共演で、間章は主催者として司会の挨拶をしていた。
『このおっさんかー』って感じでした。

間章の文章は、プログレの国内盤LPのライナーノーツでよく読んだ。
ヴァージンのプログレ盤で、ややこしい音楽のライナーはこいつに書かせておけ、とばかりに間章が書いていたような印象がある。

ファウストの「検廚蓮愬冱劼叛超』という邦題で、コロンビアから日本盤が出ていた。ライナーノーツは間章で、無性に読みたかったが、興味を持った1978年の段階では廃盤になっており、輸入盤でしか入手できなかった。

後にウルトラビデを共に結成するBIDE(現・HIDE)くんが日本盤を持っている、しかし彼はレコードの取り扱いがむちゃくちゃだからすぐ見つかるかどうか、と言ってくれたのはコウイチロウだったか石橋くんだったか、忘れた。
BIDEくんの家に行くと、確かにレコードの扱いはむちゃくちゃだった。

玄関入って畳の居間。
その居間の座布団の下から、LPレコードが袋にもなにも入っていない生のまま出てくるのである。
それがアモンデュールのサイケデリック・アンダーグラウンドだったり、INCUSのフリージャズだったり、ジョン・ケージのCRAMPS盤だったり、ESPの奇怪なガレージバンドだったり。
もう一度言うが、ジャケットに入ったLPではなく、生のレコード盤が座布団の下から、である。
こんなヤツは後にも先にも、BIDEくんしか会ったことはない。
BIDEくんは16才、私は18才だった。

彼の家では「ファウスト/廃墟と青空」のジャケット見つかったが、盤とライナーノーツは見つからなかった記憶がある。
結局、間章によるファウストのライナーノーツは、当時百万遍にあったロック喫茶「彷徨館」で読んだ。

1978年11月、京都の同志社大学の学園祭「EVE祭」のある教室で、間章はレコードをかけてレクチャーをする、当時でいう「レコードコンサート」を開催していた。
同じ日、違う教室でULTRA BIDEのデビューライブを行うために学園祭に来ていた私は、リハの後に間章のレクチャーを聞きに会場に入った。
確か、ルー・リードの「テイク・ノー・プリズナー」を間章はかけていて、『ルー・リードはここではもう、歌ってすらいないんですね』などと、まるでルー・リードが「極北」に辿りついたかのような話をしていた。

私は彼が会場に持参したLPレコードに興味があり、話も聞かず彼の足元のレコードの束を勝手にめくって見ていたら、同じくレクチャーを聞きにきていた石橋くんに笑われた記憶がある。(笑)

私はULTRA BIDEの出演時間になり、会場を後にした。
間章を見たのはそれが最後になった。
その約2週間後、彼は脳内出血で死去したからである。

 ● 2006年11月19日(日)  Night After Night
昨日、間章のことを書いて思い出したエピソードがあるが、それはまた後日。


今日は友人にさそわれて、吉祥寺・シルバーエレファントへ。
何度か前は通っているが、入場したのは初めてだ。

出演はU.K.のカヴァーバンド。
前座はジョン・ウエットンのソロアルバムのカヴァーバンドだった。

カヴァーバンド(コピーバンド?)のライブを見るのは、何十年ぶりだろうか。
評論はさけるが、音楽はいろいろな世界があり、愛好家がいるのだということを思い知らされる。
バンド、音楽の世界は、さまざまだ。

不満があるとすれば、「デンジャーマネー」「ナッシング・トゥ・ルーズ」といったセカンドの曲が演奏されなかったこと。「シーザー・パレス・ブルース」は演奏してましたね。


しかし、ジョン・ウエットンのソロアルバムのコピーバンドがあるくらいだから、きっといろいろなバンドのコピーバンドが日本各地にあるのだろう。
BJHやロバート・ジョン・ゴドフリーやポポル・エースのコピーバンドもどこかにあるのだろうか。

日本だけでなく、世界にはいろんなバンドのコピーバンドがあるのだろうか。
中国にほぶらきんのコピーバンドがあったり、インドにオシリペンペンズのコピーバンドがあるのかもしれない。
いやいや、Tくんはもうニジェールでメンバーを集めて、メトロのセカンドアルバムのコピーバンドをやっているかもしれないではないか。

非常階段のコピーバンドもあるのかな?
uknight.jpg 160×160 7K

 ● 2006年11月18日(土)  AA UK/DK
aa.jpg 113×160 3Kどうも、どんどんつながっていくようだ。


昨日、阿部薫のことを書いたせいだとは言わないが、今日、モダーンミュージックに行くと、Aくんからチラシを渡された。

『signature:Aquirax[AA|音楽評論家:間章]』

監督・青山真治による、映画のチラシである。

http://aa-movie.com/
↑くわしくは、ここ。

つまりは、音楽評論家・間章について、12人のミュージシャンや評論家、知識人が語るインタビューを、7時間半の映画にしたものである。

この映画については、昨年、灰野敬二さんからきいていた。完成までそれから1年かかったんですね。

出演は灰野敬二、大友良英、近藤等則、竹田賢一、湯浅学、佐々木敦など。
インタビューアは、ガセネタの大里俊晴さんである。

12月12日〜21日、お茶の水のアテネ・フランセ文化センターで上映されるほか、映画美学校でも17日に行われる。
なんせ全6部作、7時間半の映画にて、こころして、行かれよ。

私は行きませんが。


音楽友のDくんが送ってくれたCDを聞く。
CHAOS UKとFUKのSPLIT CDでm4曲入り。

CHAOS UKはもう活動していないのかな?

ビデオ「UK/DK」がまだPAL版のビデオしかなかった時、高いお金を出してNTSCに変換してもらい、林くんやチェリーと見たことを思い出した。

もっとノイジーでもいいと思うよ、Dくん。

 ● 2006年11月17日(金)  阿部薫の映像
数日前、坂田明さんのサックスによる「赤とんぼ」を聞いて阿部薫を思いだしたことを書いたが、阿部薫の映像はというと、公式にはあまり残っていない。

で、調べてみると、若松孝二監督による1978年の成人向け映画「13人連続暴行魔」がいつの間にか正規DVD化されていたので、AMS用に仕入れてみる。
AMSにはこの週末に入荷します。

この映画、今見なおしてみても、いやらしいというよりは陰惨な映画である。

主人公は女性を犯し、殺す。
ただただ、その連続である。
彼がなんのためのそうしているのか、説明はほとんどないまま、ストーリーは進む。
そして河原でサックスを吹きまくる阿部薫を、主人公は自転車を止めて、見つめる。

阿部薫の出番はこれだけだ。約2分ではあるが、この年の秋に阿部薫は亡くなっているので、まあ死の直前の映像といえないことはない。

阿部の音楽は出演の後も、主人公の脳裏を表現するかのように、エンディングまで使用されている。

「赤とんぼ」
「アカシアの雨がやむ時」
「ゆうやけこやけ」

日野繭子が盲目の女性役で出演、この映画中、唯一意味のある役どころを好演しているので、必見だ。

私はこの映画を、ピンク映画館ではなく、京一会館で見たように記憶している。
併映の作品は覚えていない。



阿部薫、か。
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 ● 2006年11月16日(木)  旅のおわり
aketa.jpg 160×213 11K西荻窪へ。

「ワッツ」というライブハウスに出演した時、何度か来た街。
もうその店はない。
「リンキーディンクスタジオ」もあり、そこでも何曲かレコーディングをしたこともある。もうずいぶん前のことのように思える。

「音羽館」という、芸術やサブカルチャー、幻想文学などに強い古本屋。
まだあるかな、と思って行ってみたら、何もかわらない姿で健在。
新入荷のコーナーに、さりげなく世界文学全集・メルヴィル/白鯨、代書バートルビ(今のタイトルは代書人バートルビーだが昔はこうだったのかな)の年代ものがおいてある。

「アケタの店」に三上寛+石塚俊明のライブを見に行く。
ヨーロッパツアーから先週帰国したばかりの三上さん、旅の疲れなど微塵も感じさせない、力強いライブ。
いつもは歌にしんみりさせられる場面もあるのだが、今日はただただエネルギッシュに突っ走る。
トシさんのドラムがあるからかもしれない。

トシさんのドラム、左手の動きが見事。

三上+トシの組み合わせに、なんとなく私と尾谷の組み合わせを感じる。
トシさんは、友川さんと三上さんにとって、切っても切れない存在になっているのかもしれない。




最後がわかったのだから
最初だってわかるはずさ
ここを旅の終わりにしよう
(三上寛)

 ● 2006年11月15日(水)  again
ピーター・ハミルの初期作品が紙ジャケットで再CD化、12月に日本盤も発売されるという。
昨年VDGGが紙ジャケ化された時、ピーター・ハミルの「フールズ・メイト」1作品のみがいっしょに発売されただけで、ヘンだなあと思っていたが、時期をみて、ということだったのだろうか。

コラムでも取り上げているが、ピーター・ハミルのソロでは1974年作品の「イン・カメラ」が一番好きだ。

先日新潟に行く際、電車の中でこのアルバムに収録の曲「アゲイン」を聞いていた。胸の奥になにかが"揺れる"思いをした。

1986年初来日公演、京都のライブを見に行った。
ライブ演奏が終わり、アンコールの時にこの曲をハミルはアカペラで歌った。
火のついたタバコを1本片手に歌った姿は、今でも記憶に残っている。


<AGAIN>

I stretch my hands,
clutch vacant laughter
in silence and sweet, sweet pain;
without demand,
but with a longing
for what will never come again.

I smell your perfume
on the sheets in the morning:
it lingers like the patterns
on the window after rain,
a past that lives,
if only for the present,
but which is gone and will never come again.

To your sad eyes,
turned away, mine say
'Do you? Did you? How?'
As the darkness
slides away the day
shows what was
and makes what is now.

I see your picture
as though it were a mirror
but there's no part of you
outside the frame
except the change that you gave to me:
this will never come again.

I am me,
I was so before you,
but afterwards I am not the same.
You are gone
and I am with you:
this will never come again.
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 ● 2006年11月14日(火)  13年後、君はいくつだ?
hard99.jpg 160×160 5K小西さん、宇波くんから真摯なメール。
いろいろと気にかけていただき、ありがとうございます。

小西さんとはもう長いつきあいになるが、小西さんが発行していたハードスタッフをリアルタイムで読んでいたのが1977年か78年のはずで、確か最初の号は1976年だから、かなり最初のほうからの読者だったと思う。
今年で30周年だが、実際に本人にお会いしたのは1993年ではなかったかなあ。
それでももう13年前か。

あ、小西さん、ハードスタッフ12号、出さないといけないよ。(笑)
12号には故・林直人特集が掲載されるらしいが、私のロングインタビューをして13号に掲載するとかおっしゃっていたが、12号が来年出たとしても13号がまた13年後になると、私はもう60才を越えている。もう私のインタビューをしたとて、記憶はさらに曖昧になるだろうし、だいたい聞き手の小西さんは私より年上だからもっと老いてしまい、もうお互いの話す内容がかみ合わない可能性もあるではないか。
などと、思う。


ハードスタッフ、というバンドもありましたね。
http://rock.princess.cc/rock/hardstuff.html



グラスゴーのバリーからメール。
来年の5月に、またスコットランドに私や三上さんなどをよびたいとのこと。
いろいろ調整してみようかな。

今年のバリーが主催した、グラスゴーの「インストールフェスティヴァル」の模様はこちら。
http://www.arika.org.uk/instal/live/

灰野敬二withトニー・コンラッドの写真や、オシリペンペンンズの面々の勇姿、ライブ映像も見れます。
大成功だったんだね。
モタコくん、おめでとう!

 ● 2006年11月13日(月)  配達されない三通の手紙
いえ、実際には「配達された」三通の手紙。


徳島の小西さんからメール便が届く。
A4版の大きなもの。
9月に小西さんが主催で行った、徳島北島町でのライブイベント「北島天水ナイト・マンダラ+ジャズwith坂田明」を収録した2枚組DVD-Rが入っていた。
地元テレビ局が収録したものなのか、映像は美しい。
また地元テレビ局の朝番組「おはようとくしま」にサエキけんぞうさん、坂田明さんが出演した映像も収録されていた。

「北島天水ナイト」は、サエキけんぞうさんによるミニライブ、坂田さんも交えたトークショー、坂田明miiによるライブ、という3部構成になっている。

トークもおもしろいが、やはりメインの坂田さんのライブが素晴らしい。
坂田明さんの活動をきちんとご存じの方なら、なんの、いつもの内容だよとおっしゃるかもしれないが、私が坂田さんの音楽を必死で聞いていたのは70年代の山下洋輔トリオの頃で、その後は断片的にしか耳にしていない。
そしてその活動の豊富さにも改めて驚いたが、そのサックスの音の柔らかさ、円熟味に感嘆した。まさに感嘆という言葉でしかいいようにない、気持ち。

1曲目は「赤とんぼ」だった。
「赤とんぼ」をサックスでやられると、どうしても阿部薫のライブを思い出すが、阿部薫も今でも生きていたら、こんなにやさしくて奥の深い「赤とんぼ」を演奏しただろうか。
胸が詰まる。
アンコールの「ひまわり」にも、何度も胸を締め付けられるような思いをする。

驚いたのは、坂田さんのバックでピアノを弾いていた人が、吉森さんだったこと。
先月から私がP−ヴァインでうち合わせをしている御方こそ、この吉森信さんだからだ。
こんなところでつながっていたとは。
吉森さんとはこの坂田明さんとの徳島ライブの話をしたこともないし、おそらく吉森さんも私と小西さんが友人だということも知らないだろう。
不思議な縁ですね。


また別のメール便が自宅に届いていた。
これは先日ペンギンハウスで中山双葉の対バンもしていただいた宇波拓さんから。
その時に話していた、今度彼のレーベルからCDをリリースするスペインのノイズ・アーティストのマッティンの新作CD盤と、ジャケットの試作デザインが入っていた。
CDジャケットには非常階段の1985年作品「King of Noise」のカヴァーがデザインされている。
マッティンは非常階段のこのアルバムに非常に深くインスパイアされたという話は本人が来日した時に直接聞かされたが、彼の実質的なファーストアルバムのジャケットに使用するほどとは。

そう言えばフランスのミッシャルも、非常階段の1988年作品「No Paris/No Harm」を聞いたことから日本のアンダーグラウンドな音楽に興味を持ち、日本の音楽をフランスに紹介したり、三上寛&友川カズキ欧州ツアーを企画運営し、来年1月からは短期間だが京都に住むという、日本フリークな男になってしまっている。

なにかを世に発表するということが、どこかで思いもよらない影響を与えていたり、その人の人生を左右したりする、ということはよくよくわかっていても、いざ自分がそういう影響を与えた側だと言われても、実はあまり実感がない。

そんなことを思いながらマッティンの新作を聞く。
最初は小さい音なのでボリュームをあげていたら、途中で爆音になり、あわててボリュームを下げた。
なんだか素人みたいなノイズ音楽の聴き方をしているなあと、自嘲する。(笑)


もう1通の手紙は、大阪から。
ワッティ、ちゃんと、いただきました。
いろいろありがとう。

彼のために、アップリンクリリースの「SRL / サバイバル・リサーチ・ラボラトリーズ」DVDをAMSで取り置いてもらう。


3通の手紙とその内容で、ずいぶん複雑な気持ちになった。

こころはどこにあるのだろう、とは、あっこちゃんの曲だったかな。


洋輔トリオのモントルー・アフターグロウが、聞きたくなった。
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 ● 2006年11月12日(日)  ファミリーダイニング
新潟の浦佐。
浦佐には、新幹線の駅がある。
どうしてこの、新幹線が出来る前は特急も止まらなかった駅に、上越新幹線の駅が出来たのかはいろいろな説があるようで、なかなか興味深い。
以下参照url↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%89%84%E9%81%93%E3%81%A8%E6%94%BF%E6%B2%BB#.E4.B8.8A.E8.B6.8A.E6.96.B0.E5.B9.B9.E7.B7.9A.E3.81.A8.E6.B5.A6.E4.BD.90.E9.A7.85

とは言え、私は田中角栄とはなんの関係もなく、このガランとした駅に年に1、2回は訪れている。
駅前には2件のビジネスホテル、24時間営業のセブンイレブン、1件のドライブインレストラン以外はなにもない。

このレストラン「ファミリーダイニング小玉屋」が、とにかく凄い。

メニューがハンパじゃないのである。
つまりはまわりになにもないので、この街のレストラン&食堂&居酒屋のすべてを担っているのである。
定食メニュー、揚げ物、豚カツ、エビフライなどはもちろん、ステーキ、スペアリブ、ハンバーグステーキから、サンドイッチ、パンケーキ、そしてうどんにそばといった麺類、寿司、鍋物、お子さまランチからパンケーキ、チョコレートパフェなどのデザート類、スパゲティ、そして枝豆からおでんから串カツも煮物もあるという居酒屋メニューも充実、もちろんビールも日本酒も焼酎も水割りもある。

昨夜は夕方の6時すぎに入店したが、駐車場は満杯、入り口には順番待ちの家族が何組か椅子に座って待たされていた。
私はひとりなので、待たずに入店させてもらった。

ここで注文する時に、いつも迷ってしまう。
メニューがあまりにも多いため、どうしてもオーダーを迷ってしまうのだ。
今回はさらに冬メニューとして、牡蠣と蟹の料理が20品目以上追加されており、もう何がなんだかわからない状態。

結局、コーンスープに豚のしょうが焼きにライス、そして活蟹の握り三かん、という、洋食なんだか和食なんだかわからない夕飯になってしまった。

そしてこの店のすごいのは、どのメニューを頼んでも素晴らしくおいしいというところである。

みなさんも浦佐に行くことがあれば(普通の人はまずその機会はないと思うが)、ぜひ小玉屋に寄ってみてください。
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 ● 2006年11月11日(土)  動物はすべてを知っている
d2222222.jpg 160×231 7K「動物はすべてを知っている」(J・アレン・ブーン著・上野圭一訳・SB文庫・ISBN4-7973-3148-8)を読み終えた。

どうしてこの本に興味を持ったかは、忘れた。
なにか別の本を検索している時にこの本のことが出てきて、興味を持ったのだと思う。
聞いたことのない「SB文庫」とあったので、ずいぶん探すのに苦労した。SBとはソフトバンクの略であった。

動物とは、言葉を話さない、人間より知能の低い愚かな生き物ではないどころか、実は言葉など必要としないコミュニケーション能力があり、人の考えていることなどは言葉にしなくても、人が心で思っただけで動物にはわかっている、という、内容を犬と蝿の例を中心にドキュメンタリーで解説した本である。

実は私が1982年に一緒に会社を興した仲間の一人は、当時から猫と話ができるというエピソードを持っていた。
後年彼に、あの時ああ言っていたけれど、猫と言葉で話していたわけではないのだよね、つまりテレパシーのようにイメージとイメージで話していたのだよね、と確認したいきさつもあったが、実際にそのようだったようである。

そういう経緯などもあり、動物と意識と意識でコミュニケーションできるのではないかとは、もうずいぶん前から思っていたが、この本のように"そのこと"が書籍になっているとは思っていなかった。

例えばこの本に登場する蝿のフレディが筆者の問いに「聖書のヨブ記の第二十二章を読め」と指示する場面がある。
蝿が、人に、である。
この内容を信じられない人は、この本を読めないかもしれない。
私は、信じられてしまう。

『神は最も卑小な生き物に宿る』

さて、と思った。
私はこの日の夜、仕事で新潟の浦佐のホテルにきていた。
ホテルはフロア全体に過度なまでに暖房のエアコンがきいており、暑くて、窓をあけていた。

窓からガガンボが一匹入ってきて、部屋の照明のまわりを飛んでいる。

この本の内容にそって、そのガガンボに気持ちを送ってみる。
ガガンボはおりてきて、私の腕にとまった。
また気持ちを送ってみる。
ガガンボは一旦上にのぼり、私の腰掛けていたベッドの上に降りてきた。
眺めていると、ガガンボはベッドの上に寝そべり、寝返りをうっている。
ん?死にかけているのかな?などと思っていると、そうでもないようだ。
一旦また上に上昇し、またもや同じ位置に降りてきて、またベッドの上で寝そべり、ゴロゴロしだす。
なんとも私に慣れているかの様子。

おかしくなり、そっとつまんで、ドアの外にほうりだした。

 ● 2006年11月10日(金)  君と。
中山双葉、ベースの高野と、明日の名古屋でのライブのためにスタジオ練習。
新曲ができたとのこと。
出来もいいらしいので、早く聞きたい。
明日は名古屋のみなさん、雨かもしれませんが、よろしくお願いします。


元フジヤマの店員、久美ちゃんが東京に出てきたついでに寄ってくれる。
彼女は中村達也くんとも仲がいいが、どうも私と組み合わせてのライブを考えているような節がある。実現するかな?

久美ちゃんの話の内容はいつもとりとめがないが、今日は1987年くらいの、彼女が始めて大阪に行った時の話をしてくれた。
フジヤマの渡辺さんと共に大阪入り、エッグプラントでVID SEXの初の関西ライブ、場所は西成エッグプラント。
対バンはリップクリームとコンチネンタル・キッズだったようで、私は全然記憶にない。そのライブも私は「ミーター」というユニットで出演したようだ。

「ミーター」というユニットをやったことはかろうじて覚えているが、ほとんど記憶がない。誰か若いギターの子がいたよね、と訊くと、アミンという男の子と私のギター・デュオに、フジヤマの渡辺さんがサックスで入るというユニットが「ミーター」だったという。
アミンという男の子のことはまるで覚えていない。たぶん当時のフジヤマに出入りしていた、パンクやノイズが好きな男の子だったのだろう。
私は当然、あまり乗り気でなく、早々にステージを降りていたという、久美ちゃんの弁。

当時のいろいろなライブ企画スタッフの中には偉くなった人もいて、ミシェル・ガン・エレファント(今は別のバンドかな?)の事務所だか出版管理の会社だかの社長は、86年当時、非常階段の東横劇場でのライブをブッキングしていたメンバーのひとりとかいう話。
その彼に久しぶりにあったら、「あの頃の思い出はよかった」「今はゴルフばかりだ」と述べたという、これまた久美ちゃんの弁。
そりゃ20年前の話だから、当時20才でも今は40才、社会では働き盛りのころだからそういうこともあろうが、あの頃がよかったとは、私は到底思えないが。


ルー・リードのアルバム「ベルズ(邦題:警鐘)」に入っている「ウィズ・ユー」という曲を久しぶりに聞く。
この頃のルー・リードは不遇の時代だったろう、かなり低予算の作品のようだ。そして、この「ウィズ・ユー」が、しびれるほど、出来が良い。

「ウィズ・ユー」の歌詞の対訳を、なにかの雑誌に山崎春美が書いていたように記憶しているが、それは私の記憶違いだろうか。
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 ● 2006年11月09日(木)  信じてもいいかな
hon.jpg 112×160 7K小西さんからメール。
小西さんの知人の南陀楼綾茂さんは、昨日、一昨日紹介している単行本「書店員タカクラの、本と本屋の日々。・・・ときどき育児」の作者・高倉美恵さんの友人であるとのこと。
私>小西さん>南陀楼綾茂さん>高倉さん>私と、この『どこかでつながっている』四角形の、連鎖。

これについて小西さんは、
『みんなどこかでつながっていて面白いですね。結局それもこれも、10年20年と何かを続けてきたからこそだと思います。』
と記されていた。

そうですね、長生きはしてみるもんですね。

思えば私と高倉さんだって、別に出会うべくして出会ったとか、同好のよしみで、というわけではなく、音楽とはぜんぜん別の世界で知り合っている。
それが町田康くんというひとりのミュージシャン/作家の接点があって、なにかがつながって、それが実際に物理的に会う・会わないは関係なしに、お互いの心の中に相手の存在を残していく。
一言で言えば、思いとか、そういうものだろうか。
それが心の隅に残っていれば、またいつかどこかで、思わぬ形でつながったり、結晶したり、再会したり、奇蹟がおこったりするのかもしれない。

でないと、ぜんぜん面識のない徳島の小西さんと、福岡の高倉さんとが、私や南陀楼綾茂さんと四角形のつながりを持つわけがない。

だから高倉さんと町田康くんも、いつかきっとつながるのだ。
そうに違いない。

高倉さんは本の大好きな方だし、23年間も大型書店から小さな本屋さんまでの店長や店員をして切り盛りをしてきた、いわば「本のプロ」だろう。
でも、彼女が本屋をやろうということを決定づけたのは、早川義夫の著作「ぼくは本屋のおやじさん」と出会ったからである。町田康ファン>パンク>遠藤みちろう>みちろうくんがカヴァーしていた早川義夫>早川さんの著作、という順序での出会いだったかもしれないが、ここでもやはりなにかがつながっている。

1冊の本、1回のライブ、ひとつの歌、ひとりの人、1本の映画、1通の手紙、それはなにかわからないが、それが人をなにかに導いている。

信じても、いいのではないか。
そう、思える。

 ● 2006年11月08日(水)  STOYへ送れ
高倉さんとメールで少しやりとり。
もう何年も会っていないのに、こういうふうにすっとメールでやりとりできる時代に、距離ってなんなのか、わからなくなりますね。

私が昨日書いた日記、彼女の本の店頭ポップに使いたいとのこと。
あのような拙文が役にたつなら、どうぞどうぞ。
福岡の方はキャナルシティにある福家書店にて、近日読めるというわけです。
ぜひ、お買い求めくださいね。
読めば読むほど、いい本です。

徳島の小西さんからも別件で電話をもらう。
小西さんの、この高倉さんの本に対する書評が読みたいなあ。
ぜひ、どこかでお願いします。


自分もちゃんとやらねば、と、元気をもらったのを勢いに、久々に練習スタジオ入り。
まとまっていなかった曲をまとめたり、歌詞を変えてみたり。
徳島のライブでのみ演奏した曲を、再度挑戦してみたり。
声を出してみたり。

風邪はずいぶんよくなりました。
あとひといき。
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 ● 2006年11月07日(火)  高倉美恵さんの本
taka11.jpg 160×235 15Kメール便で、1冊の本が届いた。

高倉美恵著「書店員タカクラの、本と本屋の日々。・・・ときどき育児」(書肆侃侃房/四六判、並製、174ページ/定価1,365円/ISBN4-902108-36-4 C0095)
http://www.kankanbou.com/kankan/item/137

本が好きな人、もちろん徳島の小西さんのような方は必読だが、小西さんほどではなくても本の好きな人、本屋さんが好きな人、本屋さんで働いてみたいなと思っている人、本屋さんで働いている人、本屋さんで働いていたことがある人なんかには、機会があればぜひ読んでいただきたい、いい本だと思います。

また、この「本」を「CD」や「音楽」におきかえてみることをすれば、十分に、痛いほどにわかることも多いので、CD/レコード屋さんの経営者、店員さんも、機会があれば読んでみてください。

まだ本が出たばかりなのか、アマゾンや紀伊国屋ブックウェブからは買えないかもしれませんが、上記の出版社のサイトでも買えるし、できたら、お気に入りの本屋さんで探すか、取り寄せてもらって読んでほしいなあ。

著者の高倉さんとは、12年ほど前、福岡の天神にあった大型書店・福家書店に彼女がお勤めだった時に知り合った。
わたしはカード関係の店内イベントで伺ったのだが、町田康くんの大ファンだった高倉さんは私の別の顔をご存じで、いろいろ便宜をはかっていただいたり、懇意にさせてもらった。

何度か福家書店のイベントでお世話になりましたが、その後結婚、出産などもされ、山口に引っ越しもされたようだったが、その後も連絡をいただいたり、彼女が制作したフリーペーパーを送っていただいたり、webページ開設の連絡をいただいたりしている。

さりとてマメに連絡を取り合っているわけでもなく、私も山口にライブ出演に行きながらも、お誘いのメールすらしなかったり。
確か数年前、ウルトラビデの再結成か、アップリンクでの町田康くんとのトークイベントをやりますよ、ということは高倉さんに連絡したような気もするが、記憶があいまいだ。

でもたまに別のところで出版社の九州担当者や、福家書店の人に会ったりすると、高倉さんは元気にしているとか、福家に店員として戻ってきたとか、いろいろ断片的に情報をいただいてはいた。

しかしこの本をいただいて驚いたのは、西日本新聞や毎日新聞などにコラムやマンガを連載されていて、それをまとめたのがこの単行本となったようで、当方の勉強不足に恥じ入る次第。


内容はもちろん本のことが多いけれど、素朴な人の営み、思い、生活、悩みなどに、きちんと対峙して、彼女は自分の意見をのべている。

例えば37ページ「寂しくっても死にやしない」は、まるで私の歌詞を見透かしているような(笑)、正しい視点だし、118ページ「不幸を乗り越えてこそ人生」や126ページ「自分しか、自分を救えない」は、悩む若者にも読んで欲しいページだ。
なにより134ページ「若者は真剣に悩んでいる」に記されている『なーんも考えていないように見える若者こそが、人生のいろんなことに対してマジメすぎるほどに考えているのだということを思い出した。』という言葉に、彼女を信じられるではないか。なぜなら『・・・考えているのだ。』ではなく『・・・考えているのだということを思い出した。』と、きちんと書いているではないか。彼女は正直だ。

大型書店がはばをきかせて小規模書店がつぶれていく現実も、ネットの普及で書店の売上げが落ちている現実もふまえた上で、だからといってすべての小さな本屋が立ち行かなくなるわけでもなく、本屋に行く人がなくなるわけでもなく、本がなくなるわけでもないという、ある種の、まぎれもない「希望」を彼女はこの本で見事に書き、そして生活で実践していることをかいま見せてくれている。

自分を含め、音楽やCDショップに希望を失いかけている人種に、明るく、そして重い問いを投げかけてくれる、そんな本です。

高倉さん、ありがとう。
筆無精、すみませんでした。
また、いつかどこかで、会いたいですね。

<参考URL>
たかくら&みえぞう製作所日誌
http://www2.odn.ne.jp/takakura/

 ● 2006年11月06日(月)  さらば愛しき○○○よ
オフデイの双葉ちゃん、三鷹にあるジブリ美術館に行って来たとのこと。
ずいぶん楽しかったようで、美術館屋上にあったロボットの名前は?と訊かれる。
巨神兵じゃあないですよね、そうそうそれはナウシカの、これはラピュタの、で、名前は?

彼女らが帰ったあと、ネットで調べると「ロボット兵」で、名前はなかった。
心優しき名もない(ロボット)兵士のほうが、いいよね。


で、少し調べると、このロボットが第二期ルパン三世の最終回「さらば愛しきルパンよ」に登場するロボットの"ラムダ"に似ている記事あり。

「さらば愛しきルパンよ」は、いわくつきの作品。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%95%E3%82%89%E3%81%B0%E6%84%9B%E3%81%97%E3%81%8D%E3%83%AB%E3%83%91%E3%83%B3%E3%82%88
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 ● 2006年11月05日(日)  中山双葉東京二日目
grp1106001250.jpg 120×160 6K中山双葉バンドを出迎えに、JR高円寺駅改札で待つ。

待っている間に、元全力オナニーズのメンバーを見かける。
名前は思い出せないし、たぶん相手は私のことには気がつかないだろうが。

リハ後、円盤へ。

その後、急遽出演が決まったという寺島暁子さんにみんなを会わせようと無力無善寺へおもむくも、会えず。入り口に佇んでいた利光くんに伝言を頼んで、居酒屋へ。

いざ、ライブ。
今日はたくさんのお客さんが入ってくれました。

<The Cozmic Urination>
宇波くんがキーボードを弾いているし、音数も多いのでびっくり。
宇波くんとか、杉本拓とかは音が少ない、などと先入観もっちゃいけないね。(笑)
音はコズミック・スペース・ロックでしたね。
アシュラテンペル周辺のコズミックジョーカーズを思い出しました。
伊東篤宏さんの蛍光灯、いい感じ。

<中山双葉>
やっぱり、声かな、と思う。
双葉ちゃんのような声で歌を歌える人は、あんまりいないと思うよ。
もっと曲を聞きたくなりました。
いいライブでした。

<スッパマイクロパンチョップとひきだしふえる>
どこかで見たように思うが、思い出せず。
ちょっとナゴム系なども思い出したり。
風邪ひき中にて、タバコの煙がしんどくて、中座させてもらいました。

会場に来てくれたバンドマンのDくんと少し話す。
最近のモーターヘッドがダンスマカブラみたいになってきているなどと、嬉しい話をいろいろ。
高知のコンガ井上くんのことや、スターズの石原君が高知出身だったことなども。

宇波くんとは、スペインのマッティンがまた近日来日することや、彼のレーベルから出るマッティンの新作が、非常階段の「キング・オブ・ノイズ」をジャケットにモチーフにしていることなど。
どうぞ、自由に、好きなように。


今日はUFOではペンペンズと灰野さんだったのかな?
どうだったんだろう。
スイスでは三上さんと友川さんが、私も演奏したことのあるライブスペースで昨日ライブ公演を行い、そこに大友さんが来場したという話もきいた。

 ● 2006年11月04日(土)  中山双葉東京初日
中山双葉、法政大学小金井校舎での学園祭の出演。

出番を待っていると、出演10分ほど前に、激しい降雨。
メインのステージは使えず、急遽ひさしのある校舎の前にテントをたてて、そのテント下での演奏に。
マイクも不良にて、生声での演奏。ベースもアンプが雨で濡れたため、感電しそうになる一幕もあり、なかなか散々な環境でしたが、双葉ちゃん含め3人はがんばって演奏してくれていましたね。

お隣の焼き鳥の屋台の煙攻撃もあり、寒くて、私も風邪をこじらせました。
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 ● 2006年11月03日(金)  ちょっと飲みすぎた。。
明日から中山双葉東京ツアーがあり、風邪をこじらすわけにはいかないのに、友人と前から飲みにいく話が決まっていて、またそれを楽しみにしていたので、結局、行く。

場所は京王多摩センター。
始めて降りましたが、なんとも人工的な巨大都市だねー。
すてきで、そして空虚な感じ。

同席の友人より、ユーチューブからダウンロードしたというRUSHやGENESISのライブ映像を、携帯プレイヤーGIGABEATで見せてもらう。
こんな時代になるとは。
ユーチューブ、私の映像もあるというが、それを著作権違反だ削除せよ、などと無粋なことをいうつもりもないが、そうならもっとマイナーな映像も見せてくれ。
メジャーな映像などみたくない。
螺旋階段や1979年当時のウルトラビデの映像を、とまでは言わないが、リリエンタルやノヴァリスやマザートラッカーやリリースミュージックオーケストラくらいはアップしておいてくれ。
あったりして?ははは。

 ● 2006年11月02日(木)  。。
ちょっと風邪をひいたみたい。

 ● 2006年11月01日(水)  DARKNESS
モダーンミュージックで販売している国内版CDは、実は私が仕入れをして、手数料なしで卸している。

みなさんにはなんの関係もない話かもしれないが、AMSやモダーンミュージックなどの小さなCDショップは、国内盤CDを仕入れるのが難しい。
流通コストなどの問題で、毎月の仕入額が小さいCDショップには、問屋がCDを卸したがらないからだ。
2年ほど前、モダーンミュージックは20年以上も取り引きしていたCDの問屋から取り引きを停止させられた。
取引額が小さいからだ。
しょうがないので、現在は私がカードを仕入れしている問屋からCDを仕入れして、又卸しの形でモダーンミュージックに卸している。
カードの問屋はカードだけでなく、ゲームソフトやゲーム音楽のCDなどの仕入れと卸しをしているため、その流れであらゆる国内盤CDを仕入れることが出来るのだ。


で、今日はモダーンミュージックに浅川マキ/ダークネスの気鉢靴CDを納品した。

どうしてこの商品を仕入れて卸したかというと、モダーンミュージックのCD棚に常備している、浅川マキ/ダークネス機銑靴CDが、先週万引きされたからである。

以前、フジヤマでCDを万引きするヤツの神経を疑う、というようなことを書いたことがあるが、何度も言うことになるけれども、やはり言わせてもらう。

AMSとかフジヤマとかモダーンミュージックとか、いわゆる「流行/売れ筋の音楽」を取り扱わないで、自分たちが大切に思っている音楽をセレクトしておいている店は、きっと全国に少数だがあるのだろうと思う。

そこの商品を万引きするのはやめてください。

例えば浅川マキ/ダークネスのCDは、BOAとかサザンとか大塚愛だとか流行のCDをたくさん売るショップにはまずおいていない。
もちろんタワーレコード新宿店ほどの大規模店舗ならおいてあるかもしれないが、小さな店にはまずおいていないだろう。
おいているとしたら、そこの店長が浅川マキの音楽が好きで、意識的に仕入れをして店頭に並べているはずだ。

AMSでもモダーンミュージックでも、浅川マキ/ダークネスのCDは、開店の時から常備している。売れたらまた補充して、お客さんが興味を持った時にいつでも買えるように、聞けるようにしている。
いまは興味がなくても、いつか興味を持ったり、お金に余裕ができた時でいいから聞いてみてね、という、売り手の意思表示なのだ。

そういった常備商品はいくつもある。
例えばAMSとモダーンミュージックの共通するアイテムならINU/メシ喰うな、徳間のあぶらだこ1st〜3rd、山本精一+Phew、あがた森魚 、三上寛、友川かずき、ジャックス、森田童子、佐井好子、突然段ボール、洋楽ならキャプテン・ビーフハート、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドなど共通項はたくさんある。
例えばフジヤマとの共通するものなら、JAGATARAだったり、GODだったり、スターリンだったりするわけだ。

もちろん商売だから、売って儲けている。
儲けているさ。
儲けて悪いか?
「ボランティア」とやらで仕入れの原価で売れってか?
音楽のためならそういうことをしろってか?

日本盤の利益は22%だ。
それを大きい、儲けている、悪徳だというなら、そう思え。
2000円のCDを1枚売って、440円の儲け。
浅川マキ/ダークネスのCDはそれぞれ2枚組で4854円だから、1067円「も」儲けているさ。
売れればね。
つまり仕入れには3787円かかっている。

先週、モダーンミュージックに訪れた、おそらくは我々が聞いたり演奏したり販売したりしている音楽を好きな人のうちのひとりが、浅川マキ/ダークネス機銑靴CD、計3セットを万引きした。
3787円x3で、モダーンミュージックは11361円、損をした。
11361円を回収するには、浅川マキ/ダークネスのCDを10セット売っても10670円しか儲からないから、回収できない。
まあ、浅川マキ/ダークネスのCDを11セット売れば、376円儲かるわな。
がんばって、11セット売るしか、ないわな。


また広重は万引きを怒っている、よっぽど万引きが嫌いなんだな、てか。

違う。

モダーンミュージックやフジヤマに、普通の音楽ファンは、まず行かない。
そこで取り扱っているような音楽を愛好しているから、行くのだ。
お店はそういう音楽ファンのために仕入れをし、商品を提供し、商売をもしているが、そういう音楽が好きだからこそ、この商売をやっているのだ。
そういう店主を、そういう音楽ファンが裏切って、自分の利益のために万引きする。
そのことの罪の深さ。
ある意味、深く信用しているお客さんに裏切られる店主の気持ち。
それが、つらい。
その万引きが、どれだけモチベーションをおとし、やる気をそぎ、音楽を伝える気持ちのダウンにつながることか。

そのことが結局、その万引きくん含め音楽リスナー全体に、どれだけ悪い影響を及ぼすことになるのか、そのことに気付いて欲しい。
音楽は、こうやって腐っていくのだから。


万引き対策をしていない店が悪いか?
盗られる店にも責任があるか?
裸のラリーズのブートを扱っている店なら万引きしてもいいか?
見つからなかったら罪にはならないか?
見つかったら「今日が始めてなんです」って言えばいいか?
どうせ捕まったって、軽犯罪か?
そんなに音楽が好きなら、音楽を伝えたいなら、「ボランティア」でやれってか。

店主は万引きを捕まえることも出来ず、もちろん殴ることも訴えることも出来ず。
そして、自腹で「浅川マキ/ダークネス」を仕入れて、また棚に並べるのだ。
補充するのだ。

次のお客さんに、聞いてほしいから。

ただ、それだけのために。


私は今日、モダーンミュージックに浅川マキ/ダークネス気鉢靴鯒蕊覆靴拭
兇蓮⊆_麁荷したら、持っていく。
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