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 ● 2005年06月30日(木)00:35  THE CANDIDATE
スティーブ・ハーレィの「THE CANDIDATE」を聞く。
確かコックニー・レベルを解散した後に出したソロの2作目で、なんとも地味な作品であるが、こんな時期に聞くには丁度良い。

夕方から、高円寺ペンギンハウスへ。

ジュンゾくんとおにんこのライブを見に行ったのだが、川口くんやINISIEの賢太郎くんとも遭遇。

ジュンゾくんのライブは、けっこう重い演奏でしたが、エフェクターの切替が見事にスムーズで、聞きやすかったです。本人は『内にこもってしまいました』とやや反省気味でしたが、なんの、君のスタイルならばそれでいいのだと思う。

おにんこの演奏を見るのは、ずいぶん久しぶり。蔦木さんがぬけて、いわゆる「少年ナイフっぽさ」をいかににおわせないかが勝負かと思うが、旧曲のほうがまだノリはいいみたい。今後もがんばって。

ロケット−サンは、私はちょっとわかりません。地方に多いパターンか、と思いましたが、これ以上言うと失礼になりそうでパス。

アメリコは、まさか元ナスカカーの西岡さんのバンドとは夢にも思いませんでした。ちょっとゴメスを思い出したのでは、古すぎるなあ、私のアタマ。

打ち上げはパスさせていただきました。
ひらちん、またな!
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 ● 2005年06月29日(水)  徳島
shin1.jpg 160×225 13K徳島の7月8日のブッキングをお願いしている小西さんより、我々のライブの記事が掲載された新聞が届く。デイリースポーツと朝日新聞・文化欄に写真入りで掲載されていて、素直に嬉しい。
今回は、故・林直人くんも寄付をして、みんなの思いをこめて建てられた「こなきじじい」像を見に行くという、ミニツアーもある。共通の友人である、ししょうや、美川氏も同行することになっている。
こういった時間を、友と持てるということも、素直に嬉しい。


午後からは出版社で会議。

夕方から、8月に発売になる「みみのこと/Green Mansions」の宣伝用CD-Rを30枚、事務所のPCで焼く。
原爆マニアGOLDのDVDの最終的なツメ。
しかし、受注状況はなかなか厳しい模様。

ダンカン・ブラウンを、繰り返し、聞く。

 ● 2005年06月28日(火)  心配無用
何人かから、先日の私の日記を読んで、心配のメールやお電話をいただく。

まあ、こんなに気持ちが荒れたのは久しぶりではあるけれど、いつものことなので心配ご無用。
昔から、自殺直前とか、発狂寸前とか、崩れる寸前に何かがあるように思っていて、それは山本精一くんと話していても一致を見た地点でもあったわけで。
時々そのラインを超えそうにはなるけれど、結局は超えられないのも知っていたりする。

どうでもいい、というのは、私の口癖でもあるけれど、投げやりというよりは、寛容の一種なんですね。どうでもよく思うことによって、乗り切っていることのほうが多い。でないと、町を歩いているだけで、喧嘩ばかりしてしまうことになるから。

人生をどうでもいいと思ったのは、最初はたぶん13才の時で、同じクラスのYくんと、その意味で意気投合(笑)してたなあ。
Yくんは、そのころまだ京都市内を走っていた路面電車(市電)に乗って学校に通っており、車内で『オレな、将来市電の運転手になろう思てるねん。楽そうやろ』と、空虚な目つきで話していたのを覚えている。その時の運転手がその会話を聞きつけて、『ぼくらな、こんな仕事は将来なくなるから、もっとほかのもん目指せな』と、語りかけてくれたことも、記憶している。

Yくんはその後、ヤクザになった。

高校時代には、「老人5人組」という呼称のメンバーでいつも集っていた。Hくん、Iくん、Tくん、私と、もうひとりの友人だった。
我々のポリシーは「早く老人になりたい」である。日本の未来なんか暗いに決まっている、仕事なんかしたくない、さっさと老人になって、猫の背中でも撫でながら、お茶でもすすって生きていたい、ということだった。あとはプログレのレコードを聞いて、スティーブ・ハーレィのマネをしたりしていた。このメンバーのTくんは、高校卒業直前に交通事故にあい、足が不自由になった。それ以来、会っていない。

その時の、唯一ちゃんとしてそうなIくんが、『なあ、おれらみたいないいかげんな連中が、それでも何年か、何十年かしたら、政治家になったり、役人になったり、社長になったりするわけやろ。そんな時代、ろくでもない世の中になるなあ』と話していたが、実際にそのようになった。彼は今はある学校で教師をしているらしい。

こんな、どうでもいいことを、思い出している。

 ● 2005年06月27日(月)  空梅雨日
ロック画報が遅れて届く。
ナイトギャラリー3のレビューが秀逸。限られた字数であれだけ見事に評を書かれると、感心してしまいます。

昨日tさんからいただいたナショナル・ヘルス、ハットフィールズ、ピンク・フロイドなどブリティッシュ古き良き時代を聞きながら仕事。
しかし、ハットフィールズの来日公演には行かないことに決定。
(笑)
後日出るであろう、ライブ・イン・ジャパンCDを聞けばいいように、思う。

自分の、先日の十蘭堂でのライブ映像を見る。大阪のも、見る。
大阪のは、やっぱり岩崎くん追悼版だなあ。札幌のほうが、動きも含めて、だいぶんこなれてますね。

田沼嬢が寄ってくれる。
バンド編成でのライブはとうぶん予定がないため、彼女とスタジオに入ることもとんとなくなってしまった。
彼女は彼女のペースで生活しているようだが、音を交わす機会が減ったことは、残念。

徳島の件で、FAXをいただいたり、電話をいただいたり。

アウシュビッツのCDを、心して、聞く。
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 ● 2005年06月26日(日)  名古屋で働く
早朝に東京を出て、名古屋へ。
カードのイベント。
モチベーションはあがらないが、なんとか商売しなくちゃね。
カネ、カネ。ケッ!

いつものようにtさん登場。
今回も、ナショナル・ヘルスのライブや再結成2005年版ハットフィールズのライブなどの、ブートのCD-Rをたっぷりいただく。
毎度ありがとうございます。
10月のハットフィールズの来日公演に行くかどうかなど、もろもろ話す。

昨日のイライラした気持ちも紛れる。
tさん、ありがとうね。

さっぱりするための画策をいろいろ。

東京に戻り、ギャヴィン・ブライアーズの新作を聞く。
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 ● 2005年06月25日(土)  生きている価値なし
わざわざ自腹で長距離電話をかけ、不愉快な気分にさせられる。
自分で金を払って、嫌な思いをしていること自体、バカバカしくて、笑う。

最終的には、いつだって、金である。
違うか?
オレの稼ぎがもっとあれば、アイツもオマエも呪縛から逃れて、シアワセになれる。
違うか?

ヒトのシアワセとかって、そのようなものだ。

ただ、汗をかいて働くことは、ちっともエライことではないらしい。
主婦のシゴトも、十分にシゴトだそうである。
それはそうだろう。
オレのシゴトも、オレのウタも、オレが今までやってきたことも、主婦のシゴトか、それ以下だ。

歌を歌うなんて、エラソウニイウナ。
たかが、道楽。
カネガナイナラヤメチマエ。
そんな声が、いっぱい聞こえる。

カネ以外のものを大切に思えば思うほど、カネがいるらしい。
それでいて、カネをかせぐことは、働きたいやつがすればいい、ことのようだ。

ヨウスルニ、エラソウニスルナ。
そう言っているんだね、と、思いました。

ソシテ、モットカセゲ、と。

ずいぶん前にもそう言われた気がするし、今までもそうしてきた気がする。
(笑)

生命保険に入っている間に「死ねば万事解決!」ということか。
それも、一理あるなあ。

たいがいのことは、どうでもよくなってきているが、もっとどうでもよく思えてきた。
自分のことこそ、どうでも、いいや。

 ● 2005年06月24日(金)  トゥ・キープ・フロム・クライング
comus.jpg 160×160 6K朝から仕事ラッシュ。朝食の時間もなく、30度超える暑さの中で、カードの新製品の梱包作業はこたえました。

来年1月、ノルウエーでのインプロヴィゼーション・フェスへ出演依頼。担当者が来日中にて、ランチをしながら打ち合わせ。寒い季節に寒い方面だが、おもしろそう。こんなことがないと北欧へはなかなか行く機会がないしね。
フィンランドにも帰りによって演奏する予定。

オーストラリアの方からもメールでソロの出演依頼。10月の下旬ということで、スコットランド/グラスゴーから帰国してすぐだが、これも行けそう。シドニーにはアルケミーの作品を全部持っているという筋金入りのアルケミーファンがいるらしいので、こちらも楽しみ。

都内の楽器屋が本日からサマーセールということで、先日壊れたLINE6のディレイモデラーに代わるエフェクターを見に行く。同じメーカーでコンパクト化されたものをゲット。店員の対応も良く、満足。

ついでにディスクユニオンにも足を延ばす。
コウマスの1st+2nd+EPなどのテイクなどを収録したコンプリート盤2CDが出ていたので購入。ヴァージンからのセカンド「トウ・キープ・フロム・クライング」もこの2CDに収録。こいつは15年ほど前に日本盤CDが出た時に買い逃していたので、嬉しい。70年代にアナログ盤で持っていてよく聞いた。20年ぶりくらいに耳にしたが、全曲記憶していました。そんなもんですねえ。

店内で「ハットフィールド・アンド・ザ・ノース」の10月の来日公演のフライヤーを見る。心躍るが、これも15年前の再結成と同じく、デイヴ・スチュワート抜きのメンバー構成にて、心鈍る。しかも、前売り8000円ですか。。。


とあるHPを見て、思うことあり。
しかし、率直な気持ちは、なかなか口にできない。メールにも、できない。
どんな言葉にしてみても、相手をさらにイライラさせるか、落ち込ませてしまいそうだ。

思うことが、今は、その相手にうまく伝える自信がない。

 ● 2005年06月23日(木)  プレゼント
早朝に大阪を出て、東京に帰還。

夕方、いぬん堂の石戸社長が来てくれる。テープをわたしたり、最近の話など、いろいろ。
i-tune日本上陸で、インディーズの音源も扱いたがっているとの話。
条件にもよるが、i-tune取り扱いで、海外サイトからダウンロード出来るのでれば、非常階段やメルツバウ、マゾンナなど、ノイズ系のニーズはけっこうあるかも、などと考える。着うたのアプローチにはなんだかノリきれなかったが、そういう理由であれば、少し考えてみたい。

その後、渋谷まで出向き、CDショップ・TのKさんと話す。
先週の飲み会で話していたことが、少し進行しているのである。
うまくいくといいな。

渋谷まで出たので、と、三軒茶屋に行くも、フジヤマは今日も閉まっていた。
アルバイトもしているのかもしれないが、やはり『年間の半分はしまっている』という私の推測は、案外当たっているのではないかと思う。
きつい言い方かもしれないが、これではやっているとは、やっぱり言えないよ、渡辺さん。それでいいのだ、とは思っていないとは思うけれど、実際がそうなのであれば、それはそうなのだ。

むなしい気持ちをかかえて帰る。VDGGの日本盤「プレゼント」が届いていた。かなり荒い演奏だが、その分なまなましい。
稲川淳二のDVD新作も3本届く。今夜は眠くて、見れそうにない。
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 ● 2005年06月22日(水)  紫陽花
京都を朝早く出て、近鉄電車で奈良へ。
途中、丹波橋、向島、小倉、伊勢田、大久保など、思い出のある地域を通り、懐かしんでしまう。

近鉄郡山から、タクシーで矢田寺へ。

矢田寺は別名<あじさい寺>。
15年ほど前に行ったが、久しぶりにまた訪れてみたくなっていたのである。
ちょうど、紫陽花の季節に行けるタイミング、好都合でした。

境内の裏山に咲く、紫陽花の花・花・花。。。
ものすごい量に驚く。
ちゃんとカタツムリも、葉の上にいました。

大阪に戻り、ベアーズへ。
ギター・インプロヴィゼーション10番勝負・関西編第6回は、村岡充くん。

リハの時は好調だった、LINE6のエフェクターが急に作動しなくなる。
本番はBOSSのディレイで急をしのぎました。

対バンは手ノ内嫁蔵。モタコくんのギター&ボーカルと、小学校からの同級生くんがベースでした。所謂コミックソングだが、モタコくんらしいこわれかたがいいですね。なにか、小学生のふざける感覚がそのまま今も持てているのは、素敵だと思いました。

猿股茸美都子の3人も来場、ありがとうございました。
来月は猿股茸美都子のGの川上さんがお相手です。
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 ● 2005年06月21日(火)  内容証明
早朝に起きて、大阪へ。

大阪中央郵便局より、内容証明を1通発送する。
当社の持つ債権放棄の告知書。
会社の、長年のいいかげんになっている部分を、少しずつだが、きれいにしているのである。

いつもの講習。
今回は伏しているもの、つまりは公にできない理由のあるものを、外に出すことについて、など。提抜というらしい。
と、書いても、何のことかわかりませんわな。
まあ、そういうこと。いろいろ勉強しているのです。

夜は京都へ。
両親と西瓜を食べる。
こんな事態は、いったい何十年ぶり?

 ● 2005年06月20日(月)  札幌・4日目
sap4.jpg 120×160 7K北大へ。
クラーク像などを、おがむ。

紀伊國屋書店で「新・耳袋」第十夜を購入。

東京へ帰還。

今回の札幌では、いろいろ思うことがたくさんありました。
いろいろな事情や経過、現在の状況も、いろいろわかりました。
だからどう、ということは、本土に住む私の言うことではないですが、結局は自分で選択して、自分で行動して、変えていくこと、これにつきます。

みなさん、いろいろありがとう。
今回だけでなく、ずっと以前から応援いただいていたり、気持ちをいただいていたり、ヘルプしていただいていたこと、わかっていたつもりですが、再認識しました。
特に高橋くん、室野井さん、ありがとうございました。
また、なにかで、おかえしします。

 ● 2005年06月19日(日)  札幌・3日目
朝からカードイベントで金稼ぎ。

夕方から十蘭堂へ。

改装した十蘭堂、以前の雰囲気はちゃんと残しつつ、カウンターは広くなり、ライブもしやすくなっていました。

<ネムルネリノ>
大阪や東京にあれば、アンダーグラウンドロックファンに絶対受けそうなバンド。須原くんやばるるさんは要チェック。

<高山謙一>
この日は、たぶん5月に神戸・山村サロンで演奏した、大正・昭和の童謡に歌をのせたセット+ツメタイイイキノママ&IDIOT O'CLOCK の曲という構成。個人的には「かえすもの」のイントロで、泣いてしまいました。

<JOJO広重>
5月にノイズメーデーでやった、ドローン+ボーカリゼーションのセット。
チラシを私製で作って応援してくれたしのちゃんに喜んでもらえたら、という、ちょっと一人非常階段的な部分も盛り込んでありました。
たいそう喜んでもらえたようで、大成功かな。(笑)

打ち上げで、十蘭堂オーナーの小磯くんといろいろ話す。
小磯くんのこと、札幌のこと、音楽のこと、工藤くんや灰野さんのことなど、こちらの認識の補完をちゃんとしてくれました。サンクス。
ただ、目は治したほうがいいと思うが、まあ、自分で決めることだから。

『お客さんにライブを見に来て、とはあまり言わなくなった』という彼のセリフにも、共感するところあり。
ライブは出会いだし、それは自分で選択するものだから。
そう、自分で選択することが、大事なのだ。

Idiotが昨夜の打ち上げの二次会で、札幌のとあるバー・Pに行っていたことがわかり、ほくそ笑んでしまった。
いつかPのマスターAさんをネタにした小説でも書いてみたいと思った。
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 ● 2005年06月18日(土)  札幌・2日目
いろいろ思うことがあり、墓参。
前回もいろいろな「会話」が出来たのであるが、今回もなかなかダイナミックな「返事」があり、なかなか凄かった。
いろいろ考えてしまいました。

ライブは、スピリチュアル・ラウンジ。
Idiotとアルケミー大阪スタッフも無事リハに間に合い、合流。

<グリーン・アップル・クイック・ステップ>
もうひとつ、がんばってほしい感じのバンド。幾郎くんのドラムはほかのとまた違っていて、ちょっと驚きました。

<夜邪>
女の子は少し会わない間に、もの凄くきれいになりますね。
成長って、すごいな。
『音楽も、歌も、関係ない。夜邪が大事』なバンドですが、この日の「朝のランナー」はスローバージョンで、今まで見た中でも最高の出来でした。

<JOJO広重>
夜邪と3人で"ラブラブラブ"。
札幌でいつもお世話になっているあさのくんに捧げました。
その後のセットリストは、
死にたいだけ/夢は夜ひらく/オレトオマエ/ラスト・ドア/赤いケモノ/三月の雪/生きている価値なし
今回は人を愛するということを、比較的わかりやすく配置した、起承転結的な曲順に、あえてしてみた。ザリガニツリに「私と女」を連載していることもあり、いろいろ思うこともあり。

<高山謙一>
楽屋で聞いていたのですが、ライブ終了後、猛烈に疲れてしまい、ちょっと虚脱していました。今朝の墓参のことをいろいろ考えていたのだけれど、結局は抗議ではなく、感謝であり、喜びであったことを、この楽屋でIdiotを聞きながら認識。
ちょっとギターの調子が悪く、コントロールに手を焼いていましたが、いいライブでしたよ。

打ち上げは「晴れる屋」。
札幌の私のファンのしのちゃんがセッティング。がんばってくれました。
私製チラシも含め、感謝、感謝。
写真は、終電がなくなるからと先に帰る、夜邪のサロンちゃん。
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 ● 2005年06月17日(金)  札幌・1日目
札幌へ前日入り。

前から行きたかったバー「山崎」に行くことができた。
ここは私の京都の行きつけのバーのマスターが、この店を参考にしてお店をデザインしたとのこと。最もマスター自身は行ったことがないらしいが。

バーに入るとカウンターは満席。コーナー席でカウンターが空くのを待つ間、カクテルを頼んだのだが、なんと「広重」というお酒がありました。
日本酒ベースのカクテルでしたが。

マスターのおしゃべりやコレクション自慢、手品、35000枚を超えたという切り絵コレクションなど、見事なお店でした。
もう数年で開店50周年。マスター、がんばってください。
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 ● 2005年06月16日(木)  オルケストラ・ルナ
「失業した」という輩が本日は2人も訪問。
ひとりは、だらけて会社にいかなくなってしまい、クビ、ということらしい。
(お前が悪い)
もうひとりは、店長がオーナーとケンカして、ショップが閉店、そのあおりをくって、自分も失職とか。
このご時世、なかなか難しいと思うが、自分ががんばるしかないのだ。

話を聞く間、BGMにオルケストラ・ルナを流す。
これって、70年代には俺たちは「オーケストラ・ルナ」って、言ってたような。
どちらでもいいが、なんともせつない音楽。

週末はIDIOTと、札幌でライブ。
年内は札幌で演奏するのはこれが最後だろう。
札幌のみなさん、再会を楽しみにしています。
よろしくお願いします。
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 ● 2005年06月15日(水)  K氏との対話
U社のK氏がやってきた。
会うのは約半年ぶり。相変わらずの滅茶苦茶な忙しさの模様。どことなしか、暗い。
私の著作本を出版する企画の話など、少々。実現するかどうかは五分五分だが、まあ、トライするのはよかろう。
ウルトラビデ、第五列、ナイギャラ3、天皇、愛欲人民十二球団のCDをお土産に持たせる。しかしこのCD群、聞いて元気でるのかな?まあ、絶望してグレることはあるまい。
パーンチ!パーンチ!パアアアアンチ!

新宿へ。
久しぶりにタワレコ、HMVを見る。おお、VDGGの新譜「プレゼント」の日本盤。
しかもCCCD。このご時世に。意味ないけど、新譜が出るのは、嬉しいなあ。
ついついノヴァリスのコーナーを見ているオレ。
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 ● 2005年06月14日(火)  話し、話され
佐井好子さんとお茶しながらいろいろ話す。
意見の一致も多く、自分の思っていることの正しさを確認できて、素直に嬉しい。

夜は流通業者、メーカー、大手CDストア担当者と飲み会。
結局は仲の良いU社Kさんと、T社Kさんと、ここには書けないような話で盛り上がる。
もっと営業のような話をするべきだったか?そんなものは、私にとってはどうでもいい。大事なのは、思いを伝えることのはずだから。
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 ● 2005年06月13日(月)  あやさん帰国
aya2.jpg 160×120 6K赤痢のあやさんがカナダに帰ることになったので、車で成田空港まで送る。
次回、いつ会えるかはわからないが、元気でな。

夜は某社社長と重要なミーティング。

U社のKくんから携帯に電話。
私の数日前の書き込みを見て、自分のことかと反省して電話してきた模様。
『君のことじゃないよ』
『同じことです...』
真面目やねえ、君は。
それが君のいいところでもあり、命取りになるかも、ね。

モタコくんはえらい、ということで、意見は一致。

 ● 2005年06月12日(日)  JAM
jam.jpg 120×160 5K昼間は原稿執筆。

夜は新宿JAMへ。
新宿JAMは、1982年に非常階段、GISM、TRUSHというメンツで出演したのと、4年ほど前にインキャパシタンツを見に行ったくらいで、なかなか縁のない小屋である。しかしもう20年以上続いているのですね。

8時ころに到着も、まだお客さんが全部は入り切れていなかった。超満員。
確かに今後を担う、関西のわやくちゃなバンド大集合の企画ではあったが、こんなに入るもんなんですかね。
ZUINOSHINの二人に挨拶される。キララくんにも会う。INISIEの賢太郎くんにも会いました。キャプテントリップの方々にも。あ、そうか、ワッツーシはキャプトリでしたね。

客の会話を聞くともなく耳に入ってくる...「ボアダムズが終わったあと」「ムーブメントになる」「ZUINOSHINを見るのは今日が初めて」「ペンペンズのCD-Rじゃなくて、普通のCDはないんですか?」「モタコくんのマンガよませて」「巨人、でかい」「巨人、よかった」「(セットチェンジにやたら時間かかるも)みんなおとなしく待ってるなあ」「メチャクチャアツイ」「昨日○○から新しい○○もらった!めっちゃやばい」etcetc

若い人たちの思っていること、少しわかりました。とさ。

 ● 2005年06月11日(土)  ニュートンは...
nu.jpg 100×101 3Kわけあって、杉山晋太郎がアルケミーレコードに残したLP「Nuton's Oblidge」のマスターのオープンリールテープを、マスター類が保管されている棚から探し出す。
よりによって、一番上の棚の、一番奥の箱に入っていた。

ほかにも、マスター関係のオープンリールテープが大量にある。
おそらく一生涯二度と聞かないであろうものも多数あるが、処分するわけにもいくまい。

古いテープや、そのテープの入っている箱に書かれた文字を見ていると、いろいろなことが思い出されて、つらい。

立場上、昔のことを語ったり、書いたりすることも多いが、武勇談のように語ることも醜いと思うし、思い出すだけで虚しいことも、多い。
ましてそこで自分がどうだったか、ということは、さらに空虚な、どうでもいいことのように思える。
自分の過去は美化しがちだし、不幸なことすら、美化しがちである。

その、どうでもいいこと、世の中から見てもどうでもいいことを、自分や一部の人が大切に思う瞬間があるものを、記録していきたいと思っていた。
アルケミーというレーベルは、そういうレーベルであったと思う。

ただ、最近は、そういう自分もどうでもいいと思う瞬間も多いし、それを振り切って記録を継続していることに、よく気がつくのだ。
記録に価値があるなどと、自分で思うのはおこがましい。
他人に価値があると思ってもらうことを期待するのは、もっとおこがましい。
何の価値もないものを、単に記録している。
それくらいの気持ちでないと、継続は、できない。

しかし。それでも。
今日はふたりの人間に裏切られた。
忙しいのか、めんどうくさいのか、その両方か。
オレとの約束は、その程度か。
忙しいというのなら、オレよりそっちの用事が大切だということだ。
めんどうくさいなら、オレより自分が大事なのだ。

ますます、どうでもよく思えてくる。

音楽など、なんの価値もない。
そういうことを、明日のペンペンズのライブで感じたいというのは、こっちの勝手な欲望である。

 ● 2005年06月10日(金)  ナディアーズ・ビッグ・チャンス
vital.jpg 100×101 2K某掲示板でVDGG/VITALのCDの件で、いろいろと書いたり、コメントを読んでみたり。
ハミルの「ナディアーズ・ビッグ・チャンス」を引っ張り出してきて、聞いてみる。いいアルバムだが、聞いていると、10代の頃を思い出してしまい、ちょっとつらい。

ただ、過去は整理して、記録する。それはしておきたいし、実行しているつもり。
未来は?

”みみのこと”のチラシのチェック。
三上寛+JOJO広重+山本精一という、もう二度とはないかなあというライブで、みみのことのレコ発を盛り上げる予定。8月12日、高円寺ショウボートね。

原爆オナニーズのDVD「原爆マニアGOLD」の仮編集DVD-Rがあがってきて、ディレクターと打ち合わせ。

 ● 2005年06月09日(木)  愛欲人民
ai1.jpg 128×127 4K愛欲人民十二球団+3のCDがあがってくる。

ピナコテカの「愛欲人民十時劇場」はいつまでもCD化されないね。

「愛欲人民十時劇場」は、吉祥寺マイナーで、1979年くらいに、工藤冬里くんあたりが中心になってやっていた、連続ライブの企画名だったように記憶している。
確か通常のライブのあとに、夜の10時ころからスタートしていたのではなかったかなあ。
このあたりは、Kさかいくんが、ザリガニツリあたりに書いてくれるのかな?
覚えている人が、ちゃんと記録しないとね。

今日はアルケミー関連の仕事、電話、メールが応酬。

いやいやもういいです、ほならこれを、じゃあ行きますわ、今度会いましょう、ハンコ持ってきてね、いや話してる最中だから、チェックよろしく、私なんかが行っていいんですか、ライブはね、チラシですか、開いてないよ、JANコード、今後のことを、もうええわ...。

尾谷嬢に、いろいろ整理して話す。聞いてもらったところでどうしようもないが、聞いてもらうことで整理できたり、肩の荷が下りることもある。

時はあまりにも
早く過ぎゆく
喜びも悲しみも
すべてつかの間

時はあまりにも
早く過ぎゆく
ただひとつかわらない
愛の世界
(ラブラブラブ/安井かずみ)

 ● 2005年06月08日(水)  朱に赤
大阪のアルケミー社員がマンガ好きなようなので、大阪に送る荷物のすきまに彼女が読んでいなさそうなマンガをつめる。

先日は「同棲時代」を送ったところ、気に入った模様。

昨日は柳沢きみおの「朱に赤」全5巻を入れておいたが、どうだろうか。
なんとも陰惨なマンガだが、連載当時、けっこう気に入っていた。

どうしてこんなものを思い出すのかと思っていたが、札幌のザリガニヤ発行「ザリガニツリ」に、高校時代の思い出を記していたので、そのあたりの記憶が原因か。
確か柳沢きみお「月とスッポン」を読んでいたら、当時つきあっていた女性から揶揄された記憶があるからだ。しかし「月とスッポン」って、全23巻もあったんですね。

最近のマンガはろくに読んでいない。
復刻もののマンガももうあきた。
諸星大二郎に、大量の未発表作品があったら、などと、ありもしないことを夢想する。
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 ● 2005年06月07日(火)  文を読む
今朝の朝日新聞文化欄・丸谷才一「赤塚不二夫論」が秀逸。
朝日新聞は欠陥だらけの新聞だとは思うが、たまに良い記事が掲載される(他の新聞はあたりさわりのない記事が多い)。

なぜか今月はスタジオヴォイスが2冊届いた。
先月も書いたかもしれないが、最近のヴォイスはあまりおもしろくない。たぶん編集スタッフが大きくかわったか、編集長が凡なのではないか。
音楽欄、コントーションズ来日なので、ジェームス・チャンスですか、そうですか、という感じ。もっと誰も知らないようなものを、ものすごくおもしろく紹介してほしいのに。でないとネットに負けてしまう。

紙媒体は大事だが、存在価値を問われている。
CDも同じだが。

あやちゃんがカナダに帰国前に寄ってくれた。
サンクス。元気でな!
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 ● 2005年06月06日(月)  夏は稲川
grp0606214814.jpg 160×223 11K夏といえば稲川淳二。
稲川淳二の新作文庫が出たというので、書店に探しに行く。

稲川淳二の文庫は、書店にもよるが、なかなかおいていない。
例えば「町田康の『告白』はありますか?」とは売り場の女子店員に訊けても、「稲川淳二の文庫で『稲川淳二の最新超こわい話/ザ・怖い』はありますか?」とは、恥ずかしくて言えないので、いわゆる「その他の文庫」がおいてあるコーナーを、ひとりでじとっと探すことになる。

今日も、2件目の書店で、ようやく「稲川淳二の怖すぎる話よそから来た男(竹書房文庫 )」を発見。無事購入。
しかし、6月新刊なのに、他のこわい本といっしょに縦に並べてあるだけ。面出しして欲しかったなあ。

 ● 2005年06月05日(日)  大阪へ
朝4時半に起きて大阪へ。

心斎橋の、新装開店工事中の「そごう」壁面の文字群。
なかなかいかしてますね。
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 ● 2005年06月04日(土)  フリーホイーリン
bd.jpg 160×143 8Kコラムの更新。

尾谷嬢から「社長はボブ・ディランなんかは聞かないんですか?」と訊かれ、なにを言う、とばかりに、彼女の要求した「フリーホイーリン・ボブ・ディラン」を引っ張り出してきて、聞かせるも、彼女は「風に吹かれて」の歌詞が知りたかったようだ。
ディランはこのアルバムが好きで、ジャケットも秀逸だと思う。あとは「時代は変わる」「欲望」「激しい雨」は、中学〜高校くらいの時に、いやおうなく聞いていたように思う。昔は選択肢は今ほど多くなかったから。

ボブ・ディランなんか聞いていると、ずいぶん昔のことを思い出した。
「アシッド・フォーク・ヴィジョン」収録の、加橋かつみのライブテイクなども引っ張り出してしまうと、もうたまらなくなってしまう。

新曲が出来そうな感じがここ数日続いている。

 ● 2005年06月03日(金)  宮城君来る
デフラグメントという大阪のレーベルの宮城くんが、東京に来たついでに寄ってくれる。
ZUINOSHINのプロモーションなどで上京したそうだが、現在の環境や、バンドのこと、大阪のこと、今後しようと思っていることなど、いろいろ1時間くらい語ってくれた。
こうやって筋を通してくれる若いクリエイターは、とても嬉しいし、がんばって欲しいと思う。

私もあふりらんぽ、オシリペンペンズを筆頭に、その周辺、ワッツーシゾンビ、ZUINOSHIN、またそれらより若い世代などが、大阪を中心に、新しいムーブメントになりそうなくらいの蠢き方をしていることは、わかる。
宮城くんのような、「自分が出来ることを、やるのだ」ということを自覚している人が大阪にいることは、彼らにとってもいいことかと思う。
私の世代は、それらに直接かかわるにはいろいろな壁があるが、宮城くんはまさにそういった世界に直結する世界にいるのだから、まみれてください。

私がアルケミーレコードをスタートしたのは25才の時だった。宮城くんも、これからいろいろもっと出来ると思います。
月並みなセリフだが、がんばってね。


しかしZUINOSHINは、随ノ慎(心?)かと思っていたが、アルファベット表記なんですね。手ノ内嫁蔵とか、猿股茸美都子とか、漢字の古風なバンド名が最近流行なので、てっきり漢字だと思っていました。

私も数週間前に、新バンド結成。名前は「ヤル気ナシ之介」。やる気がないので、練習もしませんが、このままではライブもやる気がないかもしれませんので、永遠にデビューがやってこないかも。おにんことか、ライブにさそってくれないかな。
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 ● 2005年06月02日(木)  最近もらったメールより
最近もらったメールより、印象に残った言葉の抜粋。


私には社長の心や生活の全ては、わかりません。
なにが、終わるといいたいのか、日記だけではわかりませんが大切なものはなくさないように、大事にしてください。
もしも、万が一手放すことになっても、それを大事にした自分の気持ちを大事にしてください。
<私の日記について/女性ミュージシャン>


私にとっては夢の様な一夜でありました。夕べの広重さんの全身全霊の歌と演奏を聴き、自分の中で何かが押し開けられて澄んだ光景がのぞいたような気がしました。
<私のライブ演奏について/男性ミュージシャン>


実際、○○○専門に聴いているお客さんは毎日様々な店鋪のHPをチェックしているはずなので、むしろ情報だけで語ると、レコード店店員より情報を多く収集しており、レコード店で"無意味な幻想"にお金を払う必要がきっぱりとなくなってしまってます。つまりは"これはどうなんだろう?なんなんだろう?”にお金を使うのではなく、"これはこうなんだ"と絶対的な確信のあるものにしかお金を使わない状態です。ようするにそこには"夢の欠片"もないってことになるのでしょうか??言葉に出来ないから、"音"があったと錯角していたのは僕だけでしょうか?
<CDが最近売れないことについて/レコードストア・オーナー>


無断転載、ご容赦ください。
こころある言葉、いつもありがとう。

いつも君たちに励まされているよ。
あと、今は、三上さんの歌が、いちばん、自分の身体にいいみたいです。

 ● 2005年06月01日(水)  答えはこのあたりにありそうだ
悲しいことがありました
悲しいことがありそうだ
悲しいことでいっぱいだ
救いがないから死んでやろ
(わらべ唄/早川義夫)


死ねばいい
死ねばいい
死ねばいい
みんな首つって
死ねばいい
(おど/三上寛)


誰にも会いたくない
お前と同じ空気なんか吸いたくない
いやなやつばかり
みんな死んでしまえばいいのに
(地獄!/JOJO広重)

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