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 ● 2006年09月30日(土)  半月
AMSにて、山崎くんといろいろ話す。
彼と話しながら、結局は自問していることに気付く。

京都へ。
旧友達との時間。
驚くようなことも。

なにがどうなるかなんて、本当にわからない。


半月が京都御所の上に、きれいに見えた。
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 ● 2006年09月29日(金)  hillwood
メロディが浮かんでいるので、鍵盤楽器が欲しいと思う。
ネットショップなどを探す。

そう言えばオレは螺旋階段ではキーボードプレイヤーだった。
ヒルウッド(旧社名はテスコですね)のポータブル・キーボードと、ローランドのアナログシンセサイザーを使っていた。
型番が思い出せないが。


11月5日のギューン祭りは見に行けそうだ。
頭士くんにまた会えるかな。

 ● 2006年09月28日(木)  make me smile
カードの仕事で忙殺。

音楽の仕事はなにも出来ず。

 ● 2006年09月27日(水)  祝!
grp0928001004.jpg 120×86 4K世の中の大半以上の人にとっては、どうでもいい話。

北海道日本ハムファイターズ、パリーグ・レギュラーシーズン優勝。

いや、優勝するとは思っていませんでした。
パリーグはこの後プレイオフがあるので、レギュラーシーズン1位通過といっても厳密には優勝ではないのだが、まあ優勝といっても差し支えない。
少し前の日記で「無理だろう」と私も語っていたように、大方は西武かソフトバンクの優勝と見ていたはずで、大番狂わせもいいとこである。

優勝時のピッチャーは、悪名高いダン野村オフィスが送り込んだマイケル中村、キャッチャーは阪急・オリックス・西武・横浜と渡り歩いたベテラン(ロートル)中島である。
メンバーも、巨人のように余所から連れてきた大物選手はほとんどおらず、ほぼ優勝経験のない生え抜きばかりだが、よく言えば個性派集団、悪く言えば寄せ集めのようなチームである。お国関係だけを見ても、韓国+イラン+パナマ+オーストラリア+MLB帰り+日本という組み合わせで、そのバラエティに驚く。

万年Bクラスのチームがまとまったのは、もちろん球団や監督やファンの声援のたまものであるとは思うが、春の"新庄今期で引退宣言"と金村の"ソフトバンク・ズレータからの暴行事件"がこのチームを強くした気がする。

その金村はこの最終盤になって監督批判を行ってチーム離脱、今オフのトレード要員となった。この不幸な事件が、なんとまたチームを強くして、どう見てもソフトバンクの連勝、よくて1勝1敗と思っていた2連戦に連勝した。

つまりは、マイナス要因を利用して、逆に強くなっている気がするのだ。

私は全盛期70年代の阪急が好きだったが、あのころの阪急は、まるでレイプスの新谷くんのように『強いもんが勝つんじゃあ!』といった暴快さがあったが、今年の日本ハムはむしろ"負け犬"が根性を出した、という感じがする。

まあ世間にとってはどうでもいい話だ。
注目されていない連中こそ、おもしろいことをやってくれ。

 ● 2006年09月26日(火)  I LIKE COLA
hgf.jpg 120×120 5K別のCDを探していたら、「ハードコア不法集会」が出てきて、つい聞いてしまう。

ラフィンとかはやはりポップ過ぎて違和感ありありだが、でも80年代にはハードコアという同じくくりにいたんだなとなんだか不思議な感じ。PONにも長く会っていないが、元気だろうか。
このアルバム、やはりOUTO、ZOUO、GISM、LIPか。若いけれども、どうしようもなく重いものがその根底にある。
70年代のロックはもてはやされて何度も本になっているが、80年代のハードコアの連中がちゃんと本になったり、資料を集めたり、現場の人間やミュージシャンがきちんとインタビューされたことは、もう長いこと行われていない気がする。DOLLにしても、パンク史家とかいう人も、あちらこちらのパンク特集も、ここが欠けている。

ブッチャーやジャジャには今年の3月に会えた。元気で嬉しい。
チェリーに、無性に会いたい。
彼にスタジオあひるで初めて会った時のこと、ファンダンゴの3階の駐車場で最後に会ったこと、今でも鮮明に覚えている。


過激とか、凶悪だとか、変態だとか、そういった音楽を趣味で聞いている、趣味で演奏している、作品を収集しているという人には、悪いがまるで興味がわかない。
音楽など、問題ではない。
結局はその人間の本質、人間そのものにつきるのだ。
"ハードコア"とは、そこのことだろう。

 ● 2006年09月25日(月)  dream baby dream
昨日の日記に皇室のことを少し書いたので、きっと反応(多くは反発の)があると思っていたが、やっぱりありました。いくつかメールをいただきました。

まあね、紀子さまは「紀子さま」という名前だから、他に書きようがないしなあ。
別に私が右翼とか、天皇制信者とか、そういうんじゃあないですよ。
ただね、9月6日に帝王切開というのには、気学の上でのわけがある。それは報道はされない。これは例であって、そういうテレビや新聞、雑誌、ネットも含めて、報道されないことはたくさんある。
まあ書いてあることをそのまま信じたり、そのように誘導されたりするのが普通だしね。それでいい時もあるし、そうじゃない時もある。
例えば事件があって、被害者を悲惨に報道することでセンセーショナルな視聴率を稼いでいるのがマスコミで、最近はそれがさらに過度になっている。みんなが犯人を憎むように誘導される。そのとおりの時もあるし、そこまででない時もあるし、誤報の時もある。
まあ、疑い深い人は、嫌われるけどね。(笑)
『悠仁"さま"がお生まれになりましたので、さあ国民みんなでお祝いしましょう』とオレは昨日の日記に書いた覚えはないけどなあ。
そう見えるのかな?まあ、どうとでもとってくれ。

とりたてて過敏になるのも、まるっきり無視するのも、あえて触れないのも、おかしいと思うけど。

「ロック画報」最新号・裸のラリーズ特集も、同じ意味で、とりたてて過敏になるのも、まるっきり無視するのも、あえて触れないのも、おかしいかな。(笑)
たぶん誤字や、間違ったデータもどこかにあるのだろうとは思うが(ロック画報はいつもそうなので)、ラリーズの資料本としては過去最高のものではないか。
水谷さんのインタビューがないのはしかたないけれど、外堀はこれでほぼ固めた気がします。ただ、新しいものはあまりなかったし、だからどうなんだという部分はやっぱり結論が出ていないようにも思えたかな。
まあ、編集側にもいろいろ言い分がありそう。



郵便の魔術。
たからものがまたひとつふえた。
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 ● 2006年09月24日(日)  book at kiosk
先週の水曜日くらいから、メロディが浮かんできているので、今日はギターを弾いてみた。
3曲ほど新曲のベースが出来た。
先週1曲できているので、都合新曲は4曲出来ている。
ライブで演奏していてレコーディングしていないカヴァー曲などもいくつかあるので、もし年内にレコーディングに入れそうなら、録音してしまおうかなとも思う。

歌詞もまだベースが出来ている状態で、こっちはもっとつめる必要がある。

しかし、録音して、リリースするのかな。
なんだか私家盤のような感覚で進めているので、好きな人や知り合いに配って終わるような気もしている。
リリースするかどうかは、録音が終わってから決めよう。
どっちにしても、発売記念ライブとかはしない気がする。

今日は下北沢にヤボ用で出向く。
途中、電車の車内で、i-PODでガンガン音楽をならし、しかしイヤホンは片方だけで、両手に2つの携帯を持ち、ひとつの携帯で通話しながら、別の手の携帯でメールを打っている若者をみかけた。
なんて、器用な。
お前には脳ミソがいくつある?ひとつわけてくれ。

駅売店には紀子さまの笑顔を掲載した悠仁さま誕生増刊号を見かける。
紀子さまの顔はいい笑顔だな、三上さんの言う通りやっぱりあっこちゃんに少し似ているかなとか思ったり。
元々の予定日は9月下旬だったから、9月6日に帝王切開にしたのは、気学の月命や傾斜にあわせたのかなと思ったり。
きっと男前だ、悠仁さまは。
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 ● 2006年09月23日(土)  書きなおし。
gedou.jpg 91×123 4K吉祥寺へ「ゲド戦記」を見に行く。

7月に公開した時から、夏の終わりにひとりで見に行こうと決めていた。
吉祥寺の小さな映画館、263席に観客は20人程度だったろうか。

酷評が多かったわりに、まあ見れる内容だったと思う。
原作と比較する意味はあまりないだろう。
確かに、もう少し作り込む時間は必要だったかもしれないが、メッセージはちゃんと織り込まれている気がする。
それでいいではないか。

DVDは買わないかもしれないが。


邦画で「恋と花火と観覧車」とか「高校教師(映画版)」とかは、DVD化されていない。たぶん、なんないんだろうなあ。

 ● 2006年09月22日(金)  ロックロックで岩オコシ
弦を買いに(本当はそれだけではないが)街へ出る。

新星堂「ROCK INN」は名前はダサイ、おいているギターも子供っぽい、ヴィンテージのほうは妙に高いというややトホホな店だが、便利なので使ってしまう。
じゃあ「イシバシ」が格好いいかといえば、格好良くないもんなあ。

弦を買うくらいどこでもよさそうだが、まあ、ここで、と決めている。

自分の住んでいる町内に楽器屋もあるが、弦はアーニーボールしかおいてないし、シールドは全然おいていない、ギターは手作り楽器のみ、という、一風変わった、というかめちゃくちゃヘンな楽器屋なので、改造してもらう以外には使ったことがないのである。

ROCK INN には、ダブルネックのZO-3が飾ってあり、驚いた。
天国への階段でも、演りますか!?
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 ● 2006年09月21日(木)  マイアミ
コラム「こころの歌・最後の歌」を書き出したのは、もう5年も前になる。
自分の聞いてきた音楽を100本くらいコラムにして書いて残しておこうと思ったのである。
JOJO広重とか、アルケミーとか、その辺の音楽の裏側には、こんな感じの音楽があるのかと、なんとなく思ってもらえれば、という気持ちと、JOJO広重/アルケミー/非常階段/ノイズといった、短絡的なイメージではなく、もっと普通の音楽や、ずっと平凡な思いがあり、その先にそういった過度なものがあるのだということを、音楽作品を紹介しながら伝えたかったのだと思う。


今日はとある方から、私のコラムを読んで初めて「ガン・クラブ」を知り、最初はピンとこなかったが、昨年からすっかりはまってしまい、全アルバムを揃えるに至った、という旨のメールをいただいた。

「佐井好子」は私のコラムや原稿からその存在を知ったという人も多いし、いつだったか、ミュージシャンの友人から、やはり私のコラムで初めて「加橋かつみ」を知り、全アルバムを購入し、『こんな素敵なシンガーをお知えてくださってありがとうございます!』と手を握って感謝されたこともある。

もっともっとこんな風に、音楽や本や映画をセレクトして紹介していけたらと思う。そんな思いで、アルケミーブックストア(本)やモンドルーム(映画)やアルケミーミュージックストア(音楽)もひらいたが、ミュージックストア以外は経営がなりたたず閉店、自分の力不足と後悔に苛まれている。
伝えたい、残したい、という気持ちが無くなることはないとは思うが、例えば小西さんのハードスタッフが何年も出版されないように、現実問題(時間、資金)やモチベーションの維持力の低下などには、やはり勝てないという結果が待っているかもしれない。

でも、しかし、とも思う。
誰かから「お前なんかいらねーよ、さっさと消えな」と言われれば言われるほど、「ばかやろう、お前の何倍もオレはおもろいことや、しょーもないことや、どうしようもないことや、死にそうなことや、神降臨みたいなことや、天使のような夢や、こわれそうな気持ちや、血まみれのどろどろなものや、奇蹟のいくつかを知ってるんだよ」と叫びたくなるのだ。

こんなことを書いていないで、依頼を受けた原稿を書かなくちゃ。
はは。
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 ● 2006年09月20日(水)  飛んでいきたいな
maho111.jpg 160×213 14K空を飛べるなら、飛んでいきたいと、そんなふうに思ったことはないか?

子供のころだけ?

子供のころも、そんなことは思わなかった?

そうか!?

 ● 2006年09月19日(火)  思い出は ひとつの魔法
昨日は東京スタッフRと、彼女のK子ちゃんが出会って2周年の記念日だった。
こういう記念日を持つことは、いいことだね。

出会いは一瞬で、決まる。

 ● 2006年09月18日(月)  すまん!
体調をくずし、夜のライブには行けず。
佐々木くんも、川口くんも、ごめんね。

 ● 2006年09月17日(日)  友人との会話
早朝から新潟へ出張、仕事。
風邪をひきかけているのがわかるが、しかたがない。

帰りはカードの同業者の車に乗せてもらい、いろいろ話ながら帰る。

彼とCDの話になり、興味深い話をしてくれた。
音楽や映像などは結局は「データ」になってしまうので、最終的にはレコードやCDやDVDといった仲介媒体は不要になるだろう。
やがてレーベルや(大手の)レコード会社というものも不要になり、アーティストは自分の作った作品を、直で、つまり自分自身で販売するようになるだろう。
そして「ライブ」だけはデータ化できないので、ライブ演奏と、レコーディングと作品販売というスタイルに定着するのではないか。
そういった内容の話をしてくれた。

例えば、沢田研二などは、もうそのスタイルで実際に活動しているではないか。

自主制作のもっとスマートな形に、音楽データ販売というものは集約されていくのかもしれない。
同じCDをCDショップで何十万枚も販売する必要は、いずれなくなるのだろう。

AMSも、やがてはアルケミー・データ・ショップ、つまりADSになるのかな。(笑)

かれはパソコンやネットにも詳しいので、その関連の話もいくつか。
ネットに落ちているものは、それが著作権のある音楽だろうが映像だろうがそれは「無料」という感覚と、それを見たり聞いたりダウンロードしたりすることに関して「罪悪感」はほとんどないだろう、という結論に。
しかし、そういった権利は平然と侵しておきながら、自分の生活の権利が少しでも侵されそうになると、大声で権利を主張するだろう、と。(笑)
数年前の『輸入権問題』のことを、思い出す。
あの時、輸入盤が買えなくなる、と、大騒ぎしていたのは、誰だったか。
そう言っていたみんなは、不法ダウンロードや視聴や、ブートレッグの購入はいっさいしていないのか?本当に?

植草一秀教授の痴漢容疑逮捕や、その後の開き直りなどは爆笑ものだが、結局同じようなことを、どこかで誰かがしている気がするな。
『バレなきゃなにやってもいい。見つかったら開き直れ』ってか。

ラリーズのブート話も大笑い。CD-Rを何千円も出して買う連中がいることが信じられないと。そりゃそうだ。誰か1セット買って、それをコピーすればいいもんなあ。モダーンミュージックも1セットだけ仕入れて、自分とこでジャケット作ってコピーして売ればいいのにね。そのほうが儲かるじゃん。(笑)
と、音楽とは別世界の友人と話すと、すべて明快で、楽しい。

コピーすればすむものを、今まで高い値段をつけて売っていたほうがおかしいのだ、とは、たしか20年以上前の早川義夫さんの弁。当時はカセットテープの普及へのコメントだったと思うが、四半世紀過ぎても同じようなことをくりかえし、結論が出ていないのは、おかしいね。

CDもいらない、ショップもいらない、レーベルもいらない、過去の音源だけあればいい、ですかね。できたら無料でね、と。
つまりはそういうことなんだな、たぶん。

さて、新曲でも作ろうかな。

 ● 2006年09月16日(土)20:31  夢のまた夢
少し風邪をひきかけている。
眠い。


小学生の男の子たちと、小一時間、遊ぶ。
小学5年生の野球少年たち。

夢は、どこにある。

 ● 2006年09月15日(金)  timegal
「毒蛾」ではなく、「毒牙」。


カードのお客さんの常連さん「H田さん」は、某大学の図書館員だけあって、本をたくさん読んでいる。
一ヶ月に新刊書20冊は読むらしく、そのほとんどが国内作家、ミステリーや現代小説である。
私の読む本は、もう死去してしまった作家がほとんどだが、新刊の小説をバンバン読む、読書力には恐れ入る。

もっとも、専門が違うだけで、こちら側の人なら一ヶ月にCDアルバムを20-30枚購入して聞くのはなんの問題もないかもしれない。
一ヶ月に20冊なんて甘い甘い、私はもっと読んでいる!という読書家の方も、けっこういるだろう。

ただ、CDを聞く作業と違って、本を読むのはどうしても時間のかかる作業だ。
速読というのもあるのだろうが、はたしてそれがいいことなのかどうか。


中山双葉のジャケット・アートのほとんどが、デザインがあがってきた。
オールカラーで、なかなか美しい。そしてどのページも、彼女の魅力であふれている。
彼女の「旬」をとらえることが出来た、そんな気持ちになった。

オビにはペンペンズのモタコくんや、巨人の水内義人、あふりのオニちゃんがコメントをよせてくれている。
どれも、すてきな言葉だ。

もうひといきだね、双葉ちゃん。
いい感じだよ。
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 ● 2006年09月14日(木)20:53  music of sound of music
徳島の小西さんより2度ほど電話いただくも、不在にしていて出れず。
こちらからお電話すると、私の昨日の日記を見て、そのとおりだと思ったとのご意見をいただく。

本の編集者も最近はメールやFAXでやりとりをすませ、原稿を実地に取りにいかない。
実際に本人に会い、話をし、雑談をする、そういうところからコミュニケーションも生まれるし、次の企画の話ができたりする。
メールで原稿のみをもらっているような現状では、それまでで、それ以上のものがなかなか生まれにくい。
小西さんの話を要約すると、このようなものだったろうか。

でもね、小西さん、そうなんだよな、と思いながらも、それでもやはり電子化やネットの便利さには負けてしまい、流されたり、消えたりすることになるのだろう。
携帯は持たない、メールはしない、くらいの度胸が必要か。


ほかにもいくつかメールや電話をいただく。
数日前の日記を読んで、私とモダーンミュージック/PSF/生悦住さんとの仲を心配していただくものあり。(笑)
なんの、別になんもかわらないですよ。人がやっている商売に、誰も指図できないしね。無理があれば、やがて反動がある。それだけのことです。
お互い様、いつだって。

「JOJOさんはラリーズ嫌いやったんですか!」ってのもあったな。(笑)
いえいえ、私の連載コラムでも取り上げているじゃないですか。公式リリースの3枚あれば、それでいいと思うだけ。
年の功で実際にライブも見ているしね。水谷さんがどうで、観客がどうだったかも知ってます。
笑える話もあるけど、こんな無料の日記で話すわけにはいかねえな。(笑)

ライブのお誘いもいくつかいただく。
ソロも非常階段も、年内はやらないつもりにて、ごめんなさい。
いろいろ準備中。


午後、モダーンミュージックでOくんやAくんと馬鹿話。
Aくん、中学生とつきあってはいけません。(冗談&笑)


友人のblogに「サウンド・オブ・ミュージック」のサントラの話。
私も好きな映画なのでコメントしたら、ちゃんとコピーを送ってくれた。
歌があまりにも美しくて、こころにしみる。
80年代末だったか、ジュリー・アンドリュースが喉の腫瘍手術失敗が原因で、もう昔のように歌えないという結末は、あまりにも悲しすぎるが。


蝶になって、飛んでゆき、そこに止まりたい。
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 ● 2006年09月13日(水)  物欲番長の引退
先日NHKのニュースを見ていたら、町田くんが登場して、びっくり。
辞書のニュース、いまはネットやネット対応の電子辞書が旺盛だが、紙の辞書のほうが、その探している言葉のまわりや、そこにたどり着くまでにイメージを喚起させられるという話。

先週フジヤマで渡辺さんと話した時も、ネットで情報を検索>目的のものだけを抽出する情報入手の方法への疑問を話してくれた。やはり紙媒体の新聞などを読むほうが、目的の情報にたどり着くまでに、様々な情報を読む鳴り流し読むなりしているうちに、いろいろな情報を収集するものだ、それのほうが自然であるような旨。

目的のものだけ欲しいというやり方は、曲のネットダウンロードにも通じる。

イメージングや想像力、創作するマインドなどは、確かにネットでものごとを検索する時代には育ちにくいかもしれない。
目的のものをさっさと手に入れてしまう>結局は非常に浅いものしか吸収しえていない、ということから、そのことに気がつかないことのほうが多い気がする。

便利とはなんて不便なことなんだろう、とは、渡辺さんの弁。

例えばあるバンドのアルバムを聞きたい、ネットで検索して調べて最も優れていると評される作品を聞く、それでこういうバンドなんだと理解する。
この行為のどこが悪いといわれても、なかなか説明しにくいが、「最も」とか「一番」とかいう選択の仕方ほど、中味のないことはないのである。

もう、うまく説明できないことのほうが多い。
しかし、言葉を発して、話し続けるしか、方法はない。

欲しいものはいまはない。

 ● 2006年09月12日(火)  ok?ok.
ライブや仕事で地方都市に行くと、アメリカみたいだなと思う。

郊外に巨大なショッピングモール。
サティやジャスコだったり、ツタヤだったり、宮脇書店だったり。
シネコン。
ファストフードのお店。
巨大な駐車場。
コンビニ。

駅前の商店街、昔からの商店街は壊滅状態。
なのに駅は妙に立派だったり。
図書館など、公共施設は妙に立派だったり。
高速道路や道も整備されていたり。

通販やネットでたいがいのモノや情報は手に入り、コンビニの雑誌も同様に情報を伝える。
音楽も、本も、映画も。

そしてその環境で、たいがいは満足できているのではないか、と思ってしまう。

それでいいのかな。
それで。

 ● 2006年09月11日(月)  読書の秋
読書の話になり、押入から本を出してきて、流し読む。

バロウズ「ノヴァ急報」、懐かしい。

日影丈吉。この人の本はいいですよ。
「恐怖博物誌」という本はわりと入手簡単なので、ネットなどで検索してみてください。
彼の名作「狐の鶏」「東天紅」などが収録されている。

私はこの日影丈吉の「吉備津の釜」が、日本人作家の書いた小説では一番怖い作品だと思っている。
たぶん書棚の奥にありそう。引っ張り出してきて、読もうかな。
「泥汽車」も名作で、いつか宮崎駿に映像化してほしい幻想作品。

本の話をしだすと、あれもこれもになってしまう。

メルヴィルの傑作「代書人バートルビー」はどこにしまっただろう。
アルケミーのアーティストの音楽が好きなら、死ぬ前に1度読んでおいてほしい。
故・林くんもこの話が好きだった。
私は国書刊行会版を持っていて、英語の原書も買った記憶があるが、さて、どこにあるのかな。

先週は「卜筮正宗」をようやく入手した。国会図書館にあるのをコピーしようかとも思ったほど読みたい本だったが、2年ほど探して入手できた。

本は、音楽以上に、出会いである。
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 ● 2006年09月10日(日)  宗教のくせにえらそうにするなよな
誤配の郵便物をモダーンミュージックに持参。
店長の生悦住さんは不在だが、カウンンター越に取り置きの「3/3」のLPを目にして、やはり嫌な気分になり、Oくん相手にブツブツ言ってしまう。

「3/3」はよく売れたようで、ひとりで3枚も買う人がいたとか、初回プレスは完売で、シャドックスという発売元のドイツのレーベルはセカンドプレスに入ったらしいとか、どうもこのレコードの再発は、現日本在住のベルギー人(知人・レーベルもやっている、といえばわかる人にはわかるよね)が暗躍しているのではないかという疑惑があるなど、聞いていて嫌な気分になる話をOくん連発。

裸のラリーズのブートの話、もうこの日記にも書きたくないし、生悦住さんにもその話はしたくないけれど。
でも今日はOくんには、ロック画報次号/ラリーズ特集号に、モダーンミュージックは「ラリーズブート、全タイトルあります」と広告をうつべきだと、つい毒を吐いてしまう。ブルース・インターアクションの広告サン、マジで営業して、実現してね。オンラインカタログにも掲載して、店頭にも平積みして堂々と販売しているのだから、堂々と広告すればいいし、バンバン売ってコレクター相手に荒稼ぎして、とにもかくにも儲けてください。

モダーンミュージックは日本のアンダーグラウンドロックを長く応援してきた店だから、きっと3/3やラリーズのブートレッグをガンガン売ってガンガン儲ける資格があるのでしょう。
例えPSFというレーベルをやっていたとしても。
その所属アーティストが上記の件をどう思おうとも。
ただ、アルケミーの商品は、モダーンミュージック店頭からの引き上げを検討します。ignuitasやuniviveの商品といっしょにアルケミーの商品が並んでいるのが、どうしてもがまんできなくなってきているので。


元々は政治団体で、結局は宗教でしょ。
ロックの世界で、それは海外のバンドもいくつかはそうなったし、そうなってしまっているけれど、それは伝説でも神秘でもなく、そうなってしまえばむしろ陰鬼のような下俗なものです。
ニセ宗教の高い壷を売っている/買わされているようなもんなんだよな。
加藤さん、ロック画報でここまで、書ける?(笑)




夕方に、携帯に電話。
ペンペンズのモタコくんより嬉しいニュース!
絶対行くよ!

 ● 2006年09月09日(土)  金寿司のおやじは全然かわっていなかった
zueq.jpg 160×213 5K夕方に、三軒茶屋フジヤマに行く。
途中の銭湯の煙突が、いつものようにスクッとたっている。
美しい。


なにか思うことがある時は、いつも渡辺さんに、なんとはなしに話にゆく。
渡辺さんは一般論や、第三者的意見ではなく、自分の意見をちゃんと話してくれる。正直に、思うままに。

その通りにするかどうかは、私の選択であって、私はその渡辺さんの意見を聞きに行っているのだから、それでいいのだ。

今日もそうだった。
20年前も、そうだった気がする。
フジヤマで、渡辺さんの話をきいたね。


いつも、ありがとう。


夕飯、二人で、10年ぶりくらいに近くの寿司屋に入った。
にぎり寿司の「上」と「特上」を頼んだ。
私はふたりでそのふたつの寿司を適当につつけばいいかなと思っていたのだが、渡辺さんはススッと「特上」の寿司の入った器を手元に引き寄せて、ひとりでパクパク食べていました。(笑)
きっと渡辺さんは私より長生きするな、と思いました。

 ● 2006年09月08日(金)  旅行鞄
今日は母の誕生日にて、実家に電話を1本。

『あしたはあんたやけど、おたがいになんもせんとこな』

はい。
元気でいることしか、できませんが。

 ● 2006年09月07日(木)  you need it?sooooo!
私がこの日記で裸のラリーズや3/3のブートレッグの話題をすると、かえってそれが宣伝になり、それを買い求める人が増えるのではないか、と指摘を受ける。

なんの、モダーンミュージックのHPから、オンラインでクリックひとつで買えるのだから、買いたい人はそこからどんどん買えばいいのではないか。

米タワーレコードが倒産する時代である。
どこでも買えるメジャーな商品は、アマゾンなどのオンライン通販で買えるし、i-podユーザーならダウンロードも容易。送料無料。
小さなお店は、ブートレッグやCD-Rなど、大手が取り扱わない商品を揃えるしかないか、ディスクユニオン形式で、特典をつけることによって顧客の囲い込みをするしか、生き残りの道はないかもしれない。
どこにもないものばかりを店頭に置くことは、ブートレッグ専門店にでもならない限り、無理だろう。

そのうちアルケミーの廃盤アイテムで売れそうなもの、すなわち「ハナタラシ」や「INU/牛若丸」なども、ドイツかどこかで精巧なブートレッグで発売され、本人やレーベルが嫌がったり怒ったりしたところで流通し、ネット通販やどこかのお店で販売され、貴重だレアだと言われて買われていくのではないか。

そう思うと、もう何もかもどうでもよくなっていくような、そんな気分になる。



フジヤマのHPを久しぶりに除いてみると、フジヤマ日誌が再会されていた。
シンタロウの件に、涙する。

キミハコノキモチガワカルカイ?
ホントニ?

オモウコトノ、ソノオモサヲ。

 ● 2006年09月06日(水)  for your pleasure
「ネコじゃらし」とはこれいかに。
今日は『ニャンコ記念日』だ。(笑)

 ● 2006年09月05日(火)  雲の影
33.jpg 100×115 2Kモダーンミュージックに行くと、「3/3」のブートLPが販売されている。
え、こんなの、いいの?と、またもや嫌な気持ち。5900円だって!
いやはや。

ドイツプレスとかいったって、モダーンミュージクはPSFという国内アーティストを扱うレーベルでもあるわけで、ほんまにええんかいな、という気持ちになるなあ。
もし灰野さんや三上寛さんの貴重な音源がドイツ盤ブートで出たら、それも扱うのかな。

3/3については、チコ・ヒゲさんと最近仲良くしているから、よけいに気になる。

確かに貴重な音源だが、その理由だけで、誰も知らないような人が勝手に再発して、その音源が出回る。
もちろんブートレッグとはそういうものだし、私も若いころは海外アーティストのブートLPをたくさん買った。
ブートレッグ自体を否定はしない。
でもなんだか、同じブートレッグでも、これは違うんじゃないか、と思うものが最近目についてしまう。

裸のラリーズの音源にしても、昔のコウイチロウがやっていたような、コレクター同士のテープ交換は、ぜんぜん否定する気持ちがないのだけれど、ここ数年出回っているuniviveのCD-Rはジャケットがしっかりしていた分、CD-Rという部分に愛情がない気がして、どうも賛同できなかったこともある。
今更「プレスになりました」と言われてもなあ。

裸のラリーズはぜひ公式に120枚組とか、150枚組とか、ギネスに載るようなCDボックスセットをリリースしてほしいなあ。

つまりは、音楽じゃないところで、リリースされたり、販売されたり、評価されているところに、納得できないのだろう。
そのあたり、ロック画報次号は、どこまで裸のラリーズを評論できるのだろうか。言葉の無力さを痛感させられるのか、それとも、ああやっぱりな文章を読まされるのだろうか。
評論は無力であり、言葉は無力であり、音楽も歌も無力なことを感じるような号にならないでいてくれることを、望む。

加藤さん、がんばってね。
カタログ本はもういらないからね。


丁度、パソコンのおいてあるデスクの前にある窓を見上げると、ふっくらとした半月の月が見える。

 ● 2006年09月04日(月)  元気か。
ダンスマカブラのワッティと久しぶりに電話で話す。

 ● 2006年09月03日(日)  horses
ミュージシャンは音楽だけやってたってだめだ、というのは三上寛さんの言葉だが、同じく、普段自分の生活のまわりにいる人たちだけで過ごしていてはだめだ、という考え方も出来る。

人はなまけものにできているし、楽なほうになびくようにできている。
自分に都合の良い人だけを、まわりにおきたがる。
普段はつきあわないような人たち、違う世界の人たちと、なるべく自分から接する機会をもったほうがいい。

鬱にしても、自殺にしても、犯罪にしても、結局は視野の狭さに原因があるのではないか。物事を一方からしか見れないから、実際に他に選択肢がないように見えるのではないのか。

死にたい、死んでしまえ、と思うことまで否定しなくてもいい。
ただ、リスカを何度繰り返したところで、何も変わらない。
「どんな人」でも、「できることはある」し、「道はほかにもたくさん用意されている」。


今日は、馬を、見た。
人も。

入院先に、少し、お見舞いに行く。
気持ちだけ。ほんとうに。

小さな夕焼けを、車窓から、見た。
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 ● 2006年09月02日(土)  泳ぐ人、も好きな話
mimi666.jpg 100×153 5Kプロ野球。
昨年は楽天を応援していたが、今年は日本ハムを応援している。
プレイオフの上位3球団入りは確実で、首位も狙える位置にいるが、おそらくは優勝は無理だろう。
新庄の引退宣言がかえってチームをまとめた感があり、ルーキーの八木、2年目のダルビッシュがそろって二桁勝利したり、マイケル中村がきっちりと抑えの仕事をするなど、好材料は多い。
影の女房役、中嶋聡の活躍も下支えしている。彼は阪急ブレーブスの1986年ドラフト3位で、現在数少ない阪急からの生き残り選手である。阪急、オリックス、西武、横浜、そして日本ハムと渡り歩き、今夜も途中からマスクをかぶり、西武の足の速い赤田の盗塁を刺し、試合を決める3点タイムリーをはなって、お立ち台に登っている。
こういう選手に、オレは弱い。(笑)
明日もがんばれ、日本ハム。
しかし、結局は、ダメだろう。
でも、がんばれ。
中嶋も阪急魂(そんなものはないか)をみせてくれ。


稲川淳二は好きだが、「新耳袋」もひととおり読んでいる。
「山の牧場」の話も好きだが、一番好きなのは、人の寿命がわかる男の話。その男は死相が見えるとかではなく、人を見て、ああこの人は死ぬまで後何年くらい、というのがわかるそうだ。
つまりは、普通は人を見て、この人は20才くらい、この人は50才くらい、というふうに見る。生まれてから何年くらいたったかを、姿や顔をみて、判断しているのである。
その男は逆に、人を見て、死ぬまで後何年くらい、というふうに見えるのだそうだ。普通の人とは逆の方向から年齢を見ているだけのことなのである。

この話は、人の生死だけでなく、ほかの物事にも、視点という意味合いから使えそうなエピソードではないか。
そういえば山塚アイがやっていた「UFO OR DIE」は、曲を逆方向から演奏するということをやっていたな。
だからなんなんだ、と言われてしまえばそれまでではあるが、発想の転換としては優れたものだったかもしれない。

 ● 2006年09月01日(金) 
少し前の記事だが、西日本新聞夕刊>
http://news.goo.ne.jp/news/nishinippon/shakai/20060829/20060829_evn_006-nnp.html?C=S

飲酒運転による悲惨な事故があった直後にもかかわらず、55件も飲酒運転の検挙があったという記事。
『少し酒を飲んだからといって、車の運転ができないとは、だらしない』
『車できているからといって「飲めない」とは言わさない』
こんな話は福岡でなくても、昔も今もきく話ですね。
田舎ほどそうだろう。
私も10数年前、愛知県一宮市の友人宅に行った時、どこかの飲食店に車で行ったにもかかわらず飲酒をすすめられ、断ると上記のようなことを言われた記憶がある。
酒を飲めないやつはだらしないと言われ、飲んで運転ができないとこれまただらしないと言われる。
そんな世界、まわりにないですか?
こういう話こそ、生きてる日常が嫌になるような話のような気がする。

飲酒運転で命をなくした友人のことを、思い出す。


佐々木匡士くんから手紙をもらう。
数日前に私の日記で彼を取り上げたことを喜んでいる旨と、関西・関東のライブのお知らせ。どこかで行きたいな。

<佐々木匡士ライブスケジュール(関東&関西)>
 9月18日 吉祥寺MANDA-LA2
 9月19日 高円寺・円盤
10月23日 なんば・ベアーズ
10月28日 秋葉原・グッドマン
10月29日 江古田・フライングティーポット
11月 2日 京都・ウーララ

行けるとしたら吉祥寺かな。
まだ彼のライブを見たことのない方は、ぜひ足を運んでみてください。


モダーンミュージックに頼まれていたCDを届けにいくと、生悦住さんから、私が昨日の日記に書いていたことを伝えにきた客がいたことを言われる。大笑い!
生悦住さんに『花まつり、いりませんか?』って言われちゃったよ(笑)
いりまへんがなー。
ignuitasもuniviveもモダーンミュージックも、がんばって儲けてね!

モダーンミュージックでばったり、科伏こと坂口さんと会う。
出張でこちらに来ていたとのこと。彼のレーベルでのIDIOTの音源リリース予定の件など、少し話す。
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