甘い生活苦タイトル画
タイトル画:武川雅寛・白井良明(ムーンライダーズ)

 2003年6月 第16回

 「この作品は、12歳未満の観客には、不適切と思われる場面があり、なるべく保護者同伴にて・・・云々」

 家のモニターではない、大スクリーン&デジタルサウンドのド迫力を前に、「アクション映画」イコール「劇場」やはり「生」、てな事を体感させてやりたく、日曜日。妻と長男の不在をいいことに、次男、三男引き連れ、劇場チケット売り場までやってきた。

 で、冒頭の但書。ド迫力もいいのだが、5歳と3歳の子に残虐な残酷描写は如何なものかと、ここは保護者として、父親として、チケット売り場を後にした。手には大人1800円、子供1000円の当日券2枚握りしめ。

 映画館に行くときは、たいてい1人なので、気にもとめてなかったが、要るのですね、子供料金が。しかも、3歳から。この後、三男は昼寝の時間とバッティングしており、それに1000円はちょっと、とセコ制御が働く。さすがに次男を3歳というのは、見た目無理として、三男坊には「お前は2歳だったんだよ」、と言い聞かす。ハラハラしながら、いざ入場。

 手のひらに、びっしょり汗をかいていた。この「行為」に対し、正直、料金を払いたいぐらい、面白緊張させてもらった。やはり「生」が一番。

 一般的にここだ、と思える不適切な場面に、次男、三男揃って手を叩き叫び喜んでいた。我ながら、息子たちのセンスの良さに、脱帽。将来に期待してしまった

 最後に、この作品「あずみ」の感想。観るに耐えない上戸彩のヘタな殺陣を、「絶叫マシーン」ばりのカメラワークで追った様な映画だった。でも、彩ちゃんかーわいい。(c 遠藤憲一)


←個人的にここだ、と思う不適切な場面は、遠藤憲一扮する傭兵・一心の登場場面全て。だーい好き。

葛城より:来月、香川にうどんを食べに行きます。詳細は次号。伸びないうちに早めに報告します。

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※「シネマックスモナムール」(全12回)は、2001年に葛城さんに連載していただいた、熱く濃ゆ〜い、日本映画コラムです。読みたい方は下記バナ−をクリックして、ご覧ください。


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