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 ● 2006年02月28日(火)  時計をとめて
qw1.jpg 120×160 4K田沼嬢がずいぶん久しぶりに来てくれた。
近況など、いろいろ話す。
トリビュートアルバムも1枚プレゼント。

フジヤマで働いていた、クミちゃんが寄ってくれた。
彼女がフジヤマで働いていたのがもう20年以上前。宮城の実家に帰ってからももう7年になるという。
時が過ぎるのはあまりにも早い。
彼女は元原爆オナニーズのタツヤくんや、スリップ・ヘッド・バットの大岩くんとも仲がいいので、そのあたりの情報もいつも話してくれる。

音楽を聞く元気は出てきたので、ジミ・ヘンドリックスの「エレクトリック・レディ・ランド」を聞く。
「オール・アロング・ザ・ウォッチタワー」はやっぱり名曲だ

 ● 2006年02月27日(月)  すみません
さすがに今日は日記を書く気持ちになれず。

音楽も聞きたくなければ、本も読みたくなければ、映画も見たくない。
誰にも会いたくない気分。

 ● 2006年02月26日(日)  sinking of the titanic
bry99.jpg 160×158 9K午前3時に就寝、で、6時に起床。
さすがにしんどい。

名古屋へ。
カードのイベントで、商売。
金が、いるのだ。(笑)

名古屋のブッキングを通じての友、Kさんが来てくれる。
JOJO広重トリビュートをお買いあげ、ありがとうございます。

彼はいつもブートレッグのCD-Rコピーをおみやげに持ってきてくれる。
今回はギャヴィン・ブライヤーズのブートレッグがあって、びっくり。
昨年ベニスで行われた第49回現代音楽祭でのライブ音源で、イタリアのFM局で放送されたものがソースになっている模様。
タイタニック号の沈没を演奏していて、数年前の来日公演を思い出しました。

ボルネオに行っていた友人Sさんも、名古屋の会場に来てくれた。
バティックの布生地をおみやげにいただいた。
彼女は私の歌「生きている価値なし」の、歌詞テーマのモデルになった人物だが、本人はそのことは知らないし、知らないほうがいい。
家族のことで、これから占いの先生のところに行くとのこと。はいはい、ぼられないようにね。

帰宅後、あっこちゃんに送る約束をしていた、頭士くんの2004年のライブ音源をCD-Rに焼いて、発送。
録画しておいたちあきなおみの映像を、友川さんのためにVTRにダビング。

先日、バークレィ・ジェームス・ハーベストの「妖精王」が紙ジャケでリリースされれば、と、書いていたら、今年の4月に紙ジャケでリリースされるとのこと。
なんでも願えば、かなうもんですね。(笑)
http://www.cdjournal.com/main/news/news.php?nno=10970
ユニオンさん、復刻オビ、よろしく。

工藤礼子さんよりメール。
共演の話をいただいたが、スケジュールの都合で今回は実現せず。
また、いつの日か。

 ● 2006年02月25日(土)  高円寺でライブ
tu33.jpg 160×137 7K友川かずきさんが、本日放送のNHK番組・ちあきなおみ特集を録画してほしいという。
生悦住さん経由の依頼。
ちあきなおみさんは、友川さんの歌を歌ったりしていたのですね。

JOJO広重トリビュートアルバム/生きている価値あり、の、先行販売分が東京に届く。
このアルバム、自分のトリビュート・アルバムを自分で制作、自社からリリースするなんてバカじゃないの、と、思っている人もきっといるだろうが、そういう人は買わなければいいだけの話で、論評不要でしょう。
どうしてこのアルバムをリリースしたかは、AMSで購入した方への特典DVD-Rにライナーとして記しておきましたので、よろしく。

ジャケ画は、猿股茸美都子のベーシスト村井くん。うまいねえ、ありがとうね。
オレはあんなには格好良くないけどね。(笑)

高円寺ショウボートでライブ。
今回はシリーズライブ「Night Gallery」の第三回。
これはアルケミーのオムニバスシリーズ「Night Gallery」収録のバンド達が、持ち回りで主催、自主企画ライブをするもの。
自分たちが見たいバンド、アーティストを紹介する部分、それらと対バンすること、そして自分たちの好きな音楽や歌、自分たち自身をアピールする場となっている。
今回はINISIEの主催、賢太郎くんが「歌」という部分に重きをおいて、INISIE、DOODLES、オシリペンペンズ、そして私というラインナップとなった。

オシリペンペンズはスキャンダラスなステージングばかりがピックアップされがちだが、実際は歌詞や、その奇妙でスリリングなサウンドがおもしろいバンドで、彼らに歌、というテーマでセレクションした賢太郎くんの視点はさすがである。
この日はアンコールで、トリビュートアルバムへの参加曲「神を探しに」を演奏してくれた。

3ヶ月ぶりに見たDOODLESも、この日は「LOVE LOVE LOVE」を演奏してくれたし、あっこちゃんの歌もギターも素敵でした。ありがとう。

なおっぺはINISIEと2ステージ、ドラム、うまくなってますね。INISIEはギターのうねりが最高によかったと思う。いいステージでした。

私もちょっと「歌」に重きをおきすぎたかもしれない。おもしろくなく感じたリスナーもきっといたはずだが、意図的なものなので、ご容赦。
5月に「Night Gallery Vol.4」で頭士奈生樹くんをよぶ予定なので、前フリとして、私、頭士くん、IDIOTが在籍したバンド「螺旋階段」の曲、"しろ"を演奏してみた。

集客も含め「これで本当によかったのか」と思う部分はいろいろあったイベントだったと思うが、それもそれ、賢太郎くんをはじめ、主催者、演奏者にはいい勉強になったと思う。
思ったとおりにお客さんは来てくれないし、どこまで伝わっているかはわからない。しかし、伝わる部分は、実は伝わる時にはちゃんと伝わっているし、お客さんはわかっていないふりをしていてもちゃんとわかっている。
次回、また、いいライブにしよう。

スターズの栗原くんが見に来てくれた。
スターズやソロのCDをいただき、恐縮。彼ほどのキャリアの人に「広重さんに聞いてほしい」とか言われると、照れてしまう。
貴方の方が、私の何倍も素晴らしいギタリストですよ!

打ち上げ、私は車で機材を運んでいたため、お酒は飲めず。
あっこちゃん、大阪スタッフY、尾谷嬢を送って、帰宅。

テレビ東京・アド街ック天国に私や生悦住さんが出たという。
放送時間にはライブで歌っていたので、未見。

3月18日、EARTHDOMでのライブ、詳細が決まる。
対バンにカラードライスメン、青木マリ、フォワードと、嬉しいメンツ。カラードライスメンのブッチャーこと西田くんと対バンするのは何年ぶりだろう。彼がOUTO時代にエッグプラントであったかな、それでももう17年前になるかな。

 ● 2006年02月24日(金)  声が聞こえるよ/そばにいなくても/心が響きあって
風邪気味で頭が重い。
なんとか、気力と薬で治す。
明日はライブなので、ここで風邪をひくわけにはいかない。

1本の電話で、ずいぶん元気になる。単純なオレ!


「広重さんの日記、読んでますよ」とよく言われるようになった。
言われれば言われるほど、「あの人が読んでいるならば」と、書けないこともあるし、読んでいるならばと書けることもある。
特定の人にだけ伝えたいメッセージを埋め込んであることもあるし、意図せずとも、文を深読みしたり、自分なりに解釈して理解されている方もいるようで、この日記もいろいろである。

まあよく聞かれるのが、
「シャブ極道のDVDを探しているのですが」
というもの。
2004年11月12日の日記に掲載されているものだが、よくこんな古い日記まで遡って、みなさん読んでくれていますね。感心します。
この映画「シャブ極道」のDVDは現在絶版のようだ。ヤクザ映画のDVDは初回プレス枚数が少ないものが多く、一度買い逃すと、なかなか中古市場にも出てこないので、入手が難しい。
ビデオは、ビデオ倫理協会がタイトルの「シャブ」という言葉に難色を示したため『大阪極道戦争・白の暴力』というタイトルでリリースされている。大きなレンタル屋さんにはあるはず。
この改題にあたっては裁判にもなったようだが、どうしてDVDはオリジナルタイトルで発売されたのか、不明。日本の文化倫理など、こんなもんですね。
まあ、男なら一生のうちに1度は見ておいたほうがいい1本!というような映画ではないので(笑)、見つからないからといってヤフオクで高額で落札したりしないように。

また「広重さんはよく旅行されていますね」と言われる。
カードの仕事とライブなどで地方にはよく行くし、海外公演もあるから、必然的に旅行は多い。飛行機のマイルもよくたまるし、宿泊ホテルのポイントなどもすぐにたまって1泊無料とかはすぐになってしまう。
九州方面のライブはなかなか縁がなく、過去に数回しかない。小倉、博多、大分あたりの方、ぜひ呼んでください。

そして、コラムのほうも、時々誉めていただく。「JOJO広重の演っている音楽はおもしろくないが、コラムで紹介している音楽は信用できる」と、なかなか耳の痛いことをおっしゃる方も(笑)。
佐井好子さんの音楽などは、何年も前から「広重さんがあんなに誉めるくらいだから、と、思って聞いたら、すごくよかった」と言われることが多く、佐井好子ファンを増やすことに微力ながら協力できているのかな、と、嬉しい。
コラム「こころの歌・最後の歌」で紹介している音楽は、いろいろなジャンルを紹介しているので、きっかけになりそうなものから聞いていただけるといいと思う。
そしてバークレィ・ジェームス・ハーベストの日本人気を増やすことに微力ながら協力できれば(笑)、それも嬉しいなあ。
いつか、BJHの「妖精王」が紙ジャケ、復刻オビでディスクユニオンかストレンジデイズから出たら、マジで嬉しい。よろしくお願いします。


いくつか、メール。
わたしの一番たいせつな「たからもの」を、胸の中でそっと抱きしめた。
sai99.jpg 160×160 9K

 ● 2006年02月23日(木)  CDを聞いた
opopop.jpg 160×160 5K四国ツアー中にアマゾンからCDが届いていた。
ピーター・ハミルの新作「Veracious」で、スチュワート・ゴードンをバックに従えたライブ録音盤。
VDGGの再結成で賑わせた昨年なのに、こんな地味なデュオのライブ盤をリリースする意図はイマイチ理解できないが、後半「Easy to Slip Away」「Primo on the Parapet」「 Shingle Song」などが聞けて、単純に嬉しい。
英国盤しか出ていないので、少し高いが、ファンはぜひ。

ロシア盤が届く。
長く絶版だったクラフトワークの2ndと「ラルフ&フローリアン」の2in1がようやく再入荷。AMSにも明日入りますので、前回買い逃した方は早めにどうぞ。
AMSにはマヘルの1984-5のライブも明日入荷。PSFの発注しているプレス会社のミスかなにかで、初回プレスは枚数が少なかった模様。次回入荷は2週間ほど先なので、これも早めにどうぞ。

自分ではジミ・ヘンドリックスの「エレクトリック・レディ・ランド」を購入。紙ジャケ、発禁のイギリス盤のヌードジャケ。これって、どうして現在は米盤の、ジミ・ヘンの顔アップジャケに統一されたのでしたっけ。
日本盤CDも、最初は2枚組で、あのヌードジャケだったのにね。

仕事の合間に、ツアーに使った車を洗車する。
ご苦労様。
きれいになった車は、なんだか嬉しそうだ。

夕方に美川氏とミーティング。
5月21日、カナダ・ヴィクトリアヴィルに非常階段+ボルビトマグスで出演するイベントの契約書にサイン。

 ● 2006年02月22日(水)  笑顔に会いたくて
朝に歯医者。
ツアー中、たぶん奥歯を噛みしめ過ぎたのだろう。
詰め物が外れたので、応急処置。

大量のメールや仕事の大方を処理。
午後は、子供達の笑顔に会いに行く。


大阪・梅田のイグニッションレコードが3月で閉店するとのこと。
小さな個性的なお店は、やっぱり経営が難しい時代にきている。
大型店やインターネットで、たいがいのものは手に入ってしまう。
個性的な品揃え、というスタンス自体が成り立たない、そういう時代ということか。
このしっぺ返しはきっと数年後に来ると思うが。

 ● 2006年02月21日(火)  眠りながら運転す
大阪で所用。

夕方5時半ころ、大阪を車で出発。
もうこの時点で眠い。

危険な運転も少々。
深夜2時ころ、東京に帰還。

 ● 2006年02月20日(月)  大阪へ
ありえないような奇蹟が午前中に、おこる。
尾谷嬢のおかげ。感謝。

彼女をのせて、大阪へ。
彼女はなんばから近鉄電車で奈良へ。

大阪スタッフと合流。
ツアー中の三上寛猛語録を説明する。
三上さん、会話はとにかく凄かったが、ここには書けません。(笑)

ホテルで就寝。
ツアー中はちゃんと眠れなかったが、ようやく熟睡する。

 ● 2006年02月19日(日)  高知でライブ
朝は小西さんに連れられ、竹宮恵子展へ。
徳島出身の方だったんですね。

三上さんをホテルでピックアップして、高知へ。

到着後、すぐにライブ会場の「FEET」へ。
対バンの不良外人、汽関車のメンバーと談笑。
コンガフューリーの井上くん、お世話になりました。
元ガーリックボーイズの中谷くんも会場に。
前回対バンしてくれたスワンのメンバーも。5月にオシリペンペンズを高知によぶとのこと。がんばって!

会場でPSFから発売になった三上さんの1972年高知大ライブのCDを販売していると、このライブに自分は行っていた、というお客さん約2名登場。
CDも良く売れました。

客入れの時間、アボリジニの民族楽器のイダキを演奏するという青年に会う。
どうも初対面ではないような気もするが、私のファンだという。
「振り回すんじゃないでしょうね」とちゃかすと、前に振り回して出入り禁止になった経緯もあるとのこと。やっぱり。(笑)
そうしてしまうのだから、オレのファンなんだよなーと、思う。
それでいいのだよ。

ライブ。
私はやや短めの演奏。
ギターの音は、3日間でこの日が一番良かった。

三上さんは「オートバイの失恋」を演奏。しびれました。

打ち上げでも三上さん絶好調。
『アーティストはステージで音楽だけやってちゃいけない。感じないと』と、素晴らしい持論を展開。その通りなんですが、三上さん、そのことを若いミュージシャンに意味を伝えるのは、なかなか難しいんですよー。

帰り際は大写真撮影大会。
コンガフューリーのおでんちゃん、三上さんと舌をからめてはいけません。(笑)
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 ● 2006年02月18日(土)  徳島でライブ
朝はうどんを食べてみる。讃岐うどんは四国ならどの街でも食べられるが、本場は香川なんでしょうね。でもおいしかった。

広島から来られた、三上さんの詩学校の生徒さんたちと、三上寛さんは午前中に道後温泉に行かれた模様。
しかし温泉は禁煙、ビールも飲めないということで、食堂に場所をうつして、午前中にビール8本をあけられた模様。
危険な雰囲気もありつつ(笑)、三上さんを車に乗せて一路徳島へ。

途中の新居浜〜川之江の海岸の景色を三上さん見られて、淋しい景色だ、とおっしゃる。後ほどステージで「島は、向こうに渡ったらなにかがあるというような希望の場所ではなく、なにか壁のように見えた。海は砂漠に見えた」とおっしゃってました。

徳島で主催の小西さんと合流。
会場は小西さんの仕事場、図書館2階の創世ホール。
三上さんは四国放送の取材。

私はリハの後、小西さんにお願いして、隣町に車で案内していただいた。
実は徳島と私の縁はかなり深い。
私に音楽のイロハを教えてくれた恩人宅が、ライブ会場の北島町の隣町、藍住町にある。本人はもうその家にはいないが、藍住町のそのお住まいには、26-27年ほど前に何度か泊めていただいた。お母様がまだ住んでおられるというので、寄ってみる。
そのお母様、当日の夜の私のライブを見に来られるとのこと、恐縮です。

もうひとつ、行ってみたい場所があった。
その友人宅から歩いて数百メートル、JR勝瑞駅。
1979年12月25日、彼の家に泊まることになり、家から勝瑞駅まで、満天の星空の下、歩いた思い出がある。
勝瑞駅は、少しも変わることなく、勇姿をとどめていた。
写真などとっている時、松山の亀井くんから携帯に電話があり、会場の説明を小西さんに頼む。
小西さんが電話をしている間に、駅を眺めていると、自然に涙が溢れてきた。
人生のレールは、どこで方向が変わり、そしてどこに向かったのだろうか。そんなことを思っていた。

会場に戻り、ライブ。
ステージには林直人くんの写真2点も飾られていた。
この日は、尾谷嬢がスネア1本でドラミング、私がギター&ボーカルの構成。
徳島会場には特別な想いを込めた、比較的静かな曲構成で臨んでみた。
終演後、友人のお母様から花束をいただく。感謝。

三上さんはソロのラストに「負ける時もあるだろう」を演奏、その後に私と尾谷を交えてのトリオで、「夢は夜ひらく」「美術館」を熱唱。

打ち上げでは、1971年の中津川フォークジャンボリーを見に行ったという徳島在住の塾経営者の方、寺山修司の愛弟子など、濃い濃いメンバーで盛り上がった。
亀井くんも連日の参加、ありがとうね。
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 ● 2006年02月17日(金)  松山でライブ
松山空港に三上寛さんを迎えに行く。
三上さんは、飛行機着陸時に見える島なみに、ずいぶん感激された模様。

ブッキングしてくれた亀井くんと共に、市内へ。

ライブハウスは「星空ジェット」。
どちらかと言えば50'sロケンロールな小屋だが、グラインドコアな対バンのおかげで、ハードな雰囲気。
アンプがピーヴィで、ちょっと慣れない機種のため、音色に手間取る。
三上さんはリヴァーブをうまく使いこなしておられました。

亀井くん、ありがとうね。
彼が思っていた以上に集客もあったようで、なにより。
高松や広島からもお客さん来られてました。
マヘルの工藤くんも来場、ありがとう。
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 ● 2006年02月16日(木)  永遠を歩いていける
霧の上に出てみた。
永遠に、出会う。


夕方から、松山の道後温泉へ。
「千と千尋の神隠し」の舞台である「油屋」のモデルになっているという建物は、やはり見事。
湯船の名前は「神の湯」でした。
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 ● 2006年02月15日(水)  long long drive
車にギターを積んで、四国に出発。

自分の過去最長ドライブ記録は、日本国内では使用人と行った東京〜福岡だが、今回はひとりで運転するので、まずは東京〜愛媛・松山の約900kmに挑戦。

東京を出た時は快晴だったが、関西を過ぎたあたりから雨。
瀬戸大橋をギリギリ日の入前に通過することが出来た。
遠くの島々は見えなかったが、絶景は絶景。

出発11時間後、松山に到着。

話題のホテル東横インに宿泊。
夕食朝食付き、電話無料、インターネット無料、朝刊無料で6000円はやっぱり安いよね。
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 ● 2006年02月14日(火)  Dear...
新宿DOMは新大久保EARTHDOMになって、本日オープンですね。
おめでとうございます。
土居くん、今日はどうだったかな?
blog見ると
http://blog.livedoor.jp/shinjuku_dom/
20000V、キリヒトの早川くんは、EARTHDOMに転職したのですね。
また、お世話になりますが、よろしくお願いします。
とりあえず3月に、出演しますんで、よろしく。

アルケミーレコードがお世話になっている税理士のSさんが、東京に出張の折りに寄ってくれた。店舗移転のお祝いの花までいただき、感謝。
いろいろ話す。
Sさんは元リフォーム、元ほぶらきん、元アウシュビッツのkdプレイヤーでしたねー。

友人のNHKカメラマンと話す。
ちょっと楽しみな企画など、提案する。

今日はバレンタインデーとあって、若き東京スタッフRには、やはりここ一番決めておかないと、ということで、仕事を抜けさせてあげて、彼女の元へと送り出す。
逆チョコ、サプライズ・アイテムなども用意して、最高のバレンタインデーを演出した模様。
しあわせに、なれよ。


今週末の、三上寛さんとのライブツアーだが、それぞれの場所で、それぞれの思いを込めたライブになる気がする。
体力のある方は、3ヶ所とも来てください。


「負ける時もあるだろう」を、聞く。

    。。。
 
お前は風に包まれた一つの遠い記憶
俺はある晴れた朝から
こぼれて落ちた一つの断片
二人は身を寄せ震えている
暗い闇におののき
別々の朝に向かって
それぞれの想いを闇に溶かす

    。。。
 
気の遠くなるほどの長い孤独は
もう誰も気付きはしない
お前の熱い魂が
誰にもそれを気付かせはしない
二人は黙って立っていた
風が頬を撫でていく
長い旅の支度を終えて
何の迷いも今はない
振り返ってみたい気もする
何かがそれを止めている

    。。。
 

この歌が徳島で歌われ、
その現場にいられるなら、
歌は、歌以上のものになる。
そう、思います。

亀井くん、井上くん、小西さんなど、今回のツアーのサポーターのみなさん、どうぞよろしくお願いします。
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 ● 2006年02月13日(月)22:22  伝言
明け方、夢を見る。
この夢を見るのは、2回目だ。

自分の家の押入から、絵本が出てきて、それを自分で読みすすむ夢。
いろいろなものたちが、主人公の「私」にひとつの伝言を運んでくるというストーリーで、風、太陽、雨、草花、虫、動物などが、言葉をリレーして、山をこえ、丘をこえ、ひとつの「伝言」を運んでくる。最初はその「伝言」の言葉は、はっきり描かれていないが、だんだん近づいてくるにしたがって、内容が明らかになってくる...。

物語の核心や結末はここには記さないが、すてきな話なので、いつかまとめて発表しようと思います。

同じ夢は幾度か見ることがあるし、夢の続き、同じ場所、夢でしか出演しない男女など、そういう夢を見続けている気がする。
先日のI社のMくんのように、まるで現実そのもののような夢を見ることもあるけれども。


週末の四国ツアーのための準備。
留守中のための、準備と仕事。


5年ほど前まで、東京のショップでアルバイトしていたSさんが遊びにきてくれた。彼女は友人と、明日からボルネオに旅立つとのこと。
寒いので暖かい南の島へ、バカンスですか。
女性OLらしいライブスタイルですねー。

人相学の本を少し読んでいて、眉毛の項で少し気になり、若人あきらの顔が見たくなって、ネットで検索。今は「我修院達也」という芸名だったのですね。
「千と千尋の神隠し」のアオガエル、「ハウルの動く城」のカルシファーの声優でしたか。そう言われてみれば。

本人の公式HPプロフィールのページ
http://homepage3.nifty.com/gashu-in/profile1.htm
を見る限り、波瀾万丈の人生ですね。
http://www.tanteifile.com/tamashii/scoop/0308/29_01/
↑こんな話もあったりして。

いろいろ考えさせられました。
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 ● 2006年02月12日(日)  夕やけの赤い色は/想い出の色
oni12.jpg 160×213 10K高円寺UFOクラブでライブ。

グンジョーガクレヨンはいつものようなインプロ。
何度か聞いていますが、いつも同じような音色なのは、テクニックなんですかねー。

2番手が私。
今回はカヴァー曲中心で演奏しました。
途中、つのだひろさんのHPのBBSの話をMCで挿入。

3番手はオシリペンペンズの中林キララくんのソロ。
彼やあふりらんぽもそうですが、私や山塚くんの世代の音を消化した上で、自分の音を見つけて、自分のものにしているところは、なかなかすごいと思います。
園まりから即興からブレイクダンスまでのわけわからん演奏、見事。

ラストはおにんこ!。
久しぶりにみましたが、えらく上手くなってましたね。練習してますねー。
牧野琢磨くんもゲスト参加。彼もギター上手ですね。

過分の出演料もいただき、感謝。
でも、お客さん、少なかったね。赤字だったでしょうけど、めげずにがんばってね!


今日歌ったのは、この歌。

「白い色は恋人の色」
北山修作詞・加藤和彦作曲

花びらの白い色は 恋人の色
なつかしい白百合は 恋人の色
ふるさとのあの人の
あの人の足もとに 咲く白百合の
花びらの白い色は 恋人の色

青空の澄んだ色は 初恋の色
どこまでも美しい 初恋の色
ふるさとのあの人と
あの人と肩並べ 見たあの時の
青空の澄んだ色は 初恋の色

夕やけの赤い色は 想い出の色
涙でゆれていた 想い出の色
ふるさとのあの人の
あの人のうるんでいた 瞳にうつる
夕やけの赤い色は 想い出の色

 ● 2006年02月11日(土)  Mくんのこと
明け方。
もう会うことはないのかな、と思えるような、かつての友人が多数登場する、夢を見た。この世のようでもあり、あの世のようでもあった。
やはり音楽を通して知り合ったり、ケンカしたり、気持ちが交わったり、すれ違ったりした仲間が多い。
もちろん他界した友も何人もいるが、むしろ、どこかで生きているだろう、しかし滅多なことでは会うことはないだろう、という友のほうが、なにか気持ちがひっかかっている。


早朝より、カードのイベント。
帰り道、今は同業者で、かつて私の店の初代アルバイトだったMくんが、約10年ぶりに、東京の店に寄ってくれた。

今の場所に引っ越す前のスポーツカードの店は、1992年7月に、Mくんとふたりで作った。
開店準備の時、拾ってきたブロックを2個積み、戸板を上に置き、カーテン生地の布を上からかけて、即席の"商品陳列台"を作った時、Mくんが
「これでもう(店は)出来たようなもんですねえ」
と言ってくれたことを覚えている。

アルケミーの運営や音楽そのものになんとなく失望し、金もないのにスポーツカードショップ経営にトライした時、もちろん誰の助けもかりなかったけれども、Mくんと戸板を横に置いた瞬間に、「店ができた」という言葉をもらった。
この言葉が、どれだけ力強い励みになったか、計り知れないものがある。
このことは生涯忘れそうにない。

彼はその後大学卒業まで私の店でバイトを続け、卒業後は実家兵庫県の税理士事務所で働くも、なんと仕事は1年ももたず、カード屋に未練があって、「社長、なんとかしてください」と電話してきて、1993年、私のカード屋大阪店店長となる。1999年、その大阪店を私から買い取って、今は心斎橋アメリカ村で自分の店を経営している。
将来どうなるかはお互いわからないが、どうにかこうにかして乗り切って、彼とは生涯の仲間でいたいと思う。なあMくん。


宅急便到着。
すてきな贈り物をいただく。
東京スタッフ全員感謝しています。ありがとう。
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 ● 2006年02月10日(金)  青空の澄んだ色は/初恋の色
bc00.jpg 158×388 12KYesAsia.comから
http://global.yesasia.com/jp/index.aspx
注文していた侯孝賢のDVDボックスが届いた。
これは日本では紀伊国屋が代理店となって、日本語解説をつけて「侯孝賢傑作選 DVD-BOX 80年代編」として販売しているが、定価は2万円以上するもの。
同じ内容、リージョンフリー、日本語字幕入りで、このYesAsia.comなら6500円程度で購入できる。全世界送料無料。韓国や中国のドラマDVDなどを探している人には、あんがいお勧めのサイトかも。
入り口がamazon.comを意識して作られているのが、パチモンっぽくて、いいね。


大阪の事務所から連絡あり。
アルケミーの次のリリース作品「JOJO広重トリビュート〜生きている価値あり」が、2月25日発売は微妙とのこと。
丁度その日、高円寺ショウボートで、ライブイベント「Night Gallery Vol.3」があり、トリビュートアルバムに参加してくれたDOODLESやオシリペンペンズ、私自身も出演するので、この日会場で販売できたらいいなと思うので、ちょっとがんばってもらってます。
このアルバム。AMSで通販&店頭購入してくださった方には、猿股茸広重美都子の「オレトオマエ!」ライブ映像を収録した、特典DVD-Rをプレゼントする予定です。
高円寺ショウボートにCDが間に合えば、会場販売分にもこのDVD-Rはつけようかな。
トリビュートアルバム本体には、参加メンバーからのコメントは掲載されていますが、私のコメントは掲載されていません。この特典DVD-Rに、私のコメントは掲載される予定。


今日は夕方からスタジオ練習。
新しく挑戦している歌は、うーん、前回30点が、今回は45点くらいになった程度。
自分の才能のなさに、うんざり。(笑)


白い色は恋人の色。

 ● 2006年02月09日(木)  リリーに、きけ
こんなことを書くと「大丈夫ですか」とか、声をかけられるのだが、心配しなくていいです。

そう言えば、昨年11月の東大ライブ直前にも歌う気をなくしたりしていたが、歌とか思いとか、そういったものではなく、もっと根本的なところに疑問を持つ時があって、そういう時は、投げやりになっているように見えたり、暗い顔をしていたり、おもしろくないふうに見えるかもしれないが、そういう作業が必要なサイクルがきているだけのことなので、心配しなくていい。

「かなう夢など夢ではない/かなわぬ夢ほどいとおしい」
というのは頭士くんの歌だけれども、夢がかなわぬことを知っていての夢であることを知っている、というところに意味があるのだと思う。
夢がかなわぬことを知らない人の夢は、それこそ、はかない夢だ。
それはかなわないから。
かなわない夢にこそ、かなう可能性があるのだ。
そしてそれは、夢見ている形とは違う形になることのほうがきっと多いが、後から気がつくような形でかなうのである。

I社のMくん。
昨夜、君の夢を見たよ。
私の自宅近くですれ違いながら、お互い目線だけをあわせて、去っていったけれど、あとで思い直して追いかけていって、君と話す夢を見た。

実際に君と話したいとは思わないが、いったい君が何を考えて毎日を生きているのか、それには興味がある。
破綻しているのにそれを認めず、返せない金をまわし、すり減らし、傷口を広げ、多くのかつての仲間に迷惑をかけながら、毎日を誤魔化して生きていて、何になる。
やめれば、楽になれるのに。
プライドか、自分への尊厳か、それとも、夢か。

その夢は、どんな夢なのか。

じゃあ、自分はどう?と、Mくんなら、見栄っ張りのMくんなら、こっちに訊いてくるかなあ。
儲からない仕事を続けてなんになる。
歌など歌って、即興など続けて、なんになる。
文章などかいて、なんになる。
愛は愛とて、なんになる。(あがた森魚)

貴様になにかが出来るとでも、思っているのか、と。

なにかのためとか、誰かのためにとか、そんなんじゃあないよと、いかにも自分の内側から出てくる表現欲求とか、アーティスト精神とか、湧き出る愛とか、どうしようもない思いとか、そんなことは口がさけても言えないが。

じゃあ、なに?


伊福部先生に、きくかな。
いや、リリーにきけと、あの人は言ってたな。

 ● 2006年02月08日(水)  プレイズ・ライブ
自分のことしか考えていない人は、自分のことしか考えていないとは思っていない。そのことが、疲れる。


午前中は微熱。風邪ではなさそう。
めったに熱など出さない体質なのに、最近は体調によっては熱を出すようになった。体質が少しかわってきているのかもしれない。

午後は電車で出掛ける。
強い風。
凧揚げをする子供達をみかけた。

子供たちの笑顔が、なにより嬉しい。

終了後、外にでると、青と紫の空。
東に白い月、西に沈み行く太陽を見つける。
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 ● 2006年02月07日(火)  あの時、同じ花を見て
出版社の友人Sくんから久しぶりに電話。
彼には佐井好子「青いガラス玉」復刊の時にいろいろ世話になった。
長年務めた出版社を、実は昨年末に辞めたとのこと。今はプーとか。
出版や編集の仕事が出来るなら、たぶん東京にいればまた仕事はあるだろうが、最近の出版業界の条件などはどうなんだろうか。
最近の出来事など、いろいろ話す。

沢口みきちゃんから電話。今週のミーティング日程を変更したいとのこと。
なんだか機嫌も悪そうで、なにかがうまくいってない感じ。
すべて順調な日々はそうは来ないが、がんばっていくしかないのだ。

美川氏から電話。カナダの件など話す。
5月に予定されている非常階段カナダ公演は、一昨年からボルビトマグスのジムから「一緒にヴィクトリアヴィルに行こう」と誘われて行こうと思っていたもの。
当然、非常階段と、ボルビトマグスは別々に出演するものだと思っていた。しかし、実は各々単体ではなく、今回の出演はボルビトマグスに非常階段が合体して演奏するものであり、なんと1時間半くらいは演奏してもらわないと困る...、というもの。
まあいいけど、聴衆は耳が大丈夫かな、と思えるようなセッションですね。知らんでー。

夕方から玩具メーカーで会議。

i-podは持っていないが、携帯に1ギガのminiSDカードを入れたので、i-tuneでいくつかCDを圧縮>入れてみようかと、トライ。
結局何を入れようかとまよったが、普段聞いているプログレ系、チェット・ベイカー、ギャビン・ブライヤーズなど10枚ほど選んでみた。
単品の曲もいくつか。
山本精一くんの曲も。
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 ● 2006年02月06日(月)  ペッカ・ポーヨラ、ではない
元カード屋のアルバイトで、私の紹介で某スポーツ新聞社の記者となり、イチロー番までなりながら、今年からフリーのライターになったOくん。
彼は毎年、NFLのスーパーボウルを我が家でライブ中継で見ることにしている。もう10年くらい、1月の最終or2月の最初の月曜朝8時にはやってきて、衛星放送でアメフトを見るというこのイベントは継続している。
私は別にアメフトの熱心なファンではないが、10数年スーパーボウルは、なんとなく見ていることになる。
Oくんはアメリカのスポーツに詳しいので、いろいろ解説してくれる。そしてなにより、本人が楽しそうだ。
今年のハーフタイムショーはローリング・ストーンズだった。
いつまでこのイベントが続くのかわからないが、出来る限り継続してほしい気もする。これも、彼にとっての青春であろうから。

週末にたまった仕事をこなす。
非常階段DVDの編集も終わり、美川氏に発送。
「生きている価値あり」のレーベル面とジャケの表1などがあがってくる。
音も大阪のスタジオで最終まであがったようで、OKOK。
大阪スタッフと、内容について指示など。

スタジオで個人練習。
新しい歌に挑戦中。

miniSDカードは1ギガのものもあるんですね。
CDの音ならアルバム20枚くらいは入りそう。
切手より小さいサイズに、なんとも言えない気分。
アルバム2枚ほど、収録してみる。携帯に入れてみようと思う。

この間ノルウェーで知り合った、フィンランド人のトミーから、彼のお薦めCDが届く。
Pekka Strengのセカンドで「KESAMAA」。所謂アシッドフォークと言えないこともないが、もっとメランコリックで叙情的。フィンランド語は聞き方によっては韓国語のようにも聞こえる。アジアンなテイストなんですね。
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 ● 2006年02月05日(日)  おわりのとびら
『川のなかにはなんにもいないって思うだろう。でも水の下はにぎやかなんだよ。そう思って自分で気持ちをにぎやかにしているのさ』


旅の楽しみは、本が読めること。
今回もすてきな本を1冊読めた。

帰りの飛行機は、大阪を夕刻に発つ便だった。
夕焼けと共に、空へ。

東京に帰還。

ニュージーランドのエキスペリメンタル・アート・マガジン「White Fungus」
http://www.whitefungus.com/
からメール。また「来月、ライブに来い」というようなメールではなかったが、こちらに興味はある模様。
世界にはノイズや即興に興味がある連中がたくさんいる。

 ● 2006年02月04日(土)  生きている価値、あり
lm11.jpg 160×213 11K大阪へ。

JOJO広重トリビュート「生きている価値あり」のマスタリング作業。
事情有り、四ツ橋のLMスタジオで行う。
エンジニアはオメガサウンドの小谷さん。会うのは久しぶりだ。

スタジオにやや送れて到着すると、スハラくん、猿股茸美都子の3人が先着。
彼らの音源から先にマスタリング。
デフラグメントのミヤギくんも顔を出してくれる。ZUINOSHINのカコイくんの音源を今回収録させていただいたので、その経緯で。カコイくんは来れないので、よろしくとのこと。こちらこそありがとうね。
ペンペンズのみんなやノイズわかめのDSさんも登場、賑やかなマスタリングブースとなった。

音源はまあ発売>購入>聞いていただければいいのでここには記さないが、10ユニットそれぞれが、私の曲を、10者10様にカヴァーしてくれている。同じテイストのものはひとつとしてない。さすがである。
わたしはここに収録の面々は、世界的に見ても、非常に優秀で最先端を行く音楽アーティストだと思う。みんなは自信を持ってくれていいし、彼らのファンは誇りに思ってもらいたい。
私のカヴァーというスタイルが、これほど見事で豊穣な音楽のコンピレーションになったことは、実際に売れようが売れまいが、このアルバム企画がもう成功したようなものだ。
私も嬉しく思う。参加のみなさん、ありがとう。

帰り際、モタコくんが新作マンガを見せてくれた。聞き逃したが、どこかのメディアに掲載とのこと。楽しみです。

アルバムのレコーディングが終了した猿股茸美都子の面々と打ち上げへ。
大阪スタッフのYさん、体調不良で早退。ビール半分も飲まず。大丈夫かな。

 ● 2006年02月03日(金)  心の、どこか、奥で
節分。
中国暦で1月と2月の境目。明日が立春だ。
1月は丑月、2月は寅月。だから節分に描かれる鬼は、上半身が丑(牛、角がある)で、下半身が寅(寅=虎模様のパンツをはいている)、という説があるが、どうなんだろう。

佐井好子さんと会食。TレコードのKくん、Uさんも参加して、有意義な時間をすごす。おまんじゅうのおみやげ、ありがとうね、Kくん。

沢口みきちゃんと会い、新ユニットの準備などを進行。
ペースはなかなかだが、うまくいくといいね。

美川氏と、ドイツのレーベルからの「蔵六の奇病」アナログ盤再発の、レーベルの通販会員のみに配布されるDVDに収録する映像のセレクション。
懐かしい映像をずいぶん見た。
メルツバウの秋田さんがドラムスで参加しているテイクは迫力満点。私はカメラの角度からか、ちっとも映っていないけれど。(笑)
盛岡での、私と美川氏のDUOによる「ノー・カナダ」のカヴァー演奏の映像も。音源はニヒリスト・スパズム・バンドのトリビュート盤に収録されてるが、映像は初出のはず。

Carlos Giffoniから、3月にニュー・ヨークで行われる「ノー・ファン・フェス」に出演して欲しいとメールがくる。
3月なんて、そんな都内のブッキングのように言われてもねえ。
彼が設定してきた日程前後に、私は都内でのライブスケジュールが入っているので、もちろん断る。

夜邪のサロンちゃんから寒中見舞い。
現在、夜邪は活動停止中とのこと。残念だが、またやりたくなったらやればいいさ。サロンちゃん自身は別のバンドをやっているので、東京でたくさんライブをやる予定とのこと。
私も再会を楽しみにしています。
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 ● 2006年02月02日(木)  たましいの場所
トレカ制作現場におじゃまして、沢口さんの元所属していた事務所社長N氏と7年ぶりに会う。相変わらず、元気そう。
現在は別の事務所の社長も兼任のようで、忙しそうだ。
音楽のネット配信の状況や海外市場についてなど、少し話す。

JOJO広重DVD「こころの歌・最後の歌」が海外通販でよく売れている。
昨年のWIRE誌インタビュー掲載、グラスゴーやノルウェー公演などの反響であることは間違いなく、いい感じである。
通販分をパッケージングして、大阪の事務所に送る。

AMSでは中山双葉のCD-R作品がよく売れている。
多くの人に聞いてもらいたいなあ。

カナダのヴィクトリアヴィルで1983年から毎年行われている音楽祭「FIMAV」の、2006年5月の公演に、非常階段で出演することになった。
http://www.fimav.qc.ca/
過去には日本からは、ボアダムズ、アシッド・マザー・テンプル、メルツバウ、灰野敬二、吉田達也、大友良英なども出演、欧州のフリージャズメンの多くも出演しているし、サーストン・ムーアやフレッド・フリス、ジョン・ゾーンなども常連のようで、なかなか豪華なイベントである。
ニヒリスト・スパズム・バンドも何年か前に出演し、楽しかった話をメンバーから聞いた。
うまく進行できるといいな。

ドイツでは非常階段の1st「蔵六の奇病」アナログ盤再発+ボーナストラックの、リリースがこちらも進行中。
明日美川氏と、限定ボーナスDVD用の映像を選ぶ予定。

今年はアルケミーレコードでも、廃盤中の非常階段のアルバムを再発や、再CD化などを予定している。1984年にLPでリリース以降CD化されなかった「VIVA ANGEL」などもCD化する。早ければ5月ころかな。
マスタリングの準備のため、マスター類をそろえる。

来来週の、四国ツアーで演奏する曲の準備を、少し。



ここのところ、不思議な気分が続いている。
まだ自分の赤い糸を肉眼で見ることはできないけれど。


「いったいいくつの名前をもってるの」
「自由に生きるために必要な数の名前」

自由に生きるために。
自由。
そうね。
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 ● 2006年02月01日(水)  世界の約束
howl33.jpg 113×160 6K運命とは、超自然的な力に支配されて、人の上に訪れるめぐりあわせのことらしい。
超自然的な力に支配、とは思わないが、たとえそれが自分の意思で選択した方向であったとしても、実は必然であって、なにかに導かれた結果であったこともあるはずだ。
すべての出会いや場所がそうだとは言わないし、もちろん勘違いや思い込みもあるだろうが、それこそ本人が自分の人生を検証してみればいいことである。

昨夜、会った友人は「人はそれぞれ、落ち着くべき場所に落ち着くように出来ている」と自説を述べていたが、やはりそれも、自分の器や運気を知ることができたからこそ、自然にその場所に落ち着けたのではないか、そう私は思った。

原稿、いや、草稿を書き、練る。

東京は激しい雨。
車庫で車を磨く。

「ハウルの動く城」を、もう1度見る。
(ソフィー)「逃げましょう、戦ってはだめ」
(ハウル)「僕はもう十分逃げた。ようやく守らなければならない者が出来たんだ」

そして、黒い扉をくぐるシーン。
あの意味を、少し考える。

赤い糸のことも。

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